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二年生 魔物の討伐と元凶編
21 裏切り
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俺はあるところに向かった。そこは授業の準備室。そこにいる先生に俺は用があった。
「先生!」
俺が大きな声で呼ぶと先生は座っていたがやがて立ち上がり言う。
「何だ?」
先生は、嫌々そうに答えてくる。俺はそんな先生にイラついた。
「俺が来たってことは、何が目的かわかるでしょう?」
そう聞くと先生は俺の方に近づいて言う。
「何のことだか…わからないなぁ」
先生は俺の肩を叩きながら言う。肩を叩いた力は強かった。先生は俺が何を聞きたいのかわかるのだろう。
「先生…ストレートに聞きますが…あなたがこの学校に魔物を出現させている原因ですね?」
そう言うと先生は準備室を出ようとする。俺はそんな先生の背中を掴んで言う。
「先生!逃げるんですか?」
先生は俺の掴んだ手を力ずくで離して逃げる。俺は先生の後を追いかける。すると先生は急に止まり俺は先生の背中に思いっきりぶつかる。俺は頭を押さえながら先生の方に視線を送る。すると先生は内ポケットから注射器を出して言う。
「お前は変えたくなかったが…死んでしまえ!」
先生は言いながら俺の腕に刺してきた。俺は避けようとしたが先生の刺す速度の方が早くて俺は回避できなかった。変な液体を体に入れられて俺はそこで意識を失った。
◆◇◆◇◆◇
私はいつものようにアンジュとエールと生徒会室に足を運んでいた。生徒会室の扉を開くと誰もいなかった。私は疑問に思いアンジュに聞く。
「誰もいないですね」
「いないな…」
アンジュも驚いているみたいだ。私たちはいつものところに座ると廊下から足音が聞こえてくる。
扉がすごい勢いで開きそこにはアルファがいた。アンジュが言う。
「アルファ、今何が起こっているんだ?」
そう聞くとアルファは息を整えて言う。
「生徒会長が…消えました…」
それを聞いた瞬間アンジュの顔色が変わった。
「何だと…」
アンジュはそれっきり言葉を発しなかった。アルファが言う。
「朝から探しているのですがどこにもいなくて…探すの手伝ってくれないか?」
私は頷き、放心状態のアンジュとエールを引き連れて探しに行った。すると、図書館付近に行くと近くから声が聞こえてくる。私は聞こえてくる方に向かうとそこには…
「魔物だ…」
アンジュがポツリと呟いた。私はなぜこんな廊下に魔物がいるのかわからなかった。私はアンジュに言う。
「校庭におびき寄せましょう」
そう言うと私とアンジュとエールは魔物を引き連れて校庭に向かった。
校庭に向かうと誰もいなくてちょうどいいと思った。私たちは戦闘体制に入る。
魔物は雄叫びを上げて威嚇してくる。私たちは攻撃を開始する。
私はアンジュの掛け声と共に攻撃をする。
「ソフィ、エール攻撃して!」
私は攻撃をした。魔物がこちらに向かってくる。私は避けようとするが足が絡まり転けてしまう。すると、アンジュが私を抱えて素早く遠い場所まで運んでくれた。
「ありがとうございます」と言うとアンジュは言う。
「気を抜くなよ、少しでも抜いたらすぐに死ぬからな」
私はアンジュの言葉を重く受け止めた。すると、エールが言う。
「先生!」
私たちは攻撃をエールが向いている方向を見ると確かに先生がいた。私たちは一安心した。
先生と共に私たちは魔物の討伐をした。先生がいると、大部分を先生がやってくれるので楽だった。
私たちは魔物のそばまで行き手を合わせる。これで魔物が成仏するように…すると、アンジュが言う。
「生徒会長…?」
私は耳を疑った。生徒会長が魔物のはずがない。私はよくよく見てみる。近くで見ると確かに人の面影がある。生徒会長の顔を思い出す。確かに似ている気がする…
すると、魔物(生徒会長)が掠れ声で言う。
「アン…ジジュ…この学校の先…生に犯人…がいるぞ…」
私は聞いて驚いた。この学校の先生にいるなんて…アンジュを見ると涙を流していた。
「あなた、マークなのよね…本当のこと言ってるのよね…?あなたを信じるわ…そして死ぬ前に言いたい」
アンジュは一息置き言う。
「あなたのことが好きだった…」
アンジュは手を握りながら言った。私はそんな姿を見てもらい泣きしてしまった。
生徒会長は最後の力を振り絞って何かを言おうとした時…
あたりに剣が刺さる音がした。それは先生だった…
「先生…何をしてくれるんですか⁉︎」
アンジュは先生に対して怒りの感情を向けていた。先生は言う。
「魔物がまだ息していましたからね」
先生は刺した剣を抜きながら言う。私はそんな先生を冷たい目で見た。
先生は静かに去っていった。
「生徒会長は裏切った」
アンジュはそう言い残しこの場を去っていった。
「先生!」
俺が大きな声で呼ぶと先生は座っていたがやがて立ち上がり言う。
「何だ?」
先生は、嫌々そうに答えてくる。俺はそんな先生にイラついた。
「俺が来たってことは、何が目的かわかるでしょう?」
そう聞くと先生は俺の方に近づいて言う。
「何のことだか…わからないなぁ」
先生は俺の肩を叩きながら言う。肩を叩いた力は強かった。先生は俺が何を聞きたいのかわかるのだろう。
「先生…ストレートに聞きますが…あなたがこの学校に魔物を出現させている原因ですね?」
そう言うと先生は準備室を出ようとする。俺はそんな先生の背中を掴んで言う。
「先生!逃げるんですか?」
先生は俺の掴んだ手を力ずくで離して逃げる。俺は先生の後を追いかける。すると先生は急に止まり俺は先生の背中に思いっきりぶつかる。俺は頭を押さえながら先生の方に視線を送る。すると先生は内ポケットから注射器を出して言う。
「お前は変えたくなかったが…死んでしまえ!」
先生は言いながら俺の腕に刺してきた。俺は避けようとしたが先生の刺す速度の方が早くて俺は回避できなかった。変な液体を体に入れられて俺はそこで意識を失った。
◆◇◆◇◆◇
私はいつものようにアンジュとエールと生徒会室に足を運んでいた。生徒会室の扉を開くと誰もいなかった。私は疑問に思いアンジュに聞く。
「誰もいないですね」
「いないな…」
アンジュも驚いているみたいだ。私たちはいつものところに座ると廊下から足音が聞こえてくる。
扉がすごい勢いで開きそこにはアルファがいた。アンジュが言う。
「アルファ、今何が起こっているんだ?」
そう聞くとアルファは息を整えて言う。
「生徒会長が…消えました…」
それを聞いた瞬間アンジュの顔色が変わった。
「何だと…」
アンジュはそれっきり言葉を発しなかった。アルファが言う。
「朝から探しているのですがどこにもいなくて…探すの手伝ってくれないか?」
私は頷き、放心状態のアンジュとエールを引き連れて探しに行った。すると、図書館付近に行くと近くから声が聞こえてくる。私は聞こえてくる方に向かうとそこには…
「魔物だ…」
アンジュがポツリと呟いた。私はなぜこんな廊下に魔物がいるのかわからなかった。私はアンジュに言う。
「校庭におびき寄せましょう」
そう言うと私とアンジュとエールは魔物を引き連れて校庭に向かった。
校庭に向かうと誰もいなくてちょうどいいと思った。私たちは戦闘体制に入る。
魔物は雄叫びを上げて威嚇してくる。私たちは攻撃を開始する。
私はアンジュの掛け声と共に攻撃をする。
「ソフィ、エール攻撃して!」
私は攻撃をした。魔物がこちらに向かってくる。私は避けようとするが足が絡まり転けてしまう。すると、アンジュが私を抱えて素早く遠い場所まで運んでくれた。
「ありがとうございます」と言うとアンジュは言う。
「気を抜くなよ、少しでも抜いたらすぐに死ぬからな」
私はアンジュの言葉を重く受け止めた。すると、エールが言う。
「先生!」
私たちは攻撃をエールが向いている方向を見ると確かに先生がいた。私たちは一安心した。
先生と共に私たちは魔物の討伐をした。先生がいると、大部分を先生がやってくれるので楽だった。
私たちは魔物のそばまで行き手を合わせる。これで魔物が成仏するように…すると、アンジュが言う。
「生徒会長…?」
私は耳を疑った。生徒会長が魔物のはずがない。私はよくよく見てみる。近くで見ると確かに人の面影がある。生徒会長の顔を思い出す。確かに似ている気がする…
すると、魔物(生徒会長)が掠れ声で言う。
「アン…ジジュ…この学校の先…生に犯人…がいるぞ…」
私は聞いて驚いた。この学校の先生にいるなんて…アンジュを見ると涙を流していた。
「あなた、マークなのよね…本当のこと言ってるのよね…?あなたを信じるわ…そして死ぬ前に言いたい」
アンジュは一息置き言う。
「あなたのことが好きだった…」
アンジュは手を握りながら言った。私はそんな姿を見てもらい泣きしてしまった。
生徒会長は最後の力を振り絞って何かを言おうとした時…
あたりに剣が刺さる音がした。それは先生だった…
「先生…何をしてくれるんですか⁉︎」
アンジュは先生に対して怒りの感情を向けていた。先生は言う。
「魔物がまだ息していましたからね」
先生は刺した剣を抜きながら言う。私はそんな先生を冷たい目で見た。
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