10 / 45
十話 解決
しおりを挟む
私たちは、依頼者のいる村まで向かった。村までは、一時間ほどかかるところにあった。行ったこともないので私は転移魔法が使えなかった。私はアズサと話しながら歩いていた。
「依頼者の村遠いね」
アズサが弱音を吐く。私はそんなことを言っていたら村には永遠につかないぞ。と思い言う。
「しょうがないよ。近辺の村がアンクルセントから遠い場所にあるから」
そう言うと、アズサは腕を頭の裏に組んで空を見上げていた。私は、人の話を聞いていないのかと思いながらアズサの方を見る。
何も話さないまま三十分ほど経った。気まずい空気のまま歩いているとなんだか空気が悪い。そう思った私はアズサに話題を振る。
「アズサって、あの森にずっといたの?」
そう言うと、アズサは少し歩く速度を落として言う。
「…いやあの森にはずっとはいない…」
歯切れ悪くてアズサが言う。私はそこに引っかかった。
「ずっとはいなかったんだね?」
「…そうね…」
アズサの声のトーンは段々と落ちていった。私はアズサに対して言う。
「じゃぁ、昔は違うところにいたんだよね?」
アズサは頷いた。私はそうなのかと思いながら歩いた。途切れ途切れのお話をしていると…村へ着いた。
私はアズサに言う。
「依頼者のところ行こうか」
「もう夕方じゃない」
アズサは、少し不満げに言った。私たちは依頼者の住所が書いたある場所へと行った。外見は他の家とは変わらなかった。私は呼び鈴を鳴らす。すると、中から男の声が聞こえた。
「どちら様でしょうか?」
出てきたのは、年老いたおじいさんだった。私はおじいさんが疑問そうにこちらを見てくるので言う。
「私たちは、あなたの依頼で来た冒険者です」
そう言うと、おじいさんは慌て出して言う。
「あぁーすみません。冒険者様。こんな失礼な態度をとってしまい…さぁさぁ中へお入りください」
おじいさんは手招きをして私たちを中へ入れようとしている。私はアズサに先に入るようにやったが…
先に入れと手で言われてしまい私は先に入った。中は、おしゃれでおじいさんが一人で住んでいるとは思わなかった。
「おじいさんの名前は…?」
私は座りながら言った。すると、おじいさんはお茶を入れながら言った。
「わしの名前ですか…わしの名前はグランです。」
グランは名前を言って机にお茶を出してきた。私は会釈で感謝をした。グランはやがて椅子に座って言う。
「冒険者様。早速本題なのですが…アガルベアーを討伐してくれるのでしょうか?」
そう言われて、私は大きく頷いた。グランは笑みをこぼしながら言う。
「それでは、場所をお伝えするので討伐を…」
そう言いながら、どこかへ行ってしまった。帰って来たと思ったら紙を持って帰って来た。紙に地図を書いてくれた。その地図を私たちは提示された。私は言う。
「グランさん。今日はもう遅いので…すみませんが明日でよろしいでしょうか?」
そう聞くと、グランは一瞬不満そうな顔をしたが窓の外の景色を見て言う。
「そうですな…他の場所で泊まりますかな?」
そう聞かれて、私はアズサと相談する。
「どうする?」と私は言う。
「どうするって…ここに泊まるの?」
「いや、ここはグランさんが一人暮らししてるし迷惑はかけられない…」
「じゃぁ、空き家とかあるか聞いてみる?」
「いいじゃない」
私たちの話し合いは終わり、結論を言う。
「グランさん…空き家とかないですか!」
私は大きな声で言った。グランは頭を少し掻いて言う。
「うーむ…ちょっと離れた場所にあった気がするな」
そう聞いて私たちは玄関へ向かおうとする。すると、グランが言う。
「気をつけて行くんじゃ…おやすみ」
そう言われて、私たちは笑顔で返してその場所へと行った。
家は、まぁまぁ綺麗で食材も村の人がくれた。なんとか生きてける場所だった。
ー次の日ー
私たちは家の外へ出てアガルベアーの討伐の準備をしているとグランがきて言う。
「冒険者様…本当に討伐してくれるのですか?」
そう聞かれて私は自信満々に言う。
「はい、必ず討伐して来ます」
そう言い、私たちはグランが書いた地図を持って森へ入って行った。森へ入ると薄暗い奇妙な雰囲気が漂っていた。
私は、アズサに言う。
「ねぇ…なんかこの森怖くない?」
「そんな怖くねぇって私がいた森よりかは安全よ」
そう言いながら、アズサは私の肩を叩きながら笑った。私は、少し恥ずかしい気持ちになった。
地図の場所に辿り着いて私たちは周りを見渡す。
「ここが例の場所か」
「そうみたいね」
「なんだか、開けた場所だな」
そう言うアズサに私は頷いた。私は疲れたので地面に座り込む。すると、アズサが言う。
「どうしたんですか?疲れたんですか…しょうがないですね」
そう言いながらアズサも座ろうとしたが、アズサは座るのを途中でやめた。
「なんだか…獣の気配を感じる…」
私が立とうとした時、アズサは手を私の前において言う。
「ダメ!立たないで」
そう言われて、私は少し浮いていたお尻を地面につけた。その数秒後…
前からもう突進してくるクマがいた。そう…これが私たちの討伐目標のアガルベアーだった。
アズサは、もう突進してくるクマに対して避けようと回避行動に移るが…
アズサは止められずに木に勢いよくぶつかる。私はアズサの方に行って言う。
「大丈夫?」
アズサは、お腹の辺りを摩りながら言う。
「ダメかもしれない…」
「ダメって言うな」
そう言い私はアズサを励ます。私はアズサを気にしながらアガルベアーの討伐をすることにした。戦力は一対一の真剣勝負。
私はまず視界が悪いと思い周りの木々を燃やす。
「火の粉」
視界が良くなり、私はアガルベアーが来る場所に検討をつけた。すると、アガルベアーは私目掛けて突進してくる。私は、一歩踏み出した。
そして…
「雷神雷雷」
そう言いながら私は魔法を打った。それを受けたアガルベアーは体が痺れて動けなくなっていた。私はその動けなくなったクマの心臓を剣で貫いた。
それをみていたアズサが言う。
「…すごいわね…私も戦力になれたら…」
そう言いながら、アズサは目を瞑った。私はアズサに応答を求めるが反応はない。私は心配しながら回復魔法を打った。
村へ戻り、依頼者に討伐の証を見せて依頼者から報酬をもらった。
アンクルセントへ戻ったらギルドに報告。討伐の証を見せて私たちはギルドを去った。
転移魔法でテオたちのいる家に帰り…アズサを休ませた。少し動ける程度まで回復魔法で行けたが…あとはアズサ自身で治してもらうしかなかった。
私は、外の出てポツリと言う。
「…ここにいてはダメだな…旅に出ようかな」
なんだか、誰かに聞かれていた気がしたが…気のせいだと思うのだった。
「依頼者の村遠いね」
アズサが弱音を吐く。私はそんなことを言っていたら村には永遠につかないぞ。と思い言う。
「しょうがないよ。近辺の村がアンクルセントから遠い場所にあるから」
そう言うと、アズサは腕を頭の裏に組んで空を見上げていた。私は、人の話を聞いていないのかと思いながらアズサの方を見る。
何も話さないまま三十分ほど経った。気まずい空気のまま歩いているとなんだか空気が悪い。そう思った私はアズサに話題を振る。
「アズサって、あの森にずっといたの?」
そう言うと、アズサは少し歩く速度を落として言う。
「…いやあの森にはずっとはいない…」
歯切れ悪くてアズサが言う。私はそこに引っかかった。
「ずっとはいなかったんだね?」
「…そうね…」
アズサの声のトーンは段々と落ちていった。私はアズサに対して言う。
「じゃぁ、昔は違うところにいたんだよね?」
アズサは頷いた。私はそうなのかと思いながら歩いた。途切れ途切れのお話をしていると…村へ着いた。
私はアズサに言う。
「依頼者のところ行こうか」
「もう夕方じゃない」
アズサは、少し不満げに言った。私たちは依頼者の住所が書いたある場所へと行った。外見は他の家とは変わらなかった。私は呼び鈴を鳴らす。すると、中から男の声が聞こえた。
「どちら様でしょうか?」
出てきたのは、年老いたおじいさんだった。私はおじいさんが疑問そうにこちらを見てくるので言う。
「私たちは、あなたの依頼で来た冒険者です」
そう言うと、おじいさんは慌て出して言う。
「あぁーすみません。冒険者様。こんな失礼な態度をとってしまい…さぁさぁ中へお入りください」
おじいさんは手招きをして私たちを中へ入れようとしている。私はアズサに先に入るようにやったが…
先に入れと手で言われてしまい私は先に入った。中は、おしゃれでおじいさんが一人で住んでいるとは思わなかった。
「おじいさんの名前は…?」
私は座りながら言った。すると、おじいさんはお茶を入れながら言った。
「わしの名前ですか…わしの名前はグランです。」
グランは名前を言って机にお茶を出してきた。私は会釈で感謝をした。グランはやがて椅子に座って言う。
「冒険者様。早速本題なのですが…アガルベアーを討伐してくれるのでしょうか?」
そう言われて、私は大きく頷いた。グランは笑みをこぼしながら言う。
「それでは、場所をお伝えするので討伐を…」
そう言いながら、どこかへ行ってしまった。帰って来たと思ったら紙を持って帰って来た。紙に地図を書いてくれた。その地図を私たちは提示された。私は言う。
「グランさん。今日はもう遅いので…すみませんが明日でよろしいでしょうか?」
そう聞くと、グランは一瞬不満そうな顔をしたが窓の外の景色を見て言う。
「そうですな…他の場所で泊まりますかな?」
そう聞かれて、私はアズサと相談する。
「どうする?」と私は言う。
「どうするって…ここに泊まるの?」
「いや、ここはグランさんが一人暮らししてるし迷惑はかけられない…」
「じゃぁ、空き家とかあるか聞いてみる?」
「いいじゃない」
私たちの話し合いは終わり、結論を言う。
「グランさん…空き家とかないですか!」
私は大きな声で言った。グランは頭を少し掻いて言う。
「うーむ…ちょっと離れた場所にあった気がするな」
そう聞いて私たちは玄関へ向かおうとする。すると、グランが言う。
「気をつけて行くんじゃ…おやすみ」
そう言われて、私たちは笑顔で返してその場所へと行った。
家は、まぁまぁ綺麗で食材も村の人がくれた。なんとか生きてける場所だった。
ー次の日ー
私たちは家の外へ出てアガルベアーの討伐の準備をしているとグランがきて言う。
「冒険者様…本当に討伐してくれるのですか?」
そう聞かれて私は自信満々に言う。
「はい、必ず討伐して来ます」
そう言い、私たちはグランが書いた地図を持って森へ入って行った。森へ入ると薄暗い奇妙な雰囲気が漂っていた。
私は、アズサに言う。
「ねぇ…なんかこの森怖くない?」
「そんな怖くねぇって私がいた森よりかは安全よ」
そう言いながら、アズサは私の肩を叩きながら笑った。私は、少し恥ずかしい気持ちになった。
地図の場所に辿り着いて私たちは周りを見渡す。
「ここが例の場所か」
「そうみたいね」
「なんだか、開けた場所だな」
そう言うアズサに私は頷いた。私は疲れたので地面に座り込む。すると、アズサが言う。
「どうしたんですか?疲れたんですか…しょうがないですね」
そう言いながらアズサも座ろうとしたが、アズサは座るのを途中でやめた。
「なんだか…獣の気配を感じる…」
私が立とうとした時、アズサは手を私の前において言う。
「ダメ!立たないで」
そう言われて、私は少し浮いていたお尻を地面につけた。その数秒後…
前からもう突進してくるクマがいた。そう…これが私たちの討伐目標のアガルベアーだった。
アズサは、もう突進してくるクマに対して避けようと回避行動に移るが…
アズサは止められずに木に勢いよくぶつかる。私はアズサの方に行って言う。
「大丈夫?」
アズサは、お腹の辺りを摩りながら言う。
「ダメかもしれない…」
「ダメって言うな」
そう言い私はアズサを励ます。私はアズサを気にしながらアガルベアーの討伐をすることにした。戦力は一対一の真剣勝負。
私はまず視界が悪いと思い周りの木々を燃やす。
「火の粉」
視界が良くなり、私はアガルベアーが来る場所に検討をつけた。すると、アガルベアーは私目掛けて突進してくる。私は、一歩踏み出した。
そして…
「雷神雷雷」
そう言いながら私は魔法を打った。それを受けたアガルベアーは体が痺れて動けなくなっていた。私はその動けなくなったクマの心臓を剣で貫いた。
それをみていたアズサが言う。
「…すごいわね…私も戦力になれたら…」
そう言いながら、アズサは目を瞑った。私はアズサに応答を求めるが反応はない。私は心配しながら回復魔法を打った。
村へ戻り、依頼者に討伐の証を見せて依頼者から報酬をもらった。
アンクルセントへ戻ったらギルドに報告。討伐の証を見せて私たちはギルドを去った。
転移魔法でテオたちのいる家に帰り…アズサを休ませた。少し動ける程度まで回復魔法で行けたが…あとはアズサ自身で治してもらうしかなかった。
私は、外の出てポツリと言う。
「…ここにいてはダメだな…旅に出ようかな」
なんだか、誰かに聞かれていた気がしたが…気のせいだと思うのだった。
0
お気に入りに追加
717
あなたにおすすめの小説
異世界貴族は家柄と共に! 〜悪役貴族に転生したので、成り上がり共を潰します〜
スクールH
ファンタジー
家柄こそ全て!
名家生まれの主人公は、絶望しながら死んだ。
そんな彼が生まれ変わったのがとある成り上がりラノベ小説の世界。しかも悪役貴族。
名家生まれの彼の心を占めていたのは『家柄こそ全て!』という考え。
新しい人生では絶望せず、ついでにウザい成り上がり共(元々身分が低い奴)を蹴落とそうと決心する。
別作品の執筆の箸休めに書いた作品ですので一話一話の文章量は少ないです。
軽い感じで呼んでください!
※不快な表現が多いです。
なろうとカクヨムに先行投稿しています。
聖なる幼女のお仕事、それは…
咲狛洋々
ファンタジー
とある聖皇国の聖女が、第二皇子と姿を消した。国王と皇太子達が国中を探したが見つからないまま、五年の歳月が過ぎた。魔人が現れ村を襲ったという報告を受けた王宮は、聖騎士団を差し向けるが、すでにその村は魔人に襲われ廃墟と化していた。
村の状況を調べていた聖騎士達はそこである亡骸を見つける事となる。それこそが皇子と聖女であった。長年探していた2人を連れ戻す事は叶わなかったが、そこである者を見つける。
それは皇子と聖女、二人の子供であった。聖女の力を受け継ぎ、高い魔力を持つその子供は、二人を襲った魔人の魔力に当てられ半魔になりかけている。聖魔力の高い師団長アルバートと副団長のハリィは2人で内密に魔力浄化をする事に。しかし、救出したその子の中には別の世界の人間の魂が宿りその肉体を生かしていた。
この世界とは全く異なる考え方に、常識に振り回される聖騎士達。そして次第に広がる魔神の脅威に国は脅かされて行く。
通称偽聖女は便利屋を始めました ~ただし国家存亡の危機は謹んでお断りします~
フルーツパフェ
ファンタジー
エレスト神聖国の聖女、ミカディラが没した。
前聖女の転生者としてセシル=エレスティーノがその任を引き継ぐも、政治家達の陰謀により、偽聖女の濡れ衣を着せられて生前でありながら聖女の座を剥奪されてしまう。
死罪を免れたセシルは辺境の村で便利屋を開業することに。
先代より受け継がれた魔力と叡智を使って、治療から未来予知、技術指導まで何でこなす第二の人生が始まった。
弱い立場の人々を救いながらも、彼女は言う。
――基本は何でもしますが、国家存亡の危機だけはお断りします。それは後任(本物の聖女)に任せますから
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
初めての異世界転生
藤井 サトル
ファンタジー
その日、幸村 大地(ゆきむら だいち)は女神に選ばれた。
女神とのやり取りの末、大地は女神の手によって異世界へと転生する。その身には女神にいくつもの能力を授かって。
まさにファンタジーの世界へ来た大地は聖女を始めにいろんな人に出会い、出会い金を稼いだり、稼いだ金が直ぐに消えたり、路上で寝たり、チート能力を振るったりと、たぶん楽しく世界を謳歌する。
このお話は【転生者】大地と【聖女】リリア。そこに女神成分をひとつまみが合わさった異世界騒動物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる