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体育祭 準備と裏
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結局、男たちに勝ってしまった。
私が思ったほど強くはなかった。とても弱かった。
男たちは、倒れながら言った。
「強くないですか……あんたら」
そんなことを言われて嬉しくはなかった。
すると、エリーは男の背中に足を乗せながら言った。
「……お前ら……喧嘩を売る相手を間違えたな!」
そう言い、男たちを煽った。だが、男たちは何もできることができなかった。
私はエリーに言った。
「行きましょう……ハードル持って」
「わかった……行こう」
そう言い、私たちはハードルをできる限り持って外のグランドに向かった。
外では肉体的な労働が課せられていた。私はその光景を見て思った。
ー外じゃなくてよかったーと。
エリーは先ほどの戦闘で疲れたのか少し足元がおぼつかない中歩いていた。
私はそんなエリーに言った。
「エリー大丈夫?」
「……えぇ平気よ……さっき男の蹴られた時少し足が痛んだだけ……」
「ならいいけど……」
私はエリーを心配しながらも運び切った。
運びきり、次のハードルが待っていたが私はエリーの顔を見て言った。
「エリー……保健室行きましょ?」
「いやいや……平気だって……」
「そんなこと言わずに……」
私は、半ば強引にエリーを引っ張り保健室に向かった。
保健室は、先生はおらず私は素人の知識で治療をしようとしたが、エリーがそんな私を見て言った。
「マリーは座ってて……私自分でできるから」
「でも……あなたは座っていいの……」
「……できるから……できるから!!」
エリーは少し苛立ちを見せながら言った。私は大人しくベットの座っていることにした。
エリーの手際はとても慣れていた。普段から怪我をしているような……そんな感じがした。
エリーはものの数分で終わり、足を軽く動かして動けるか確認した後言った。
「どう?おかしくない?」
突然聞かれて私は咄嗟に答えた。
「……変じゃないよ!いい感じ!」
すると、エリーは私を押し倒して言った。
「どう……私かっこいい?」
突然、押し倒されてエリーとの顔が近かった。私は思わず、ドキッとしてしまい言葉が出なかった。
すると、エリーは言った。
「最近……欲がたまってんだよね……」
そう言いながら、私の頭を撫でる。
なんだか、いつもとは違うエリーは目の前におり……なんだか男の人みたいであった。
そんな、ドキドキの時間もすぐに終わり……エリーは起き上がり言った。
「……どう?ドキッとした?」
私は気を正気にしながら言った。
「……めちゃくちゃドキドキした……初めての気持ちだった」
すると、エリーはクスッと笑いながら言った。
「それはよかったよ……なんだか君を襲いたくなったな」
「そんなこと言わないで……さぁ行きますわよ」
私は、場の空気を変えて保健室をエリーと出た。
私の心臓はドキドキと脈が早くなっていた。
今までの人生で、こんなにもドキドキしたのは初めてであり……エリーがかっこよく見えたのだった。
◆◆◆◆◆
私は何をしているんだ!と心の中で思った。
アリフィアと仲良くなってしまったら私に暗殺が回ってきたときに殺せないではないか……
そんなことを考えながら歩いているとアリフィアが言った。
「エリー?聞いてる?」
「……!……なに!?なんか言った?」
アリフィアは少しクスっと笑い言った。
「今の話聞いてなかったの?」
「うん」
私は素直に言った。すると、アリフィアは呆れた顔をして再び歩き出した。
私たちは、まだハードルを運ぶ仕事が残ったいたのだった。
◇◇◇◇◇
エリーと共に私は再び体育館に向かった。体育館には、男たちはおらずハードルだけが倉庫前にポツリと置かれていた。
私は大きな声で言った。
「疲れたーーーー!!!!」
私の声にびっくりしたのか、エリーは肩をビクッとさせながら言った。
「急に大きな声出せないでくれる?私びっくりしたんだけど」
「ごめんなさいね……疲れていたもんですから」
そういうと私たちは笑いあった。こんな関係がずっと続けばいいのになぁと心から思った。
私とエリーは話しながらハードルを運びきった。
運ぶ先には先生が待っており、「遅い」と怒られてしまったが、別に悪い気はしなかつた。
着替えて帰ることになり、私は教室で着替えて帰ろうと昇降口を出ようとしたとき、誰かが私の肩を掴んだ。
誰かと思い後ろを振り返ると、そこにはエリーがいた。私は言った。
「何よ」
だが、エリーは少し真面目そうな顔をしていた。
「……もし私が裏切ったらどうする?」
突然、そんなことを聞かれて私は驚いたが私は少し考えた後言った。
「……うーん……その時の私次第かな……」と返すと……
「ふーん……じゃあ私帰るわ」
そういい、エリーは帰った。私は何で質問してきたのだろうと思ったんのだが……気にしないで馬車に乗るのだった。
時間が経ち、時は夜。
私は夕食を食べ終えて、部屋に戻った。
部屋に戻り消化に集中していると、部屋の窓が勝手に開いた音がした。私は窓のほうを向いた。
そこにいたのは、エリーだった。
エリーは満面の笑みで言った。
「来ちゃった」
「どうやって……?来たの?」
そんな質問を無視して私のベットの飛び込んだ。
「ちょっと!」
私の声を聞かずに、ゴロゴロとしているエリーはなんだか楽しそうであった。
私もベットにダイブしてエリーとのひと時の楽しんだのだった。
◆◆◆◆◆
「エリー……はどこだ」
そんな声が部屋に響き渡る。
「しりません……いつもならこの時間帯に来るのですが……」
すると、壁に寄り掛かっていたアルトが言った。
「……最近アリフィアとイチャイチャしてますよエリーは」
アルトが言った後、ボスは机を強くたたき言った。
「それは本当か!?」
「はい。私が学園で見ている限りだと楽しそうにしてますね……」
「……あいつも少し気が抜けてきたか……」
ボスは独り言のように言った。
アルトはそれに反応するように言葉を返した。
「……これ以上、親密になられるとあいつもうここには戻れませんよ?」
「そうだな……使えない駒になる……で……」
そんな話をしている最中球に私に視線を変えた。
私はもう終わったと思った。
「……ペトラさん?あなたもう期限過ぎてるよね?」
「はい……」
「じゃぁ、もう君はいらないね」
「死んでもらおうか……」
そういいボスはナイフを私の目の前まで投げ飛ばした。
私は最後のお願いを言った。
「……死ぬなら家族と死にたいです……」
「あぁ!!?手間書かせやがって……いいよ……今夜エリーに殺させに行く……覚悟しとけ……」
私一言いい部屋を出た。
私は家族と最後の晩餐をしようと思うのだった。
私が思ったほど強くはなかった。とても弱かった。
男たちは、倒れながら言った。
「強くないですか……あんたら」
そんなことを言われて嬉しくはなかった。
すると、エリーは男の背中に足を乗せながら言った。
「……お前ら……喧嘩を売る相手を間違えたな!」
そう言い、男たちを煽った。だが、男たちは何もできることができなかった。
私はエリーに言った。
「行きましょう……ハードル持って」
「わかった……行こう」
そう言い、私たちはハードルをできる限り持って外のグランドに向かった。
外では肉体的な労働が課せられていた。私はその光景を見て思った。
ー外じゃなくてよかったーと。
エリーは先ほどの戦闘で疲れたのか少し足元がおぼつかない中歩いていた。
私はそんなエリーに言った。
「エリー大丈夫?」
「……えぇ平気よ……さっき男の蹴られた時少し足が痛んだだけ……」
「ならいいけど……」
私はエリーを心配しながらも運び切った。
運びきり、次のハードルが待っていたが私はエリーの顔を見て言った。
「エリー……保健室行きましょ?」
「いやいや……平気だって……」
「そんなこと言わずに……」
私は、半ば強引にエリーを引っ張り保健室に向かった。
保健室は、先生はおらず私は素人の知識で治療をしようとしたが、エリーがそんな私を見て言った。
「マリーは座ってて……私自分でできるから」
「でも……あなたは座っていいの……」
「……できるから……できるから!!」
エリーは少し苛立ちを見せながら言った。私は大人しくベットの座っていることにした。
エリーの手際はとても慣れていた。普段から怪我をしているような……そんな感じがした。
エリーはものの数分で終わり、足を軽く動かして動けるか確認した後言った。
「どう?おかしくない?」
突然聞かれて私は咄嗟に答えた。
「……変じゃないよ!いい感じ!」
すると、エリーは私を押し倒して言った。
「どう……私かっこいい?」
突然、押し倒されてエリーとの顔が近かった。私は思わず、ドキッとしてしまい言葉が出なかった。
すると、エリーは言った。
「最近……欲がたまってんだよね……」
そう言いながら、私の頭を撫でる。
なんだか、いつもとは違うエリーは目の前におり……なんだか男の人みたいであった。
そんな、ドキドキの時間もすぐに終わり……エリーは起き上がり言った。
「……どう?ドキッとした?」
私は気を正気にしながら言った。
「……めちゃくちゃドキドキした……初めての気持ちだった」
すると、エリーはクスッと笑いながら言った。
「それはよかったよ……なんだか君を襲いたくなったな」
「そんなこと言わないで……さぁ行きますわよ」
私は、場の空気を変えて保健室をエリーと出た。
私の心臓はドキドキと脈が早くなっていた。
今までの人生で、こんなにもドキドキしたのは初めてであり……エリーがかっこよく見えたのだった。
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私は何をしているんだ!と心の中で思った。
アリフィアと仲良くなってしまったら私に暗殺が回ってきたときに殺せないではないか……
そんなことを考えながら歩いているとアリフィアが言った。
「エリー?聞いてる?」
「……!……なに!?なんか言った?」
アリフィアは少しクスっと笑い言った。
「今の話聞いてなかったの?」
「うん」
私は素直に言った。すると、アリフィアは呆れた顔をして再び歩き出した。
私たちは、まだハードルを運ぶ仕事が残ったいたのだった。
◇◇◇◇◇
エリーと共に私は再び体育館に向かった。体育館には、男たちはおらずハードルだけが倉庫前にポツリと置かれていた。
私は大きな声で言った。
「疲れたーーーー!!!!」
私の声にびっくりしたのか、エリーは肩をビクッとさせながら言った。
「急に大きな声出せないでくれる?私びっくりしたんだけど」
「ごめんなさいね……疲れていたもんですから」
そういうと私たちは笑いあった。こんな関係がずっと続けばいいのになぁと心から思った。
私とエリーは話しながらハードルを運びきった。
運ぶ先には先生が待っており、「遅い」と怒られてしまったが、別に悪い気はしなかつた。
着替えて帰ることになり、私は教室で着替えて帰ろうと昇降口を出ようとしたとき、誰かが私の肩を掴んだ。
誰かと思い後ろを振り返ると、そこにはエリーがいた。私は言った。
「何よ」
だが、エリーは少し真面目そうな顔をしていた。
「……もし私が裏切ったらどうする?」
突然、そんなことを聞かれて私は驚いたが私は少し考えた後言った。
「……うーん……その時の私次第かな……」と返すと……
「ふーん……じゃあ私帰るわ」
そういい、エリーは帰った。私は何で質問してきたのだろうと思ったんのだが……気にしないで馬車に乗るのだった。
時間が経ち、時は夜。
私は夕食を食べ終えて、部屋に戻った。
部屋に戻り消化に集中していると、部屋の窓が勝手に開いた音がした。私は窓のほうを向いた。
そこにいたのは、エリーだった。
エリーは満面の笑みで言った。
「来ちゃった」
「どうやって……?来たの?」
そんな質問を無視して私のベットの飛び込んだ。
「ちょっと!」
私の声を聞かずに、ゴロゴロとしているエリーはなんだか楽しそうであった。
私もベットにダイブしてエリーとのひと時の楽しんだのだった。
◆◆◆◆◆
「エリー……はどこだ」
そんな声が部屋に響き渡る。
「しりません……いつもならこの時間帯に来るのですが……」
すると、壁に寄り掛かっていたアルトが言った。
「……最近アリフィアとイチャイチャしてますよエリーは」
アルトが言った後、ボスは机を強くたたき言った。
「それは本当か!?」
「はい。私が学園で見ている限りだと楽しそうにしてますね……」
「……あいつも少し気が抜けてきたか……」
ボスは独り言のように言った。
アルトはそれに反応するように言葉を返した。
「……これ以上、親密になられるとあいつもうここには戻れませんよ?」
「そうだな……使えない駒になる……で……」
そんな話をしている最中球に私に視線を変えた。
私はもう終わったと思った。
「……ペトラさん?あなたもう期限過ぎてるよね?」
「はい……」
「じゃぁ、もう君はいらないね」
「死んでもらおうか……」
そういいボスはナイフを私の目の前まで投げ飛ばした。
私は最後のお願いを言った。
「……死ぬなら家族と死にたいです……」
「あぁ!!?手間書かせやがって……いいよ……今夜エリーに殺させに行く……覚悟しとけ……」
私一言いい部屋を出た。
私は家族と最後の晩餐をしようと思うのだった。
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