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1章.翼のない悪魔
14.緩やかな目覚め ⭐︎
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───次の日。
普段より遅い時間に目覚めたモリオンは、身体に残る鈍い痛みと彼を受け入れた中の違和感に思わず呻いた。
昨晩の性行為は、今まで感じたことの無かった初めての快楽に翻弄され続け、気絶するように眠りについたからか、今のモリオンは何も着ていなかった。
「…ぅ゙……身体、が、痛い……」
ベッドの中でモゾモゾ動いていると、中に出された白濁が溢れ落ち、ゾクリとした感覚が背中を駆け抜けていく。
「…アクロア……」
ふと横を見ると、アクロアがこちらに顔を向けて眠る姿が目に入った。情事により髪や翼が乱れているものの、彼の美しさが損なわれることは無いようだ。
モリオンが、何も纏わないまま眠る彼の姿をじっと見つめていると、長い睫毛に縁取られた瞳がゆっくりと開いていく。
「おはよう、モリオン。」
透き通るような空色の瞳がモリオンの姿を捉えると、愛おし気に微笑んだアクロアはそっとモリオンを抱きしめた。
「随分と長い時間寝てしまったな。モリオン、身体は大丈夫か?」
「なんだか、鈍い痛みがあるが…一応動けるはずだ。」
「そうか…少し無理をさせてしまったな。しかし、ベッドも私達もこのままという訳にはいかない。まずは風呂に入って、それから片付けをしていこう。」
アクロアはモリオンの頬に軽くキスを落とすと、ベッドから起き上がりモリオンをお姫様抱っこで抱き上げた。
「なっ…!アクロア…!!」
「この方が動きやすいだろう?さぁ、このまま風呂に行くぞ。」
アクロアは、モリオンの身体を姫抱きにしたまま風呂場へと向かっていった。
風呂場のドアを開くと、浴槽に温かな湯が満たされている。どうやらセドニーが、2人が起きる前に準備をしておいてくれたようだ。
「流石セドニーだ、ありがたい。シャワーで身体を流したら、早速入ろう。」
アクロアはモリオンを床に下ろすと、シャワーのコックを捻り、自身やモリオンの身体に付いた汗や白濁を流すようにゆっくりと湯をかけていく。
「んっ……ふぅ……」
モリオンは、お湯が身体を流れていく感覚に思わず声を漏らした。
アクロアはそんなモリオンを愛おしそうに見つめると、彼の中に残る白濁を掻き出す為に指をアナルにあてがった。
「んあっ……!アクロア……そ、そこは……!」
モリオンは昨日のことを思い出してしまい、思わず赤面した。アクロアは彼が痛がっていないか様子を確認しながら、慎重に指を挿入していく。
「後処理をしなければ、腹を壊してしまうからな。しっかり掻き出していくぞ。」
「うぁ゙っ……!はぁっ……ああっ!」
2本の指で中をゆっくりとかき混ぜるように解されながら、ドロリとした精液を掻き出される感覚に、モリオンはビクビクと身体を震わせた。
「だいぶ奥まで入ってしまったな……辛いかもしれないが、もう少しだけ我慢してくれ。」
アクロアはモリオンの様子を伺いながら、中に指を擦り付けるように解していく。
「はっ……あ゙っ……!ぉ゙っ!あぁっ!」
やがて指を引き抜くと、モリオンはガクガクと腰を震わせながらアクロアに縋りついた。
彼のアナルからコポコポと音を立てた白濁が止めどなく流れ出ており、それはとても卑猥な光景だった。
「……モリオン、すまない。お前の姿を見ていたら、また興奮してきてしまった。」
「なっ……!もう…昨日散々、シただろう…!これ以上は……本当に、壊れる……!」
モリオンが思わず抗議すると、アクロアは優しく微笑んだ。
「大丈夫だ、私がお前を壊す訳ないだろう?」
「……っ!ぁ、アクロア……ぁ、あ゙ぁ~!!」
温かな湯を浴びながら、アクロアはモリオンに覆い被さった。
───結局、部屋の片付けが済んだのは、お昼を過ぎてからだった。
普段より遅い時間に目覚めたモリオンは、身体に残る鈍い痛みと彼を受け入れた中の違和感に思わず呻いた。
昨晩の性行為は、今まで感じたことの無かった初めての快楽に翻弄され続け、気絶するように眠りについたからか、今のモリオンは何も着ていなかった。
「…ぅ゙……身体、が、痛い……」
ベッドの中でモゾモゾ動いていると、中に出された白濁が溢れ落ち、ゾクリとした感覚が背中を駆け抜けていく。
「…アクロア……」
ふと横を見ると、アクロアがこちらに顔を向けて眠る姿が目に入った。情事により髪や翼が乱れているものの、彼の美しさが損なわれることは無いようだ。
モリオンが、何も纏わないまま眠る彼の姿をじっと見つめていると、長い睫毛に縁取られた瞳がゆっくりと開いていく。
「おはよう、モリオン。」
透き通るような空色の瞳がモリオンの姿を捉えると、愛おし気に微笑んだアクロアはそっとモリオンを抱きしめた。
「随分と長い時間寝てしまったな。モリオン、身体は大丈夫か?」
「なんだか、鈍い痛みがあるが…一応動けるはずだ。」
「そうか…少し無理をさせてしまったな。しかし、ベッドも私達もこのままという訳にはいかない。まずは風呂に入って、それから片付けをしていこう。」
アクロアはモリオンの頬に軽くキスを落とすと、ベッドから起き上がりモリオンをお姫様抱っこで抱き上げた。
「なっ…!アクロア…!!」
「この方が動きやすいだろう?さぁ、このまま風呂に行くぞ。」
アクロアは、モリオンの身体を姫抱きにしたまま風呂場へと向かっていった。
風呂場のドアを開くと、浴槽に温かな湯が満たされている。どうやらセドニーが、2人が起きる前に準備をしておいてくれたようだ。
「流石セドニーだ、ありがたい。シャワーで身体を流したら、早速入ろう。」
アクロアはモリオンを床に下ろすと、シャワーのコックを捻り、自身やモリオンの身体に付いた汗や白濁を流すようにゆっくりと湯をかけていく。
「んっ……ふぅ……」
モリオンは、お湯が身体を流れていく感覚に思わず声を漏らした。
アクロアはそんなモリオンを愛おしそうに見つめると、彼の中に残る白濁を掻き出す為に指をアナルにあてがった。
「んあっ……!アクロア……そ、そこは……!」
モリオンは昨日のことを思い出してしまい、思わず赤面した。アクロアは彼が痛がっていないか様子を確認しながら、慎重に指を挿入していく。
「後処理をしなければ、腹を壊してしまうからな。しっかり掻き出していくぞ。」
「うぁ゙っ……!はぁっ……ああっ!」
2本の指で中をゆっくりとかき混ぜるように解されながら、ドロリとした精液を掻き出される感覚に、モリオンはビクビクと身体を震わせた。
「だいぶ奥まで入ってしまったな……辛いかもしれないが、もう少しだけ我慢してくれ。」
アクロアはモリオンの様子を伺いながら、中に指を擦り付けるように解していく。
「はっ……あ゙っ……!ぉ゙っ!あぁっ!」
やがて指を引き抜くと、モリオンはガクガクと腰を震わせながらアクロアに縋りついた。
彼のアナルからコポコポと音を立てた白濁が止めどなく流れ出ており、それはとても卑猥な光景だった。
「……モリオン、すまない。お前の姿を見ていたら、また興奮してきてしまった。」
「なっ……!もう…昨日散々、シただろう…!これ以上は……本当に、壊れる……!」
モリオンが思わず抗議すると、アクロアは優しく微笑んだ。
「大丈夫だ、私がお前を壊す訳ないだろう?」
「……っ!ぁ、アクロア……ぁ、あ゙ぁ~!!」
温かな湯を浴びながら、アクロアはモリオンに覆い被さった。
───結局、部屋の片付けが済んだのは、お昼を過ぎてからだった。
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