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5黄金狐
猫の怪異
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夕暮れ時の山の中を、白い髪の女が一人で歩いていた。
「おい、それ以上行くと危険だ」
声を掛けてくるものがあって、女は振り返る。
そこには、ぼさぼさの頭で無精ひげのガタイの良い男が立っていた。
振り返った女に、男は目を見張った。
夕暮れの赤い陽の中、女の白い顔は赤く染まり、妖艶にかがやく。
袴をはき男のようななりをしているが、それでも、目を奪われるほどの美しさに、唾を飲む。
「ご親切にありがとうございます。ですが、先を急ぐ旅ですので、このまま進もうかと思います」
女は丁寧に男に礼を言うと、山道をそのまま進もうとする。
「畜生、頑固だな。仕方ねえ。途中まで付いて行ってやるよ。お前、名は?」
男が、女に名を聞く。
女が、「白金と申します。あなたは?」と聞くので、男は、蒼月と短く答えた。
白金と蒼月は、共に山道を歩いていた。
段差のきついところや、小川を越える際には、蒼月が白金に手を貸してくれる。
なんだ、荒々しい容貌のわりに、存外優しい男なのだななどと、白金は思う。
「蒼月さんは、このような山奥で何をしていたのですか?」
「ちょっと、怪異が出ると噂を聞いて。確かめようと思ってな」
なるほど、蒼月ほどの体格の者ならば、腕試しでもしたくなったのだろう。
だが、このように噂を頼りに怪異を確認しに行っても、ただの事故だったり、山賊であったり、さらに言えば怪異のせいにした殺人であることが多い。
さて、期待通りの怪異が出ますでしょうか。
白金はつぶやく。
すっかり日の暮れた山道で、白金と蒼月は、歩みを止める。
妖狐である白金には、全く苦も無く辺りを見ることができるのだが、今は人間の振りをしている。これ以上、歩みを進めれば、妖であることがばれてしまうだろう。
明かりを。
そういって、松明の準備をしていると、茂みでガサリと音がする。
白金も蒼月もそちらを見ると、闇の中に、赤い二つの光が浮かんでいた。
赤い目を見た次の瞬間、白金は、毛むくじゃらの大きな腕に囚われて、闇空を飛んでいた。
狒々の化け物か。
白金が、自分をとらえた怪異を見る。
大きなサルが、うまそうじゃ、よい獲物じゃなどとブツブツ言っている。
狒々は、ぼろぼろになった屋敷に来ると、荒れた庭に下り立ち屋敷の中に呼びかける。
気付けば、白金は、5匹ほどの狒々の群れに囲まれていた。
さて、黄金が来るまで、どう時間を稼ぐかだな。
妖狐とバレてしまっては、狒々に逃げられてしまう。
実のところ、黄金は、白金の結界に姿を隠しながら、ずっと蒼月と白金と共にいた。
今は攫われた白金を追って森を走っている最中であろう。
私には、そもそも封印は出来ないし、黄金を待つ以外ない。
術を使わずに、どのようにするかだね。
未だ狒々に抱かれたまま、白金は、ため息をついた。
狒々にさらわれた白金を追って、蒼月と黄金は、森を走っていた。
二人の前には、白金の管狐が道を誘導する。
「妖狐であったか」
「お前こそ、山猫であったか。妖ならば、話は早い」
黄金と蒼月は、管狐を追う。管狐は、妖力の塊を、小さな狐の姿に変化させたものである。主の白金の妖力をたどり、二人を案内する。
「猫の怪異が出ると聞いていたのだが。狒々であったな」
「猫は、攫われた俺の妹分だ。人間と共に生きる道を選んだ妹が、狒々に攫われた。人間の男は、腰を抜かして逃げ帰ったのだが、その時に、猫の化け物にやられたと話したようだ」
難儀なものだなと、黄金は思う。
人間は、こちらに敵意があろうがなかろうが、妖と言うだけで、悪とみなし忌み嫌う。蒼月の妹が信じた人間も、彼女が人間であると思い込んでいた時には、仲睦まじくしていたのだろうが、いざ事が起こって本来の妖の部分が見えてしまって、腰を抜かし逃げかえったのだろう。
「生きて見つかるとよいのだが」
黄金が、蒼月を案ずる。
古い荒れた屋敷の前で、管狐がクルクルと回る。
「ここのようだ」
割れた土塀の隙間から中を覗くと、狒々の群れに囲まれて、白金が舞っていた。
稲荷神奉納の神楽。巫女舞。
稲荷神に捧げる神楽は、いくつかの場面に分かれ、時に面白おかしく、時に優美に舞い踊り、最後は、稲荷神の父である素戔嗚尊の八岐大蛇退治の舞でしめくくられる。白金は、その中の一つである二人の巫女が舞い捧げる巫女の舞を、一人で舞っている。
まだ黄金と白金が子狐であった頃に舞った、懐かしい舞であった。
5匹の狒々たちは、扇を広げ闇夜になおも白く浮かぶ優美な舞を、大人しく観ている。
「今の間に、封印を始める」
白金と狒々の周りを、黄金の青白い狐火が、静かに取り囲む。
白金は、黄金の狐火に気が付くと、扇を静かに地に置き、すうっと闇夜に溶けるように姿を消した。結界の中に逃れたのだ。
白金が姿を消し、狒々たちは騒ぎ出したが、黄金の封印の狐火に囲まれて逃げることは出来ない。
じわじわと狭まる狐火の円の中、狒々は次第に追い込まれていった。
一番大きな狒々が、仲間を踏み台にして、狐火の輪の外に出る。
踏み台にされた狒々は、ぎゃっと一声鳴いてつぶれる。
「しまった。一匹抜けた」
「俺がいく」
蒼月が、空に飛ぼうとしている狒々の足を掴んで、地面に叩きつける。
「白金、蒼月に結界を張ってやれ」
「言われなくとも、もう張っている」
いつの間にか黄金の後ろに立っていた白金は、蒼月に結界を張る。
蒼月の横に白金の狐火が灯り、結界の力で蒼月を防御する。
狒々が蒼月に殴りかかるが、狒々の攻撃は、結界に阻まれて蒼月には届かない。
蒼月が、上着を脱ぎ棄て、みるみる大きくなって、2本の尾の猫の化け物に変じる。
「おい、それ以上行くと危険だ」
声を掛けてくるものがあって、女は振り返る。
そこには、ぼさぼさの頭で無精ひげのガタイの良い男が立っていた。
振り返った女に、男は目を見張った。
夕暮れの赤い陽の中、女の白い顔は赤く染まり、妖艶にかがやく。
袴をはき男のようななりをしているが、それでも、目を奪われるほどの美しさに、唾を飲む。
「ご親切にありがとうございます。ですが、先を急ぐ旅ですので、このまま進もうかと思います」
女は丁寧に男に礼を言うと、山道をそのまま進もうとする。
「畜生、頑固だな。仕方ねえ。途中まで付いて行ってやるよ。お前、名は?」
男が、女に名を聞く。
女が、「白金と申します。あなたは?」と聞くので、男は、蒼月と短く答えた。
白金と蒼月は、共に山道を歩いていた。
段差のきついところや、小川を越える際には、蒼月が白金に手を貸してくれる。
なんだ、荒々しい容貌のわりに、存外優しい男なのだななどと、白金は思う。
「蒼月さんは、このような山奥で何をしていたのですか?」
「ちょっと、怪異が出ると噂を聞いて。確かめようと思ってな」
なるほど、蒼月ほどの体格の者ならば、腕試しでもしたくなったのだろう。
だが、このように噂を頼りに怪異を確認しに行っても、ただの事故だったり、山賊であったり、さらに言えば怪異のせいにした殺人であることが多い。
さて、期待通りの怪異が出ますでしょうか。
白金はつぶやく。
すっかり日の暮れた山道で、白金と蒼月は、歩みを止める。
妖狐である白金には、全く苦も無く辺りを見ることができるのだが、今は人間の振りをしている。これ以上、歩みを進めれば、妖であることがばれてしまうだろう。
明かりを。
そういって、松明の準備をしていると、茂みでガサリと音がする。
白金も蒼月もそちらを見ると、闇の中に、赤い二つの光が浮かんでいた。
赤い目を見た次の瞬間、白金は、毛むくじゃらの大きな腕に囚われて、闇空を飛んでいた。
狒々の化け物か。
白金が、自分をとらえた怪異を見る。
大きなサルが、うまそうじゃ、よい獲物じゃなどとブツブツ言っている。
狒々は、ぼろぼろになった屋敷に来ると、荒れた庭に下り立ち屋敷の中に呼びかける。
気付けば、白金は、5匹ほどの狒々の群れに囲まれていた。
さて、黄金が来るまで、どう時間を稼ぐかだな。
妖狐とバレてしまっては、狒々に逃げられてしまう。
実のところ、黄金は、白金の結界に姿を隠しながら、ずっと蒼月と白金と共にいた。
今は攫われた白金を追って森を走っている最中であろう。
私には、そもそも封印は出来ないし、黄金を待つ以外ない。
術を使わずに、どのようにするかだね。
未だ狒々に抱かれたまま、白金は、ため息をついた。
狒々にさらわれた白金を追って、蒼月と黄金は、森を走っていた。
二人の前には、白金の管狐が道を誘導する。
「妖狐であったか」
「お前こそ、山猫であったか。妖ならば、話は早い」
黄金と蒼月は、管狐を追う。管狐は、妖力の塊を、小さな狐の姿に変化させたものである。主の白金の妖力をたどり、二人を案内する。
「猫の怪異が出ると聞いていたのだが。狒々であったな」
「猫は、攫われた俺の妹分だ。人間と共に生きる道を選んだ妹が、狒々に攫われた。人間の男は、腰を抜かして逃げ帰ったのだが、その時に、猫の化け物にやられたと話したようだ」
難儀なものだなと、黄金は思う。
人間は、こちらに敵意があろうがなかろうが、妖と言うだけで、悪とみなし忌み嫌う。蒼月の妹が信じた人間も、彼女が人間であると思い込んでいた時には、仲睦まじくしていたのだろうが、いざ事が起こって本来の妖の部分が見えてしまって、腰を抜かし逃げかえったのだろう。
「生きて見つかるとよいのだが」
黄金が、蒼月を案ずる。
古い荒れた屋敷の前で、管狐がクルクルと回る。
「ここのようだ」
割れた土塀の隙間から中を覗くと、狒々の群れに囲まれて、白金が舞っていた。
稲荷神奉納の神楽。巫女舞。
稲荷神に捧げる神楽は、いくつかの場面に分かれ、時に面白おかしく、時に優美に舞い踊り、最後は、稲荷神の父である素戔嗚尊の八岐大蛇退治の舞でしめくくられる。白金は、その中の一つである二人の巫女が舞い捧げる巫女の舞を、一人で舞っている。
まだ黄金と白金が子狐であった頃に舞った、懐かしい舞であった。
5匹の狒々たちは、扇を広げ闇夜になおも白く浮かぶ優美な舞を、大人しく観ている。
「今の間に、封印を始める」
白金と狒々の周りを、黄金の青白い狐火が、静かに取り囲む。
白金は、黄金の狐火に気が付くと、扇を静かに地に置き、すうっと闇夜に溶けるように姿を消した。結界の中に逃れたのだ。
白金が姿を消し、狒々たちは騒ぎ出したが、黄金の封印の狐火に囲まれて逃げることは出来ない。
じわじわと狭まる狐火の円の中、狒々は次第に追い込まれていった。
一番大きな狒々が、仲間を踏み台にして、狐火の輪の外に出る。
踏み台にされた狒々は、ぎゃっと一声鳴いてつぶれる。
「しまった。一匹抜けた」
「俺がいく」
蒼月が、空に飛ぼうとしている狒々の足を掴んで、地面に叩きつける。
「白金、蒼月に結界を張ってやれ」
「言われなくとも、もう張っている」
いつの間にか黄金の後ろに立っていた白金は、蒼月に結界を張る。
蒼月の横に白金の狐火が灯り、結界の力で蒼月を防御する。
狒々が蒼月に殴りかかるが、狒々の攻撃は、結界に阻まれて蒼月には届かない。
蒼月が、上着を脱ぎ棄て、みるみる大きくなって、2本の尾の猫の化け物に変じる。
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