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2人で夜道を歩いていた。
夜、急にアイスが食べたくなった。
黙って買いに行くのもどうかと思い、一応コンビニまで出かける事を麻理恵に伝えると怒られてしまった。
「こんな夜中に1人で外に行って何かあったらどうするの!?」
英樹を心配し、付き添う事になった麻理恵だった。
申し訳なさそうにする英樹が可愛く見えた。
「・・・まだ怒ってる?」
「いいえ、さっきは感情的になりすぎたわ」
(いつタナトスが現れるかわからないのにこんな夜中にコンビニに行くなんて危険すぎるわ)
イマイチ狙われているという自覚のない英樹に呆れつつ2人はコンビニへ向かい歩き出した。
コンビニまで家から15分はかかる。
結構不便な場所に住んでいた。
人通りも少なく車も滅多に通らない。
暫く歩いていると瘴気を感じた麻理恵がマリエルに変化した。
「マリエル!?どうしたんだいきなり!」
「あいつが来るわ!タナトスよ!!」
マリエルとなった麻理恵の前にタナトスが現れた。
「うわぁぁ!!」
「大丈夫よ私が護るから、だって私は貴方の守護天使なんだから!」
そう言いタナトスに攻撃を仕掛けた。
以前のように天界の光をタナトスへ向け放った。
しかし、タナトスにはあまり効いていなかった。
「え・・・どうして・・・?」
「前は油断した。今回は魔具を持ってきた。天界の光から守ってくれる・・・」
そういいタナトスは魔具を見せた。
「くっ・・・」
「どうしたらいい!?」
焦る英樹の頬にキスをした。
「大丈夫、何があっても護るから」
マリエルは天界の光をさらに強め、タナトスと対峙した。
苦しんだタナトスが鎌を一振りしそれがマリエルに命中してしまった。
「マリエル!!」
「ぐあぁぁぁぁ!!」
タナトスの魔具は割れタナトスは天界の強い光に耐えられず姿を消した。
タナトスがいなくなると英樹はマリエルの元へ駆け寄った。
「私は・・・もう天界に帰らなければいけないみたいなの・・・」
「どうして!?」
「この傷を癒すには地上の空気は汚れているから・・・」
「マリエル・・・俺がもっと強ければ・・・」
英樹は涙を流した。
「これから強くなればいいのよ」
マリエルは宙に浮き、天へと昇っていく。
「マリエル俺、これからはもっと強い心を持って生きるよ」
「・・・ええ」
マリエルはふわりと笑い、天界へ帰って行った。
夜、急にアイスが食べたくなった。
黙って買いに行くのもどうかと思い、一応コンビニまで出かける事を麻理恵に伝えると怒られてしまった。
「こんな夜中に1人で外に行って何かあったらどうするの!?」
英樹を心配し、付き添う事になった麻理恵だった。
申し訳なさそうにする英樹が可愛く見えた。
「・・・まだ怒ってる?」
「いいえ、さっきは感情的になりすぎたわ」
(いつタナトスが現れるかわからないのにこんな夜中にコンビニに行くなんて危険すぎるわ)
イマイチ狙われているという自覚のない英樹に呆れつつ2人はコンビニへ向かい歩き出した。
コンビニまで家から15分はかかる。
結構不便な場所に住んでいた。
人通りも少なく車も滅多に通らない。
暫く歩いていると瘴気を感じた麻理恵がマリエルに変化した。
「マリエル!?どうしたんだいきなり!」
「あいつが来るわ!タナトスよ!!」
マリエルとなった麻理恵の前にタナトスが現れた。
「うわぁぁ!!」
「大丈夫よ私が護るから、だって私は貴方の守護天使なんだから!」
そう言いタナトスに攻撃を仕掛けた。
以前のように天界の光をタナトスへ向け放った。
しかし、タナトスにはあまり効いていなかった。
「え・・・どうして・・・?」
「前は油断した。今回は魔具を持ってきた。天界の光から守ってくれる・・・」
そういいタナトスは魔具を見せた。
「くっ・・・」
「どうしたらいい!?」
焦る英樹の頬にキスをした。
「大丈夫、何があっても護るから」
マリエルは天界の光をさらに強め、タナトスと対峙した。
苦しんだタナトスが鎌を一振りしそれがマリエルに命中してしまった。
「マリエル!!」
「ぐあぁぁぁぁ!!」
タナトスの魔具は割れタナトスは天界の強い光に耐えられず姿を消した。
タナトスがいなくなると英樹はマリエルの元へ駆け寄った。
「私は・・・もう天界に帰らなければいけないみたいなの・・・」
「どうして!?」
「この傷を癒すには地上の空気は汚れているから・・・」
「マリエル・・・俺がもっと強ければ・・・」
英樹は涙を流した。
「これから強くなればいいのよ」
マリエルは宙に浮き、天へと昇っていく。
「マリエル俺、これからはもっと強い心を持って生きるよ」
「・・・ええ」
マリエルはふわりと笑い、天界へ帰って行った。
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