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壊される平穏
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「今日はフルで働けるんだね?」
「はい」
昨夜のことがあるのであまり無理をさせたくない。
だが、真由子は頑なに大丈夫だと言い張る。
祐樹は折れて真由子に今日も”プリンセス”になってもらうことにした。
それは失敗だったと後で後悔するとも知らずに・・・。
真由子は先に1階に降り掛け看板をOPENにした。
すると後ろから声をかけられた。
「田中真由子さん」
振り返るとあの男が立っていた。
「ちょっと一緒に来てもらえるかな?」
「これから仕事なんです」
真由子はにっこり笑い応対した。
男のすぐ後ろには車が止まっていた。
嫌な予感がしたのですぐ店に入に入ろうと踵を返した。
しかし、後ろから口と体を押さえられてしまった。
「そんなに警戒しないでよ。傷つくなぁ」
そう言いながら男は真由子の両手をネクタイで縛り車に押し込んだ。
真由子の戻りが遅いので心配になり外へ出た祐樹の見たものは車で連れ去られていく真由子の姿だった。
ナンバープレートをスマホで取り、制服のまま真由子の父の元へ急いだ。
「なかなか1人にならないからさ、強引な手に出ちゃったよ」
「何が目的なんですか!?」
「男が女に求める事って一つじゃない?」
(私を抱く気なの!?)
真由子を乗せた車はすぐに高速に乗った。
「僕の名前は黒木巳継(くろき みつぐ)。」
「何で私を狙ったんですか?」
「さっきから質問だらけだね。僕はずっと君の事が好きだったんだ」
真由子はサーっと血の気の引く音が聞こえた気がした。
「降ろして!!」
「僕の家についたら降ろしてあげるよ」
「そ、そこで私をどうするの!?」
真由子は嫌な予感がしたが聞かずに入れなかった。
「決まっているじゃないか。抱かせてもらうよ」
「私には恋人がいます」
「知ってるよ。あのマスターだろう?大事に愛でてきた花を穢された気分だよ」
(この人は何を言っているのだろう・・・)
高速を降りるとすぐに巳継の家に着いてしまった。
「降りるよ。こっちにおいでよ」
なかなか車から降りない真由子にそう声をかけた。
しかし、これから強姦されることが分かっているのに降りれるはずがない。
痺れを切らした巳継は強い力で真由子の腕を引っ張り車から引きずり降ろした。
無理やり抱えられてしまった。
どんなに暴れても真由子も非力な少女だ。
大人の男の力に敵うはずはない。
担がれたまま巳継の部屋に連れ込まれた。
そのまま寝室へ連れて行かれた。
両手の戒めが外れた。
真由子の両手が自由になった。
それを見た巳継は言った。
「もっときつく縛っておくべきだったかな」
「私を喫茶店に帰して!」
(きっと今頃彼が心配している)
「俺の気が済んだら帰してあげる」
真由子は近くにあった枕を投げた。
「来ないで!!あっちへ行って」
「駄目だよ。そんなに大きな声を出しちゃ近所に迷惑だろう?」
そう言い真由子を捕まえベッドへ放り込まれた。
巳継が近づいてくる。
それだけでも恐怖だった。
これからされることを思うと吐き気がした。
巳継は真由子をベッドに押し倒し、上に覆いかぶさって来た。
ナイフで”プリンセス”の衣装を裂いていく。
「こんな服を着て俺以外の人間に笑いかけているなんて許せないよ」
「やめて!この服はマスターが作った大事なものなの!!」
「余計に許せないよ。安心してよ。帰す時には君に似合う服を買ってあるからそれを着ればいい」
大事にしていたドレスは無残にも切り裂かれてしまった。
真由子は心の中で愛おしい祐樹の名を呼んだ。
「はい」
昨夜のことがあるのであまり無理をさせたくない。
だが、真由子は頑なに大丈夫だと言い張る。
祐樹は折れて真由子に今日も”プリンセス”になってもらうことにした。
それは失敗だったと後で後悔するとも知らずに・・・。
真由子は先に1階に降り掛け看板をOPENにした。
すると後ろから声をかけられた。
「田中真由子さん」
振り返るとあの男が立っていた。
「ちょっと一緒に来てもらえるかな?」
「これから仕事なんです」
真由子はにっこり笑い応対した。
男のすぐ後ろには車が止まっていた。
嫌な予感がしたのですぐ店に入に入ろうと踵を返した。
しかし、後ろから口と体を押さえられてしまった。
「そんなに警戒しないでよ。傷つくなぁ」
そう言いながら男は真由子の両手をネクタイで縛り車に押し込んだ。
真由子の戻りが遅いので心配になり外へ出た祐樹の見たものは車で連れ去られていく真由子の姿だった。
ナンバープレートをスマホで取り、制服のまま真由子の父の元へ急いだ。
「なかなか1人にならないからさ、強引な手に出ちゃったよ」
「何が目的なんですか!?」
「男が女に求める事って一つじゃない?」
(私を抱く気なの!?)
真由子を乗せた車はすぐに高速に乗った。
「僕の名前は黒木巳継(くろき みつぐ)。」
「何で私を狙ったんですか?」
「さっきから質問だらけだね。僕はずっと君の事が好きだったんだ」
真由子はサーっと血の気の引く音が聞こえた気がした。
「降ろして!!」
「僕の家についたら降ろしてあげるよ」
「そ、そこで私をどうするの!?」
真由子は嫌な予感がしたが聞かずに入れなかった。
「決まっているじゃないか。抱かせてもらうよ」
「私には恋人がいます」
「知ってるよ。あのマスターだろう?大事に愛でてきた花を穢された気分だよ」
(この人は何を言っているのだろう・・・)
高速を降りるとすぐに巳継の家に着いてしまった。
「降りるよ。こっちにおいでよ」
なかなか車から降りない真由子にそう声をかけた。
しかし、これから強姦されることが分かっているのに降りれるはずがない。
痺れを切らした巳継は強い力で真由子の腕を引っ張り車から引きずり降ろした。
無理やり抱えられてしまった。
どんなに暴れても真由子も非力な少女だ。
大人の男の力に敵うはずはない。
担がれたまま巳継の部屋に連れ込まれた。
そのまま寝室へ連れて行かれた。
両手の戒めが外れた。
真由子の両手が自由になった。
それを見た巳継は言った。
「もっときつく縛っておくべきだったかな」
「私を喫茶店に帰して!」
(きっと今頃彼が心配している)
「俺の気が済んだら帰してあげる」
真由子は近くにあった枕を投げた。
「来ないで!!あっちへ行って」
「駄目だよ。そんなに大きな声を出しちゃ近所に迷惑だろう?」
そう言い真由子を捕まえベッドへ放り込まれた。
巳継が近づいてくる。
それだけでも恐怖だった。
これからされることを思うと吐き気がした。
巳継は真由子をベッドに押し倒し、上に覆いかぶさって来た。
ナイフで”プリンセス”の衣装を裂いていく。
「こんな服を着て俺以外の人間に笑いかけているなんて許せないよ」
「やめて!この服はマスターが作った大事なものなの!!」
「余計に許せないよ。安心してよ。帰す時には君に似合う服を買ってあるからそれを着ればいい」
大事にしていたドレスは無残にも切り裂かれてしまった。
真由子は心の中で愛おしい祐樹の名を呼んだ。
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