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瑞貴と過ごす

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食事は皆でとった。
瑞貴は食堂に行くときのみ鍵を開けてくれた。
瑞貴は食事に夢中になっていた。
今なら逃げられるのではと思い少し席を離そうとしたが瑞貴に睨まれてしまった。
瑞貴は由紀乃と離れる気はないらしい。
由紀乃の行動を終始見張っているような感じだ。
「由紀乃、食事が口にあわないのか?さっきから全く食べていないじゃないか」
「・・・あまり食欲がなくて」
(誰かに見張られながら食べるのは食べにくい)
「食え」
そう促され、肉まんを1つとり口に運んだ。
「美味しい」
「そうだろう?俺もそれ気に入っているんだ」
「そうなんだ」
共通のものを見つけて瑞貴は少し嬉しくなったようだった。
「今のところ瑞貴と一緒に過ごしてみてどうです?」
蛍が急に質問してきた。
「今のところ・・・そんなに好きじゃありません」
「はははははは」
「瑞貴の何が気に入らなかったんですか?」
結城は豪快に笑い、蛍は心配してくれた。
(言えない。濃厚なキスをされたなんて・・・しかもファーストキスだったなんて)
「言えませんが、強引なところが嫌いです!」
「へぇ、あんなに気持ち良さそうだったのに・・・」
小声で耳打ちされた。
由紀乃は真っ赤になった。
「はっ、そういう反応は可愛いのにな」
そう言いながらひっぱたかれた頬を撫でた。
「2人の間で何があったか知りませんが妙な事をしたらいけませんよ。瑞貴!」
「お説教かよ・・・あー、はいはい」
「ちゃんと真面目に聞きなよ。由紀乃に選ばれたいなら彼女の嫌がる行動はやめた方が良いよ」
そう言ったのは結城だった。
全くだと由紀乃は頷いた。
由紀乃は今日は瑞貴の部屋で休むことになっている。
安心して一晩眠れる気がしない。
しかし、相性を確認するためだ。
とりあえず内側から鍵をかけないようにお願いしておこう。
食事と入浴を終え、瑞貴の部屋に戻った。
この屋敷には使用人たちがたくさんいて蛍、瑞貴、結城と由紀乃の世話をしてくれる。
衣食住には困りそうにないが用意されていた寝間着が浴衣のようなものでスースーする。
こんな姿で戻ると本当に襲われそうだ。
だが、今晩は瑞貴の部屋に泊まる事になっている。
戸をトントンっとノックをすると中から返事がした。
部屋の中に入ると瑞貴は本を読んでいた。
日本のガイドブックだった。
髪の毛を拭きながらそのガイドブックを覗き込んだ。
すると東京のページだった。
「東京に行ってみたいの?」
「ああ、色々なものがここに集まってるんだろう?」
「うん」
確かに東京には色々なもので溢れかえっている。
瑞貴は食い入るようにガイドブックを見ていた。
(・・・この調子なら何もされなさそうね)
「私はもう休ませてもらうわね」
そう言ってベッドへ入った。
暫くすると瑞貴もベッドに入ってきた。
瑞貴は由紀乃の体に触れだした。
「な!」
「なにするの!?」
「由紀乃、お前俺を男として意識していないだろう?」
「そ、そんなことないわ」
「じゃあ、どうして何の抵抗もなく同じベッドに入ろうと思った?」
そう言いながら瑞貴は由紀乃に覆いかぶさってきた。
「昼間の続きをしようか。そうすれば男として意識してくれるだろう?」
「や、やめて。大声出すわよ?」
「やってみろよ。人払いしているから誰も来ないぜ」
瑞貴の瞳が妖しく煌いた。
「んぅ!」
いきなり激しいキスをされ胸を揉み始めた。
最初はくすぐったいだけだったが次第におかしな気分になってきた。
「あん、やぁぁん」
喘ぎ始めた由紀乃を見て瑞貴は言った。
「なかなかいい声で鳴くじゃないか」
瑞貴は寝間着をはだけさせショーツを脱がせた。
指の腹で快楽の芽を何度もこすり上げた。
「あ、やぁ。そこは・・・だめぇ・・・」
ジタバタ暴れる由紀乃の足を掴み蜜口からこぼれる蜜を舐めとった。
「次から次へと溢れてくるぞ?」
「ひぅ!」
「お前、こういう行為に慣れていないようだが経験がないのか?」
「~っ!」
「図星か」
「これから俺が毎晩ほぐしてやるよ。初めての時に痛みが少なくて済むようにな」
「け、結構です!」
「もう、やめてよ」
「まだそんな口が利けるのか?」
瑞貴は蜜壺の中に指を入れ中をかき混ぜ始めた。
ある一カ所に指があたると明らかに由紀乃は違った反応を見せた。
「ここか」
そう言うと指でそこを責め始めた。
「やぁぁぁぁっ」
初めて由紀乃は達した。
そこで気を失ってしまった。
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