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本当の初夜
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「おはよう」
「お、おはよう!」
目が覚めると綺麗な顔が微笑んでいるのが視界に入ってきた。
昨夜の事を思い出すだけでも恥ずかしい。
「昨夜言ったことは実行するからな」
追い打ちをかけるようにグレンは言う。
「何の事だったかな・・・?」
とぼけてみても逃げられるはずはない。
「昨夜は手を出さなかったんだ。約束は守ってもらうからな」
そう言い部屋で着替えを済ませてから公務の為に出て行った。
マリアは内側から鍵をかける前に呼び鈴を鳴らしマナに昨夜の事を相談した。
マナは凄く喜んでいた。
「マリア様頑張りましたね」
「はぁ・・・、グレンから逃れる方法は無いでしょうか?」
何とか助け船が欲しくてそう訊ねてみた。
「無いですね」
きっぱりと跳ねのけられてしまった。
「え・・・?ないんですか?」
あまりの事に動揺しているとたたみかける様にマナは話し出した。
「いいですか?グレン王は約束を必ず果たしながら功績を立ててきた方です」
「はい・・・」
「諸国からの信頼も厚く、一目置かれている存在です」
「・・・」
マリアは絶望感で一杯になった。
「あの、夜の作法とか何も知らないんですが・・・」
マリアの学校ではそこまで詳しく教えてくれなかった。
先生は「こういうのは実際に体験してみないとわかりません」と言っていた・・・。
色々考えていると夜になってしまった・・・。
(どうしよう)
(とりあえず隠れるか?)
「どうしよう、どうしよう・・・」
湯あみの際、いつもより丁寧に洗った自分も恥ずかしい。
「これじゃあ、抱いて欲しいみたいじゃない・・・」
マリアが項垂れながらベッドに腰かけていると湯あみを済ませたグレンが部屋へ帰ってきた。
「・・・逃げなかったのか?」
「努力はしたけど逃げ場は無かった」
素直に言うと頭を撫でられた。
「なるべく痛くないように努めるからそう怯えるな」
「でも、初めてだから怖いの」
「大丈夫だ、俺も初めてだ」
その言葉に耳を疑った。
「へ?」
「だから、俺も経験がないんだ」
「後宮があるのに?」
「皆、俺から見たら敵だ。抱く気になれん」
そういえば以前にも同じような事を言っていたような・・・。
「それに言っただろう。好きな相手位は自分の意思で選ぶと」
「それはそうだけど・・・」
(後宮を持っている王がそういう経験がないなんて信じにくい事よ?)
マリアはあえてその事を口には出さなかった。
「初めて同士という事か」
「そ、そうみたい」
「大丈夫だ。一通り学んでいる。安心しろ」
初めての人に言われても不安しかない。
「・・・わかった」
「・・・服を脱がせてもいいか?」
「~っ!・・・いいよ・・・」
(わぁ、恥ずかしい)
グレンはゆっくりした手つきでボタンを外していく。
全ての衣類を取り払った後、グレンは言った。
「本当に肌が透けるように白いな」
「グレンも気持ち悪いと思う?」
もそもそとシーツで隠しながらそう問うとグレンは言った。
「いや、美しいと思うぞ」
自身の服を脱ぎ捨てながらシーツに包まっているマリアに近づいてきた。
そして、体に巻かれたシーツを剥いだ。
「きゃぁぁぁ!!」
「大人しくしろ。こうしないと先に進めない」
そう言い2人共生まれたままの姿で向き合った。
初めて見る男性の体はとても自分の物と違った。
「・・・そうだけど・・・」
目をそらし、なるべく男性器を見ないようにした。
マリアは既に立ち上がったモノを見てしまった。
「私の中にそんなの挿ると思えない」
「そんなもの扱いするな」
「でも・・・」
「お前は大人しくしていればいい。怪我をさせたくないんだ。暴れるなよ?」
グレンはマリアに脅しの一言をかけた。
マリアは動くのをやめた。
するとグレンはキスをしてきた。
初めは甘いキスを体中に浴びせてきた。
「ん!うぅんっ」
「感じるのか?」
「分からない、くすぐったいのか気持ちいいのか・・・」
「そうか」
そう言いながら胸を揉み始めた。
胸の頂を口に含み舌先で転がされ、もう片方の胸を揉まれた。
初めはあまりの刺激に身を捩っていたが自分でも体から甘い疼きがするのを感じた。
もっと刺激が欲しくてグレンに縋った。
秘部が濡れている感じがして足をもじもじと動かし隠そうとしたがグレンの手によってすぐに暴かれてしまった。
マリアは蜜口にグレンの指が1本入ってくるのを感じた。
ヒクっと体が反応してしまう。
もう片方の手で花芯を探り当てられてしまいマリアは小さく悲鳴を上げた。
「ひっ」
「ひん、ひぅ!も、やぁ恥ずかしい」
「そのわりにはしっかり濡れているぞ」
「指を増やすぞ」
そう言いながら指の数をいきなり3本に増やした。
ピリッとした痛みが走った。
しかし一生懸命ほぐしてくれているので文句は言えない。
「そろそろいいか?」
「本当に痛くない?」
「それは保証できない」
「そんなー・・・」
そう言おうとした時マリアは頭まで突き抜ける痛みを感じた。
「ひぁぁぁぁっ!!」
「・・・痛かったか?」
頬を撫でられながら問われた。
「もう・・・終わった・・・の?」
「いや、これからが本番だ」
「嫌!もう抜いてぇ!!痛いの!!」
「我慢しろ!じきに好くなる」
そう言いながら激しく腰を動かし始めた。
「痛いっ・・・もう、やめ・・・」
「途中でやめることはできない」
「はぁん、うぅん!」
何度も突かれ抜かれているうちにだんだん何かが押し寄せてくる感覚に陥った。
「やぁぁぁぁんっ!」
グレンのモノをきつく締め付け始めた。
「くっ、きつい」
それでもグレンは腰の動きをやめなかった。
そしてグレンは白濁した液体をマリアの蜜壺に放った。
拙い営みではあったがグレンは満足していた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
声を上げすぎてマリアは喉を傷めた。
未だに荒い息遣いをしているグレンが近づいてきた。
「ひっ!!もういやぁ」
予告通り何度も抱かれ、いつしかマリアは意識を失っていた。
「お、おはよう!」
目が覚めると綺麗な顔が微笑んでいるのが視界に入ってきた。
昨夜の事を思い出すだけでも恥ずかしい。
「昨夜言ったことは実行するからな」
追い打ちをかけるようにグレンは言う。
「何の事だったかな・・・?」
とぼけてみても逃げられるはずはない。
「昨夜は手を出さなかったんだ。約束は守ってもらうからな」
そう言い部屋で着替えを済ませてから公務の為に出て行った。
マリアは内側から鍵をかける前に呼び鈴を鳴らしマナに昨夜の事を相談した。
マナは凄く喜んでいた。
「マリア様頑張りましたね」
「はぁ・・・、グレンから逃れる方法は無いでしょうか?」
何とか助け船が欲しくてそう訊ねてみた。
「無いですね」
きっぱりと跳ねのけられてしまった。
「え・・・?ないんですか?」
あまりの事に動揺しているとたたみかける様にマナは話し出した。
「いいですか?グレン王は約束を必ず果たしながら功績を立ててきた方です」
「はい・・・」
「諸国からの信頼も厚く、一目置かれている存在です」
「・・・」
マリアは絶望感で一杯になった。
「あの、夜の作法とか何も知らないんですが・・・」
マリアの学校ではそこまで詳しく教えてくれなかった。
先生は「こういうのは実際に体験してみないとわかりません」と言っていた・・・。
色々考えていると夜になってしまった・・・。
(どうしよう)
(とりあえず隠れるか?)
「どうしよう、どうしよう・・・」
湯あみの際、いつもより丁寧に洗った自分も恥ずかしい。
「これじゃあ、抱いて欲しいみたいじゃない・・・」
マリアが項垂れながらベッドに腰かけていると湯あみを済ませたグレンが部屋へ帰ってきた。
「・・・逃げなかったのか?」
「努力はしたけど逃げ場は無かった」
素直に言うと頭を撫でられた。
「なるべく痛くないように努めるからそう怯えるな」
「でも、初めてだから怖いの」
「大丈夫だ、俺も初めてだ」
その言葉に耳を疑った。
「へ?」
「だから、俺も経験がないんだ」
「後宮があるのに?」
「皆、俺から見たら敵だ。抱く気になれん」
そういえば以前にも同じような事を言っていたような・・・。
「それに言っただろう。好きな相手位は自分の意思で選ぶと」
「それはそうだけど・・・」
(後宮を持っている王がそういう経験がないなんて信じにくい事よ?)
マリアはあえてその事を口には出さなかった。
「初めて同士という事か」
「そ、そうみたい」
「大丈夫だ。一通り学んでいる。安心しろ」
初めての人に言われても不安しかない。
「・・・わかった」
「・・・服を脱がせてもいいか?」
「~っ!・・・いいよ・・・」
(わぁ、恥ずかしい)
グレンはゆっくりした手つきでボタンを外していく。
全ての衣類を取り払った後、グレンは言った。
「本当に肌が透けるように白いな」
「グレンも気持ち悪いと思う?」
もそもそとシーツで隠しながらそう問うとグレンは言った。
「いや、美しいと思うぞ」
自身の服を脱ぎ捨てながらシーツに包まっているマリアに近づいてきた。
そして、体に巻かれたシーツを剥いだ。
「きゃぁぁぁ!!」
「大人しくしろ。こうしないと先に進めない」
そう言い2人共生まれたままの姿で向き合った。
初めて見る男性の体はとても自分の物と違った。
「・・・そうだけど・・・」
目をそらし、なるべく男性器を見ないようにした。
マリアは既に立ち上がったモノを見てしまった。
「私の中にそんなの挿ると思えない」
「そんなもの扱いするな」
「でも・・・」
「お前は大人しくしていればいい。怪我をさせたくないんだ。暴れるなよ?」
グレンはマリアに脅しの一言をかけた。
マリアは動くのをやめた。
するとグレンはキスをしてきた。
初めは甘いキスを体中に浴びせてきた。
「ん!うぅんっ」
「感じるのか?」
「分からない、くすぐったいのか気持ちいいのか・・・」
「そうか」
そう言いながら胸を揉み始めた。
胸の頂を口に含み舌先で転がされ、もう片方の胸を揉まれた。
初めはあまりの刺激に身を捩っていたが自分でも体から甘い疼きがするのを感じた。
もっと刺激が欲しくてグレンに縋った。
秘部が濡れている感じがして足をもじもじと動かし隠そうとしたがグレンの手によってすぐに暴かれてしまった。
マリアは蜜口にグレンの指が1本入ってくるのを感じた。
ヒクっと体が反応してしまう。
もう片方の手で花芯を探り当てられてしまいマリアは小さく悲鳴を上げた。
「ひっ」
「ひん、ひぅ!も、やぁ恥ずかしい」
「そのわりにはしっかり濡れているぞ」
「指を増やすぞ」
そう言いながら指の数をいきなり3本に増やした。
ピリッとした痛みが走った。
しかし一生懸命ほぐしてくれているので文句は言えない。
「そろそろいいか?」
「本当に痛くない?」
「それは保証できない」
「そんなー・・・」
そう言おうとした時マリアは頭まで突き抜ける痛みを感じた。
「ひぁぁぁぁっ!!」
「・・・痛かったか?」
頬を撫でられながら問われた。
「もう・・・終わった・・・の?」
「いや、これからが本番だ」
「嫌!もう抜いてぇ!!痛いの!!」
「我慢しろ!じきに好くなる」
そう言いながら激しく腰を動かし始めた。
「痛いっ・・・もう、やめ・・・」
「途中でやめることはできない」
「はぁん、うぅん!」
何度も突かれ抜かれているうちにだんだん何かが押し寄せてくる感覚に陥った。
「やぁぁぁぁんっ!」
グレンのモノをきつく締め付け始めた。
「くっ、きつい」
それでもグレンは腰の動きをやめなかった。
そしてグレンは白濁した液体をマリアの蜜壺に放った。
拙い営みではあったがグレンは満足していた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
声を上げすぎてマリアは喉を傷めた。
未だに荒い息遣いをしているグレンが近づいてきた。
「ひっ!!もういやぁ」
予告通り何度も抱かれ、いつしかマリアは意識を失っていた。
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