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1章 最強のウィザード様
嗚呼、私のウィザードさま 「やっぱり軟派なウィザード様?」
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マンション 最上階
エレベータが到着する マリアが歩きながら思う
(リナ… なんだか凄く綺麗だったな… 大好きだから 待っていられる… 彼の事 信じていられるんだ… それって)
マリアがインターフォンを押し ドアを開けながら思う
(とっても 強くて 素敵だと思う…)
マリアが言う
「ウィザード様 お迎えに上がりまし… たっ!?」
レイが言う
「マリアー!」
レイがマリアに抱き付く マリアが表情をしかめて思う
(ア… アレ…?何日振りかに 戻った?)
レイがマリアの頭を撫でながら言う
「マリアー こんなに早く 戻って来てくれるって事は やっぱり!」
マリアが疑問して言う
「え?こんなに早く戻ってって?いつも通り…」
マリアがハッとして思う
(あっ そうだった!今日から時間を 以前と同じに 戻したのにっ!?)
マリアがレイを引き離しながら言う
「ち、違うんです!これはっ あのっ!」
マリアが思う
(時間を間違えて…!)
レイが苦笑して言う
「分かってるって マリア!」
マリアが言う
「え?」
レイが言う
「マリアは 大灯魔台の儀式の事が 気になったんだろ?それで」
マリアが言う
「あ…」
マリアが思う
(忘れてたっ!!)
レイが言う
「相変わらず マリアは 仕事熱心だよな?」
マリアが呆れて思う
(私 奉者 失格かも…)
マリアがソファに座り資料を見ながら言う
「私が習った時には 大灯魔台の灯魔儀式は 灯魔作業を終えた6つの町の ウィザード様が集まるって聞いていたんですが 今朝の電話では6人の準備が終わったので 残りの1名として ウィザード様にって… それって どう言う意味なんでしょう?」
レイが紅茶を入れつつ言う
「ああ それはさ?昔は 大灯魔台の儀式は 6人でやってたんだけど あんまりにも失敗が多いから 1人増やしたらしいな?はい マリア?」
マリアが紅茶を受け取りつつ言う
「あ、有難う御座います… えっと それじゃ 結局 7人でやるんですか?」
レイがマリアの隣に座って言う
「うん 儀式の失敗は 本番までは有り得無いけど 途中までの起動儀式にも参加しないと 本番で魔力の性質が合わなくなっちゃうからな? 結局 やる事は一緒だよ?」
マリアが言う
「やる事は一緒… それじゃ…」
マリアが紅茶を一口飲み思う
(あ… やっぱり 魔法が掛かってる)
マリアが微笑する レイが言う
「その7人目だって 他の6人と 同じって事だよ でも どの道 俺たちは参加出来ないから 断りの連絡を入れたら 良いんじゃないか?」
マリアが言う
「え?どうして…?何で 参加出来ないんですか!?」
レイが言う
「何でって それはもちろん」
マリアが言う
「もちろん?」
レイが言う
「大灯魔台の儀式が行われるのは マリアの会社がある日だからさ?」
マリアが衝撃を受けて言う
「えっ!?」
レイが言う
「マリア 月曜日は絶対休めないって いつも言ってるだろ?」
マリアが慌てて言う
「そ、それは 言ってますけどっ!?…まさか それだけの理由で!?」
レイが言う
「それだけって?マリアにとっては 大切な事だろう?」
マリアが言う
「そ、それは そうですけどっ!?」
レイが言う
「だから無理!それに 大灯魔台の灯魔儀式って ウィザードの認定審査だし」
マリアが言う
「認定審査?」
レイが言う
「うん 町に配属される方じゃなくて 神に選ばれる方のな?」
マリアが言う
「え…?」
レイが言う
「各町の管轄する灯魔台へ灯魔を行ったって事は ウィザードとしての修行は終わったって事だから 次は 神に選ばれる為の試験を受けるんだよ それが 大灯魔台の灯魔儀式」
マリアが資料を見ながら言う
「そ、そんな事は書かれて…っ あ、でも 確かに 儀式の参加者は その能力を 灯魔台巡礼者たちに 評価されるって…」
レイが言う
「うん その巡礼者たちって言うのは 普段 俺やマリアが灯魔儀式に行く時に 神館に居て見てる連中だよ あいつらも その町の代表として 大灯魔台の灯魔儀式に巡礼して 自分たちの灯魔台への灯魔に対する評価も含めて 全てのウィザードを審査をするんだ」
マリアが言う
「そうだったんですか… それで 普段の灯魔儀式の時にも いらしてたんですね?」
レイが言う
「そう言う事だな?あいつらは普段も評価してたって事だよ あ、それに その大灯魔台でのウィザードの評価は 奉者もするんだぜ?マリア」
マリアが紅茶を飲んでいた状態で慌てて驚いて言う
「えっ えぇっ!?」
レイが言う
「何て言っても 奉者はウィザードの一番近くに居る人なんだから 奉者の権限は大きいんだ 奉者の投じる1票は 巡礼者たちの100票に値する」
マリアが驚いて言う
「そ、そんなにっ!?」
レイが言う
「それはそうだよ?だって 嫌いなら さっさと辞れば良いだろ?そのウィザードの奉者をさ?」
マリアが気付いて言う
「あ… そうですね…?奉者は退任する事も 出来るんだっけ…」
レイが苦笑して言う
「それをしないで わざわざ 大灯魔台の儀式まで付き合って そこで そんな事される程 酷いウィザードは 前代未聞だな!」
マリアが紅茶を飲みつつ思う
(確かに 100票の重みを持つ票を 自分のウィザードから外す奉者なんて 考えられない… それこそ 奉者失格よね…?)
マリアがふと気付いて レイを見てから言う
「あ… あれ?ウィザード様は?お茶は?」
レイが言う
「ん?ああ、俺は さっき戻った時に飲んだから」
マリアが一瞬呆気に取られる レイが言う
「そろそろ時間だな?」
レイが立ち上がって寝室へ向かう マリアが慌てて言う
「あっ は、はいっ!」
マリアが時計を見て紅茶を飲み干してから カップを見て思う
(それじゃ… 私の為だけに 淹れてくれてたんだ…)
マリアが微笑する レイが法衣を着て戻って来る マリアが言う
「では 行きましょう!」
レイが言う
「うん!」
マリアが歩きながら思う
(私がもし 評価をするとしたら?…もちろん ウィザード様に票を入れる …だって 色々有ったけど)
レイが振り向いて疑問して言う
「マリア?どうかしたのか?」
マリアが微笑して言う
「いいえ!」
レイが微笑して頷く マリアがドアを開ける レイがドアを出る マリアが思う
(この人は ”私のウィザード様”だから!)
マリアがレイを追う
ケーキ店
マリアが言う
「今日は私のおごりだから!好きな物 思いっきり食べて!」
マキが喜んで言う
「やったぁ~!」
リナが笑って言う
「相変わらずね?マキは」
マリアがリナを見て言う
「リナも遠慮しないでね!?」
リナが苦笑して言う
「ありがとう」
マキが喜んでデザートを選んでいる マリアが言う
「でも リナちょっと痩せた?つわりとか やっぱり辛いの?」
リナが言う
「ん?ううん… つわりは あんまり無いんだけど…」
マリアが言う
「どうかしたの?」
リナが苦笑してから気を取り直して言う
「ううん!何でもないわ?出産に対して ちょっとナーバスになってるのかな?美味しいデザート一杯食べて 気分転換しちゃおう!」
マリアが微笑して言う
「うん!それが良いよ!」
リナが言う
「所で マリア?なんで今日は ケーキのご馳走パーティーなの?」
マリアが言う
「実は…」
マキがケーキをたくさん選び取って来て言う
「絶対休暇禁止の 超多忙デーである 月曜日に休暇を申請した バツゲームでーす!」
リナが言う
「え?月曜日に?それは…」
マリアが頼み込んで言う
「リナっ!お願いっ!その1日だけっ!私の代わりに 書類作成をしてくれないっ!?」
リナが呆気に取られて言う
「えぇ!?」
マリアが言う
「会社に行かなくても出来るように マキに中央公園まで 資料を運んでもらうから お昼にそれを受け取って 午後5時までに!…ダメ?」
リナが軽く笑ってから言う
「うふふふっ そう言う事?」
マリアが言う
「そ… そう言う事…」
マキがケーキを食べながら言う
「そー言う事ー!」
リナが言う
「分かった 協力する!」
マリアが言う
「ありがと~っ!リナっ!マキも!本当に助かる!」
リナが言う
「その代わり」
マリアが言う
「その代わり 何!?何でも言って!?」
リナが言う
「そこまでして 月曜日に休暇を取る… その理由を教えなさいっ!?」
マリアが言う
「あ~ そ、それは… 実は…」
月曜日 マンション レイの部屋
マリアが言う
「お早う御座います!ウィザード様!お迎えに上がりまし… たっ!?」
レイが抱き付いて来て言う
「マリアー!」
マリアがレイを剥がしながら言う
「ウィザード様っ!どうして法衣を着てないんですかっ!?今日は大灯魔台の灯魔儀式なんですからっ 余裕を持って 早めに出発しますと お伝えしたじゃないですかっ!?」
レイが言う
「うん!だから 俺 マリアに 選んでもらおうと思ってさ!」
マリアが言う
「え… 選ぶって?」
レイが言う
「今日はいつもと違って 大灯魔台の灯魔儀式なんだから 俺たちの他にも 6人のウィザードと 6人の奉者が居るんだ!」
マリアがハッとして思う
(そ… そっか… 他のウィザード様を目にする事になる とは思ってたけど 奉者も私の他に6人…)
レイが言う
「って事は 法衣の色も 気にしなきゃいけないだろ?」
マリアが衝撃を受けて言う
「えっ?法衣の… 色っ!?」
レイが言う
「大灯魔台の灯魔儀式は 今までの灯魔台儀式の 集大成なんだから その修行の成果を 色で現さないと 見た目で分からないだろ?」
マリアが困って言う
「し、しかし… それを言うのでしたら 私たちは まだこの町の灯魔台の灯魔儀式を 全て終わらせてはいないのですから 一番低い色にしなくては いけないのでは ないですか?」
レイが言う
「けど、灯魔台の灯魔儀式は ウィザードにとっては 唯の修行の一部なんだからさ?重要なのは 魔力の強さだよ!」
マリアが言う
「魔力の強さ… そう言えば」
マリアが思う
(大灯魔台の灯魔儀式に付いての資料に ウィザードの正装資料が載ってた… そこに 色に付いての事が書かれていて 一番低いのが黒… そこから 神様の衣服とされている 白色へ向かう程 偉い人 …つまり 魔力の強い人って事になるのかな?)
レイが言う
「マリアはいつも ウィザードらしくって言うからさ?俺も 基本色のままにしてたけど 今回はマリアだけじゃなくて 他の奉者たちにも見られるんだから 正しい色で分からせた方が良いだろ?」
マリアが不満そうに思う
(それって つまり 他の奉者の女の子たちに 自分が凄いって事を見せ知らせたいって事?やっぱり この軟派ウィザード様はっ)
マリアが不満そうに言う
「それじゃ ウィザード様自身は 何色にするつもりなんですか?」
レイが言う
「うん やっぱ 白かな?」
マリアが衝撃を受ける レイが嬉しそうに言う
「けど、マリアが控えめが良いって言うのなら 少し色を付けて ワインレッドでも良いし ライトグリーンとか スカイブルーでも けど、黄色系にするんだったら やっぱり 白の方が似合うかなって 俺は思うけど?」
マリアが怒って言う
「黒にして下さいっ!」
レイが衝撃を受けて言う
「えっ!?黒ぉっ!?何でっ!?」
マリアが怒って言う
「何でも何もありませんっ!まったく 何で 貴方はそうなんですかっ!?折角 かなり 見直していたのにっ!一気に 初日に 逆戻りですよ!?」
レイが焦って言う
「えー!?俺 初日だって 黒なんて着て無いよぉ!?マリアー!?」
マリアが言う
「大体 修行途中の身でありながらっ 大灯魔台の儀式に出るんですから!少しは 謙虚にして下さい!恥ずかしいじゃないですかっ!?」
レイが言う
「だって 俺 強いしー!?」
マリアが言う
「強くたって駄目ですっ!そんなんじゃ 神様だって 選んではくれませんよっ!?」
レイが言う
「別に良いもんっ 俺は ”マリアのウィザード様”だから!マリアにだけ選んでもらえれば それで良い!」
マリアが言う
「だったら 黒にして下さいっ!」
レイが言う
「えぇえ~?なら せめて いつもと同じ 紺色にしようよ?黒じゃ変だよ ウィザードの癖に 魔法使いみたいじゃないか?」
マリアが言う
「でしたら いつもと同じで結構ですっ!早く着て来て下さいっ!遅れちゃいますよ!?」
レイが言う
「それじゃ マリアー?」
マリアが怒って言う
「もう ”マリアー”は 良いですから 早くっ!」
続く
エレベータが到着する マリアが歩きながら思う
(リナ… なんだか凄く綺麗だったな… 大好きだから 待っていられる… 彼の事 信じていられるんだ… それって)
マリアがインターフォンを押し ドアを開けながら思う
(とっても 強くて 素敵だと思う…)
マリアが言う
「ウィザード様 お迎えに上がりまし… たっ!?」
レイが言う
「マリアー!」
レイがマリアに抱き付く マリアが表情をしかめて思う
(ア… アレ…?何日振りかに 戻った?)
レイがマリアの頭を撫でながら言う
「マリアー こんなに早く 戻って来てくれるって事は やっぱり!」
マリアが疑問して言う
「え?こんなに早く戻ってって?いつも通り…」
マリアがハッとして思う
(あっ そうだった!今日から時間を 以前と同じに 戻したのにっ!?)
マリアがレイを引き離しながら言う
「ち、違うんです!これはっ あのっ!」
マリアが思う
(時間を間違えて…!)
レイが苦笑して言う
「分かってるって マリア!」
マリアが言う
「え?」
レイが言う
「マリアは 大灯魔台の儀式の事が 気になったんだろ?それで」
マリアが言う
「あ…」
マリアが思う
(忘れてたっ!!)
レイが言う
「相変わらず マリアは 仕事熱心だよな?」
マリアが呆れて思う
(私 奉者 失格かも…)
マリアがソファに座り資料を見ながら言う
「私が習った時には 大灯魔台の灯魔儀式は 灯魔作業を終えた6つの町の ウィザード様が集まるって聞いていたんですが 今朝の電話では6人の準備が終わったので 残りの1名として ウィザード様にって… それって どう言う意味なんでしょう?」
レイが紅茶を入れつつ言う
「ああ それはさ?昔は 大灯魔台の儀式は 6人でやってたんだけど あんまりにも失敗が多いから 1人増やしたらしいな?はい マリア?」
マリアが紅茶を受け取りつつ言う
「あ、有難う御座います… えっと それじゃ 結局 7人でやるんですか?」
レイがマリアの隣に座って言う
「うん 儀式の失敗は 本番までは有り得無いけど 途中までの起動儀式にも参加しないと 本番で魔力の性質が合わなくなっちゃうからな? 結局 やる事は一緒だよ?」
マリアが言う
「やる事は一緒… それじゃ…」
マリアが紅茶を一口飲み思う
(あ… やっぱり 魔法が掛かってる)
マリアが微笑する レイが言う
「その7人目だって 他の6人と 同じって事だよ でも どの道 俺たちは参加出来ないから 断りの連絡を入れたら 良いんじゃないか?」
マリアが言う
「え?どうして…?何で 参加出来ないんですか!?」
レイが言う
「何でって それはもちろん」
マリアが言う
「もちろん?」
レイが言う
「大灯魔台の儀式が行われるのは マリアの会社がある日だからさ?」
マリアが衝撃を受けて言う
「えっ!?」
レイが言う
「マリア 月曜日は絶対休めないって いつも言ってるだろ?」
マリアが慌てて言う
「そ、それは 言ってますけどっ!?…まさか それだけの理由で!?」
レイが言う
「それだけって?マリアにとっては 大切な事だろう?」
マリアが言う
「そ、それは そうですけどっ!?」
レイが言う
「だから無理!それに 大灯魔台の灯魔儀式って ウィザードの認定審査だし」
マリアが言う
「認定審査?」
レイが言う
「うん 町に配属される方じゃなくて 神に選ばれる方のな?」
マリアが言う
「え…?」
レイが言う
「各町の管轄する灯魔台へ灯魔を行ったって事は ウィザードとしての修行は終わったって事だから 次は 神に選ばれる為の試験を受けるんだよ それが 大灯魔台の灯魔儀式」
マリアが資料を見ながら言う
「そ、そんな事は書かれて…っ あ、でも 確かに 儀式の参加者は その能力を 灯魔台巡礼者たちに 評価されるって…」
レイが言う
「うん その巡礼者たちって言うのは 普段 俺やマリアが灯魔儀式に行く時に 神館に居て見てる連中だよ あいつらも その町の代表として 大灯魔台の灯魔儀式に巡礼して 自分たちの灯魔台への灯魔に対する評価も含めて 全てのウィザードを審査をするんだ」
マリアが言う
「そうだったんですか… それで 普段の灯魔儀式の時にも いらしてたんですね?」
レイが言う
「そう言う事だな?あいつらは普段も評価してたって事だよ あ、それに その大灯魔台でのウィザードの評価は 奉者もするんだぜ?マリア」
マリアが紅茶を飲んでいた状態で慌てて驚いて言う
「えっ えぇっ!?」
レイが言う
「何て言っても 奉者はウィザードの一番近くに居る人なんだから 奉者の権限は大きいんだ 奉者の投じる1票は 巡礼者たちの100票に値する」
マリアが驚いて言う
「そ、そんなにっ!?」
レイが言う
「それはそうだよ?だって 嫌いなら さっさと辞れば良いだろ?そのウィザードの奉者をさ?」
マリアが気付いて言う
「あ… そうですね…?奉者は退任する事も 出来るんだっけ…」
レイが苦笑して言う
「それをしないで わざわざ 大灯魔台の儀式まで付き合って そこで そんな事される程 酷いウィザードは 前代未聞だな!」
マリアが紅茶を飲みつつ思う
(確かに 100票の重みを持つ票を 自分のウィザードから外す奉者なんて 考えられない… それこそ 奉者失格よね…?)
マリアがふと気付いて レイを見てから言う
「あ… あれ?ウィザード様は?お茶は?」
レイが言う
「ん?ああ、俺は さっき戻った時に飲んだから」
マリアが一瞬呆気に取られる レイが言う
「そろそろ時間だな?」
レイが立ち上がって寝室へ向かう マリアが慌てて言う
「あっ は、はいっ!」
マリアが時計を見て紅茶を飲み干してから カップを見て思う
(それじゃ… 私の為だけに 淹れてくれてたんだ…)
マリアが微笑する レイが法衣を着て戻って来る マリアが言う
「では 行きましょう!」
レイが言う
「うん!」
マリアが歩きながら思う
(私がもし 評価をするとしたら?…もちろん ウィザード様に票を入れる …だって 色々有ったけど)
レイが振り向いて疑問して言う
「マリア?どうかしたのか?」
マリアが微笑して言う
「いいえ!」
レイが微笑して頷く マリアがドアを開ける レイがドアを出る マリアが思う
(この人は ”私のウィザード様”だから!)
マリアがレイを追う
ケーキ店
マリアが言う
「今日は私のおごりだから!好きな物 思いっきり食べて!」
マキが喜んで言う
「やったぁ~!」
リナが笑って言う
「相変わらずね?マキは」
マリアがリナを見て言う
「リナも遠慮しないでね!?」
リナが苦笑して言う
「ありがとう」
マキが喜んでデザートを選んでいる マリアが言う
「でも リナちょっと痩せた?つわりとか やっぱり辛いの?」
リナが言う
「ん?ううん… つわりは あんまり無いんだけど…」
マリアが言う
「どうかしたの?」
リナが苦笑してから気を取り直して言う
「ううん!何でもないわ?出産に対して ちょっとナーバスになってるのかな?美味しいデザート一杯食べて 気分転換しちゃおう!」
マリアが微笑して言う
「うん!それが良いよ!」
リナが言う
「所で マリア?なんで今日は ケーキのご馳走パーティーなの?」
マリアが言う
「実は…」
マキがケーキをたくさん選び取って来て言う
「絶対休暇禁止の 超多忙デーである 月曜日に休暇を申請した バツゲームでーす!」
リナが言う
「え?月曜日に?それは…」
マリアが頼み込んで言う
「リナっ!お願いっ!その1日だけっ!私の代わりに 書類作成をしてくれないっ!?」
リナが呆気に取られて言う
「えぇ!?」
マリアが言う
「会社に行かなくても出来るように マキに中央公園まで 資料を運んでもらうから お昼にそれを受け取って 午後5時までに!…ダメ?」
リナが軽く笑ってから言う
「うふふふっ そう言う事?」
マリアが言う
「そ… そう言う事…」
マキがケーキを食べながら言う
「そー言う事ー!」
リナが言う
「分かった 協力する!」
マリアが言う
「ありがと~っ!リナっ!マキも!本当に助かる!」
リナが言う
「その代わり」
マリアが言う
「その代わり 何!?何でも言って!?」
リナが言う
「そこまでして 月曜日に休暇を取る… その理由を教えなさいっ!?」
マリアが言う
「あ~ そ、それは… 実は…」
月曜日 マンション レイの部屋
マリアが言う
「お早う御座います!ウィザード様!お迎えに上がりまし… たっ!?」
レイが抱き付いて来て言う
「マリアー!」
マリアがレイを剥がしながら言う
「ウィザード様っ!どうして法衣を着てないんですかっ!?今日は大灯魔台の灯魔儀式なんですからっ 余裕を持って 早めに出発しますと お伝えしたじゃないですかっ!?」
レイが言う
「うん!だから 俺 マリアに 選んでもらおうと思ってさ!」
マリアが言う
「え… 選ぶって?」
レイが言う
「今日はいつもと違って 大灯魔台の灯魔儀式なんだから 俺たちの他にも 6人のウィザードと 6人の奉者が居るんだ!」
マリアがハッとして思う
(そ… そっか… 他のウィザード様を目にする事になる とは思ってたけど 奉者も私の他に6人…)
レイが言う
「って事は 法衣の色も 気にしなきゃいけないだろ?」
マリアが衝撃を受けて言う
「えっ?法衣の… 色っ!?」
レイが言う
「大灯魔台の灯魔儀式は 今までの灯魔台儀式の 集大成なんだから その修行の成果を 色で現さないと 見た目で分からないだろ?」
マリアが困って言う
「し、しかし… それを言うのでしたら 私たちは まだこの町の灯魔台の灯魔儀式を 全て終わらせてはいないのですから 一番低い色にしなくては いけないのでは ないですか?」
レイが言う
「けど、灯魔台の灯魔儀式は ウィザードにとっては 唯の修行の一部なんだからさ?重要なのは 魔力の強さだよ!」
マリアが言う
「魔力の強さ… そう言えば」
マリアが思う
(大灯魔台の灯魔儀式に付いての資料に ウィザードの正装資料が載ってた… そこに 色に付いての事が書かれていて 一番低いのが黒… そこから 神様の衣服とされている 白色へ向かう程 偉い人 …つまり 魔力の強い人って事になるのかな?)
レイが言う
「マリアはいつも ウィザードらしくって言うからさ?俺も 基本色のままにしてたけど 今回はマリアだけじゃなくて 他の奉者たちにも見られるんだから 正しい色で分からせた方が良いだろ?」
マリアが不満そうに思う
(それって つまり 他の奉者の女の子たちに 自分が凄いって事を見せ知らせたいって事?やっぱり この軟派ウィザード様はっ)
マリアが不満そうに言う
「それじゃ ウィザード様自身は 何色にするつもりなんですか?」
レイが言う
「うん やっぱ 白かな?」
マリアが衝撃を受ける レイが嬉しそうに言う
「けど、マリアが控えめが良いって言うのなら 少し色を付けて ワインレッドでも良いし ライトグリーンとか スカイブルーでも けど、黄色系にするんだったら やっぱり 白の方が似合うかなって 俺は思うけど?」
マリアが怒って言う
「黒にして下さいっ!」
レイが衝撃を受けて言う
「えっ!?黒ぉっ!?何でっ!?」
マリアが怒って言う
「何でも何もありませんっ!まったく 何で 貴方はそうなんですかっ!?折角 かなり 見直していたのにっ!一気に 初日に 逆戻りですよ!?」
レイが焦って言う
「えー!?俺 初日だって 黒なんて着て無いよぉ!?マリアー!?」
マリアが言う
「大体 修行途中の身でありながらっ 大灯魔台の儀式に出るんですから!少しは 謙虚にして下さい!恥ずかしいじゃないですかっ!?」
レイが言う
「だって 俺 強いしー!?」
マリアが言う
「強くたって駄目ですっ!そんなんじゃ 神様だって 選んではくれませんよっ!?」
レイが言う
「別に良いもんっ 俺は ”マリアのウィザード様”だから!マリアにだけ選んでもらえれば それで良い!」
マリアが言う
「だったら 黒にして下さいっ!」
レイが言う
「えぇえ~?なら せめて いつもと同じ 紺色にしようよ?黒じゃ変だよ ウィザードの癖に 魔法使いみたいじゃないか?」
マリアが言う
「でしたら いつもと同じで結構ですっ!早く着て来て下さいっ!遅れちゃいますよ!?」
レイが言う
「それじゃ マリアー?」
マリアが怒って言う
「もう ”マリアー”は 良いですから 早くっ!」
続く
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「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
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本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
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表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
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