22 / 29
番外編2)リバーシブルはまだ早い。(前編)
しおりを挟む
将貴との出会いから、もうすぐ一年。付き合いだしてからは、半年が経とうとしていた。
将貴はこの四月から、資格取得のための通信講座を受け始めた。月に何度かある登校日では友達もでき、バイトとの両立で四苦八苦しているようだったが、生き生きしているのが伺えた。
悟は中学一年生、均は小学ニ年生にそれぞれなり、部活や勉強に勤しんでいる。
舞は相変わらず多忙そうだし、遊眞はあのあとすぐにアメリカに帰国。連絡は特にないが、あいつのことだからまぁ……元気にやっているだろう。
俺はと言えば、相変わらず書き物関係のバイトで食いつなぎながら、作家を目指して日々執筆中だ。
そんな忙しい日々の中、唐突に事件は起きた。
「ねぇ、奏さん。今夜はちょっとだけ、僕が奏さんにする方をやってみてもいい?」
キッチンからコーヒーを運んできてくれた将貴は、パソコンの前に座る俺の肩に手を置いて言った。俺の肩が僅かにギクリと跳ねる。
「は、はぁ……? そ、それはどういう……」
そう言いながらも俺は、体中から変な汗を滲ませる。
「んー。いつもしてもらうばっかりだから、たまには僕が奏さんを触ったり舐めたりして、気持ち良くしてあげたいなって」
将貴は照れた顔でそんなことを言っている。もちろん愛する将貴の願いだから、できることなら叶えてやりたい。
けれど……。
「もしかして、遊眞から何か聞いたのか?」
「? え、遊眞さん? 最近連絡とってないけど、なんで?」
将貴はキョトンとした顔で俺に聞き返す。
「いや、気のせいならいいんだ。あー、今夜はちょっと寝不足で早く寝たいんだ。だからセックスは無しでもいいか?」
「え、そうなんだ。うん、勿論だよ」
優しい将貴は、俺がこう言えば勿論無理強いしたりはしない。それを分かっていて俺は、ずるい嘘をついたのだ。
その夜、俺は罪悪感に苛まれながら、将貴の横でたぬき寝入りをする。
はぁ、……どうしたものか。
***
俺は元来リバで、以前はネコだった。
遊眞が渡米し、俺も歳を重ね段々とガタイも良くなって、気づけばネコとしての需要は無くなっていた。
そんな折に初めての彼女ができ、俺は自然とタチ側に回るようになった。彼女とは半年ほど付き合っていたが、ある朝突然、ベッドの中で振られたのだ。
「奏一郎って、男なのにすぐに感じちゃうのね。黙ってたらカッコいいのに、ちょっと乳首を攻めただけで、女の私のよりあんあん喘ぐとか。さすがに私、そういう趣味はないし、男として無いわー」
これが彼女が俺の元を去った際の、捨て台詞だった。
今思えば
「じゃー男の乳首なんて攻めんな」
って捨て台詞を吐いてやるべきだったけれど、それ以来俺はこの感じやすい体質がトラウマになってしまっている。
将貴と付き合い始めてから、将貴がうちに泊まる日には事前に欲望を処理する行為はかかさなかった。
始めは『男同士のセックスが初めての将貴に、俺の都合で無体を働いてしまわないように』というのが目的だった。
だが俺の場合は、自分の体の感度を落とす為の行為でもあった。将貴の中の"いつも余裕がある大人"な俺を維持するために必要な行為だったのだ。
しかし、気付けばそれは俺のルーティンになってしまっており、やらないと落ち着かない行為にまでなってしまっていた。
***
「奏さんって、ちょっと触っただけで僕よりあんあん喘いで、気持ち悪いです」
将貴が冷たい目でそう吐き捨てた。ドアの方へと踵を返して、将貴が去っていく。
「さようなら、奏さん」
「ま、待ってくれ将貴! 待っ……!!」
小さくなる将貴の背中を追うように手を伸ばした俺は、突如現れた真っ暗な空間で我に返る。
そして、汗びっしょりで目を覚ます。
隣を見れば、将貴がスースーと安らかな寝息を立てて眠っていた。
……夢だったのか。つーか、悪夢すぎるだろ……。
パタリと布団に倒れ込むと、将貴の寝顔を正面から間近で見つめながら、俺はため息をついたのだった。
「ね、奏さん……今夜泊まってもいい?」
あの日から、幾度となく聞かれた。
「あ……悪い。最近ちょっと仕事が忙しくて……」
「そう……。大変なんだね。お仕事、頑張って」
将貴は少し寂しそうに笑った。
こんな嘘でセックスを断るのは三回目だったか……。
「……。お仕事の邪魔しちゃいけないし、今日は僕、帰ります」
「えっ……!? ……あっ」
引き止めようとした手を、俺はすぐに引っ込めた。
将貴をなんと言って引き止めるというのだ。自分から遠ざけたようなものなのに……。
「……うん、悪い。気をつけてな」
俺はそう言って、唇を噛んだ。自分が情けなさ過ぎて、俺は作り笑顔で力なく笑う事しかできなかった。
『明日、いつもの公園で、夕方から会えますか?』
将貴からそんなメールがきた日。
俺はまだ悩んでいた。
まだまだ若い将貴相手に、ずっとセックスを拒み続ける訳にはいかない。
最後になるかもしれないけれど、いっそ将貴の望みを叶えてやろうか……。
俺が耐えれば済むことだし、耐えられずに醜態を晒して、それで将貴に捨てられるのならば、もう諦めるしかない。
将貴はいつか、俺の事をいつも余裕がある大人に見えると言っていた。そんなのは買い被りだと否定したけれど、それは本当のことで。
俺に余裕なんて、ない。
今は将貴に捨てられる事が、こんなにも怖い。
「ごめん、遅くなって」
待ち合わせ時間丁度に公園に行くと、将貴は既にベンチに座って待っていた。
「とりあえず、適当に買ってきたけどお茶でいいか?」
俺は自販機で買ってきたお茶を将貴に手渡すと、ベンチへ腰を下ろす。将貴はうつむいたまま、お茶のペットボトルを両手で握りしめて俯いている。
「懐かしいな、ここ。最初に悟達が猫を拾ったの、このベンチの裏だったな」
始まりの場所が、もしかしたら終わりの場所になるかもしれない。それでも、俺は……。
「奏さん、ごめんなさい……!」
「……は?」
唐突に、将貴は俺に向かって謝る。
「この間から、急に僕と……シてくれなくなったのは……僕を嫌いになったから? 僕……何か、奏さんが嫌なこと、しちゃった? ごめんなさい、最近避けられてる理由が、僕……分からなくて……! 教えてくれたら直す、必ず直すよ。だから……!」
そこまで矢継ぎ早に言って、将貴は口をつぐんだ。見ると将貴は涙を堪えるように、下唇を噛んでいる。
俺は将貴の話に面食らって、それから苛立ちに任せて自分の髪を掴み、ぐしゃぐしゃとかいた。
「いや、ちょっと待って。ごめん、違うんだ。将貴は何も悪くなくて、全ては俺の方の問題で……」
「奏さんの方の問題……?」
「ああ、いや、その……」
うう、どう説明したもんか。ここで下手なことを言うと、確実に将貴に引かれてしまうやつで……。
けれど、涙を堪えている将貴の悲しそうな顔は、俺がさせているんだ。そう思うと、心が切り裂かれるように痛かった。
将貴を泣かせるくらいなら、俺が泣くほうがマシで……。
俺はついに、覚悟を決めてこう答える。
「これから……しようか。今夜は将貴のしたいようにしていいよ。今夜、泊まれる?」
「えっ……。はい……」
困惑したままの将貴を連れて、俺は自宅に戻るのだった。
将貴はこの四月から、資格取得のための通信講座を受け始めた。月に何度かある登校日では友達もでき、バイトとの両立で四苦八苦しているようだったが、生き生きしているのが伺えた。
悟は中学一年生、均は小学ニ年生にそれぞれなり、部活や勉強に勤しんでいる。
舞は相変わらず多忙そうだし、遊眞はあのあとすぐにアメリカに帰国。連絡は特にないが、あいつのことだからまぁ……元気にやっているだろう。
俺はと言えば、相変わらず書き物関係のバイトで食いつなぎながら、作家を目指して日々執筆中だ。
そんな忙しい日々の中、唐突に事件は起きた。
「ねぇ、奏さん。今夜はちょっとだけ、僕が奏さんにする方をやってみてもいい?」
キッチンからコーヒーを運んできてくれた将貴は、パソコンの前に座る俺の肩に手を置いて言った。俺の肩が僅かにギクリと跳ねる。
「は、はぁ……? そ、それはどういう……」
そう言いながらも俺は、体中から変な汗を滲ませる。
「んー。いつもしてもらうばっかりだから、たまには僕が奏さんを触ったり舐めたりして、気持ち良くしてあげたいなって」
将貴は照れた顔でそんなことを言っている。もちろん愛する将貴の願いだから、できることなら叶えてやりたい。
けれど……。
「もしかして、遊眞から何か聞いたのか?」
「? え、遊眞さん? 最近連絡とってないけど、なんで?」
将貴はキョトンとした顔で俺に聞き返す。
「いや、気のせいならいいんだ。あー、今夜はちょっと寝不足で早く寝たいんだ。だからセックスは無しでもいいか?」
「え、そうなんだ。うん、勿論だよ」
優しい将貴は、俺がこう言えば勿論無理強いしたりはしない。それを分かっていて俺は、ずるい嘘をついたのだ。
その夜、俺は罪悪感に苛まれながら、将貴の横でたぬき寝入りをする。
はぁ、……どうしたものか。
***
俺は元来リバで、以前はネコだった。
遊眞が渡米し、俺も歳を重ね段々とガタイも良くなって、気づけばネコとしての需要は無くなっていた。
そんな折に初めての彼女ができ、俺は自然とタチ側に回るようになった。彼女とは半年ほど付き合っていたが、ある朝突然、ベッドの中で振られたのだ。
「奏一郎って、男なのにすぐに感じちゃうのね。黙ってたらカッコいいのに、ちょっと乳首を攻めただけで、女の私のよりあんあん喘ぐとか。さすがに私、そういう趣味はないし、男として無いわー」
これが彼女が俺の元を去った際の、捨て台詞だった。
今思えば
「じゃー男の乳首なんて攻めんな」
って捨て台詞を吐いてやるべきだったけれど、それ以来俺はこの感じやすい体質がトラウマになってしまっている。
将貴と付き合い始めてから、将貴がうちに泊まる日には事前に欲望を処理する行為はかかさなかった。
始めは『男同士のセックスが初めての将貴に、俺の都合で無体を働いてしまわないように』というのが目的だった。
だが俺の場合は、自分の体の感度を落とす為の行為でもあった。将貴の中の"いつも余裕がある大人"な俺を維持するために必要な行為だったのだ。
しかし、気付けばそれは俺のルーティンになってしまっており、やらないと落ち着かない行為にまでなってしまっていた。
***
「奏さんって、ちょっと触っただけで僕よりあんあん喘いで、気持ち悪いです」
将貴が冷たい目でそう吐き捨てた。ドアの方へと踵を返して、将貴が去っていく。
「さようなら、奏さん」
「ま、待ってくれ将貴! 待っ……!!」
小さくなる将貴の背中を追うように手を伸ばした俺は、突如現れた真っ暗な空間で我に返る。
そして、汗びっしょりで目を覚ます。
隣を見れば、将貴がスースーと安らかな寝息を立てて眠っていた。
……夢だったのか。つーか、悪夢すぎるだろ……。
パタリと布団に倒れ込むと、将貴の寝顔を正面から間近で見つめながら、俺はため息をついたのだった。
「ね、奏さん……今夜泊まってもいい?」
あの日から、幾度となく聞かれた。
「あ……悪い。最近ちょっと仕事が忙しくて……」
「そう……。大変なんだね。お仕事、頑張って」
将貴は少し寂しそうに笑った。
こんな嘘でセックスを断るのは三回目だったか……。
「……。お仕事の邪魔しちゃいけないし、今日は僕、帰ります」
「えっ……!? ……あっ」
引き止めようとした手を、俺はすぐに引っ込めた。
将貴をなんと言って引き止めるというのだ。自分から遠ざけたようなものなのに……。
「……うん、悪い。気をつけてな」
俺はそう言って、唇を噛んだ。自分が情けなさ過ぎて、俺は作り笑顔で力なく笑う事しかできなかった。
『明日、いつもの公園で、夕方から会えますか?』
将貴からそんなメールがきた日。
俺はまだ悩んでいた。
まだまだ若い将貴相手に、ずっとセックスを拒み続ける訳にはいかない。
最後になるかもしれないけれど、いっそ将貴の望みを叶えてやろうか……。
俺が耐えれば済むことだし、耐えられずに醜態を晒して、それで将貴に捨てられるのならば、もう諦めるしかない。
将貴はいつか、俺の事をいつも余裕がある大人に見えると言っていた。そんなのは買い被りだと否定したけれど、それは本当のことで。
俺に余裕なんて、ない。
今は将貴に捨てられる事が、こんなにも怖い。
「ごめん、遅くなって」
待ち合わせ時間丁度に公園に行くと、将貴は既にベンチに座って待っていた。
「とりあえず、適当に買ってきたけどお茶でいいか?」
俺は自販機で買ってきたお茶を将貴に手渡すと、ベンチへ腰を下ろす。将貴はうつむいたまま、お茶のペットボトルを両手で握りしめて俯いている。
「懐かしいな、ここ。最初に悟達が猫を拾ったの、このベンチの裏だったな」
始まりの場所が、もしかしたら終わりの場所になるかもしれない。それでも、俺は……。
「奏さん、ごめんなさい……!」
「……は?」
唐突に、将貴は俺に向かって謝る。
「この間から、急に僕と……シてくれなくなったのは……僕を嫌いになったから? 僕……何か、奏さんが嫌なこと、しちゃった? ごめんなさい、最近避けられてる理由が、僕……分からなくて……! 教えてくれたら直す、必ず直すよ。だから……!」
そこまで矢継ぎ早に言って、将貴は口をつぐんだ。見ると将貴は涙を堪えるように、下唇を噛んでいる。
俺は将貴の話に面食らって、それから苛立ちに任せて自分の髪を掴み、ぐしゃぐしゃとかいた。
「いや、ちょっと待って。ごめん、違うんだ。将貴は何も悪くなくて、全ては俺の方の問題で……」
「奏さんの方の問題……?」
「ああ、いや、その……」
うう、どう説明したもんか。ここで下手なことを言うと、確実に将貴に引かれてしまうやつで……。
けれど、涙を堪えている将貴の悲しそうな顔は、俺がさせているんだ。そう思うと、心が切り裂かれるように痛かった。
将貴を泣かせるくらいなら、俺が泣くほうがマシで……。
俺はついに、覚悟を決めてこう答える。
「これから……しようか。今夜は将貴のしたいようにしていいよ。今夜、泊まれる?」
「えっ……。はい……」
困惑したままの将貴を連れて、俺は自宅に戻るのだった。
0
お気に入りに追加
280
あなたにおすすめの小説
えっちな美形男子〇校生が出会い系ではじめてあった男の人に疑似孕ませっくすされて雌墜ちしてしまう回
朝井染両
BL
タイトルのままです。
男子高校生(16)が欲望のまま大学生と偽り、出会い系に登録してそのまま疑似孕ませっくるする話です。
続き御座います。
『ぞくぞく!えっち祭り』という短編集の二番目に載せてありますので、よろしければそちらもどうぞ。
本作はガバガバスター制度をとっております。別作品と同じ名前の登場人物がおりますが、別人としてお楽しみ下さい。
前回は様々な人に読んで頂けて驚きました。稚拙な文ではありますが、感想、次のシチュのリクエストなど頂けると嬉しいです。
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
冴えない大学生はイケメン会社役員に溺愛される
椎名サクラ
BL
第10回BL小説大賞 「現代BL賞」をいただきました
読んでくださった皆様、応援くださった皆様、本当にありがとうございます‼️
失恋した大学生の朔弥は行きつけのバーで会社役員の柾人に声を掛けられそのまま付き合うことに。
デロデロに甘やかされいっぱい愛されるけれど朔弥はそれに不安になる。
甘やかしたい年上攻めと自分に自信のない受けのエッチ多めでデロ甘ラブラブを目指しています。
※第二章に暴力表現があります、ご注意ください。
※ムーンライトノベルズに投稿した作品の転載となっております。
※Rシーンのある話数には☆マークがついてます。
一目惚れだけど、本気だから。~クールで無愛想な超絶イケメンモデルが健気な男の子に恋をする話
紗々
BL
中身も何も知らずに顔だけで一目惚れされることにウンザリしている、超絶イケメンファッションモデルの葵。あろうことか、自分が一目惚れで恋に落ちてしまう。相手は健気で無邪気で鈍感な可愛い男の子(会社員)。初対面の最悪な印象を払拭し、この恋を成就させることはできるのか…?!
【BL】SNSで人気の訳あり超絶イケメン大学生、前立腺を子宮化され、堕ちる?【R18】
NichePorn
BL
スーパーダーリンに犯される超絶イケメン男子大学生
SNSを開設すれば即10万人フォロワー。
町を歩けばスカウトの嵐。
超絶イケメンなルックスながらどこか抜けた可愛らしい性格で多くの人々を魅了してきた恋司(れんじ)。
そんな人生を謳歌していそうな彼にも、児童保護施設で育った暗い過去や両親の離婚、SNS依存などといった訳ありな点があった。
愛情に飢え、性に奔放になっていく彼は、就活先で出会った世界規模の名門製薬会社の御曹司に手を出してしまい・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる