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23)羞恥と葛藤
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こんなとき、どう許しを乞えばトイレに行かせて貰えるのだろう?
水湊様は恐らくこの掛け引きをお楽しみになりたいのであろうが、このままだと駆け引きを楽しむどころか、本当にあまり長くは保ちそうにない。
水湊様も、私がみっともなく漏らす所を見たい訳ではないだろう。
縋る思いで水湊様を見上げた私の目に写ったもの。
それは、次男律火様や三男詩月様に感じたものと同じ、支配階級の者特有の有無を言わせない威圧的な黒い笑みだった。
「お許しください……このままでは本当に粗相をしてしまいますから……っ」
そう乞う私に出されたのは、
「立って、もう一度足を開いてその場に立ちなさい」
という、水湊様の無慈悲な指示であった。
「はい……」
尿意の限界が迫り焦る気持ちを抑えて、私は水湊様に言われたとおりその場に立った。
先程とは違い視界が塞がれていないぶん、これから何をされるのかを容易に想像出来てしまう事が辛い。
水湊様は先程使っていた電気マッサージ機を再び手に取られると、私の耳元でパチンとスイッチをお入れになった。
「さて……次はどこに欲しい?」
ビィィィンという電子音が室内に響く。
私は先程与えられた強烈な振動を思い出して、思いを巡らせた。
この振動は、次にどこに当てられてしまうのだろう。
耳? 胸? それともまた、両足の間だろうか……。
皮膚越しに膀胱へ当てられたりしようものなら、きっと私は耐えきれずに漏らしてしまう。それは性器でも同じことが言える。
初めてのプレイで新たな主人の前で粗相をすることだけは、なんとしても避けたい……。
「いい子だ」
口の端を歪めて笑った水湊様が、私に向かって手をのばす。私の内側でドクドクと心臓が騒いだ。
「ひっ……ぐ、っ……!」
振動が肌を撫でた途端、私は小さな悲鳴を上げた。それは太ももから鼠径部を通り、皮膚の内側までもを震わせながらゆっくりと這い上がる。
それは性感と排尿の欲求とが入り混じった、複雑な感覚だった。
「あ……ああ…………っ」
薄い下生えに再びチリチリと振動を当てられて、私は息をのむ。
雇い入れの際、変わったプレイも一通りは……とは確かに言ったが、それは鞭打ちやセックスでのプレイを想定しての言葉だった。
生理的な欲求を堪えさせられるなど、誰が想像できただろう?
だが、私の青ざめた表情を見た水湊様は不意に私の頭を軽く撫でられて口を開かれた。
「ああ、言い忘れていたが、ソレは堪えなくてもいい。出したくなったらいつでも言え」
「…………え? あっ……ぐ、うぅ……ッ」
すっかり萎えたペニスをちょんとつつかれて、私は眉根を寄せた。水湊様がソレと称されたは、恐らくこの尿意のことだろう。
堪えなくていい……? それは、つまり……。
「顔が青ざめているな」
「そ、そんな……」
「それにこんなに腹が張っている。我慢は体に良くないぞ」
涼し気な目元でそう笑った水湊様は、私を試すように下腹部を撫でた。
パンパンに張った膀胱は、もはや腹の表面を軽く撫でられるだけでも辛い。
それに加えてビリビリとした強烈な振動が時折理不尽に性器を震わせるので、私はその度小さな悲鳴を上げそうになるのを必死に堪えた。
そんな私の様子を楽しげに眺めていた水湊様は、両足の間から差し込むようにしてマッサージ器を差し入れると、少し下を向いた性器を下側から持ち上げるように押し付けた。
「ひ……っ、あ、ああ…………っ」
強烈な振動にプルプルと震える半身は、膀胱の内側にある液体までもを強制的に揺らす。ただでさえもう限界なのに、そんなことをされては……。
ズクン……と下腹部に痛みが走る。
こうしている間にも、先程飲んだ水はどんどん膀胱に溜まって、体はとっくに限界を訴えている。
両足がガクガクと震えて、無意識に腰が揺れる。背中に滲む脂汗は先程の汗とは違い、じっとりとへばりつくような感覚で、私の後ろ髪までもを濡らしていく。
水湊様は恐らくこの掛け引きをお楽しみになりたいのであろうが、このままだと駆け引きを楽しむどころか、本当にあまり長くは保ちそうにない。
水湊様も、私がみっともなく漏らす所を見たい訳ではないだろう。
縋る思いで水湊様を見上げた私の目に写ったもの。
それは、次男律火様や三男詩月様に感じたものと同じ、支配階級の者特有の有無を言わせない威圧的な黒い笑みだった。
「お許しください……このままでは本当に粗相をしてしまいますから……っ」
そう乞う私に出されたのは、
「立って、もう一度足を開いてその場に立ちなさい」
という、水湊様の無慈悲な指示であった。
「はい……」
尿意の限界が迫り焦る気持ちを抑えて、私は水湊様に言われたとおりその場に立った。
先程とは違い視界が塞がれていないぶん、これから何をされるのかを容易に想像出来てしまう事が辛い。
水湊様は先程使っていた電気マッサージ機を再び手に取られると、私の耳元でパチンとスイッチをお入れになった。
「さて……次はどこに欲しい?」
ビィィィンという電子音が室内に響く。
私は先程与えられた強烈な振動を思い出して、思いを巡らせた。
この振動は、次にどこに当てられてしまうのだろう。
耳? 胸? それともまた、両足の間だろうか……。
皮膚越しに膀胱へ当てられたりしようものなら、きっと私は耐えきれずに漏らしてしまう。それは性器でも同じことが言える。
初めてのプレイで新たな主人の前で粗相をすることだけは、なんとしても避けたい……。
「いい子だ」
口の端を歪めて笑った水湊様が、私に向かって手をのばす。私の内側でドクドクと心臓が騒いだ。
「ひっ……ぐ、っ……!」
振動が肌を撫でた途端、私は小さな悲鳴を上げた。それは太ももから鼠径部を通り、皮膚の内側までもを震わせながらゆっくりと這い上がる。
それは性感と排尿の欲求とが入り混じった、複雑な感覚だった。
「あ……ああ…………っ」
薄い下生えに再びチリチリと振動を当てられて、私は息をのむ。
雇い入れの際、変わったプレイも一通りは……とは確かに言ったが、それは鞭打ちやセックスでのプレイを想定しての言葉だった。
生理的な欲求を堪えさせられるなど、誰が想像できただろう?
だが、私の青ざめた表情を見た水湊様は不意に私の頭を軽く撫でられて口を開かれた。
「ああ、言い忘れていたが、ソレは堪えなくてもいい。出したくなったらいつでも言え」
「…………え? あっ……ぐ、うぅ……ッ」
すっかり萎えたペニスをちょんとつつかれて、私は眉根を寄せた。水湊様がソレと称されたは、恐らくこの尿意のことだろう。
堪えなくていい……? それは、つまり……。
「顔が青ざめているな」
「そ、そんな……」
「それにこんなに腹が張っている。我慢は体に良くないぞ」
涼し気な目元でそう笑った水湊様は、私を試すように下腹部を撫でた。
パンパンに張った膀胱は、もはや腹の表面を軽く撫でられるだけでも辛い。
それに加えてビリビリとした強烈な振動が時折理不尽に性器を震わせるので、私はその度小さな悲鳴を上げそうになるのを必死に堪えた。
そんな私の様子を楽しげに眺めていた水湊様は、両足の間から差し込むようにしてマッサージ器を差し入れると、少し下を向いた性器を下側から持ち上げるように押し付けた。
「ひ……っ、あ、ああ…………っ」
強烈な振動にプルプルと震える半身は、膀胱の内側にある液体までもを強制的に揺らす。ただでさえもう限界なのに、そんなことをされては……。
ズクン……と下腹部に痛みが走る。
こうしている間にも、先程飲んだ水はどんどん膀胱に溜まって、体はとっくに限界を訴えている。
両足がガクガクと震えて、無意識に腰が揺れる。背中に滲む脂汗は先程の汗とは違い、じっとりとへばりつくような感覚で、私の後ろ髪までもを濡らしていく。
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