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85.謝りに行く
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夕方になり外でミカを待っていると、気付いたミカが早足で帰って来る。着いた途端、笑顔でギュッと抱きしめられた。
「ミカ、お帰りなさい」
「はぁ、ぜぇ・・ただいま、ユウ。・・・へへ、ユウ、ただいま」
抱きしめてキスして、笑い合った。仕事道具を片付けて家に入る。
「ミカ、謝りに今日行こうと思ったんだけど、良いかな?」
「・・・・・うん、良いよ。今から行こうか?」
「うん。帰って来たばっかりなのにごめんね」
「俺は大丈夫。早く行かないと帰りが遅くなるからね」
水を飲んで出発した。手を繋いで歩く。
怖い。近付くにつれ、だんだん怖くなる。あの暗い目を、あの拒絶を思い出す。本当は逃げ出したい。でも、謝らなきゃいけない。
森番と炭焼きの家を行き来する道は何度もアルと歩いた。今はミカと手を繋いで歩いている。
どんどん足が重たくなるみたい。
木々の隙間から森番の家が見える。懐かしい家。窓が開いて、煙が出てる。二人がいるんだ。
会うのが怖くて両手で顔を覆い、目を瞑った。怖い。
痛む胸と重たい足を振り切るように走る。息が切れて苦しくても走った。家に近付いて行く。
息を整えるために走るのをやめて、歩く。苦しい、怖い、苦しい。
ふいにミカに抱きしめられた。
「俺が一緒にいるよ。助けがいるときは俺のこと呼んで」
「・・・うん、ありがとう」
思いがけないほど小さな声が出た。
違う、痛いのはアルで、私じゃない。
ミカがドアをノックする。心臓の音が大きく頭に響いて、吐きそう。
ドアが開いてベルが顔を出し、ミカのうしろにいる私を見つけると目を見開いた。
「ユウっ!」
鋭く響いた声を聞いたと思ったら、抱きしめられて苦しくなる。頭の上から声がいくつも降ってきて、胸からは早鐘のような心臓の音が聞こえた。ベルに抱きしめられていることが分かって、胸が潰れそうで苦しい。ベルの背中に手をまわして抱き合い、二人で立ち尽くした。
「・・・ユウ・・?」
微かな震える声が聞こえて、ベルの背中にまわした私の手に、冷やりと湿った肌の感触がした。ベルが体を離すと、ベルのうしろに幽霊みたいなアルが立っている。頬が少しこけて真っ暗な目をしたアルが。
あまりの姿に愕然とした。呼吸が早くなって喉がヒューヒューする。渇いた口で無理に唾を飲み込み、息を吸った。
「・・・ごめんなさい。アル。ごめんなさい。ベル。傷付けてごめんなさい」
一度、口に出すとポロポロと言葉が出た。怖いけど、アルから目を逸らさずに話す。
「許して欲しい。できれば、償いをさせて、ください。ごめんなさい」
アルは何も言わず、真っ暗な目でただ私を見ていた。ダメかもしれない。もう無理なのかも。
「・・・アルが傷付いた分、私を傷付けて、好きにしても、いい。けど、もう、無理なら、諦めます。ごめんなさい」
涙が出る。ダメだ、最後まで言わなきゃ。
「・・・考えておいてください。返事は、またで、いいので。・・・帰ります。お邪魔してごめんなさい」
瞬きをしてミカを見ると、心配そうな顔をしてた。ミカに頷いて森番の家を背にする。アルとベルを後ろに歩き出した。ダメだ、怖い。
怖くて、胸の中が渦を巻く。アルの真っ暗な目を思い出す。吐きそう。あれが私の行動の結果?頭がジンと痛んで冷や汗が流れた。
ふいに腕を引っ張られ、よろめくと後ろから強引に抱きしめられた。
強い腕が体を拘束する。怖くて体が強張った。
深いため息の後で微かな声がする。
「・・・ユウ・・・・会いたかった」
アルだ。アル。息を吸う。吐く。会いたかった?私に?
「・・・・・会いたくないのかと」
「・・会いたかった、ずっと。・・・・・怖くて」
「・・怖い?」
「・・・・・ユウを・・・傷付けたいと」
「・・傷付けていい。・・・・ごめんなさい、苦しめた」
「・・ユウ、なぜ?なぜ?魔法使いを愛してるのか?俺達は?同情だった?ユウ、俺のことは?」
アルの声が段々大きく、早くなり、拘束する腕の力も強くなった。
「愛してるよ。アルもベルもミカも魔法使いも。・・・・私が頼りたいのも、頼ってたのもアルだったよ。最初に見つけてくれたから。ありがとう、アル」
「・・・ユウ、ユウ・・今は」
「・・・今は、拾われて炭焼きの家の子になったの。・・でも、アルもベルも好きだよ」
視界にミカを映す。私を見守ってる。呼べば助けてくれる。ミカがちゃんといるから大丈夫。
顔を歪ませたベルが側にきて、私の頬を掬い上げた。
「ユウ、帰ってこないの?」
「もう、帰る家ができたから。でも、泊りにはこれるよ」
「なんで?俺達とはいたくないの?」
「・・・だって、いなくなって欲しかったんでしょ?望み通りだよ」
私だって泣いたのに。なんでそんな勝手なこと言うの?
涙が溢れて、責めてしまう。
「ユウ、ごめん。・・・ごめん、許して。俺を許して」
ベルが首に腕を巻き付けて顔を擦りつける。
「ベル、許してるし、好きだよ。でも、もう変っちゃったんだもの」
双子に挟まれて抱きかかえられるのは懐かしい。もう随分前のことみたい。ずっと前の楽しかった記憶にまた涙が流れた。
そうか、もう終わったことなんだ。気付かなかった。
ぶわっと毛が逆立つ。
なんて酷い、なんて酷い。なんで今更そんなこと言うの!?私と居たくなかったのは二人なのに!
なんで、謝りに来たのに、許してほしかったのに、なんで、苦しいの?
もうもう、戻れない。気付かなかった。
三人でいるの楽しかったのに。楽しかったのに、・・・・・結局、私が壊したんだった。
そうだった。私のせいだった。混乱した。ああ、悲しませたのは私。禄でもない私のせいだよ。
深呼吸する。何回も。
「ごめんね。もう戻れないの気付いてなかった。ごめんね、壊してしまって。ごめんなさい」
「違うっ、ユウ、俺が壊した、・・・俺が」
頭に顔を押し付けたアルから、掠れた声が聞こえる。
「会いたい、ユウ、会いたかった、行かないでくれ、ユウ、お願いだ」
「ユウ、ユウ、ユウ、会いたかった、凄く、凄く会いたかった」
二人は会いたいって思ってくれる。私も会いたかった。戻れなくても?・・・戻れなくても。
息を吐く。長く。震えるけど大丈夫。戻れないのは仕方がないことだから。
「会いたかった。私も会いたかった・・・でも、二人とも、臭い、はは。ちゃんと体洗ってないでしょ」
「・・・だって、ユウがいないから」
「キレイにするのは病気を防ぐためでもあるんだよ」
ベルが顔を上げて私の流した涙を吸い、顔中に口付けながら訴える。
「ユウ、洗ってよ。俺、ユウに洗ってほしい」
「私のこと許してくれるの?」
「俺は許すよ。ユウ、俺、ユウの夫のままでいたい。ねえ、ユウ、俺のこと捨てないで」
「夫のままでいてくれるの?」
「いる。ユウといたい、ユウナギ」
ベルの唇が私の唇を食み、何度も啄んで、舌が入り込む。ベルの舌が口中あちこちを撫でまわし、舌に執拗に絡んだ。私の顔を押さえ、何度も吸い付いて離さない。息が切れて呼吸が荒くなると唇から離れて首に吸い付いては舐る。上半身はアルに拘束されたまま、ベルに腰を抱えられて動けない。
「ベル、ダメ」
体を捻じって離れようとしたら、アルに唇を襲われた。舌を捩じ込まれて蹂躙される。片手で後頭部を抑えて、強引な舌が全部を確かめるように舐めまわした。
アルのどう猛さに背すじが痺れ、アルの腕を掴んで、舌を絡ませる。
ベルの指先が乳首の先端を押し込むように胸を揉み始め、体が震えた。
これ以上はダメ。無理矢理、唇を外して言う。
「もうダメ、これ以上ダメ。泊まる日を決めて」
「今日、今日泊ってよ、ユウ、お願い、帰らないで、ユウ」
「・・・ミカと相談する」
二人の拘束から離れてミカの側に行き、手を繋いで二人から少し離れた。ミカは優しく笑って頬を撫でる。なんだか嵐に巻き込まれたみたいで、ミカを見て安心する。
「困った双子だね。ユウはもう大丈夫?」
「うん、大丈夫みたい。一緒にいてくれてありがとう」
小声で話し、ミカに抱き付くと抱きしめ返してくれた。
「今日は泊まると良いよ。洗ってあげなよ。臭いから。くふふっ。ユウにも移ったよ」
「えー、私、臭くなった?」
「うん、ふふっ、臭いユウって初めて」
「悲しい・・・。ミカ、ありがとう。明日、家に帰るね」
「大丈夫だよ。だって、俺のとこに帰ってくるもの。家の子だからね」
「うん、帰る。ミカの家に帰るから」
ミカの胸に顔を埋めて『大好き』と囁く。頭を撫でられて『俺も』という囁きが落ちてきた。見上げるとミカが微笑んでいて、ああ、私の帰る場所があると思えてホッとした。ミカが優しい指先で頬を撫でてから体を離し、手を振って帰って行った。
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夕方になり外でミカを待っていると、気付いたミカが早足で帰って来る。着いた途端、笑顔でギュッと抱きしめられた。
「ミカ、お帰りなさい」
「はぁ、ぜぇ・・ただいま、ユウ。・・・へへ、ユウ、ただいま」
抱きしめてキスして、笑い合った。仕事道具を片付けて家に入る。
「ミカ、謝りに今日行こうと思ったんだけど、良いかな?」
「・・・・・うん、良いよ。今から行こうか?」
「うん。帰って来たばっかりなのにごめんね」
「俺は大丈夫。早く行かないと帰りが遅くなるからね」
水を飲んで出発した。手を繋いで歩く。
怖い。近付くにつれ、だんだん怖くなる。あの暗い目を、あの拒絶を思い出す。本当は逃げ出したい。でも、謝らなきゃいけない。
森番と炭焼きの家を行き来する道は何度もアルと歩いた。今はミカと手を繋いで歩いている。
どんどん足が重たくなるみたい。
木々の隙間から森番の家が見える。懐かしい家。窓が開いて、煙が出てる。二人がいるんだ。
会うのが怖くて両手で顔を覆い、目を瞑った。怖い。
痛む胸と重たい足を振り切るように走る。息が切れて苦しくても走った。家に近付いて行く。
息を整えるために走るのをやめて、歩く。苦しい、怖い、苦しい。
ふいにミカに抱きしめられた。
「俺が一緒にいるよ。助けがいるときは俺のこと呼んで」
「・・・うん、ありがとう」
思いがけないほど小さな声が出た。
違う、痛いのはアルで、私じゃない。
ミカがドアをノックする。心臓の音が大きく頭に響いて、吐きそう。
ドアが開いてベルが顔を出し、ミカのうしろにいる私を見つけると目を見開いた。
「ユウっ!」
鋭く響いた声を聞いたと思ったら、抱きしめられて苦しくなる。頭の上から声がいくつも降ってきて、胸からは早鐘のような心臓の音が聞こえた。ベルに抱きしめられていることが分かって、胸が潰れそうで苦しい。ベルの背中に手をまわして抱き合い、二人で立ち尽くした。
「・・・ユウ・・?」
微かな震える声が聞こえて、ベルの背中にまわした私の手に、冷やりと湿った肌の感触がした。ベルが体を離すと、ベルのうしろに幽霊みたいなアルが立っている。頬が少しこけて真っ暗な目をしたアルが。
あまりの姿に愕然とした。呼吸が早くなって喉がヒューヒューする。渇いた口で無理に唾を飲み込み、息を吸った。
「・・・ごめんなさい。アル。ごめんなさい。ベル。傷付けてごめんなさい」
一度、口に出すとポロポロと言葉が出た。怖いけど、アルから目を逸らさずに話す。
「許して欲しい。できれば、償いをさせて、ください。ごめんなさい」
アルは何も言わず、真っ暗な目でただ私を見ていた。ダメかもしれない。もう無理なのかも。
「・・・アルが傷付いた分、私を傷付けて、好きにしても、いい。けど、もう、無理なら、諦めます。ごめんなさい」
涙が出る。ダメだ、最後まで言わなきゃ。
「・・・考えておいてください。返事は、またで、いいので。・・・帰ります。お邪魔してごめんなさい」
瞬きをしてミカを見ると、心配そうな顔をしてた。ミカに頷いて森番の家を背にする。アルとベルを後ろに歩き出した。ダメだ、怖い。
怖くて、胸の中が渦を巻く。アルの真っ暗な目を思い出す。吐きそう。あれが私の行動の結果?頭がジンと痛んで冷や汗が流れた。
ふいに腕を引っ張られ、よろめくと後ろから強引に抱きしめられた。
強い腕が体を拘束する。怖くて体が強張った。
深いため息の後で微かな声がする。
「・・・ユウ・・・・会いたかった」
アルだ。アル。息を吸う。吐く。会いたかった?私に?
「・・・・・会いたくないのかと」
「・・会いたかった、ずっと。・・・・・怖くて」
「・・怖い?」
「・・・・・ユウを・・・傷付けたいと」
「・・傷付けていい。・・・・ごめんなさい、苦しめた」
「・・ユウ、なぜ?なぜ?魔法使いを愛してるのか?俺達は?同情だった?ユウ、俺のことは?」
アルの声が段々大きく、早くなり、拘束する腕の力も強くなった。
「愛してるよ。アルもベルもミカも魔法使いも。・・・・私が頼りたいのも、頼ってたのもアルだったよ。最初に見つけてくれたから。ありがとう、アル」
「・・・ユウ、ユウ・・今は」
「・・・今は、拾われて炭焼きの家の子になったの。・・でも、アルもベルも好きだよ」
視界にミカを映す。私を見守ってる。呼べば助けてくれる。ミカがちゃんといるから大丈夫。
顔を歪ませたベルが側にきて、私の頬を掬い上げた。
「ユウ、帰ってこないの?」
「もう、帰る家ができたから。でも、泊りにはこれるよ」
「なんで?俺達とはいたくないの?」
「・・・だって、いなくなって欲しかったんでしょ?望み通りだよ」
私だって泣いたのに。なんでそんな勝手なこと言うの?
涙が溢れて、責めてしまう。
「ユウ、ごめん。・・・ごめん、許して。俺を許して」
ベルが首に腕を巻き付けて顔を擦りつける。
「ベル、許してるし、好きだよ。でも、もう変っちゃったんだもの」
双子に挟まれて抱きかかえられるのは懐かしい。もう随分前のことみたい。ずっと前の楽しかった記憶にまた涙が流れた。
そうか、もう終わったことなんだ。気付かなかった。
ぶわっと毛が逆立つ。
なんて酷い、なんて酷い。なんで今更そんなこと言うの!?私と居たくなかったのは二人なのに!
なんで、謝りに来たのに、許してほしかったのに、なんで、苦しいの?
もうもう、戻れない。気付かなかった。
三人でいるの楽しかったのに。楽しかったのに、・・・・・結局、私が壊したんだった。
そうだった。私のせいだった。混乱した。ああ、悲しませたのは私。禄でもない私のせいだよ。
深呼吸する。何回も。
「ごめんね。もう戻れないの気付いてなかった。ごめんね、壊してしまって。ごめんなさい」
「違うっ、ユウ、俺が壊した、・・・俺が」
頭に顔を押し付けたアルから、掠れた声が聞こえる。
「会いたい、ユウ、会いたかった、行かないでくれ、ユウ、お願いだ」
「ユウ、ユウ、ユウ、会いたかった、凄く、凄く会いたかった」
二人は会いたいって思ってくれる。私も会いたかった。戻れなくても?・・・戻れなくても。
息を吐く。長く。震えるけど大丈夫。戻れないのは仕方がないことだから。
「会いたかった。私も会いたかった・・・でも、二人とも、臭い、はは。ちゃんと体洗ってないでしょ」
「・・・だって、ユウがいないから」
「キレイにするのは病気を防ぐためでもあるんだよ」
ベルが顔を上げて私の流した涙を吸い、顔中に口付けながら訴える。
「ユウ、洗ってよ。俺、ユウに洗ってほしい」
「私のこと許してくれるの?」
「俺は許すよ。ユウ、俺、ユウの夫のままでいたい。ねえ、ユウ、俺のこと捨てないで」
「夫のままでいてくれるの?」
「いる。ユウといたい、ユウナギ」
ベルの唇が私の唇を食み、何度も啄んで、舌が入り込む。ベルの舌が口中あちこちを撫でまわし、舌に執拗に絡んだ。私の顔を押さえ、何度も吸い付いて離さない。息が切れて呼吸が荒くなると唇から離れて首に吸い付いては舐る。上半身はアルに拘束されたまま、ベルに腰を抱えられて動けない。
「ベル、ダメ」
体を捻じって離れようとしたら、アルに唇を襲われた。舌を捩じ込まれて蹂躙される。片手で後頭部を抑えて、強引な舌が全部を確かめるように舐めまわした。
アルのどう猛さに背すじが痺れ、アルの腕を掴んで、舌を絡ませる。
ベルの指先が乳首の先端を押し込むように胸を揉み始め、体が震えた。
これ以上はダメ。無理矢理、唇を外して言う。
「もうダメ、これ以上ダメ。泊まる日を決めて」
「今日、今日泊ってよ、ユウ、お願い、帰らないで、ユウ」
「・・・ミカと相談する」
二人の拘束から離れてミカの側に行き、手を繋いで二人から少し離れた。ミカは優しく笑って頬を撫でる。なんだか嵐に巻き込まれたみたいで、ミカを見て安心する。
「困った双子だね。ユウはもう大丈夫?」
「うん、大丈夫みたい。一緒にいてくれてありがとう」
小声で話し、ミカに抱き付くと抱きしめ返してくれた。
「今日は泊まると良いよ。洗ってあげなよ。臭いから。くふふっ。ユウにも移ったよ」
「えー、私、臭くなった?」
「うん、ふふっ、臭いユウって初めて」
「悲しい・・・。ミカ、ありがとう。明日、家に帰るね」
「大丈夫だよ。だって、俺のとこに帰ってくるもの。家の子だからね」
「うん、帰る。ミカの家に帰るから」
ミカの胸に顔を埋めて『大好き』と囁く。頭を撫でられて『俺も』という囁きが落ちてきた。見上げるとミカが微笑んでいて、ああ、私の帰る場所があると思えてホッとした。ミカが優しい指先で頬を撫でてから体を離し、手を振って帰って行った。
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