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2話投稿 1/2
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手を繋いで歩き出す。
婚姻の儀式で来た時はあまり周りを見なかったな。緊張してたしね。周りをキョロキョロ見ながら歩く。神殿から港に近付くにつれ人通りが増え、喧騒が大きくなった。
石造りの店の上に木造の部屋が乗った建物や、通りの真ん中に露店が並んで、ごちゃごちゃして活気がある。立ち並ぶお店からの色んな匂いが空気に混じって、賑やかだ。
神殿からこっち、道を覚えられる気がしない。迷子になったら帰れないわ、絶対。
王都住まいのエーミールがスイスイ歩くので、不思議に思って聞くと、船から荷揚げされる珍しい物を物色しにたびたび来てるらしい。
海藻を売っている店に来た。フノリがどれか分からないので、それっぽいのを何種類か選ぶとエーミールが買ってくれる。妻に払わせるような真似はしないらしい。何それ。ありがたい。
昆布が見当たらないので聞くと、他の海藻は灰にすると言うので、分けてもらえるようお願いした。もちろんお金は払う。エーミールが。
海藻干し場に小僧さんが案内してくれる。どやどやデロデロ干してある海藻の中に平たい昆布はないので、ケルプっぽいのを探していくつか選んだ。これで私も出汁生活さっっ。
小僧さんにお礼を言って、港に船を見に行く。
歩いて行くと、潮の匂いと湿度が高いような空気が纏わりついてくる。海が近い。実家は海のある町だった。コンクリートのふ頭に大きな船が停泊していたのを思い出す。
人ごみを抜けると目の前にパノラマが広がった。青空の下、色々な木造の帆船が何隻も海に浮かぶ。光を反射する波、潮風の匂い、ウミネコみたいな鳥の鳴き声、忙しく歩く人達、荷運びの馬。それは物語の風景、映画のシーンみたいに美しく、現実感は全くなかった。
木造の帆船でどこまで行けるんだろう。どこの島へ行くんだろう。地中海でも太平洋でもない、どこかの海を通って。
私はいったいどこにいるんだろう。私はどこの世界に紛れ込んでしまったのだろう。本当に本当に違う場所なんだ。ここは私の世界じゃない。私の居場所じゃない。
目に涙の膜が張る。瞬きすると流れ落ちた。
顔に影が差して、目を向けると心配そうなエーミールがいた。どうにもできないことだから、笑ってみせる。そう、どうしようもない。ここはあなたの世界だ。私は、私は何なのだろう。
「私の世界じゃないことが分かった。どうにもできないね」
「・・・ユウナギ、帰りたいか?」
「・・分からない。でも、いつかまた、突然消えるかもね。先のことは分からない」
「ユウナギ、言うな」
「実験するなら早い内だよ」
「・・・しない。ユウナギ、しない。すまない。ユウナギ、許してくれ」
「許してるよ。最初から」
私は抱きしめられて、エーミールが呼吸するたびに大きく動く胸にもたれた。
「連れて来てくれてありがとう。ごめんね。エーミールは買い物しないの?」
「ああ、私はいい。ユウナギはもういいのか?」
「お昼ご飯、私が作ろうか?だから、お魚とお鍋買ってよ、優しい夫」
「妻の料理を食べられるなら、いくらでも買おう」
わざと、しかつめらしい顔をするので笑ってしまう。エーミールはおふざけに付き合ってくれるところが優しい。私が話したくないことを無理に聞いたりしない。
鋳物屋さんに行って20cmくらいの蓋付き鍋と魚屋さんでイワシみたいな青魚とエビみたいのを買う。エーミールが冷やしてくれた。便利魔法!ついでにパンと野菜も何種類か買ってもらった。せっせと歩いて神殿まで戻り、オリヴァを呼ぶ。森の家まで送ってもらい、せっかくだからオリヴァも一緒にご飯を食べることになった。二人だと何となく気まずかったのもある。
私の分しかナイフは無いし、慣れない人に手伝ってもらうのも面倒なので、エーミールとオリヴァは椅子に座ってもらう。待ってる間、退屈だろうから日本から持ってきた荷物を渡して見てもらった。
ケルプっぽいのは味見したら昆布味だった!ビンゴ!小躍りして出汁を取る。イワシみたいな青魚は開いて骨を取り、塩を振って焼く。ネギとショウガ、エビは殻のまま出し汁に入れた。
玉ねぎを薄切りして食べてみる。うん、生で食べれそう。ラディッシュみたいのも生で大丈夫そう。酢と塩とハーブを少しで和える。
こちらのスープはもっとハーブ臭くてドロドロしている。私の作ったのは薄くてあっさりサラサラ。口に合わないかもしれないな。エビの殻をむいてスープに入れ直す。買ってもらった柔らかいパンにサラダと魚を挟んでお皿によそい、テーブルに料理を並べる。
「お待たせ。私の国の料理だから口に合わないかもしれないけど」
「ユウナギの国か、楽しみだ」
「・・・いただく」
味噌が無いから寂しいけど、昆布とエビの海鮮スープだ。潮の香りを思い出し港の風景が蘇った。
私はここで一人だけど、夫がいて、出汁も取れる。悲しいのは少し感傷的になっているだけだ。ああ、でも、少しだけ泣きたい。戻りたいと切望はしない。ただ少しだけ悲しむだけだから。
私が泣いたら傷つけるだろうか?別に、夫を、この世界を、捨てたいと考えてるわけじゃない。どうしたいのか分からない。笑え。少なくとも昆布出汁は取れる。きっと味噌が無いから泣きたいだけなんだ。
歯を食いしばって口角を上げる。俯いてスープを飲む。涙がまつ毛を濡らして瞬きが重い。
「・・・ユウナギ」
「平気」
いかにも慰めて欲しい態度みたい。あからさまでみっともない。平気だ。あとで泣くから。今はご飯だから。でも、喉がつかえる。パンは食べられないみたい。
オリヴァがいきなり、椅子の横に跪いて私の手を取った。
「婚姻してほしい。一緒にいたい。頼む、この国にいてくれ」
婚姻の申し込みはそんな悲痛な顔をして言うことじゃないと思うけど。オリヴァにまた、そんな顔させてしまったのか。ごめんね。ちょっと悲しくなっただけだよ。でも、まあいっか。婚姻したいならしよう。
「お願いだ」
「・・・うん。今日の夜、みんなが揃ったときで良いかな?エーミールも良い?」
「・・・ああ」
「じゃあ、ご飯を食べよう。せっかく作ったんだから」
笑って、椅子に戻るようオリヴァに言う。
エーミールがいきなり立って、私の頭を抱えこんだ。
「ユウナギ、泣いてもいいんだ。泣いて当然のことなのだから。」
エーミールの胸に隠されて頭を撫でられると、なんだか涙があふれてしまう。
手で顔を覆ってしばらく泣いた。涙と鼻水で鼻が詰まって苦しい。ティッシュがないって不便だなーと思う。頭の布を引っ張って顔を拭いた。
見上げるとエーミールの優しい顔と目が合った。
「疲れたろう。私の部屋で夜まで眠るといい」
「・・・ご飯は?」
「部屋に持って行く。ユウナギが作ったんだ、ありがたくいただこう。頼む、グラウ」
エーミールは私から離れるとお皿を持ってオリヴァに送ってもらった。私はぼんやりと椅子に座って眺めている。頭が動かない。
オリヴァが戻ってきて座ったままの私の手をとり、立ち上がらせて抱きしめた。
「大切にする。どうか、どうか、側にいさせてほしい」
オリヴァはやっぱり痛そうな声で話した。
この人のこと好きなんだけど、今は夜になるまで待ってほしい。
オリヴァの背中を撫でながら話す。
「夜に婚姻の儀式するから、そしたら一緒だよ、大丈夫」
「・・・ああ」
「オリヴァのご飯、私が持とうか」
オリヴァから離れてテーブルの上の食器を片付ける。私のパンには布を掛けておく。ラップがないって不便だよね。オリヴァのパンとスープを持って振り返ると、不安げな顔をしてるので笑いかけた。やっと少し微笑んで、私の手に手を添えて飛んだ。
エーミールの部屋でオリヴァに、食べてみてと言って食器を渡し、オリヴァは頷いて消えた。
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手を繋いで歩き出す。
婚姻の儀式で来た時はあまり周りを見なかったな。緊張してたしね。周りをキョロキョロ見ながら歩く。神殿から港に近付くにつれ人通りが増え、喧騒が大きくなった。
石造りの店の上に木造の部屋が乗った建物や、通りの真ん中に露店が並んで、ごちゃごちゃして活気がある。立ち並ぶお店からの色んな匂いが空気に混じって、賑やかだ。
神殿からこっち、道を覚えられる気がしない。迷子になったら帰れないわ、絶対。
王都住まいのエーミールがスイスイ歩くので、不思議に思って聞くと、船から荷揚げされる珍しい物を物色しにたびたび来てるらしい。
海藻を売っている店に来た。フノリがどれか分からないので、それっぽいのを何種類か選ぶとエーミールが買ってくれる。妻に払わせるような真似はしないらしい。何それ。ありがたい。
昆布が見当たらないので聞くと、他の海藻は灰にすると言うので、分けてもらえるようお願いした。もちろんお金は払う。エーミールが。
海藻干し場に小僧さんが案内してくれる。どやどやデロデロ干してある海藻の中に平たい昆布はないので、ケルプっぽいのを探していくつか選んだ。これで私も出汁生活さっっ。
小僧さんにお礼を言って、港に船を見に行く。
歩いて行くと、潮の匂いと湿度が高いような空気が纏わりついてくる。海が近い。実家は海のある町だった。コンクリートのふ頭に大きな船が停泊していたのを思い出す。
人ごみを抜けると目の前にパノラマが広がった。青空の下、色々な木造の帆船が何隻も海に浮かぶ。光を反射する波、潮風の匂い、ウミネコみたいな鳥の鳴き声、忙しく歩く人達、荷運びの馬。それは物語の風景、映画のシーンみたいに美しく、現実感は全くなかった。
木造の帆船でどこまで行けるんだろう。どこの島へ行くんだろう。地中海でも太平洋でもない、どこかの海を通って。
私はいったいどこにいるんだろう。私はどこの世界に紛れ込んでしまったのだろう。本当に本当に違う場所なんだ。ここは私の世界じゃない。私の居場所じゃない。
目に涙の膜が張る。瞬きすると流れ落ちた。
顔に影が差して、目を向けると心配そうなエーミールがいた。どうにもできないことだから、笑ってみせる。そう、どうしようもない。ここはあなたの世界だ。私は、私は何なのだろう。
「私の世界じゃないことが分かった。どうにもできないね」
「・・・ユウナギ、帰りたいか?」
「・・分からない。でも、いつかまた、突然消えるかもね。先のことは分からない」
「ユウナギ、言うな」
「実験するなら早い内だよ」
「・・・しない。ユウナギ、しない。すまない。ユウナギ、許してくれ」
「許してるよ。最初から」
私は抱きしめられて、エーミールが呼吸するたびに大きく動く胸にもたれた。
「連れて来てくれてありがとう。ごめんね。エーミールは買い物しないの?」
「ああ、私はいい。ユウナギはもういいのか?」
「お昼ご飯、私が作ろうか?だから、お魚とお鍋買ってよ、優しい夫」
「妻の料理を食べられるなら、いくらでも買おう」
わざと、しかつめらしい顔をするので笑ってしまう。エーミールはおふざけに付き合ってくれるところが優しい。私が話したくないことを無理に聞いたりしない。
鋳物屋さんに行って20cmくらいの蓋付き鍋と魚屋さんでイワシみたいな青魚とエビみたいのを買う。エーミールが冷やしてくれた。便利魔法!ついでにパンと野菜も何種類か買ってもらった。せっせと歩いて神殿まで戻り、オリヴァを呼ぶ。森の家まで送ってもらい、せっかくだからオリヴァも一緒にご飯を食べることになった。二人だと何となく気まずかったのもある。
私の分しかナイフは無いし、慣れない人に手伝ってもらうのも面倒なので、エーミールとオリヴァは椅子に座ってもらう。待ってる間、退屈だろうから日本から持ってきた荷物を渡して見てもらった。
ケルプっぽいのは味見したら昆布味だった!ビンゴ!小躍りして出汁を取る。イワシみたいな青魚は開いて骨を取り、塩を振って焼く。ネギとショウガ、エビは殻のまま出し汁に入れた。
玉ねぎを薄切りして食べてみる。うん、生で食べれそう。ラディッシュみたいのも生で大丈夫そう。酢と塩とハーブを少しで和える。
こちらのスープはもっとハーブ臭くてドロドロしている。私の作ったのは薄くてあっさりサラサラ。口に合わないかもしれないな。エビの殻をむいてスープに入れ直す。買ってもらった柔らかいパンにサラダと魚を挟んでお皿によそい、テーブルに料理を並べる。
「お待たせ。私の国の料理だから口に合わないかもしれないけど」
「ユウナギの国か、楽しみだ」
「・・・いただく」
味噌が無いから寂しいけど、昆布とエビの海鮮スープだ。潮の香りを思い出し港の風景が蘇った。
私はここで一人だけど、夫がいて、出汁も取れる。悲しいのは少し感傷的になっているだけだ。ああ、でも、少しだけ泣きたい。戻りたいと切望はしない。ただ少しだけ悲しむだけだから。
私が泣いたら傷つけるだろうか?別に、夫を、この世界を、捨てたいと考えてるわけじゃない。どうしたいのか分からない。笑え。少なくとも昆布出汁は取れる。きっと味噌が無いから泣きたいだけなんだ。
歯を食いしばって口角を上げる。俯いてスープを飲む。涙がまつ毛を濡らして瞬きが重い。
「・・・ユウナギ」
「平気」
いかにも慰めて欲しい態度みたい。あからさまでみっともない。平気だ。あとで泣くから。今はご飯だから。でも、喉がつかえる。パンは食べられないみたい。
オリヴァがいきなり、椅子の横に跪いて私の手を取った。
「婚姻してほしい。一緒にいたい。頼む、この国にいてくれ」
婚姻の申し込みはそんな悲痛な顔をして言うことじゃないと思うけど。オリヴァにまた、そんな顔させてしまったのか。ごめんね。ちょっと悲しくなっただけだよ。でも、まあいっか。婚姻したいならしよう。
「お願いだ」
「・・・うん。今日の夜、みんなが揃ったときで良いかな?エーミールも良い?」
「・・・ああ」
「じゃあ、ご飯を食べよう。せっかく作ったんだから」
笑って、椅子に戻るようオリヴァに言う。
エーミールがいきなり立って、私の頭を抱えこんだ。
「ユウナギ、泣いてもいいんだ。泣いて当然のことなのだから。」
エーミールの胸に隠されて頭を撫でられると、なんだか涙があふれてしまう。
手で顔を覆ってしばらく泣いた。涙と鼻水で鼻が詰まって苦しい。ティッシュがないって不便だなーと思う。頭の布を引っ張って顔を拭いた。
見上げるとエーミールの優しい顔と目が合った。
「疲れたろう。私の部屋で夜まで眠るといい」
「・・・ご飯は?」
「部屋に持って行く。ユウナギが作ったんだ、ありがたくいただこう。頼む、グラウ」
エーミールは私から離れるとお皿を持ってオリヴァに送ってもらった。私はぼんやりと椅子に座って眺めている。頭が動かない。
オリヴァが戻ってきて座ったままの私の手をとり、立ち上がらせて抱きしめた。
「大切にする。どうか、どうか、側にいさせてほしい」
オリヴァはやっぱり痛そうな声で話した。
この人のこと好きなんだけど、今は夜になるまで待ってほしい。
オリヴァの背中を撫でながら話す。
「夜に婚姻の儀式するから、そしたら一緒だよ、大丈夫」
「・・・ああ」
「オリヴァのご飯、私が持とうか」
オリヴァから離れてテーブルの上の食器を片付ける。私のパンには布を掛けておく。ラップがないって不便だよね。オリヴァのパンとスープを持って振り返ると、不安げな顔をしてるので笑いかけた。やっと少し微笑んで、私の手に手を添えて飛んだ。
エーミールの部屋でオリヴァに、食べてみてと言って食器を渡し、オリヴァは頷いて消えた。
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