7 / 139
6.愛の伝道師
しおりを挟む
お湯と桶と手ぬぐいと布を用意して外に出た。アルを裸にして頭を洗う。桶に頭を突っ込む土下座スタイルだけど仕方ない。丁寧に揉み解してから石鹸で泡立てていく。しっかりゆすいでから酢を薄めたお湯に髪を浸して手で梳いた。
次は体。濡れた手ぬぐいで全身を濡らす。丸洗いのつもりだったのにアルのアルが大きくなっている。うーん方針変更しようか。突っ込むだけじゃなく、体を触ってゆっくり気持ち良くなることを伝えねば。恥ずかしそうなアルにそそられたのも、ちょっとだけ。
ふと、ベルに目を向けると、アルを凝視するベルが。アルのアルに釘付けってか。・・・こいつぁーマジヤバ案件か。アルを舐めるように見つめるベルは夢中で私の視線にも気付かない。ブラコンヤンデレかと思いきや、近親相姦願望もあるのか?手に余り過ぎる・・・。
いや、逆に、ベルの目の前でアルを可愛がるのはどうだ?・・・ふっふっふ。悪魔の囁きに従うことにしようか。
「アル、私のすること受け止めて覚えてね」
アルは、切なそうな顔で頷く。
私は服を全部脱ぎ捨て、アルの手を掴んで私の腰へ回した。ベルの目の前でアルにキスを始め、唇を何度も啄み柔らかさを堪能する。アルの髪に指を通し軽く掴みながら、舌の先でゆっくりと唇の端をなぞり続けた。アルが震えた熱い息を吐き、腰に回った腕に力が込められていく。アルの首に抱きついて、息を吐きだした唇の間に舌を差し入れた。
ベルの目線と手順を教授する目的は頭の隅に追いやられ、私はアルの口内を味わい舌を吸い、絡め、存分に楽しんだ。
リップ音をさせて糸を引きながら唇を離す。
「・・・アル、どうかな?」
「・・どうにかなりそうだ。・・・俺はこのあとどうしたらいい?」
「私の動きを覚えて。私がアルにすることは、アルが私にしてもいいことだから」
潤んだ目をしたアルは健気にうなずいた。
石鹸を泡立てて、アルの体を優しく擦っていく。指先で、手のひらで、爪で。アルは喘ぎながら、ただ私の愛撫を享受した。
手をアルのペニスに伸ばす。少し腰を引いたアルに構わず、石鹸でヌルついた手で撫で上げた。アルの唇に吸い付き舌を割り入れて、陰嚢を揉みながらぺニスを扱くと、アルは力強く私を掻き抱き腰を動かし始める。
アルの耳にキスをしながら囁く。
「アル、気持ちいい?」
「っ、気、持ちいい」
「そうだよ。愛し合うの。交尾じゃないよ。アル、感じ合うんだよ」
「っっユウっ、っああ、・・・・・愛して、愛してくれる?」
私の首に顔を埋めてこぼした、消え入りそうなか細い声に胸を鷲掴みされてしまう。アルを力一杯抱きしめて、耳に言葉を送り出した。
「アル、アル。アルは私のもので、私はアルのものだよ」
「っっ、ユウぅぅぅっっ」
抱き合ったままアルは射精して、最後の一滴が出るまで私を強く、強く抱きしめ続けた。
愛を乞うこの人を愛しく思った。言ってしまった言葉は戻らない。この一瞬の本気をどれだけ繰り返せるだろうか。
私を抱きしめたまま涙を流すアルの顔中に、柔らかくキスをした。この人の心が満たされるよう祈りながら。
次は体。濡れた手ぬぐいで全身を濡らす。丸洗いのつもりだったのにアルのアルが大きくなっている。うーん方針変更しようか。突っ込むだけじゃなく、体を触ってゆっくり気持ち良くなることを伝えねば。恥ずかしそうなアルにそそられたのも、ちょっとだけ。
ふと、ベルに目を向けると、アルを凝視するベルが。アルのアルに釘付けってか。・・・こいつぁーマジヤバ案件か。アルを舐めるように見つめるベルは夢中で私の視線にも気付かない。ブラコンヤンデレかと思いきや、近親相姦願望もあるのか?手に余り過ぎる・・・。
いや、逆に、ベルの目の前でアルを可愛がるのはどうだ?・・・ふっふっふ。悪魔の囁きに従うことにしようか。
「アル、私のすること受け止めて覚えてね」
アルは、切なそうな顔で頷く。
私は服を全部脱ぎ捨て、アルの手を掴んで私の腰へ回した。ベルの目の前でアルにキスを始め、唇を何度も啄み柔らかさを堪能する。アルの髪に指を通し軽く掴みながら、舌の先でゆっくりと唇の端をなぞり続けた。アルが震えた熱い息を吐き、腰に回った腕に力が込められていく。アルの首に抱きついて、息を吐きだした唇の間に舌を差し入れた。
ベルの目線と手順を教授する目的は頭の隅に追いやられ、私はアルの口内を味わい舌を吸い、絡め、存分に楽しんだ。
リップ音をさせて糸を引きながら唇を離す。
「・・・アル、どうかな?」
「・・どうにかなりそうだ。・・・俺はこのあとどうしたらいい?」
「私の動きを覚えて。私がアルにすることは、アルが私にしてもいいことだから」
潤んだ目をしたアルは健気にうなずいた。
石鹸を泡立てて、アルの体を優しく擦っていく。指先で、手のひらで、爪で。アルは喘ぎながら、ただ私の愛撫を享受した。
手をアルのペニスに伸ばす。少し腰を引いたアルに構わず、石鹸でヌルついた手で撫で上げた。アルの唇に吸い付き舌を割り入れて、陰嚢を揉みながらぺニスを扱くと、アルは力強く私を掻き抱き腰を動かし始める。
アルの耳にキスをしながら囁く。
「アル、気持ちいい?」
「っ、気、持ちいい」
「そうだよ。愛し合うの。交尾じゃないよ。アル、感じ合うんだよ」
「っっユウっ、っああ、・・・・・愛して、愛してくれる?」
私の首に顔を埋めてこぼした、消え入りそうなか細い声に胸を鷲掴みされてしまう。アルを力一杯抱きしめて、耳に言葉を送り出した。
「アル、アル。アルは私のもので、私はアルのものだよ」
「っっ、ユウぅぅぅっっ」
抱き合ったままアルは射精して、最後の一滴が出るまで私を強く、強く抱きしめ続けた。
愛を乞うこの人を愛しく思った。言ってしまった言葉は戻らない。この一瞬の本気をどれだけ繰り返せるだろうか。
私を抱きしめたまま涙を流すアルの顔中に、柔らかくキスをした。この人の心が満たされるよう祈りながら。
1
お気に入りに追加
809
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
好感度MAXから始まるラブコメ
黒姫百合
恋愛
「……キスしちゃったね」
男の娘の武田早苗と女の子の神崎茜は家が隣同士の幼馴染だ。
二人はお互いのことが好きだったがその好き幼馴染の『好き』だと思い、恋愛の意味の『好き』とは自覚していなかった。
あまりにも近くにいすぎたからこそすれ違う二人。
これは甘すぎるほど甘い二人の恋物語。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる