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【16 幼馴染と再会】
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・【16 幼馴染と再会】
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周りは黒と紫のオーラに包まれているけども、何故か環奈ちゃんだけはハッキリ見える。
「あっ、久しぶりだね、環奈ちゃん……」
とりあえず挨拶した私。
でもどういうこと? これは一体何なんだろうか……。
「環奈ちゃん、私ね、班長になったんだ。クラスメイトを元気にする班長だよ、まだ学年全体に私のパワーを波及できてはいないけども、これからといった感じで、私、この小学校に革命を起こそうとしているんだ」
とにかく今の現状を知ってもらおうと喋り出した私。
環奈ちゃんは相変わらずのニコニコ・フェイスだ。
最後の最後までこの笑顔が崩れなかった。
だからイジメられていることも知らなかった。
誰にも頼らず、ずっと笑顔で自分を保っていて、でもそれは偽りの仮面で、本当のことは何も教えてくれなくて、私にとってはとても悲しい顔。
環奈ちゃんはクスッと怪しく笑ってから、口を開いた。
「意味無いのに。少なくても今緋色ちゃんが何をしているかなんてアタシには関係無いよ。そういうこと、もっと早くすれば良かったのに。アタシのことを負い目に感じているからそんなことをしているの? 意味無いんだよ、それ。自己満足だよ。それを今アタシに伝えるなんて気持ち悪いと思うよ。自分の気持ち悪さ、一旦考えたほうがいいよ」
「そ、そんな、気持ち悪いなんて……」
と口をついたけども確かにそうかもしれないとも思ってしまった。
だってどう考えても遅すぎるのに、今更そんな活動内容の報告をしたって、ね……。
「あの、環奈ちゃん、ゴメンなさい、気付いてあげられなくてゴメンなさい」
「はぁ? 気付いてあげられなくて、って何様? 自分がヒーローにでもなったつもり? 正直ウザいと思うよ、そういう姿勢でいること自体。きっと緋色ちゃんってそうやってどんどん人のこと巻き込んで、みんなを嫌な気持ちにしているんだね。何? 元気の押し売りというヤツ? みんな困ってるよ、本当にみんな困っていると思うんだ。だから緋色ちゃんはもう一生家から出ずに一人でいたほうがみんなのためだと思うけども、どうかな? あっ、家族の邪魔かな? じゃあもう死ねよ」
何だか環奈ちゃんの言葉が脳内にダイレクトに響く。
あぁ、そうなんだ、そうだったんだと、感心してしまう。
ということは私の班長なんてウザったいことは勿論のこと、壁太郎くんも、トースくんも、ガガくんも、私に巻き込まれて可哀想なんだ、と思ったその時だった。
「そうだよ、壁太郎もトースもガガも、みんなみんな緋色ちゃんのこと迷惑だと思っているよ、だって緋色ちゃんが頑張って闇あやかし様を倒すとその三人も消えちゃうんだよ。弱い思念体は残っても、人型のあやかしは強い闇の引力があるからこそ生きていられるんだよ、あの三人のあやかしはね。緋色ちゃんのせいでみんなみんな不幸になる。緋色ちゃんがいなければ平穏な小学校のままだったのに」
えっ、でもちょっと待って、やっぱり変だ、何で環奈ちゃんが壁太郎くんやトースくん、ガガくんのことを知っているの?
おかしい、夢でもおかしい、知らないことを知っているってどう考えてもおかしいじゃない、だから、
「何で壁太郎くん・トースくん・ガガくんの名前を知っているの? 環奈ちゃんは環奈ちゃんじゃなくて偽物?」
と私が質問すると環奈ちゃんは怖い表情になって、
「いいんだよ! そういうのは! 意外と理性的だな! 黙ってアタシの言うことを聞きな!」
という声が私の脳内に強くこびりついてきた。
何だか脳が揺れるような感覚。
このまま何だか目の前が真っ暗に、といった刹那、私と環奈ちゃんの間に大きな壁が出現した。
私が「えっ」と口をつくと、遠くから大きな声が聞こえてきた。
「知ってるべっ? 壁を作るって悪いことだけじゃないんだべっ?」
「自分たちを飛ばします! 急いで自分たちを飛ばします!」
「我は全ての感覚を磨いた男だぜ! 場所はもう分かってるぜ!」
その声はどんどん大きくなっていき、そのオーラをかき分けるように三人が窓から覗いている家が私の目の前にやって来た。
「みんな!」
「早く入るべ! そして脱出するべ!」
私は三人が入っている家の中に入った。
するとすぐさまトースくんが、
「一気に飛ばします!」
と言うと、何だかいわゆる重力のGを感じた。
どうやらどこかの底に落ちていたらしい。
でも何だかこれで戻れそうだ。
ガガくんは笑顔で私に、
「我は聴覚も磨いているぜ、緋色が喋っていればどこにいるかは一目瞭然だぜ」
私たちが入っている家はオーラを突き抜けて、夕暮れ空に飛び出した。
トースくんは叫んだ。
「逆噴射! ゆっくり着地します!」
でも実際はまあまあ荒く地面に落ちたけども、落ちる寸前に壁太郎くんがクッション質の壁を床から出現させてくれて、全然大丈夫だった。ただその落ちる拍子に家にガタがきて、崩れ出したので、慌てて四人で外に出た。
すると目の前にはイライラしているような表情の大人の女性、というか多分闇に引き込むあやかしが立っていた。
「もう精神攻撃はいい! これで生気を失いな!」
そう言うと指先から真っ黒いビームを発射してきた。
すぐさま壁太郎くんが壁を出現させて、守ってくれた。
トースくんが言う。
「あのビームに当たったらあやかしでも気絶してしまいます! 果たして人間なら……! 全員で緋色さんを守りましょう!」
ガガくんは、
「分かったぜ!」
と言いながら私をおんぶしてくれた。
ガガくんの体力があれば、いやでも壁太郎くんの時間制限もある。
きっと逃げ回るだけじゃどうにもできないだろう。
何か策を講じないと。
でもまだ情報が少なすぎる。
・【16 幼馴染と再会】
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周りは黒と紫のオーラに包まれているけども、何故か環奈ちゃんだけはハッキリ見える。
「あっ、久しぶりだね、環奈ちゃん……」
とりあえず挨拶した私。
でもどういうこと? これは一体何なんだろうか……。
「環奈ちゃん、私ね、班長になったんだ。クラスメイトを元気にする班長だよ、まだ学年全体に私のパワーを波及できてはいないけども、これからといった感じで、私、この小学校に革命を起こそうとしているんだ」
とにかく今の現状を知ってもらおうと喋り出した私。
環奈ちゃんは相変わらずのニコニコ・フェイスだ。
最後の最後までこの笑顔が崩れなかった。
だからイジメられていることも知らなかった。
誰にも頼らず、ずっと笑顔で自分を保っていて、でもそれは偽りの仮面で、本当のことは何も教えてくれなくて、私にとってはとても悲しい顔。
環奈ちゃんはクスッと怪しく笑ってから、口を開いた。
「意味無いのに。少なくても今緋色ちゃんが何をしているかなんてアタシには関係無いよ。そういうこと、もっと早くすれば良かったのに。アタシのことを負い目に感じているからそんなことをしているの? 意味無いんだよ、それ。自己満足だよ。それを今アタシに伝えるなんて気持ち悪いと思うよ。自分の気持ち悪さ、一旦考えたほうがいいよ」
「そ、そんな、気持ち悪いなんて……」
と口をついたけども確かにそうかもしれないとも思ってしまった。
だってどう考えても遅すぎるのに、今更そんな活動内容の報告をしたって、ね……。
「あの、環奈ちゃん、ゴメンなさい、気付いてあげられなくてゴメンなさい」
「はぁ? 気付いてあげられなくて、って何様? 自分がヒーローにでもなったつもり? 正直ウザいと思うよ、そういう姿勢でいること自体。きっと緋色ちゃんってそうやってどんどん人のこと巻き込んで、みんなを嫌な気持ちにしているんだね。何? 元気の押し売りというヤツ? みんな困ってるよ、本当にみんな困っていると思うんだ。だから緋色ちゃんはもう一生家から出ずに一人でいたほうがみんなのためだと思うけども、どうかな? あっ、家族の邪魔かな? じゃあもう死ねよ」
何だか環奈ちゃんの言葉が脳内にダイレクトに響く。
あぁ、そうなんだ、そうだったんだと、感心してしまう。
ということは私の班長なんてウザったいことは勿論のこと、壁太郎くんも、トースくんも、ガガくんも、私に巻き込まれて可哀想なんだ、と思ったその時だった。
「そうだよ、壁太郎もトースもガガも、みんなみんな緋色ちゃんのこと迷惑だと思っているよ、だって緋色ちゃんが頑張って闇あやかし様を倒すとその三人も消えちゃうんだよ。弱い思念体は残っても、人型のあやかしは強い闇の引力があるからこそ生きていられるんだよ、あの三人のあやかしはね。緋色ちゃんのせいでみんなみんな不幸になる。緋色ちゃんがいなければ平穏な小学校のままだったのに」
えっ、でもちょっと待って、やっぱり変だ、何で環奈ちゃんが壁太郎くんやトースくん、ガガくんのことを知っているの?
おかしい、夢でもおかしい、知らないことを知っているってどう考えてもおかしいじゃない、だから、
「何で壁太郎くん・トースくん・ガガくんの名前を知っているの? 環奈ちゃんは環奈ちゃんじゃなくて偽物?」
と私が質問すると環奈ちゃんは怖い表情になって、
「いいんだよ! そういうのは! 意外と理性的だな! 黙ってアタシの言うことを聞きな!」
という声が私の脳内に強くこびりついてきた。
何だか脳が揺れるような感覚。
このまま何だか目の前が真っ暗に、といった刹那、私と環奈ちゃんの間に大きな壁が出現した。
私が「えっ」と口をつくと、遠くから大きな声が聞こえてきた。
「知ってるべっ? 壁を作るって悪いことだけじゃないんだべっ?」
「自分たちを飛ばします! 急いで自分たちを飛ばします!」
「我は全ての感覚を磨いた男だぜ! 場所はもう分かってるぜ!」
その声はどんどん大きくなっていき、そのオーラをかき分けるように三人が窓から覗いている家が私の目の前にやって来た。
「みんな!」
「早く入るべ! そして脱出するべ!」
私は三人が入っている家の中に入った。
するとすぐさまトースくんが、
「一気に飛ばします!」
と言うと、何だかいわゆる重力のGを感じた。
どうやらどこかの底に落ちていたらしい。
でも何だかこれで戻れそうだ。
ガガくんは笑顔で私に、
「我は聴覚も磨いているぜ、緋色が喋っていればどこにいるかは一目瞭然だぜ」
私たちが入っている家はオーラを突き抜けて、夕暮れ空に飛び出した。
トースくんは叫んだ。
「逆噴射! ゆっくり着地します!」
でも実際はまあまあ荒く地面に落ちたけども、落ちる寸前に壁太郎くんがクッション質の壁を床から出現させてくれて、全然大丈夫だった。ただその落ちる拍子に家にガタがきて、崩れ出したので、慌てて四人で外に出た。
すると目の前にはイライラしているような表情の大人の女性、というか多分闇に引き込むあやかしが立っていた。
「もう精神攻撃はいい! これで生気を失いな!」
そう言うと指先から真っ黒いビームを発射してきた。
すぐさま壁太郎くんが壁を出現させて、守ってくれた。
トースくんが言う。
「あのビームに当たったらあやかしでも気絶してしまいます! 果たして人間なら……! 全員で緋色さんを守りましょう!」
ガガくんは、
「分かったぜ!」
と言いながら私をおんぶしてくれた。
ガガくんの体力があれば、いやでも壁太郎くんの時間制限もある。
きっと逃げ回るだけじゃどうにもできないだろう。
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でもまだ情報が少なすぎる。
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