(完結)お荷物聖女と言われ追放されましたが、真のお荷物は追放した王太子達だったようです

しまうま弁当

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遅すぎた反省

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するとリゼラがクラインに言いました。

「クライン様って帝国でもいい家の出身なんですか?」

クラインがリゼラに言いました。

「ああ、ユーゲント侯爵家の家柄だがそれが何か??」

するとリゼラはとんでもない事を言い出しました。

「だったら私を婚約者として貰ってくださいよ?アニアなんかよりよっぽど若いしかわいいですよ。クライン様に尽くしますから??ねっ??いいですよね。」

クラインはリゼラにこう言いました。

「それは無理だ。リゼラ?君みたいな心の汚れた女性とは関わりたくない。それになにより俺はアニアを愛しているからな。」

リゼラはクラインにこう言いました。

「だったら愛人でもなんでも構いませんから?私をもらってくださいよ?」

クラインが毅然と断ります。

「だから無理だと言っている。」

するとバイルがリゼラに尋ねました。

「さっきから何を言っているんだりぜラ??君は僕の婚約者で僕の事を愛しているんだろう。そんな事を言ったらダメじゃないか?」

リゼラはこうバイルに言ったのでした。

「だってもうバイル様終わりっぽいじゃないですか?王位継承権も取られてしまいましたし。もうあなたにひっつく理由もなくなりましたし。」

バイルが驚いた様子でリゼラに尋ねた。

「俺の地位目当てで近づいてきただけなのか?俺の前ではいい子ぶってただけなのか?」

リゼラは悪びれる様子もなくこうバイルに言いました。

「そんなの当たり前じゃないですか。私は国王やバイルみたいにバカじゃありませんから。」

バイルがショックな様子で言いました。

「そんなー。」

すると国王が顔を青くしたままバイルに言いました。

「ええい、今はそんな事はどうでもいい。アニアに一緒に謝るぞ。」

バイルはリゼラの事がショックなようで国王にすぐに返答しませんでした。

「あっ、はい。」

国王が私に言いました。

「アニア様、すいませんでした。」

国王は謝りましたが、バイルはリゼラの事がショックなようで茫然としていました。

するとバイルは国王に怒鳴られました。

「おいバイル!!何をボケーとしておるのだ!!さっさと謝らんか!!」

バイルが慌てて私に言いました。

「アニア、本当にすまなかった。」

するとクラインが国王達に厳しめの口調で言いました。

「まさかそれだけで済ますつもりか?」

すると今度は膝をつけて国王が土下座をして私に謝ってくるのでした。

「アニア様、本当にすいませんでした。この愚かな国王を許してくれ。」

バイルも私に土下座をしてこう言いました。

「アニア、本当にすまなかった。」
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