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ギルド長の視点
ギルド長はその日の夜雨が降りしきる中を進んでいた。
「くっそ!!こんな大事な時に雨とはついてない。」
「まあいい、明日になればあのヨロズが凶悪犯として捕まる事になる。」
「はっはっはっ、あいつの苦しむ姿が見えないのは残念だな。」
「どこにいくんだ??フレイド??」
「えっ???」
俺は声がした方を振り向くとそこにはヨロズの奴が立っていた。
そしてたくさんの騎士達が姿をあらわしてこのフレイド様を取り囲んだのだった。
ヨロズの視点
俺達が突然姿を現してギルド長のフレイドは明らかに動揺していた。
ギルド長が俺の隣に立っている人達に驚いて言った。
「グランド国王様、ランベール総大司教様、なぜここにいらっしゃるのです?」
「婿殿に呼ばれてきたのだ。フレイドお主が犯罪行為に加担しておると聞いてな!!!」
グランド国王がギルド長に尋ねた。
「そちのその後ろに浮かせて運んでいる物はなんだ??」
ギルド長の後ろには布にくるまれた物が浮遊魔法で浮かせて運ばれていたのだった。
すぐに騎士達達が魔法を解除してその布の中身を確認した。
それは殺された騎士団長ルーカスを含めた騎士達の亡骸だった。
「ルーカス様のご遺体です。」
グランド国王が騎士団長の亡骸を見て涙を流した。
「ルーカス、他のみなもすまなかった。」
グランド国王が大声で言った。
「ギルド長フレイド、これはどういう事だ??」
「これはその??」
ギルド長は返答に困った様子だった。
ランベール総大司教がフレイドに言った。
「これはお主がルーカス殿を殺した。そういう事でいいのだな?」
「それは誤解でございます。殺したのはヨロズでございます。」
ギルド長は慌てて弁明を始めた。
「私はヨロズがルーカス様を殺したのを目撃しており、それをご報告するためにこうして遺体を持ってきているのでございます。」
グランド国王が当然の疑問をギルド長に尋ねた。
「ならばなぜルーカス達の遺体を運ぶ必要がある??ヨロズ様が殺したというのであるならばそのまま騎士達に報告すればいいであろうが。」
「そ、それは??このヨロズが証拠隠滅をはかると思い、決死の思いでこいつの家からルーカス殿の遺体を掘り出し運び出したのです!!」
「それならばなぜヨロズ様の家の方角に向かっていた。そちの意見が正しいのなら向かう方向は逆ではないか??」
「それはこいつが追ってくると思い、遠回りをしながら移動していたからでございます。」
どうやらミリアーナの話通り俺に騎士団長さんを殺した罪をなするつけるつもりらしい。
ギルド長は何が何でも俺に罪をきせたいらしいな。
どこまで腐ってるんだ。こいつは。
グラント国王がギルド長に尋ねた。
「ふむ??ではそちはヨロズ様の庭で遺体を見つけて、それを証拠としてここまで持ってきていた!!そう言うのだな!!」
「その通りです。」
グラント国王が再度ギルド長に確認する。
「それに相違ないな??」
ギルド長が自信満々に言った。
「相違ございません!!!このギルド長たるフレイドがヨロズの庭で遺体を見つけてそれをご報告すべくここまで運んだいたのでございます!!!ですので早くこのヨロズを厳罰を与えてください!!」
あんたならそう言い逃れるだろうと思ったよ。
俺はみんなに大きな声で言った・
「みなさん??聞きましたね!!!ギルド長は俺の家から団長さん達の遺体をここまで運んできたと言いました。」
グラント国王が俺に言った。
「間違いなく言いましたな。」
俺は生活魔法のライトを唱えた。
「ライト!!!」
ライトは生活魔法だが俺の使う魔法のライトは天気すらも操る事ができた。
俺の唱えたライトによって激しく振っていた雨はやみ、真夜中だというのに暗闇が一斉に晴れてまるで昼間のような明るさに包まれたのだった。
俺はギルド長に大声で言った。
「さあギルド長フレイドお前の目で直接見てみるんだな!!!あんたはあれをどうやって超えてきたんだ??」
「なんだと??」
ギルド長は俺が言った通りにすぐに目を丸くした。
「なんだ??あの断崖絶壁は!!!」
ギルド長が見た先には果てしなく断崖絶壁が広がっていたのだった。
「この辺りには平野しかなかったはずだぞ!!!」
俺がギルド長に言った。
「今日の正午から国王様と総大司教様に立ち会ってもらってこの先の地形を変えておいたんだよ。平野の地形から断崖絶壁の地形にな!!」しかもあの断崖絶壁は魔法が無力化されるザクレス鉱石を多く含む地形だ。魔法のほぼ全てが無効化される。」
俺がギルド長にトドメの一言を言った。
「あの魔法の使えない断崖絶壁をどうやって10人の遺体と共に超えてきたっていうんだ??教えてくれよギルド長フレイドさんよ!!」
ギルド長が信じられない様子で言った。
「そ、そんな!!」
ギルド長のフレイドが心底悔しがっていた。
「この私がヨロズのような愚か者なんかに負けたというのか。ありえない!!」
俺がギルド長に言った。
「ギルド長フレイド、あんたの負けだ!!」
グランド国王がギルド長に言った。
「その通り。ギルド長フレイドお前はヨロズ様よりも心も汚く能力もない。人の道を踏み外した外道でしかないのだ!!!貴様の方がヨロズ様よりもよっぽど愚か者であろうが!!!」
だがギルド長は現実を受け入れられずにいた。
「こんなの、ありえない!!絶対にありえない!!!」
俺がギルド長に言った。
「あんたは自分が思っているほど優秀な人間じゃないんだよ!!!」
ギルド長が大きく絶叫した。
「うああああ!!!」
ギルド長はそういうとうなだれて地面に座り込んでしまった。
グランド国王が厳しい口調でギルド長に言った。
「ギルド長フレイド!!騎士団長ルーカスを殺した罪、ほか余罪多数によって捕縛する。死罪は免れぬものと覚悟しておけ!!」
グランド国王が騎士達に命じた。
「では連れていけ!!」
ギルド長は捕縛されて騎士達に連行されていった。
ギルド長が連行された後でグランド国王が俺に話しかけてきた。
「婿殿、なかなか豪快な作戦でしたな。」
「グラント国王様、ご協力ありがとうございました。地形はこの後すぐに戻しますので。」
「いやいや婿殿、私の方こそルカースの無念を晴らして頂き感謝致します。」
ランベール総大司教も俺も褒めてくれた。
「うむ、婿殿には驚かされてばかりでございます。まさに英雄と呼ぶにふさわしい方ですな。」
それから数カ月の月日が経った。
俺は新しくできた宮殿の中で朝食を取っていた。
「ヨロズ様、お口を開けて。あーん。」
セリーヌが口に運んでくれる朝食を僕は寝ぼけ眼でむさぼっていた。
「ヨロズ様、美味しいですか??」
「うん、おいしい。ありがとうセリーヌ。」
すると隣にいたミルティが俺に尋ねてきた。
「ヨロズ様、紅茶をお飲みになられますか??」
「うんお願いするよ。ミルティ。」
するとミルティはカップを手に持つとそれを口いっぱいに含んだ。
そしてそのままミルティは俺に顔を近づけてきた。
そしてミルティの唇と俺の唇が重なりあった。
ミルティの口から暖かい温かい紅茶が流れ込んできた。
ミルティが顔を赤くしながら俺に言った。
「紅茶美味しいですか?」
俺も少し恥ずかしげに答えた。
「うんありがとう。ミルティ」
「それは良かったです。」
「今日はいよいよレクルード市の発足式ですね。」
「うん、作りあげてきたレクルードの町が今日から本格的に始動するからね。」
「大役だな。俺に務まるのかな?」
セリーヌが優しく言ってくれた。
「大丈夫です。ヨロズ様ならきっとうまくできますよ。」
ミルティも俺を励ましてくれた。
「だって私の旦那様ですもの。ヨロズ様ならうまくいくに決まっていますよ。」
するとミリアーナがやってきて俺に教えてくれた。
「ヨロズ様、そろそろお時間ですよ。」
クリスもやってきて俺に言ってくれた。
「多くの方々がヨロズ様が来るのをお待ちかねです。」
ライラが顔を赤くして俺に言ってきた。
「ヨロズ様、明日一緒に付き合ってください??ヨロズ様とデートがしたいです。」
クリスがライラに言った。
「だめよ、明日は私がヨロズ様と一緒に過ごす予定だからライラは次の機会にして。」
「ええ、そんな??」
「さあそれじゃあみんな行こうか!!」
俺はそう言うと宮殿の外へ出ていった。
END
ギルド長はその日の夜雨が降りしきる中を進んでいた。
「くっそ!!こんな大事な時に雨とはついてない。」
「まあいい、明日になればあのヨロズが凶悪犯として捕まる事になる。」
「はっはっはっ、あいつの苦しむ姿が見えないのは残念だな。」
「どこにいくんだ??フレイド??」
「えっ???」
俺は声がした方を振り向くとそこにはヨロズの奴が立っていた。
そしてたくさんの騎士達が姿をあらわしてこのフレイド様を取り囲んだのだった。
ヨロズの視点
俺達が突然姿を現してギルド長のフレイドは明らかに動揺していた。
ギルド長が俺の隣に立っている人達に驚いて言った。
「グランド国王様、ランベール総大司教様、なぜここにいらっしゃるのです?」
「婿殿に呼ばれてきたのだ。フレイドお主が犯罪行為に加担しておると聞いてな!!!」
グランド国王がギルド長に尋ねた。
「そちのその後ろに浮かせて運んでいる物はなんだ??」
ギルド長の後ろには布にくるまれた物が浮遊魔法で浮かせて運ばれていたのだった。
すぐに騎士達達が魔法を解除してその布の中身を確認した。
それは殺された騎士団長ルーカスを含めた騎士達の亡骸だった。
「ルーカス様のご遺体です。」
グランド国王が騎士団長の亡骸を見て涙を流した。
「ルーカス、他のみなもすまなかった。」
グランド国王が大声で言った。
「ギルド長フレイド、これはどういう事だ??」
「これはその??」
ギルド長は返答に困った様子だった。
ランベール総大司教がフレイドに言った。
「これはお主がルーカス殿を殺した。そういう事でいいのだな?」
「それは誤解でございます。殺したのはヨロズでございます。」
ギルド長は慌てて弁明を始めた。
「私はヨロズがルーカス様を殺したのを目撃しており、それをご報告するためにこうして遺体を持ってきているのでございます。」
グランド国王が当然の疑問をギルド長に尋ねた。
「ならばなぜルーカス達の遺体を運ぶ必要がある??ヨロズ様が殺したというのであるならばそのまま騎士達に報告すればいいであろうが。」
「そ、それは??このヨロズが証拠隠滅をはかると思い、決死の思いでこいつの家からルーカス殿の遺体を掘り出し運び出したのです!!」
「それならばなぜヨロズ様の家の方角に向かっていた。そちの意見が正しいのなら向かう方向は逆ではないか??」
「それはこいつが追ってくると思い、遠回りをしながら移動していたからでございます。」
どうやらミリアーナの話通り俺に騎士団長さんを殺した罪をなするつけるつもりらしい。
ギルド長は何が何でも俺に罪をきせたいらしいな。
どこまで腐ってるんだ。こいつは。
グラント国王がギルド長に尋ねた。
「ふむ??ではそちはヨロズ様の庭で遺体を見つけて、それを証拠としてここまで持ってきていた!!そう言うのだな!!」
「その通りです。」
グラント国王が再度ギルド長に確認する。
「それに相違ないな??」
ギルド長が自信満々に言った。
「相違ございません!!!このギルド長たるフレイドがヨロズの庭で遺体を見つけてそれをご報告すべくここまで運んだいたのでございます!!!ですので早くこのヨロズを厳罰を与えてください!!」
あんたならそう言い逃れるだろうと思ったよ。
俺はみんなに大きな声で言った・
「みなさん??聞きましたね!!!ギルド長は俺の家から団長さん達の遺体をここまで運んできたと言いました。」
グラント国王が俺に言った。
「間違いなく言いましたな。」
俺は生活魔法のライトを唱えた。
「ライト!!!」
ライトは生活魔法だが俺の使う魔法のライトは天気すらも操る事ができた。
俺の唱えたライトによって激しく振っていた雨はやみ、真夜中だというのに暗闇が一斉に晴れてまるで昼間のような明るさに包まれたのだった。
俺はギルド長に大声で言った。
「さあギルド長フレイドお前の目で直接見てみるんだな!!!あんたはあれをどうやって超えてきたんだ??」
「なんだと??」
ギルド長は俺が言った通りにすぐに目を丸くした。
「なんだ??あの断崖絶壁は!!!」
ギルド長が見た先には果てしなく断崖絶壁が広がっていたのだった。
「この辺りには平野しかなかったはずだぞ!!!」
俺がギルド長に言った。
「今日の正午から国王様と総大司教様に立ち会ってもらってこの先の地形を変えておいたんだよ。平野の地形から断崖絶壁の地形にな!!」しかもあの断崖絶壁は魔法が無力化されるザクレス鉱石を多く含む地形だ。魔法のほぼ全てが無効化される。」
俺がギルド長にトドメの一言を言った。
「あの魔法の使えない断崖絶壁をどうやって10人の遺体と共に超えてきたっていうんだ??教えてくれよギルド長フレイドさんよ!!」
ギルド長が信じられない様子で言った。
「そ、そんな!!」
ギルド長のフレイドが心底悔しがっていた。
「この私がヨロズのような愚か者なんかに負けたというのか。ありえない!!」
俺がギルド長に言った。
「ギルド長フレイド、あんたの負けだ!!」
グランド国王がギルド長に言った。
「その通り。ギルド長フレイドお前はヨロズ様よりも心も汚く能力もない。人の道を踏み外した外道でしかないのだ!!!貴様の方がヨロズ様よりもよっぽど愚か者であろうが!!!」
だがギルド長は現実を受け入れられずにいた。
「こんなの、ありえない!!絶対にありえない!!!」
俺がギルド長に言った。
「あんたは自分が思っているほど優秀な人間じゃないんだよ!!!」
ギルド長が大きく絶叫した。
「うああああ!!!」
ギルド長はそういうとうなだれて地面に座り込んでしまった。
グランド国王が厳しい口調でギルド長に言った。
「ギルド長フレイド!!騎士団長ルーカスを殺した罪、ほか余罪多数によって捕縛する。死罪は免れぬものと覚悟しておけ!!」
グランド国王が騎士達に命じた。
「では連れていけ!!」
ギルド長は捕縛されて騎士達に連行されていった。
ギルド長が連行された後でグランド国王が俺に話しかけてきた。
「婿殿、なかなか豪快な作戦でしたな。」
「グラント国王様、ご協力ありがとうございました。地形はこの後すぐに戻しますので。」
「いやいや婿殿、私の方こそルカースの無念を晴らして頂き感謝致します。」
ランベール総大司教も俺も褒めてくれた。
「うむ、婿殿には驚かされてばかりでございます。まさに英雄と呼ぶにふさわしい方ですな。」
それから数カ月の月日が経った。
俺は新しくできた宮殿の中で朝食を取っていた。
「ヨロズ様、お口を開けて。あーん。」
セリーヌが口に運んでくれる朝食を僕は寝ぼけ眼でむさぼっていた。
「ヨロズ様、美味しいですか??」
「うん、おいしい。ありがとうセリーヌ。」
すると隣にいたミルティが俺に尋ねてきた。
「ヨロズ様、紅茶をお飲みになられますか??」
「うんお願いするよ。ミルティ。」
するとミルティはカップを手に持つとそれを口いっぱいに含んだ。
そしてそのままミルティは俺に顔を近づけてきた。
そしてミルティの唇と俺の唇が重なりあった。
ミルティの口から暖かい温かい紅茶が流れ込んできた。
ミルティが顔を赤くしながら俺に言った。
「紅茶美味しいですか?」
俺も少し恥ずかしげに答えた。
「うんありがとう。ミルティ」
「それは良かったです。」
「今日はいよいよレクルード市の発足式ですね。」
「うん、作りあげてきたレクルードの町が今日から本格的に始動するからね。」
「大役だな。俺に務まるのかな?」
セリーヌが優しく言ってくれた。
「大丈夫です。ヨロズ様ならきっとうまくできますよ。」
ミルティも俺を励ましてくれた。
「だって私の旦那様ですもの。ヨロズ様ならうまくいくに決まっていますよ。」
するとミリアーナがやってきて俺に教えてくれた。
「ヨロズ様、そろそろお時間ですよ。」
クリスもやってきて俺に言ってくれた。
「多くの方々がヨロズ様が来るのをお待ちかねです。」
ライラが顔を赤くして俺に言ってきた。
「ヨロズ様、明日一緒に付き合ってください??ヨロズ様とデートがしたいです。」
クリスがライラに言った。
「だめよ、明日は私がヨロズ様と一緒に過ごす予定だからライラは次の機会にして。」
「ええ、そんな??」
「さあそれじゃあみんな行こうか!!」
俺はそう言うと宮殿の外へ出ていった。
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