キャッシュバック拒否でクビ!世界樹を育てて英雄に!世界を救ってしまった俺に美少女の大聖女と大賢者が押しかけてきて嫁にしてくれと頼まれました。

しまうま弁当

文字の大きさ
上 下
5 / 7

05

しおりを挟む
一方 ギルド長の視点

ギルド長は今日も冒険者ギルドでふんずりかえっていた。

するとそこに姉妹の冒険者がギルドの登録にやってきたのだった。

妹の冒険者がライラで年齢は14歳であった。

赤髪のロングヘアーでスレンダーなスタイルであった。

姉の冒険者がクリスで年齢が17歳であった。

灰色のショートヘアーで抜群のスタイルだった。

ライラとクリスが窓口にやってきた。

「すいません、ギルド登録に来たのですが。」

するとギルド長が対応に当たったのだった。

「おお、では私が対応してやる。まず冒険者として大事な事を教えしよう。最近は勘違いしている者も多いからな。」

「冒険者として大事なものは何だと思う??」

「仲間との絆ですか?」

「違う。」

「最強スキルを磨く事ですか??」

「違う。」

「もっと大事な事だ。」

「もっと大事な事って何ですか??」

「それはこのギルド長たるフレイド様を崇拝する事だ。いついかなる時もこのフレイドを尊びこのフレイド様の為に進んで心と体を捧げるのだ!!ギルドで報酬をもらえるのも大地の上に立っていられるのもこのギルド長たるフレイドのおかげなのだ。それをちゃんと理解しておくように!!」

「はあっ??」

「これが冒険者としての心得だ。基本中の基本だな。これを忘れては冒険者として生活していくことなどとてもできないだろう。」

するとライラがギルド長に尋ねた。

「あのう??ヨロズ様はいらっしゃらないんですか??」

「ヨロズはクビにした。」

「ええっ??もうヨロズ様いないんですか??」

「ああそうだが??」

「だったら登録はいいです。」

「うん、ヨロズ様がいると思って来たのにね。」

「ヨロズ様がいないなら登録しなくてもいいよね。」

「こんなイカレタ奴がギルド長やってる冒険者ギルドなんかこっちから願い下げだし。」

「まあヨロズ様がいるなら登録しちゃうけどね。」

「そうだね、いっそヨロズ様の所に行くのもいいかもね。」

「そうだね、でもヨロズ様は今どこにいるんだっけ??」

「確かヨロズ様マテウス森林に住んでるって話だけど。あっそうそう!!そういえばヨロズ様が世界を救ったらしいわ。」

「すごい、本当??」

「なんか総大司教様から新しい町の市長を任されたんだって!!」

「すごーい。できる人だとは思ってたけど、ここまでなんてね。」

「ヨロズ様はすごい人だよね。」

「だったら私達もヨロズ様の所に行きましょうよ。」

「そうだね、ヨロズ様の所に行こうか??」

するとギルド長がカンカンでクリスに怒鳴りつけた。

「おい!!適当な事を言ってるんじゃねえぞ??ヨロズがそんな活躍するわけないだろうが。」

「いや実際そう聞きましたし。」

「ヨロズは無能者だ。何もできない愚か者なんだ。そこを理解しておけ!!!」

クリスがギルド長に反論した。

「命令しないでください。もう私達このギルドには登録しませんから!!!」

「ダメだ、そんな事は認めん!!!もうお前達はこのギルドでこのギルド長たるフレイド様に尽くす事が決まったんだ!!!絶対に逃がさんからな!!!」

するとミリアーナがギルド長に言った。

「フレイド様お客様がいらっしゃいました。外にてお待ちになられています。」

「ああ、分かった。」

ギルド長が外に出て行くとミリアーナがライラとクリスに話しかけてきた。

「お二人ともこのギルドに登録などしてはいけません。」

「あなたは??」

「私この冒険者ギルドで働いているミリーアナと申します。」

「なんでこの冒険者ギルドに登録するのはダメなんですか?」

「実は昨日私の家にドロボウが入ったんですけど??」

「えっ??ドロボウが??」

「それは大変でしたね。」

ライラとクリスがミリアーナに同情したのだった。

「実は私そのドロボウが家から出てくるのを目撃してたんですけど、出てきたのは誰だと思います??」

「誰が出てきたんですか??」

「ギルド長のフレイドが出てきたんです。」

「ええ??」

「それで私が今日朝ギルドにやってきてギルド長がなんて言ったと思います。」

「なんて言ったんですか?」

「よくなあんな趣味の悪い下着を身に着けられるもんだな??センスのカケラもない!!!私が金目の物と一緒に全て盗んでおいてやったからな!!ありがたく思えよ!!」

「えっ??それミリアーナさんが問いただしたんですか??」

「違います、朝一番でギルドに来たらギルド長が開口一番でそう言ったんです。」

「信じられない!!!」

「それでギルドのみんなで話し合ってここを逃げようって話しになってるんです。」

「そうなんですか?」

「今夜一緒に逃げませんか??」

「はいもちろん逃げます。」

「ただどこに逃げるかがまだ決まってなくて。」

「それでしたら一緒にヨロズ様の所に逃げましょう。」

「ヨロズ様の所ですか、そうですね。私もヨロズ様の所に行かせて貰います。」

するとギルド長がお客を連れてギルドの中に入って来たのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました

遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。 追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。 やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜

サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。 父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。 そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。 彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。 その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。 「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」 そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。 これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります

しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。 納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。 ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。 そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。 竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。

悪役貴族に転生した俺は悪逆非道の限りを尽くす

美鈴
ファンタジー
酷いイジメを受けていた主人公大杉静夜(おおすぎせいや)。日に日にイジメは酷くなっていった。ある日いつものように呼び出された静夜は仕方無く呼び出された場所向かう。それが自分の最後とは知らずに… カクヨム様にも投稿しておりますが内容が異なります

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります

桜井正宗
ファンタジー
 無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。  突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。  銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。  聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。  大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?

処理中です...