最強勇者の物語

しまうま弁当

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2章 目を覚ましたらそこは異世界でした

荒野の探索

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さてとどうやら異世界転移されたようだ。

目の前に広大な荒野が広がっていた。

さてとこれからどうするべきか。

周りを見渡すと遠くにだか、山脈や森林が見えた。

森林が見える方角は太陽のから推測すると、北東だな。

森林の近くなら集落があるかもしれない。

僕は北東に向かって歩き始めた。

しかし行けども行けども荒野が続く。

どのくらい経っただろうか?

太陽は真上にのぼっており、おそらく正午は過ぎてる。

今日中に荒野地帯を抜け出せればいいのだが。

少し歩くと道らしき物を見つけた。

道は森林の方へと伸びていた。

僕はこの山道に沿って歩きはじめた。

しかし悪い事に急に空に黒い雲が立ち込めてきた。

僕は足取りを早めた。何とか荒野を抜けて草原地帯に入った。

しかし心配した通りに大粒の雨が降りだした。

凄まじい量の雨粒が地面に叩きつけられている。

更に足取りを早めたが地面は一気にぬかるみはじめた。

風は少しふいているだけだったが、雨は更に勢いを増す。

もはや草原とは呼べる状態では無く沼地と化していた。

泥沼のような道を進んでいくと、一軒の家を見つけた。

太陽が雲で隠れているから分からないが、恐らく夕暮れ時だろう。

ダメ元で頼んでみるか。

僕はその家の前にたどり着くと、ドアをノックして叫んだ。

「すいませーん、少々雨宿りをさせてもらえないでしょうか?」

しかし返事が無い。留守だろうか?

家の中からガコっと大きな音が聞こえた。

あれ?誰かいるのかな?

もう一度ノックをして呼んでみる。

「すいませーん、外は大雨で雨宿りをさせて貰えないでしょうか?」

やはり返事が無い、留守かと思ったその時。

ドアがガラッと開き、中年の男が顔を出した。

「いや、すいませんね窓が壊れてしまっていて、気づくのが遅くなりました。どうかされましたか?」

僕は中年の男性に言った。

「外は大雨でして、勝手なんですが雨宿りをさせてはもらえないでしょうか?」

すると中年の男性が僕に言った。

「そうですか、それは大変ですね。どうぞお入り下さい。」

と快く中に入れてくれた。


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