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1章 目を開けたらそこは異世界でした
クロエ
しおりを挟む明日は朝一で王都に向かおう。
そんな事を考えていると、村の人達に声をかけられ、僕が来てくれた事を喜んでくれた。
そして少し家の外を歩きたいと思い、村長宅から出た。
少し歩いた所で後ろから呼び止められた。
「勇者様、少しよろしいですか。」
振り向くとそこには、金髪で髪が長い少女が立っていた。
かなりの美人でスタイルも良く一瞬見惚れてしまった。
年齢は18ぐらいだろうか?
僕はその少女に答えた。
「あうん。いいけど君は?」
少女が僕に答えてくれた。
「申し遅れました。私はクロエと申します。勇者様。」
僕はクロエに答えた。
「クロエか、よろしくね。」
クロエが僕に答えた。
「はいよろしくお願いします。」
僕はクロエに尋ねた。
「なんで僕が勇者だと知ってるの?」
クロエは僕に答えた。
「ああそれはローラが熱心に話してくれたので。」
ああそうか。ティアが言ってたクロエってこの子の事か。
しかもローラが話してくれたという事は。
僕はクロエに尋ねた。
「クロエはローラやティアとは知り合いなんだね。」
クロエは僕に言った。
「はい二人とも私の親友です。」
クロエは何かに気がついたのか、僕をじっと見た後、クロエが言った。
「お父様、ちゃんと装備品を勇者様に渡してくれたんですね。」
僕はクロエに答えた。
「ああ、さっきガウス村長と会った時にね。ん?お父様?」
クロエが僕に言った。
「はいガウス村長は私の父です。」
クロエが続けて僕に言った。
「私がお父様に勇者様に差し上げてってお願いしたんです。何でもその装備品は我が家に代々伝わる物らしいですよ。」
僕がクロエに言った。
「そうだったんだ。ありがとう。」
クロエが僕に言った。
「いえ、少しでも勇者様のお役に立ちたかったので。」
クロエが少し視線をずらして、少し考えているように見えた。
クロエがこちらを向いて喋ろうとした。
「あのう、‥」
とその時後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、こんなところにいた。」
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