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私はエミリアが主催したお茶会に出席して以降の数日間はずっと王城に匿われていました。
そして王城にいる時は私は大広間にいました。
ファンクラブの皆さんや近衛騎士の方々に警護してもらっていました。
私は戻ってきたドルチェス王子様に尋ねました。
「ドルチェス王子様!!昨日うちのお屋敷をチャールズとセシルに襲撃されたというのは本当なのですか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「はい、あと少しでチャールズを捕縛できたのですが、セシルの邪魔が入り逃げられてしまいました。」
ドルガーが私に言いました。
「チャールズとセシルはお嬢様を誘拐しようとしておりました。エルカリア伯爵様共々王城に移られて正解でした。」
するとドルチェス王子様が私に言いました。
「現在王国の重要拠点が相次いで襲撃されております。明け方にフレスタ離宮とタルタリス公爵邸が襲撃を受けました。どちらも襲撃者の人数は二人だけだったそうです。おそらくチャールズとセシルだと思われます。」
すると衛兵が大広間に入ってきました。
「ドルチェス王子様、失礼致します。」
ドルチェス王子様が尋ねられました。
「どうした??」
衛兵がドルチェス王子様に報告しました。
「ミリア大聖堂が襲撃を受けました。多数の負傷者がでているもようです。」
「襲撃者の人数は?」
「はっ!!襲撃者は二人だったようです。そのうちの一人が大聖堂の中で「ゴブリンイカ女出てきなさい」と大声で叫びまわっていたもよう。」
「間違いなくチャールズとセシルだな。」
「分かった、報告ご苦労だった。」
衛兵は報告を終えると大広間の外に出ていきました。
カーバルド様がドルチェス王子様に言いました。
「この分だとじきに王城にも襲撃を仕掛けてきそうだな。」
私は少し心配になったのでドルチェス王子様に尋ねました。
「大丈夫でしょうか?」
するとドルチェス王子様が私に言いました。
「現在この王城にはリンゼ様を守るべくリンゼ様熱烈ファンクラブの会員と衛兵と近衛騎士合わせて5000名が臨戦態勢に入っております。さらに一気にこの大広間のある4階まであがってこられないように中央階段の封鎖作業を行っております。ですのでリンゼ様どうかご安心を。」
カーバルド様も笑顔で私に言ってくれました。
「その通りでございます。チャールズとセシルが王城にやって来るというのならふん捕まえてここに連れてきます!!リンゼ様を泣かせた事を後悔させてやりますよ。」
ドルガーが私に言ってくれました。
「お嬢様を泣かせておいて、報いを受けないなどそんなことはあってはなりません!!必ずやお嬢様を泣かせた報いをチャールズとセシルにくれてやります。」
私は皆さんにお礼を言いました。
「ありがとうございます。みなさんがいてくれて本当に頼もしいです。」
ファンクラブの皆さんが笑顔で言ってくれました。
「何の、リンゼ様の笑顔が私の全てなのです!!当然の事をしているだけです。」
「その通りです。これ以上リンゼ様を泣かせさせる訳にはいきません!!」
「リンゼ様の未来のために全力を尽くすのは当然です。」
するとドルチェス王子様が高らかに宣言しました。
「リンゼ熱烈ファンクラブ会員の諸君!!今リンゼ様の笑顔がまた奪われようとしている。こんな非道を許していいのか!!!ダメだ!!リンゼ様の笑顔は絶対守らなければならない。そうだろう、みんな!!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第1条!!!リンゼ様の笑顔が俺達の幸せ!!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第1条!!!リンゼ様の笑顔が俺達の幸せ!!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第2条!!!いついかなる時もリンゼ様の笑顔を優先する!!俺たちの都合など2の次だ!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第2条!!!いついかなる時もリンゼ様の笑顔を優先する!!俺たちの都合など2の次だ!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第3条!!!リンゼ様を泣かせる奴は絶対に許さない!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第3条!!!リンゼ様を泣かせる奴は絶対に許さない!!」
ドルチェス王子様が言いました。
「リンゼ様の笑顔は絶対に守るぞ!!」
私のファンクラブの人達がそれに答えました。
「おう!!」
すると大広間にドゴーン!!と大きな爆音が鳴り響いた。
少しして大広間に騎士が慌てて入ってきました。
ドルチェス王子に報告をします。
「申し上げます!!!襲撃者によって城門が突破されました。現在正面ロビーにて城内に侵入した襲撃者と衛兵達が交戦中。」
すると大広間に男女の声が響き渡りました。
「ゴブリンイカ女出てきなさい!!!」
「ゴブリンイカ女出てこい!!」
ドルチェス王子様が騎士達に指示を出します。
「中央階段の封鎖を急げ!!」
「はっ!!!」
近衛騎士達が急いで中央階段封鎖のために走っていかれました。
ドルチェス王子様が悩まれていました。
「とはいえセシルの魔法攻撃はやはり厄介だな。こうも簡単に王城に張られている防御結界や城門を突破してくるとは。」
私はある考えが閃いたのでドルチェス王子様にお伝えする事にしました。
「ドルチェス王子様!!一つ提案がございます!!魔法を封じる事ができるクワイトの魔法でセシルの魔法を封じてはどうでしょうか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「いい手とは思いますが魔法のサイレンスは相手の至近距離で発動しないと効果を発揮しません。セシルが我々を簡単には近づけさせてくれるとは思えません。」
私がドルチェス王子様に言いました。
「ですので宮廷魔導士の方々で一斉に魔法を跳ね返すリフレクションを何重にも発動してもらうのです。そうすればセシルの魔法を跳ね返しながらならば近づく事ができると思います。その後でサイレンスを使えばセシルを捕まえることができるのではないですか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「なるほど、魔法を跳ね返すリフレクションなら距離を縮める事も可能かもしれませんね。さすがはリンゼ様ですね。」
ドルガーやカーバルド様も私を褒めてくれました。
「素晴らしいアイデアです。さすがはお嬢様です。」
「リンゼ様はお優しいだけではなく聡明でもあられるのですね。さすがでございます。」
ドルチェス王子が言いました。
「ではすぐに宮廷魔導士長ミーレウス様に話をしてきましょう。」
すると女性の声が響いてきました。
「その必要はありません。ドルチェス王子様。」
ドルチェス王子様が声がした方を振り返って言いました。
「ミーレウス魔導士長。」
セシルの母であるミーレウス宮廷魔導士長が大広間に入ってきたのでした。
するとミーレウス様が私に言いました。
「リンゼさん、この度はセシルがとんだご迷惑をおかけしました。」
ミーレウス様は私に深々と頭を下げてくれました。
「いえ、頭を上げてください。ミレーウス様に何かされたわけではありませんから。」
ミーレウス様が私に言いました。
「リンゼさん、ありがとうございます。」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「お話はすいませんが伺わせていただきました。私もとてもいい手だと思います。きっとセシルを無力化して捕まえる事ができるでしょう。」
ドルチェス王子様がミーレウス様に尋ねました。
「ミーレウス魔導士長?自分の娘と戦う事になりますが。職務の遂行は可能ですか?」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「はい。今は宮廷魔導士長としての職務を全うするだけです。それにリネアス子爵家の者が起こした不始末は同じリネアス子爵家の者が始末をつけなければなりません。」
ドルチェス王子様がミーレウス様に言いました。
「分かりました。ではミーレウス魔導士長??準備をお願い致します。」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「すぐに取り掛かります。」
するとカーバルド様がドルチェス王子様に尋ねました。
「チャールズの対応はいかがいたします?」
ドルチェス王子様がカーバルド様に言いました。
「チャールズの脅威度はセシルほどではないとはいえ放置はするわけにはいかないな。」
カーバルド様がドルチェス王子様に言いました。
「ではドルチェス王子様、私がチャールズの愚か者をふん捕まえてまいります。」
ドルチェス王子様がカーバルド様に言いました。
「ではカバールト頼んだぞ、リンゼ様の笑顔を必ず守るぞ!!」
カーバルド様がドルチェス王子様に返します。
「もちろんです。」
そして王城にいる時は私は大広間にいました。
ファンクラブの皆さんや近衛騎士の方々に警護してもらっていました。
私は戻ってきたドルチェス王子様に尋ねました。
「ドルチェス王子様!!昨日うちのお屋敷をチャールズとセシルに襲撃されたというのは本当なのですか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「はい、あと少しでチャールズを捕縛できたのですが、セシルの邪魔が入り逃げられてしまいました。」
ドルガーが私に言いました。
「チャールズとセシルはお嬢様を誘拐しようとしておりました。エルカリア伯爵様共々王城に移られて正解でした。」
するとドルチェス王子様が私に言いました。
「現在王国の重要拠点が相次いで襲撃されております。明け方にフレスタ離宮とタルタリス公爵邸が襲撃を受けました。どちらも襲撃者の人数は二人だけだったそうです。おそらくチャールズとセシルだと思われます。」
すると衛兵が大広間に入ってきました。
「ドルチェス王子様、失礼致します。」
ドルチェス王子様が尋ねられました。
「どうした??」
衛兵がドルチェス王子様に報告しました。
「ミリア大聖堂が襲撃を受けました。多数の負傷者がでているもようです。」
「襲撃者の人数は?」
「はっ!!襲撃者は二人だったようです。そのうちの一人が大聖堂の中で「ゴブリンイカ女出てきなさい」と大声で叫びまわっていたもよう。」
「間違いなくチャールズとセシルだな。」
「分かった、報告ご苦労だった。」
衛兵は報告を終えると大広間の外に出ていきました。
カーバルド様がドルチェス王子様に言いました。
「この分だとじきに王城にも襲撃を仕掛けてきそうだな。」
私は少し心配になったのでドルチェス王子様に尋ねました。
「大丈夫でしょうか?」
するとドルチェス王子様が私に言いました。
「現在この王城にはリンゼ様を守るべくリンゼ様熱烈ファンクラブの会員と衛兵と近衛騎士合わせて5000名が臨戦態勢に入っております。さらに一気にこの大広間のある4階まであがってこられないように中央階段の封鎖作業を行っております。ですのでリンゼ様どうかご安心を。」
カーバルド様も笑顔で私に言ってくれました。
「その通りでございます。チャールズとセシルが王城にやって来るというのならふん捕まえてここに連れてきます!!リンゼ様を泣かせた事を後悔させてやりますよ。」
ドルガーが私に言ってくれました。
「お嬢様を泣かせておいて、報いを受けないなどそんなことはあってはなりません!!必ずやお嬢様を泣かせた報いをチャールズとセシルにくれてやります。」
私は皆さんにお礼を言いました。
「ありがとうございます。みなさんがいてくれて本当に頼もしいです。」
ファンクラブの皆さんが笑顔で言ってくれました。
「何の、リンゼ様の笑顔が私の全てなのです!!当然の事をしているだけです。」
「その通りです。これ以上リンゼ様を泣かせさせる訳にはいきません!!」
「リンゼ様の未来のために全力を尽くすのは当然です。」
するとドルチェス王子様が高らかに宣言しました。
「リンゼ熱烈ファンクラブ会員の諸君!!今リンゼ様の笑顔がまた奪われようとしている。こんな非道を許していいのか!!!ダメだ!!リンゼ様の笑顔は絶対守らなければならない。そうだろう、みんな!!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第1条!!!リンゼ様の笑顔が俺達の幸せ!!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第1条!!!リンゼ様の笑顔が俺達の幸せ!!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第2条!!!いついかなる時もリンゼ様の笑顔を優先する!!俺たちの都合など2の次だ!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第2条!!!いついかなる時もリンゼ様の笑顔を優先する!!俺たちの都合など2の次だ!!」
ドルチェス王子様が大きな声で言いました。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第3条!!!リンゼ様を泣かせる奴は絶対に許さない!!」
私のファンクラブの人達が大きな声で言います。
「リンゼ様熱烈ファンクラブ鉄の掟第3条!!!リンゼ様を泣かせる奴は絶対に許さない!!」
ドルチェス王子様が言いました。
「リンゼ様の笑顔は絶対に守るぞ!!」
私のファンクラブの人達がそれに答えました。
「おう!!」
すると大広間にドゴーン!!と大きな爆音が鳴り響いた。
少しして大広間に騎士が慌てて入ってきました。
ドルチェス王子に報告をします。
「申し上げます!!!襲撃者によって城門が突破されました。現在正面ロビーにて城内に侵入した襲撃者と衛兵達が交戦中。」
すると大広間に男女の声が響き渡りました。
「ゴブリンイカ女出てきなさい!!!」
「ゴブリンイカ女出てこい!!」
ドルチェス王子様が騎士達に指示を出します。
「中央階段の封鎖を急げ!!」
「はっ!!!」
近衛騎士達が急いで中央階段封鎖のために走っていかれました。
ドルチェス王子様が悩まれていました。
「とはいえセシルの魔法攻撃はやはり厄介だな。こうも簡単に王城に張られている防御結界や城門を突破してくるとは。」
私はある考えが閃いたのでドルチェス王子様にお伝えする事にしました。
「ドルチェス王子様!!一つ提案がございます!!魔法を封じる事ができるクワイトの魔法でセシルの魔法を封じてはどうでしょうか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「いい手とは思いますが魔法のサイレンスは相手の至近距離で発動しないと効果を発揮しません。セシルが我々を簡単には近づけさせてくれるとは思えません。」
私がドルチェス王子様に言いました。
「ですので宮廷魔導士の方々で一斉に魔法を跳ね返すリフレクションを何重にも発動してもらうのです。そうすればセシルの魔法を跳ね返しながらならば近づく事ができると思います。その後でサイレンスを使えばセシルを捕まえることができるのではないですか?」
ドルチェス王子様が私に言いました。
「なるほど、魔法を跳ね返すリフレクションなら距離を縮める事も可能かもしれませんね。さすがはリンゼ様ですね。」
ドルガーやカーバルド様も私を褒めてくれました。
「素晴らしいアイデアです。さすがはお嬢様です。」
「リンゼ様はお優しいだけではなく聡明でもあられるのですね。さすがでございます。」
ドルチェス王子が言いました。
「ではすぐに宮廷魔導士長ミーレウス様に話をしてきましょう。」
すると女性の声が響いてきました。
「その必要はありません。ドルチェス王子様。」
ドルチェス王子様が声がした方を振り返って言いました。
「ミーレウス魔導士長。」
セシルの母であるミーレウス宮廷魔導士長が大広間に入ってきたのでした。
するとミーレウス様が私に言いました。
「リンゼさん、この度はセシルがとんだご迷惑をおかけしました。」
ミーレウス様は私に深々と頭を下げてくれました。
「いえ、頭を上げてください。ミレーウス様に何かされたわけではありませんから。」
ミーレウス様が私に言いました。
「リンゼさん、ありがとうございます。」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「お話はすいませんが伺わせていただきました。私もとてもいい手だと思います。きっとセシルを無力化して捕まえる事ができるでしょう。」
ドルチェス王子様がミーレウス様に尋ねました。
「ミーレウス魔導士長?自分の娘と戦う事になりますが。職務の遂行は可能ですか?」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「はい。今は宮廷魔導士長としての職務を全うするだけです。それにリネアス子爵家の者が起こした不始末は同じリネアス子爵家の者が始末をつけなければなりません。」
ドルチェス王子様がミーレウス様に言いました。
「分かりました。ではミーレウス魔導士長??準備をお願い致します。」
ミーレウス様がドルチェス王子様に言いました。
「すぐに取り掛かります。」
するとカーバルド様がドルチェス王子様に尋ねました。
「チャールズの対応はいかがいたします?」
ドルチェス王子様がカーバルド様に言いました。
「チャールズの脅威度はセシルほどではないとはいえ放置はするわけにはいかないな。」
カーバルド様がドルチェス王子様に言いました。
「ではドルチェス王子様、私がチャールズの愚か者をふん捕まえてまいります。」
ドルチェス王子様がカーバルド様に言いました。
「ではカバールト頼んだぞ、リンゼ様の笑顔を必ず守るぞ!!」
カーバルド様がドルチェス王子様に返します。
「もちろんです。」
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