(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当

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30話 ゴーレムに追われ続けるリチャード

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俺はリチャードへの問い詰めを続けていた。

「それでリチャード、どうやってティルス教会の教会の人達を石にしたんだ?」

「さあな。」

「今さらとぼけるつもりか?」

「実際にどういうカラクリだったかは知らんのだ。このリチャード様はベルーガ様よりカバンを預かってそれを教会の敷地に放り込んでそのまま逃げてきただけだ。」

「そのカバンには何が入っていた?」

「さあな開けてないから、分からん。大方何かのマジックアイテムじゃないのか。」

「中身の分からない物を預かった上で、よくこんな非道な事ができるもんだ。」

「このリチャード様にとってはカラクリなんてどうでもいいんだよ。モニカを排除して旧市街からお前みたいな薄汚いゴミ連中を大掃除できればなんだってな。理由は知らんがベルーガ様もモニカを始末したがっていたからな。だからライオス様達と手を借りたんだよ。ベルーガ様は是非とも手を貸したいと言ってくれたからな。」

「それじゃあティルス教会を指定したのは?」

「ベルーガ様にティルス教会ならば始末するのにいい方法があると言われたからな。だからペンドラゴ迎賓館を使わせずに、ティルス教会で会談が行われるように誘導したわけだ。ついでに言うなら、クラーケンを使った襲撃を提案してきたのもベルーガ様だ。俺はこの提案を大喜びで受けたよ。モニカから市長の座を奪い、旧市街に巣くっている薄汚い人間共を始末できると思ってな。」

「お前首謀者のくせにカラクリを知らないまま使っていたなんてな。」

「ふんそんなもん知らなくても問題ないだろうが。」

「まあいい、どうせリチャードお前はティルス事件の真相は知らないだろうとは思っていたからな。魔法に疎そうなお前があれを思いつくとは考えにくい。」

「叔父様はこのペンドラゴを大切に思っていなかったのですか?」

「大切に思っているさ俺が支配するべき町としてな。だからこそこんな薄汚れた連中は駆除しなければならんだろう!!」

「冒険者達を始末しようとしたのは冒険者達がいる限りこのペンドラゴが安全だったからか?」

「そうだいくら魔物共にこのペンドラゴを襲わせても冒険者共がいる限りこのペンドラゴは安全だからな。先に冒険者共を全員始末しなければならんと考えたのだ。その上で旧市街に巣くうお前のような旧市街に巣くうゴミ連中を駆除する。どうだ完璧な計画だろう。」

「そんな。」

モニカはショックで床に崩れてしまったのだった。

「気にしちゃダメだモニカ、君はよくやってるよ。」

俺はリチャードを睨みつけた。

「リチャードお前も最低のクズ野郎だな。」

「ふん、お前みたいな旧市街に巣くうゴミ野郎なんぞに好かれたいなんて全く思わんわ。」

「いいか俺の名前はクリードだ。俺は旧市街には出入りしてないと何度も言ってるだろうが!!」

「ふん、いいかゴミ野郎このリチャード様がお前は旧市街に巣くうゴミ野郎って言えばそれは事実になるんだよ。このリチャード様がこのペンドラゴのあるじになるんだからな。だからお前が旧市街に巣くうゴミ野郎である事に間違いないんだよ!!」

「本当にやりたい放題だな。お前のやった事はただの犯罪でしかないんだぞ!!」

「ふんこのペンドラゴはリチャード様の物になればいくらでももみ消せるわ!」

「俺の事といい旧市街に住んでいるロアさん達の事といいどこまで身勝手なんだ。リチャードお前を許すつもりはない覚悟するんだな!!」

「ふんちょっと思い通りにできたからって調子に乗るなよ旧市街に住むゴミ野郎が!!」

「えらく強気だな。俺がいる以上もう逃げる事はできないし、言い逃れる事もできないぞ。かんねんして捕まる気になったのか?」

「そんなわけないだろうが!!旧市街に住むゴミ野郎お前なんぞ簡単に始末できる奥の手があるんだよ!!」

するとリチャードはポケットから魔法クリスタルを取り出したのだった。

「我が求めに応じよ!!」

そしてリチャードが魔法クリスタルをかざしたのだった。

「いでよ!!バルナゴーレム!!」

すると展望室は大きく揺れ出すと、少しして床から巨大なゴーレムが姿を現したのだった。

金属製の煌びやかな巨大なゴーレムが俺達の前に立ちはだかったのだった。

「バルナゴーレムか。」

バルナゴーレムはゴーレムの中でも強力なゴーレムの一種でおもに古代遺跡などで発見されるかなり珍しいゴーレムであった。

ミリーが驚いていた。

「まさかバルナゴーレムを持ち出してくるなんて!!」

リチャードが魔法クリスタルを握って指示を出した。

「さあバルナゴーレムよ、こいつらをひねり潰せ!!」

すると当然バルナゴーレムから音声メッセージが流れてきたのだった。

「起動前に設定されたボイスメッセージを再生します。」

「うん?」

「ようリチャード、ご苦労だったなベルーガだ。実はな、今回お前に手を貸したのはリチャードの手柄を横取りしようと思ってな。いかせんこのベルーガはまだライオス軍に入ったばかりで立場が弱いんだ。だから最初からリチャードお前から手柄を横取りしてやろうって魂胆だったんだよ。つまりこのバルナゴーレムはリチャードお前を守るためじゃなくてお前を始末するために用意したゴーレムなんだよ。そういう訳でもうお前に用はないから安心してそのバルナゴーレムに捻りつぶされて殺されてくれ!!手柄は全てベルーガが頂いておくからな!!じゃあな!!」

「ボイスメッセージの再生を終了します。」

リチャードの顔が青ざめていた。

そしてバルナゴーレムがリチャードに襲いかかったのだった。

「うあああ、こっちに来るな!!命令できない!!」

バルナゴーレムからリチャードは逃げ回るしかなかったのだった。

「ヒエー。来るな!!」

バルナゴーレムがリチャードを追い回していたのだった。

「ねえクリード、名前が出てきたベルーガって誰の事だろう?私達のパーティーにはいなかったけど?」

「たぶんライオスが大盗賊のベルーガを仲間に引き入れたんじゃないか。ライオスは、自由に動かせる手駒が欲しいだろうかな。」

「クリード様の仰る通りと思われます。ライオス軍には各地からたくさんの人々が集まっていると聞いています。」

俺が見るとモニカに笑顔が戻っていた。

「モニカ、大丈夫か。無理はするなよ。」

「はい、もう大丈夫です。ありがとうございますクリード様。」

一方のリチャードはもちろん広い展望室の中をバルナゴーレムに追い回されていたのだった。

バルナゴーレムがリチャードをしつこく追い回していた。

「ウギャアア!!ついてくるな!!」

リチャードは悲鳴をあげながら逃げ回っていた。

「ねえクリード、バルナゴーレムにしては動きが鈍くない。バルナゴーレムってもっと強力なゴーレムでしょ?」

「これたぶんわざとバルナゴーレムの威力を落としてるんじゃないかな。」

「なんの為に。」

「リチャードをジワジワとなぶり殺すためだと思う。いやこのゴーレムの魔導回路を組み込んだやつはいい性格してると思うぞ。」

リチャードが悲鳴を上げながら、バルナゴレームから逃げ回っていた。

「おいのんきに会話なんてしてないで、はやく助けてくれ!!」

「何を言ってるんだ!!リチャード!!お前はそのゴレームで俺達を殺そうとしたんだぞ!!なんでそんな奴を助けなきゃならないんだ!!」

「それにリチャード、お前からしたら俺は旧市街に巣くうゴミ野郎なんだろう。そんな好かれたくもない奴に助けられるぐらいならバルナゴーレムに捻り潰される方がいいんじゃないのか?」

するとバルナゴーレムのパンチがリチャードにヒットした。

リチャードがぶっ飛ばされて壁に叩きつけられたのだった。

「ガハッ!!」
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