(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当

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16話 ガイボルスの油断

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俺はメリッサに事の顛末を教えたのだった。

「神アルカディオス様と今いる指導者の人達を一掃してね。ライオスにとっては清く正しく生きる事こそが間違っていて人から奪い傷つける事こそが正しいと考えているらしい。」

「そんな。」

「大丈夫だ、メリッサ。必ずライオスのふざけた野望は阻止してみせる。絶対にライオスのふざけた野望を何んとしても阻止しなければならない。まずはガイボルスを何んとかしなくちゃいけない。」

「もしかしてクリードさん、ガイボルスのいる辺境伯屋敷に乗り込むつもりなんですか?」

「もちろんそのつもりだよ。」

「なら私も連れて行ってください。」

「そんなのダメに決まってるだろう。メリッサ、ガイボルスは間違いなく君を狙っているんだ。それがどれほど危険な事か今まで隠れていたんだから分かるだろう?」

「はい、もちろんそれは分かっています。でも私を逃がしてくれた村の人達がガイボルスに捕まっていると思うんです。」

「確かにオーラリカ村の中には住民の姿は見当たらなかったな。」

「今度は私が代わりに捕まってしまった村のみんなを助けたいんです。」

きっとメリッサには辺境伯代行としての責任感もあるんだろうな。

「気持ちは分かるけど、さすがに危険すぎるよメリッサ。」

「でもどうするのクリード、メリッサの言う通り村の人達が捕まっているとしてもどこに捕まってるかは分からないんだよ?」

「たぶんオーラリカ村の人達が捕まっているとすれば辺境伯屋敷の中だろうけど、」

「クリードさん、ライオス達が情報が必要ですよね。でしたら私を使ってください。ガイボルスも私の姿を見れば色々と有益な情報を吐き出すんじゃないでしょうか。」

「確かにメリッサが出て行けばガイボルスは目の色を変えるだろうな。君が尋ねれば何でもペラペラ喋ってはくれそうだけど。」

「お願いします、クリードさん。私を使ってください。村のみんなを助けたいんです。」

メリッサがここまで覚悟を決めてくれてるのなら断るのも逆に悪いか。

「分かった、君がそこまで言うなら。ただし俺の言う事を絶対に守ってくれ。」

「もちろんです。」

一方ガイボルスはオーラリカ辺境伯屋敷にいたのだった。

オーラリカ辺境伯屋敷は元々はメリッサの屋敷だったが、ガイボルスと部下達が占領して我が物顔で居座っていたのだった。

オーラリカ村で一番広い建物だったので、ガイボルス達も占拠して居座ったのだった。

辺境伯屋敷の大広間ではガイボルスが気勢をあげていた。

「テメエらいつまでこのガイボルスを待たせる気だ!!」

「申し訳ありません。ガイボルス様。」

「このガイボルスが出してる命令はたった一つだ。メリッサを捕まえてここに連れてこい!!なんでそれだけの事ができない。一体いつまでこのガイボルスを待たせれば気が済むんだ!!」

「もうしわけありません。」

「このガイボルスの命令を無視してこの屋敷にタムロしやがって。」

「ここにいれば食い放題だし、おすそわけにもありつけますからね。」

「なんだと。」

「いえこの後すぐに捜索に向かいます。」

「さっさと行ってこい!!見つけるまで戻ってくるな。」

「ですがガイボルス様、ライオス陛下からのご命令は放置してよろしいのですか?」

「別に構わねえよ。ライオス陛下からはラストダンジョンからFランクとミリーが脱出してこないように見張れと命令が出ているが。あのFランクがラストダンジョンから脱出なんてできるわけないからな。全力で見張る必要がそもそもないんだよ。あのFランクがそんなできないのは分かりきっているんだからな。ちゃんと見張ってるってライオス陛下に報告できればそれでいいんだよ。」

「ラストダンジョンの監視部隊は相当に気が緩んでおりますが。」

「冒険者共がまだ残っておるだろう。一人でも監視している奴が残ってればライオス陛下にちゃんと監視してますって報告できるからそれで構わねえんだよ。」

「そんな事よりもメリッサだ!!メリッサを早急に見つけてこい!!」

するとガイボルスの元に部下の一人が報告にやってきた。

「ガイボルス様、失礼します。」

「見て分かんねえのか!!取り込み中だ後にしろ!!」

「それがガイボルス様、メリッサを捕まえたとの報告がありました。」

ガイボルスは上機嫌となった。

「なんだと!!メリッサをやっと捕まえたか、よしすぐに連れてこい!!」

少ししてガイボルスの部下がメリッサを連れてきたのだった。

ガイボルスは上機嫌となっていた。

「会いたかったぜ、メリッサ。どんだけ探したと思ってるんだ。俺がせっかくプロポーズしてやったのにそれを断りやがって。」

「私は会いたくなかったです。あなたのプロポーズはお断りしたはずです。それなのになんでこんな事をするんですか?」

「今のガイボルス様は気分がいいから教えてやるよ、いいかこれからは時代が変わるのさ、ライオス陛下による作戦がすでに始まっているからな。」

「時代が変わる?」

「ライオス陛下はいずれ世界を支配されるお方だ。ライオス陛下による支配が始まればこれまでの常識が変わってしまうのさ。これまでは男が力づくで好きな女を手に入れるのは間違っているとされていた。だがライオス陛下はそんな考えは持っておられない。むしろ力づくで女を奪う事を良しとしておられるんだ。このガイボルス様はそんなライオス陛下の志に共感して忠誠を誓った。つまりこのガイボルス様はメリッサを力づくで手に入れてもまったく問題ないって事なんだよ。どんな女も手あたり次第手に入れて捨ててしまっても構わないという事さ。それはこのガイボルスの自由だって事だ。」

「そんなのひどすぎます。」

「メリッサ、お前の考えなんてどうでもいいんだ。俺がメリッサを手に入れたいから力づくでそれを実行した、それだけで十分なんだからな。」

「ライオスは今どこで何をしているんですか?」

「さあな、ライオス陛下が今なにをされているかは正直知らん。マリスのババアを殺しに行った後の事は分からないな。」

「ライオスから知らされてないんですか?」

「いやライオス陛下から色々と指示は届いているが、一切目を通していないんでね。全く把握してないんだよ。お前を探すのに必死こいてたからな。まあ明日にでも目を通すさ。それよりもメリッサ、お前この村の住人達を心配して出てきたんじゃないのか?」

「そうです、村の人達は関係ありません。解放してあげてください。」

「やっぱりそうか、おいカーテンを開けろ!!」

ガイボルスは近くの部下にそう言うと手を挙げたのだった。

ガイボルスの部下がカーテンを開いたのだった。

そのカーテンの奥には大きな檻が設置されており、その中には手錠を掛けられ下着姿の少女達が捕られていた。

「みんな。」

「おい準備はできてるか?」

「はっ、いつでも。」

「何をする気ですか?」

「この娘達とはたくさん寝たからもう用済みなんだよな。裸を見るのも飽きてきたから、ムチ打ちをしてこいつらを痛めつけるんだよ!!」

「やめてください!!」

「やれ!!」

ガイボルスの部下がムチを片手に檻の中に入ると怯えている少女達にむち打ちを始めたのだった。

激しいムチが少女達を襲う。

「キャー!!」

「いやーー!!」

「痛い!!痛い!!もうやめて!!」

「許して!!」

少女達の悲痛な悲鳴が響いたのだった。

「いやー、いい悲鳴だね。はっはっは!!最高、最高!!小娘共を痛めつけるのがこんなに楽しいとは思わなかったぜ。まあムチ打ちもやり過ぎるとさすがに死んじまうんだが!!もうやりまくって飽きた娘共だからな。まあ死んじまってもいいかと思ってるわけさ!!」

メリッサがガイボルスに言った。

「もう止めてください。私は出てきたんですからあの子達は解放してあげてください。それに他の村の人達も関係ありません。すぐに解放してください。」

するとガイボルスはこうメリッサに言い放ったのだった。

「ダメだメリッサお前はこのガイボルスをじらしたからな。お前の困った顔を見せてもらおう。」

「お願いですから村の人達を全員解放してください。」

「それにその頼みはどっちにしても無理だしな。」

「どっちにしても無理ってどういう事ですか?私はちゃんと出てきましたよ。」

「だってほとんどの村人は殺してしまったからな。」

「こ、殺した・・・?」

「ああ、村にいた若い女以外の村人は全員殺したよ。生かしておいても邪魔なだけだったからな。まあ若い女達しても俺がたっぷり犯して痛めつけてたら殺しておいた。今残っているのはそこの女共だけだ。その女共もこの後部下達におすそ分けをしなきゃならんからな。」

「おすそ分け?」

「このガイボルス様が飽きた女共を部下達に渡すんだよ。で今度は俺の部下達がそいつらを犯しまくって楽しむのさ。」

「ガイボルス様、おすそわけありがとうございます。」

「おい、分かってるな。」

「分かってます俺達が全員楽しんだらこの小娘共は全員殺してきますから。」

「ちゃんと全員殺してこいよ。」

「なんでこんな事ができるんですか?」

「これからはそういう時代になるって事だ。メリッサお前も今日からこのガイボルス様の物になったんだからちゃんと理解しておけ!!」

「おい、もう一度その娘共の悲鳴が聞きたくなった、もう一度ムチ打ちをやれ!!」

「はっ!!」

メリッサが悲痛に叫ぶ。

「止めて!!」

檻の中でガイボルスの部下がムチを構えたのだった。

だが檻の中でムチを構えていたガイボルスの部下は檻の外に吹っ飛ばされたのだった。

ガイボルスが中にいるもう一人を怒声を浴びせる。

「なに、おいテメエなにしてやがる。このガイボルス様の邪魔をするつもりか、テメエ檻の中からとっとと出てきやがれ!!」

その部下もまた檻の中から出てきたのだった。

「もちろんそのつもりだ。ガイボルス。」

「なんだと、テメエこのガイボルス様に盾突いたらどうなるか分かってないようだな。」

「いやちゃんと理解しているさ、ガイボルス、お前にはなにもできやしないってな。」

被っていたフードを後ろにずらして顔を出したのだった。

「テ、テメエは、エ、Fランク!!」
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