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ネタ探し
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場所は放課後の教室。
コトネとミキがお笑いコンテストで披露するネタを考えていた。
コトネ「ミキ!!今年の文化祭のお笑いコンテストは私達が優勝するわよ!!」
ミキ「うちの文化祭のお笑いコンテストはレベルが高いから、優勝は厳しいと思うよ?」
ミキ「まあ手堅くいくなら、有名な一発ギャグで笑いを取るのが無難でしょ?」
コトネ「ダメよ!有名どころは他のチームも使ってくるわ。」
ミキ「それはそうなんだけど、無名のギャグをやっても引かれるだけよ。」
コトネ「それで考えたんだけど、ダジャレでいかない?」
ミキ「ダジャレか?うーん、止めといた方がいいんじゃない?」
コトネ「どうして?」
ミキ「ダジャレで笑わせるってのはかなり難しいわよ?ダジャレは使われ過ぎてて、みんな飽きちゃてるから。布団がふっ飛んだとかじゃ誰も笑わないでしょ?」
コトネ「ああ、そういう事ね。それなら大丈夫よ?全く新しいタイプのダジャレを考えてきたから!!」
ミキ「へえー、全く新しいタイプのダジャレ?どんなの?言ってみてよ?」
コトネ「椅子が言った、いすはいーす!!」
ミキ「はあっ??」
ミキ「椅子が言った、いすはいーす??何それ??」
コトネ「ダジャレよ、ダジャレに決まってるでしょ?」
ミキ「いや全然意味が分かんないだけど?」
コトネ「だから椅子が言ったのよ?」
ミキ「椅子ってあの座る椅子の事?」
コトネ「そうその座る椅子が椅子はいーすって言ったのよ!!」
ミキ「だから意味が全然理解できないんだけど??そもそも座る椅子がなんで喋るのよ??」
コトネ「人口知能を持ったハイテク椅子なの。」
ミキ「その人口知能を持ったハイテク椅子が椅子はいーすって言った訳?」
コトネ「そうよ椅子はいーす、つまり椅子は要らないです。って言った訳よ?」
ミキ「一体それってどんな状況よ?」
コトネ「人口知能を持ったハイテク椅子達が椅子取りゲームをやろうとして、椅子を並べてる時の会話よ。椅子はまだいるか?椅子はいーす、椅子は要らないってね?」
コトネ「どうこのダジャレは?」
ミキはこれを聞いて頭を抱えていた。
ミキ「あのさ?そのギャグを聞いた人達がその事を理解できると思ってるの?」
コトネ「当たり前でしょ?みんな創造力が豊かだから簡単に理解してくれるわ!!」
ミキ「そんもん分かる訳ないでしょうが!!!人口知能を持ったハイテク椅子達が喋ってる様子??そんなの頭に浮かばないわよ!!説明を聞いたって訳分かんないのに!!」
コトネ「えーっ?だめ?必死で考えたのに?」
ミキ「だめに決まってるでしょうが!!そんなん発表したら、みんなドン引きするだけよ!」
コトネ「じゃあこんなんはどう?カレーはかれーがカレーはカレー!!」
ミキ「はあっ??」
コトネ「どうこれなら理解できるでしょう?!!」
ミキ「あー、もうなんか頭が痛くなってきた。」
ミキ「まあ確かにカレーはかれーの所は分かるわ。カレーは辛いって意味でしょう?だけどその後のカレーはカレーってどういう事よ?」
コトネ「辛いと言ったカレーが哲学に目覚めのよ!カレーが自分自身を見つめ直して悟ったのよ!!カレーはカレーでしかないってね?」
ミキ「我思う故に我ありみたいな事?」
コトネ「そうそう、そういう事よ。」
ミキ「だ!か!ら!!そんなもん分かる訳ないでしょうが!!もう訳分かんない事ばっかり言って!!みんなドン引きするだけって言ってるでしょ!!」
コトネ「もうミキ?さっきからひどいわよ?はあっ??とか訳分かんないとか?こっちは一生懸命ダジャレを考えているのよ?」
ミキ「当然の反応でしょうが!!」
コトネ「そうかしら?これってお笑い界がひっくり返る大発見じゃない?このダジャレがお笑い界を世界を変えるかもしれないのよ?もし私達が世界が変わる瞬間に立ち会っていたらどうするつもりなの?」
ミキ「そんな心配しなくていいから!!そんなギャグで世界が変わる訳ないでしょ!!」
ミキ「あのさ!!ダジャレって言うのは同じゴロになるように上手く言葉を使う所が面白いのよ!!コトネのは同じ言葉をただ繰り返してるだけじゃない!!!イスイス、カレーカレー言ってるだけでしょうが!!そんなんだったら私でも言えるわよ。」
ミキ「パスタが言ったパスタはパスタとかね。」
コトネ「あっ!!そのダジャレ良くない?そのダジャレでみんなを爆笑させて優勝を狙いましょう?」
ミキ「だ!か!ら!狙える訳ないでしょうが!!ダジャレになってないって言ってるでしょ!!!」
コトネ「えっ?じゃあどうするの?」
ミキ「有名どころの一発ギャグにしましょう。それが無難よ。」
コトネ「そんなー!!」
ミキ「みんながドン引きするよりマシでしょう?」
コトネ「はあー、そうね。分かったわ。ねえ?ミキ?」
ミキ「何?」
コトネ「お笑いって難しいわね。」
ミキ「本当にお笑いは難しいわ。」
コトネとミキがお笑いコンテストで披露するネタを考えていた。
コトネ「ミキ!!今年の文化祭のお笑いコンテストは私達が優勝するわよ!!」
ミキ「うちの文化祭のお笑いコンテストはレベルが高いから、優勝は厳しいと思うよ?」
ミキ「まあ手堅くいくなら、有名な一発ギャグで笑いを取るのが無難でしょ?」
コトネ「ダメよ!有名どころは他のチームも使ってくるわ。」
ミキ「それはそうなんだけど、無名のギャグをやっても引かれるだけよ。」
コトネ「それで考えたんだけど、ダジャレでいかない?」
ミキ「ダジャレか?うーん、止めといた方がいいんじゃない?」
コトネ「どうして?」
ミキ「ダジャレで笑わせるってのはかなり難しいわよ?ダジャレは使われ過ぎてて、みんな飽きちゃてるから。布団がふっ飛んだとかじゃ誰も笑わないでしょ?」
コトネ「ああ、そういう事ね。それなら大丈夫よ?全く新しいタイプのダジャレを考えてきたから!!」
ミキ「へえー、全く新しいタイプのダジャレ?どんなの?言ってみてよ?」
コトネ「椅子が言った、いすはいーす!!」
ミキ「はあっ??」
ミキ「椅子が言った、いすはいーす??何それ??」
コトネ「ダジャレよ、ダジャレに決まってるでしょ?」
ミキ「いや全然意味が分かんないだけど?」
コトネ「だから椅子が言ったのよ?」
ミキ「椅子ってあの座る椅子の事?」
コトネ「そうその座る椅子が椅子はいーすって言ったのよ!!」
ミキ「だから意味が全然理解できないんだけど??そもそも座る椅子がなんで喋るのよ??」
コトネ「人口知能を持ったハイテク椅子なの。」
ミキ「その人口知能を持ったハイテク椅子が椅子はいーすって言った訳?」
コトネ「そうよ椅子はいーす、つまり椅子は要らないです。って言った訳よ?」
ミキ「一体それってどんな状況よ?」
コトネ「人口知能を持ったハイテク椅子達が椅子取りゲームをやろうとして、椅子を並べてる時の会話よ。椅子はまだいるか?椅子はいーす、椅子は要らないってね?」
コトネ「どうこのダジャレは?」
ミキはこれを聞いて頭を抱えていた。
ミキ「あのさ?そのギャグを聞いた人達がその事を理解できると思ってるの?」
コトネ「当たり前でしょ?みんな創造力が豊かだから簡単に理解してくれるわ!!」
ミキ「そんもん分かる訳ないでしょうが!!!人口知能を持ったハイテク椅子達が喋ってる様子??そんなの頭に浮かばないわよ!!説明を聞いたって訳分かんないのに!!」
コトネ「えーっ?だめ?必死で考えたのに?」
ミキ「だめに決まってるでしょうが!!そんなん発表したら、みんなドン引きするだけよ!」
コトネ「じゃあこんなんはどう?カレーはかれーがカレーはカレー!!」
ミキ「はあっ??」
コトネ「どうこれなら理解できるでしょう?!!」
ミキ「あー、もうなんか頭が痛くなってきた。」
ミキ「まあ確かにカレーはかれーの所は分かるわ。カレーは辛いって意味でしょう?だけどその後のカレーはカレーってどういう事よ?」
コトネ「辛いと言ったカレーが哲学に目覚めのよ!カレーが自分自身を見つめ直して悟ったのよ!!カレーはカレーでしかないってね?」
ミキ「我思う故に我ありみたいな事?」
コトネ「そうそう、そういう事よ。」
ミキ「だ!か!ら!!そんなもん分かる訳ないでしょうが!!もう訳分かんない事ばっかり言って!!みんなドン引きするだけって言ってるでしょ!!」
コトネ「もうミキ?さっきからひどいわよ?はあっ??とか訳分かんないとか?こっちは一生懸命ダジャレを考えているのよ?」
ミキ「当然の反応でしょうが!!」
コトネ「そうかしら?これってお笑い界がひっくり返る大発見じゃない?このダジャレがお笑い界を世界を変えるかもしれないのよ?もし私達が世界が変わる瞬間に立ち会っていたらどうするつもりなの?」
ミキ「そんな心配しなくていいから!!そんなギャグで世界が変わる訳ないでしょ!!」
ミキ「あのさ!!ダジャレって言うのは同じゴロになるように上手く言葉を使う所が面白いのよ!!コトネのは同じ言葉をただ繰り返してるだけじゃない!!!イスイス、カレーカレー言ってるだけでしょうが!!そんなんだったら私でも言えるわよ。」
ミキ「パスタが言ったパスタはパスタとかね。」
コトネ「あっ!!そのダジャレ良くない?そのダジャレでみんなを爆笑させて優勝を狙いましょう?」
ミキ「だ!か!ら!狙える訳ないでしょうが!!ダジャレになってないって言ってるでしょ!!!」
コトネ「えっ?じゃあどうするの?」
ミキ「有名どころの一発ギャグにしましょう。それが無難よ。」
コトネ「そんなー!!」
ミキ「みんながドン引きするよりマシでしょう?」
コトネ「はあー、そうね。分かったわ。ねえ?ミキ?」
ミキ「何?」
コトネ「お笑いって難しいわね。」
ミキ「本当にお笑いは難しいわ。」
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