237 / 265
第5章 アグトリア動乱
独断専行
しおりを挟む
バルゲア歴752年7月24日の深夜バトロワ村よりドロメ盗賊軍およそ四千五百人の部隊が出撃していた。
ロイの指揮のもと夜陰に紛れてジフロル軍の後方にあるミルゲ砦に向けて大きく迂回しながら進んでいた。
馬に乗ったロイの元に同じく馬に乗ったガブロが近くまでやってきた。
そしてロイに大声で言った。
「おい、ロイ!本当なんだろうな??これは本当にドロメ様の命令なんだな?!!」
ロイがガブロに言った。
「ああ、そうだ。ドロメ様から直接俺に指示を貰ったんだ!ガブロと共に別動隊を指揮してミルゲ砦へ進軍せよとな!」
するとガブロがロイを怒鳴った。
「もし間違ってたら、てめえの頭を叩き割るからな!!!覚悟しとけよ!!!」
ロイがガブロに言った。
「そんなに心配ならば、ドロメ様に確認すれば良かっただろう?」
ガブロがロイに言った。
「ヘマをした俺にドロメ様を叩き起こすなんてできる訳ねえだろうが。」
するとロイがガブロに言った。
「それよりガブロ絶対に灯りをつけるんじゃねえぞ!偽善者共に気づかれるからな。」
ガブロがロイに言った。
「うるせえな!つけてねえだろうが!!」
ガブロはロイに文句を言い終わると、ロイの所から離れていった。
ガブロはロイの指示通りに部隊を進めていった。
翌7月25日の早朝バトロワ村の集会所ではドロメ団長の部下達が集まり慌ただしくしていた。
カスパーが部下達に尋ねた。
「どうだ?ロイとガブロはいたか?」
部下がカスパーに言った。
「駄目です。村の中にはいないようです。」
すると村の周囲を見てきたグロッケンが集会所の中に入ってきた。
そしてカスパーに言った。
「ロイの部隊とガブロの部隊もいなくなってるぞ。あいつら一体どういうつもりだ?」
カスパーは困った表情でグロッケンに言った。
「ロイとガブロが夜中の間に部隊を率いて出撃したという事だろう。これはまずいな。」
するとカスパーが大きな声で部下達に尋ねた。
「誰か、ロイ達が出撃するのを見かけた者はいないか?」
だが誰も答えなかった。
カスパーが部下達に言った。
「誰も見ていないのか?とても大事な事なんだ。見ていた者は是非教えて欲しい!」
すると部下の一人がカスパーに言った。
「ロイ様とガブロ様が出撃していく所を見ました。」
カスパーがその部下に尋ねた。
「なぜすぐに報告をしなかったんだ?」
その部下がカスパーに言った。
「ロイ様がドロメ様よりの極秘の指示との事で、口外するなと言われたのです。」
集会所にいたグロッケンがその部下に言った。
「ドロメ様の極秘の指示か。それじゃあ仕方ねえな。」
カスパーが部下に言った。
「そうか分かった。」
するとカスパーがグロッケンに言った。
「グロッケン、すぐに我々でドロメ様に確認しに行こう。」
するとグロッケンがカスパーに言った。
「おいおい、カスパー?俺まで巻き込む気か?さっき行った時は、ドロメ様はまだ寝てたぞ?ドロメ様を起こしに行くんだったらお前一人で行け!!俺はドロメ様を叩き起こすなんて真似恐くてできねえからな!!」
カスパーがグロッケンに言った。
「ああ分かった、ドロメ様が起きてくるまで待とう。」
カスパーが部下に尋ねた。
「ミルゲ砦の方角から黒煙はまだ上がっていないか?」
部下がカスパーに言った。
「はっ、まだ上がっておりません。」
カスパーが部下に言った。
「そうか。」
それから2時間が経過して午前7時となった。
ようやくバトロア村の集会所にドロメ団長がやって来た。
一同がドロメ団長に挨拶をした。
「ドロメ様、おはようございます!」
ドロメ団長がそれに頷いた。
そしてカスパーがドロメに言った。
「ドロメ様、一つご報告がございます。」
ドロメ団長がカスパーに言った。
「何だ?」
カスパーがドロメ団長に言った。
「実は夜中の間にロイとガブロが四千五百人を率いてバトロワ村より出撃したようなのです。」
ドロメ団長が目を見開いてカスパーに怒鳴った。
「なんだと?!!それはどういう事だ!!!」
カスパーがドロメ団長に尋ねた。
「ドロメ様が極秘で指示を出されたとロイが言っていたそうなのですが?」
ドロメ団長が激怒しながらカスパーに答えた。
「そんな指示出しておらんぞ!!!ロイのやつどういうつもりだ?!!」
カスパーが少し考えた後、ドロメ団長に言った。
「となるとどうやらロイの奴、自分の策がドロメ様に採用してもらえなかったので、独断で動いたようですな。自分の策の有効性を証明するために。」
ドロメ団長が激怒しながら言った。
「おのれ!!!ロイの奴、このドロメ様が失敗を許してやったのに、命令一つ守れないのか!!」
グロッケンがドロメ団長に言った。
「ドロメ様のお怒りはご最ですな。」
ドロメ団長はしばらくの間怒り狂っていた。
そしてしばらく経ってようやく怒りがおさまった。
そしてドロメ団長がカスパーに尋ねた。
「カスパーこれからどうすれば良い?」
カスパーがドロメ団長に言った。
「敵の半数しかいないこの状態では決戦を挑んでも敗北は必須でしょう。それにすでに夜も明けており、敵にこちらの動きは筒抜けです。動いてはなりません。」
するとグロッケンがカスパーに言った。
「使者を出してロイとガブロを呼び戻したらどうだ?」
カスパーがグロッケンに言った。
「これがロイの独断ならば、呼び戻しても適当な理由をつけて無視されるだけです。戻ってきたら独断で動いた意味が無くなってしまいます。」
グロッケンがカスパーに言った。
「一昨日みたいに丘陵地帯の西側に進出するのはどうだ?」
カスパーがグロッケンに言った。
「もし敵よりも多数の戦力を持っているなら、その手は有効でしょう。ですが現状手元の戦力は敵の半数です。これでは各個撃破(相手の戦力が分散している間に戦力を集中させて攻撃する事)されるだけです。」
ドロメ団長がカスパーに怒鳴った。
「それではどうしろというのだ?!!」
カスパーがドロメ団長に言った。
「こうなってはロイの策でいくしかありません。」
ドロッケンがカスパーに言った。
「おいおい、ロイの策で上手くいくのか?奴はすでに一回失敗しているんだぞ!」
カスパーがグロッケンに言った。
「だからもう他に方法が無いんだ。」
ドロメ団長が激怒して言った。
「ロイの奴この戦いが終わったら八つ裂きにしてやるぞ!!」
カスパーがドロメ団長に言った。
「ロイの作戦通りならミルゲ砦を陥落させ次第黒煙を上げるはずです。出撃の準備だけ済ませてそれを待ちましょう。」
ドロメ盗賊軍は出撃準備を済ませて合図を待った。
ロイの指揮のもと夜陰に紛れてジフロル軍の後方にあるミルゲ砦に向けて大きく迂回しながら進んでいた。
馬に乗ったロイの元に同じく馬に乗ったガブロが近くまでやってきた。
そしてロイに大声で言った。
「おい、ロイ!本当なんだろうな??これは本当にドロメ様の命令なんだな?!!」
ロイがガブロに言った。
「ああ、そうだ。ドロメ様から直接俺に指示を貰ったんだ!ガブロと共に別動隊を指揮してミルゲ砦へ進軍せよとな!」
するとガブロがロイを怒鳴った。
「もし間違ってたら、てめえの頭を叩き割るからな!!!覚悟しとけよ!!!」
ロイがガブロに言った。
「そんなに心配ならば、ドロメ様に確認すれば良かっただろう?」
ガブロがロイに言った。
「ヘマをした俺にドロメ様を叩き起こすなんてできる訳ねえだろうが。」
するとロイがガブロに言った。
「それよりガブロ絶対に灯りをつけるんじゃねえぞ!偽善者共に気づかれるからな。」
ガブロがロイに言った。
「うるせえな!つけてねえだろうが!!」
ガブロはロイに文句を言い終わると、ロイの所から離れていった。
ガブロはロイの指示通りに部隊を進めていった。
翌7月25日の早朝バトロワ村の集会所ではドロメ団長の部下達が集まり慌ただしくしていた。
カスパーが部下達に尋ねた。
「どうだ?ロイとガブロはいたか?」
部下がカスパーに言った。
「駄目です。村の中にはいないようです。」
すると村の周囲を見てきたグロッケンが集会所の中に入ってきた。
そしてカスパーに言った。
「ロイの部隊とガブロの部隊もいなくなってるぞ。あいつら一体どういうつもりだ?」
カスパーは困った表情でグロッケンに言った。
「ロイとガブロが夜中の間に部隊を率いて出撃したという事だろう。これはまずいな。」
するとカスパーが大きな声で部下達に尋ねた。
「誰か、ロイ達が出撃するのを見かけた者はいないか?」
だが誰も答えなかった。
カスパーが部下達に言った。
「誰も見ていないのか?とても大事な事なんだ。見ていた者は是非教えて欲しい!」
すると部下の一人がカスパーに言った。
「ロイ様とガブロ様が出撃していく所を見ました。」
カスパーがその部下に尋ねた。
「なぜすぐに報告をしなかったんだ?」
その部下がカスパーに言った。
「ロイ様がドロメ様よりの極秘の指示との事で、口外するなと言われたのです。」
集会所にいたグロッケンがその部下に言った。
「ドロメ様の極秘の指示か。それじゃあ仕方ねえな。」
カスパーが部下に言った。
「そうか分かった。」
するとカスパーがグロッケンに言った。
「グロッケン、すぐに我々でドロメ様に確認しに行こう。」
するとグロッケンがカスパーに言った。
「おいおい、カスパー?俺まで巻き込む気か?さっき行った時は、ドロメ様はまだ寝てたぞ?ドロメ様を起こしに行くんだったらお前一人で行け!!俺はドロメ様を叩き起こすなんて真似恐くてできねえからな!!」
カスパーがグロッケンに言った。
「ああ分かった、ドロメ様が起きてくるまで待とう。」
カスパーが部下に尋ねた。
「ミルゲ砦の方角から黒煙はまだ上がっていないか?」
部下がカスパーに言った。
「はっ、まだ上がっておりません。」
カスパーが部下に言った。
「そうか。」
それから2時間が経過して午前7時となった。
ようやくバトロア村の集会所にドロメ団長がやって来た。
一同がドロメ団長に挨拶をした。
「ドロメ様、おはようございます!」
ドロメ団長がそれに頷いた。
そしてカスパーがドロメに言った。
「ドロメ様、一つご報告がございます。」
ドロメ団長がカスパーに言った。
「何だ?」
カスパーがドロメ団長に言った。
「実は夜中の間にロイとガブロが四千五百人を率いてバトロワ村より出撃したようなのです。」
ドロメ団長が目を見開いてカスパーに怒鳴った。
「なんだと?!!それはどういう事だ!!!」
カスパーがドロメ団長に尋ねた。
「ドロメ様が極秘で指示を出されたとロイが言っていたそうなのですが?」
ドロメ団長が激怒しながらカスパーに答えた。
「そんな指示出しておらんぞ!!!ロイのやつどういうつもりだ?!!」
カスパーが少し考えた後、ドロメ団長に言った。
「となるとどうやらロイの奴、自分の策がドロメ様に採用してもらえなかったので、独断で動いたようですな。自分の策の有効性を証明するために。」
ドロメ団長が激怒しながら言った。
「おのれ!!!ロイの奴、このドロメ様が失敗を許してやったのに、命令一つ守れないのか!!」
グロッケンがドロメ団長に言った。
「ドロメ様のお怒りはご最ですな。」
ドロメ団長はしばらくの間怒り狂っていた。
そしてしばらく経ってようやく怒りがおさまった。
そしてドロメ団長がカスパーに尋ねた。
「カスパーこれからどうすれば良い?」
カスパーがドロメ団長に言った。
「敵の半数しかいないこの状態では決戦を挑んでも敗北は必須でしょう。それにすでに夜も明けており、敵にこちらの動きは筒抜けです。動いてはなりません。」
するとグロッケンがカスパーに言った。
「使者を出してロイとガブロを呼び戻したらどうだ?」
カスパーがグロッケンに言った。
「これがロイの独断ならば、呼び戻しても適当な理由をつけて無視されるだけです。戻ってきたら独断で動いた意味が無くなってしまいます。」
グロッケンがカスパーに言った。
「一昨日みたいに丘陵地帯の西側に進出するのはどうだ?」
カスパーがグロッケンに言った。
「もし敵よりも多数の戦力を持っているなら、その手は有効でしょう。ですが現状手元の戦力は敵の半数です。これでは各個撃破(相手の戦力が分散している間に戦力を集中させて攻撃する事)されるだけです。」
ドロメ団長がカスパーに怒鳴った。
「それではどうしろというのだ?!!」
カスパーがドロメ団長に言った。
「こうなってはロイの策でいくしかありません。」
ドロッケンがカスパーに言った。
「おいおい、ロイの策で上手くいくのか?奴はすでに一回失敗しているんだぞ!」
カスパーがグロッケンに言った。
「だからもう他に方法が無いんだ。」
ドロメ団長が激怒して言った。
「ロイの奴この戦いが終わったら八つ裂きにしてやるぞ!!」
カスパーがドロメ団長に言った。
「ロイの作戦通りならミルゲ砦を陥落させ次第黒煙を上げるはずです。出撃の準備だけ済ませてそれを待ちましょう。」
ドロメ盗賊軍は出撃準備を済ませて合図を待った。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
ヒロインは始まる前に退場していました
サクラ
ファンタジー
とある乙女ゲームの世界で目覚めたのは、原作を知らない一人の少女。
産まれた時点で本来あるべき道筋を外れてしまっていた彼女は、知らない世界でどう生き抜くのか。
母の愛情、突然の別れ、事故からの死亡扱いで目覚めた場所はゴミ捨て場、
捨てる神あれば拾う神あり?
人の温かさに触れて成長する少女に再び訪れる試練。
そして、本来のヒロインが現れない世界ではどんな未来が訪れるのか。
主人公が7歳になる頃までは平和、ホノボノが続きます。
ダークファンタジーになる予定でしたが、主人公ヴィオの天真爛漫キャラに ダーク要素は少なめとなっております。
同作品を『小説を読もう』『カクヨム』でも配信中。カクヨム先行となっております。
追いつくまで しばらくの間 0時、12時の一日2話更新予定
作者 非常に豆腐マインドですので、悪意あるコメントは削除しますので悪しからず。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

前世最強の武闘派令嬢は現世でも同じく無双する※ただし能筋バカ
クラサ
ファンタジー
ある日、十歳の誕生日の日に、フェクトリ家の長女・ユライは、前世で自分が最強の女騎士として、とある国を守っていたことを思い出す。それから彼女は居てもたってもいられなくなり、体を鍛え、現世でも自分の力を生かして誰かを守りたいと思うようになる。そんな彼女を危ないからという理由で止めようとする家族らを力でねじ伏せながら、自分の覚悟がどれほど本気なのか示し、見事、説得することに成功する。それから五年後、彼女は貴族の義務である王都の学園へ入学することとなる。しかし彼女はこの五年間、剣やら魔法やらの訓練しかせず、脳筋令嬢になってしまっていた……果たして、そんな彼女は現世でも無双できるのか……!?※題名少しだけ付け足しました。感想、お気に入り登録、いいね等してくださったらとっても嬉しいです。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる