最強勇者の物語2

第４章 ホルムス共和国

不眠

ベッドに横になってどのくらいの時間が経っただろうか？

ふぁーよく寝た、よーしそろそろ起きるか。

俺は瞼を開けた。

だがまだ室内は暗いままだった。

あれ？結構な時間寝たと思ったが？

だがまだ部屋の中は暗い。

部屋には窓もあるので、夜が明ければ部屋も明るいはずだ。

まだそんなに長い時間寝てなかったのか？

そうだ、隣の部屋にいるスコットさんに聞けばいい。

俺は廊下に出て隣の部屋の扉をノックした。

するとスコットさんが部屋から出てきて言った。

「どうかされたましたか勇者様？」

俺はスコットさんに尋ねた。

「あれからかなり時間が経ちましたよね？」

するとスコットさんが答えた。

「いえ、私が勇者様の部屋に行ってから、まだ二時間も経っていませんが？」

そうなのか？それにしては喉も渇いたし、お腹も空いたのだが。

でもスコットさんが言うのだからそうなのだろう。

きっとまだあまり寝れてなかったのだろう。

もしかして不眠だろうか？

するとスコットさんが俺に言った。

「勇者様宜しければお部屋にお夜食をお持ちしましょうか？お眠りになれないようですし。」

そうだな。そうしてもらおう。

俺はスコットさんに言った。

「じゃスコットさん夜食を持ってきて、あと水もね。」

俺はスコットさんにそう言うとすぐに部屋に戻った。

スコットさんがすぐに夜食を部屋に持ってきた。

スコットさんは、部屋の机に肉料理を盛った皿を置いた。

そしてコップと大きな水差しも机の上に置いた。

俺はスコットさんが持ってきた肉料理を食べて、水をガブガブ飲んだ。

ふうー。夜食も食ったし、また寝るか。

俺は食べ終わった食器をスコットさんに渡して、すぐにベッドにもぐった。

さてと次はちゃんと寝れるといいけど。

だがそんな心配は必要なかった、俺はすぐに寝てしまった。

どのくらい時間が経っただろうか？

俺は外から差し込む光で目を覚ました。

おっ今度はちゃんと寝れたようだ。

時間は分からないが、多分スコットさんが呼びにくるだろう。

俺がソファーでくつろいでいると、部屋をノックする音がした。

「勇者様、そろそろ昼過ぎになります。」

俺はスコットさんに言った。

「もう起きてるから、部屋に入ってきて。」

するとスコットさんが扉を開けて部屋に入ってきた。

「おはようございます。勇者様よく眠れましたか？」

俺はスコットさんに言った。

「ああ今度は良く寝れた。そろそろここを出発しよう。」 

スコットさんが俺に答えた。

「分かりました、すぐに準備致します。」 

俺は先に建物の外に出た。

スコットさんもすぐに準備を済ませて、建物の外に出てきた。

そしてスコットさんが俺に言った。

「では勇者様、私についてきてください。」

俺はスコットさんについていった。