最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第4章 ホルムス共和国

レイン工業団地

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僕はレイン西工業団地前のバス停で、蒸気バスを降りた。

そして蒸気バスは僕を下ろして走っていった。

僕はレイン西工業団地を見渡した。

とても広い工業団地のようで、端から端まで相当な距離があった。

今日面接を受ける会社は、フルディク工業という会社だ。

蒸気自動車部品のナットやボルトを作っている会社らしい。

僕はその製造スタッフに応募したのだ。

フルディク工業はレイン西工業団地のほぼ中央にあり、かなり大きな工場を有しているようだった。

僕はレイン西工業団地の中に入っていった。

工業団地と言っても、工業団地の敷地内にも道路が走っており、外とあまり変わらなかった。

工業団地の敷地内の道路を歩いていくと、大きな看板を見つけた。

その大きな看板には、この工業団地に入っている企業の名前と場所が記されていた。

最もすでにフルディク工業という緑色のロゴの入った建物を見つけたので、看板のお世話にはならなかったが。

僕はフルディク工業の建物を見てみた。

一番大きな建物が、白く塗装された高さ十五メートルのコンクリート造りの建物だった。

その建物は縦百メートル横が三百メートルある建物であった。

この建物には建物全体に、フルディク工業というロゴが記されていた。

ただ高さのわりには窓が一層しかなかったので、建物全体が吹き抜けになっているようだ。

そして一番大きな建物の横に、緑色に塗装された五階建てのコンクリート造りの建物が建っていた。

縦横が五十メートルぐらいだろう。この建物には各階に大きな窓があった。

事務棟ぽい建物だな、よしあの建物に行ってみよう。

僕は五階建ての事務棟ぽい建物に向かった。

そこはやはり事務棟のようで、一階部分に受付があった。

僕は事務棟の正面入口から中に入った。

事務棟の一階部分は受付と商談スペースになっており、たくさんの机と椅子が置かれていた。

また受付の奥には、エレベーターと商談用の個室が備えられていた。

受付にはフルディク工業のロゴが入った制服を着ていた、女性スタッフが数人座っていた。

僕は受付に座っていた女性スタッフに声をかけた。

「すいません。本日面接に伺わせて頂いたソルディと申します。」

受付に座っていた女性スタッフが、僕に答えてくれた。

「はい、ソルディさんですね。お待ちしていました。」

僕に応対してくれた女性スタッフはそう言うと、受付の奥にある個室に案内してくれた。

僕達は受付の奥にある個室に入った。

女性スタッフは魔導灯のスイッチをいれて、個室が明るくなった。

およそ四畳半ほどの広さの部屋で、窓はなく白く塗装されたシンプルな造りの部屋だった。

その部屋の中央に少し大きめの机が置かれており、椅子も複数個置かれていた。

そして女性スタッフは僕に言った。

「今担当者を呼んできますので、座ってお待ちください。」

そう言うと女性スタッフは個室から出ていった。

僕は椅子に座った。

少し経って女性スタッフが、一人の男性スタッフを連れて戻ってきた。
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