最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第4章 ホルムス共和国

ロードサイド店舗

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僕は早速玄関で靴を履いてアパートグランディールから外に出た。

僕は、グランディールから東に向かって歩き始めた。

まだ通勤時間帯のようで、レフティオ駅に向かっている通行人をちらほら見かけた。

彼らとは逆方向に僕は歩いていった。

静かな住宅街を東に進んでいく。

しばらく進むと大きな道路にでた。

片側二車線の道路で中央分離帯もあった。

車道と歩道がガードレールで分けられていた。

歩道を歩く通行人はぽつぽついるぐらいだったが、蒸気自動車や蒸気トラックの通行量はとても多かった。

特に首都エルスタに向かう方面は渋滞が発生しており、沢山の車が停止または低速運転をしていた。

僕はエルスタ八号線の歩道を北に進んで行った。

エルスタ八号線の周りには、ロードサイド店舗(通行量の多い道路に接していて広い駐車場を備えている店舗)がたくさん出店していた。

なるほどロードサイド店舗(駐車場完備の大型店舗)が建ち並んでるわけか。

まあ確かに商店街と言えば商店街だな。

出店している店舗は、飲食店や蒸気自動車販売店、本屋や衣料品店、食料品店など多岐に渡っていた。

その中に見覚えのある店を一つ見つけた。

バングルのチェーン店ルーチェである。

そう言えば、ホルムス共和国にも出店してるってルーチェの店員さんが言ってたな。

ルーチェは七十台ぐらい車を止めれる広い駐車場を備えていた。

その駐車場内に高さ十メートルぐらいの棒状の構造物があり、その上にルーチェと大きく書かれた看板があった。

ルーチェの店舗はコンクリート造りの平屋だった。

また店舗の駐車場側の壁がガラス張りになっていた。

縦横五十メートルぐらいの広さだった。

店舗の外観は紺色を基調としており、屋根は紺色で塗装されていた。

しかしすでに駐車場はかなり埋まっており、店内にも沢山のお客の姿が確認できた。

まだ朝ごはん食べてなかったから、空いてたら食べようかなと思っていた。

だが仕方ない他をあたる事にした。

するとルーチェの隣にも、別の飲食店があるのを見つけた。

隣の飲食店も七十台ぐらい止めれられる駐車場を、備えていた。

僕は隣の飲食店に向かった。

こちらの店もコンクリート造りの平屋で、店の広さは隣のルーチェと同じくらいだった。

こちらの店はガラス張りではなく、屋根と壁が黒く塗装されていた。

きっと黒を基調とした店なのだろう。

こちらの店の駐車場にも、高さ十メートルの棒状の構造物の上の所に大きな看板があった。

看板にはダーグ専門店モンバールと書かれていた。
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