最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第4章 ホルムス共和国

就労相談

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僕はエルスタ中央公園の噴水広場にあるベンチに、腰を下ろしていた。

エルスタ中央公園には、午前中に来た時より人がいた。

ベンチに座って弁当を食べている人や、昼寝をしている人がいた。

また公園内の遊歩道で、散歩やジョギングをしている人達がいた。

井戸端会議に花を咲かせる人達もいた。

僕はベンチに座って、次に何をするべきか考えていた。

さて何とか避難民認定証明書を、もらう事ができた。

次にやるべき事は理解していた。

ただ問題はどちらを先にやるかという事だった。

次の目的は安定した収入を得る事だ。

つまり仕事を探す事だ。

とは言え問題は住所が先か、仕事探しが先かという事である。

住所を先に決めてしまうと、仕事を選べる幅が狭くなるのではと心配していた。


ただ住所が決まっていないと、採用選考で不利になるのではないかとも考えていた。

どちらを優先するべきか?

うーん・・・・・・。

うーん・・・・・・。

駄目だな。考えが纏まらない。

というか判断材料が少なすぎる。

そうだ、別に一人で悩む必要は無い。

どこかに相談できる場所は無いだろうか?

そう言えばこの近くにホルムス共和国政府庁舎がある。

そこならに就労相談ができる所があるのではないか?

僕はベンチから立ち上がって、再びホルムス共和国政府本庁舎へと向かった。

そして僕は再び、ホルムス共和国政府本庁舎前にやって来た。

本庁舎正面の駐車場はすでに、蒸気自動車や蒸気トラックで一杯になっていた。

向かいの駐車場も、すでに沢山の蒸気自動車が駐車していた。

空きはほとんど無さそうだ。

そして僕は再び政府本庁舎に入った。

僕は再び一階フロアにいた案内係の男性スタッフに声をかけた。

「すいません。」

先ほどの男性スタッフが答えた。

「はい、今度はどの部署にご用ですか?」

僕は男性スタッフに尋ねた。

「今度は就労相談に来たんですが?」

男性スタッフが僕に言った。

「就労相談ですか。それでしたら厚生省労働局の職業紹介所になります。この建物の三階部分が厚生省労働局の職業紹介所になります。」

僕は、男性スタッフに礼を言った。

「ありがとうございます。」

僕は礼を言った後、すぐにエレベーターで三階の厚生省労働局へと向かった。
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