最強勇者の物語2

しまうま弁当

文字の大きさ
上 下
91 / 265
第4章 ホルムス共和国

エルスタ到着

しおりを挟む
まもなく・・・・です。

まもなく・・・・到着します。

うん?僕はまぶたを開いた。

車掌が大きな声で、乗客達に伝えていた。

「まもなくエルスタに到着致します。お降りの方はご準備ください、また忘れ物が無いかご確認お願いします。」

そう言うと車掌は、隣の車両に行ってしまった。
  
どうやらもうすぐエルスタに到着するようだ。

僕は完全に目を覚ました。

さてと僕は降りる準備を始めた。

すでにこの列車は、かなり減速していた。

車窓からはビルが、建ち並ぶ都市の姿が見えた。

まあ景色は、後でゆっくり見るとしよう。

僕は降りる準備を済ませ、客車の出入口へ向かった。

やはりエルスタで降りる乗客は多いようで、出入口付近に列ができていた。

僕はその列の最後尾に並んだ。

僕が乗せた列車が、エルスタ駅のホームにゆっくり入ってきて、完全に停車した。

そして一斉に客車の扉が開いた。

出入口付近で待っていた乗客が、順番にエルスタ駅プラットホームに降りていった。

僕もそれに続き、エルスタ駅プラットホームへと降りた。

そしてエルスタ駅のプラットホームを見回す。

エルスタ駅には、島式のプラットホームが四つあった。

エルスタ駅のプラットホームもコンクリートで造られていた。

各ホームの両側に線路が、二本走っており合計八本の線路があり、八番線まであった。

更にプラットホームを通っていない数本の線路もエルスタ駅の横側を走っていた。

またレイン駅とは異なり、プラットホーム内に売店や休憩所のような部屋も設けられていた。

それとどうやらこのエルスタ駅は、高架駅(プラットホームや線路が二階にある駅)のようだった。

そして改札口は一階にあるようで、プラットホームには一階へ降りる階段があった。

他の乗客達は、階段で一階の改札口に降りていく。

僕もそれに続き階段を降りて、一階のエルスタ駅改札口へと向かった。

改札口には、駅員室もあったが、十台ぐらいの自動改札機のような物が並んでいた。

僕の前を歩いていた人達は、切符を自動改札機のような物に入れて、改札口の外へと出ていく。

あれは多分自動改札機だな。

僕はそう思って、自動改札機に切符を入れた。

ウィーンという音がして、すぐに自動改札機の前の所のストッパーが開いた。

僕はそこから改札口の外に出た。

このエルスタ駅もレイン駅と同様に、駅舎の中に飲食店や売店が入っていた。

どうやら駅舎一階部分は、とても広い商業施設になっているようだ。

それに首都というだけあって行き交う人も多かった。

レイン駅の時よりもはるかに多くの通行人とすれ違っていった。

さてとりあえず駅の外に出てみよう。

僕は駅舎内を見渡した。

そして駅の案内表示を見つけた。

その案内表示には西口と書かれており、更に矢印が表示されていた。

僕はその案内表示通りに、エルスタ駅西口に向かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

フェンリルさんちの末っ子は人間でした ~神獣に転生した少年の雪原を駆ける狼スローライフ~

空色蜻蛉
ファンタジー
真白山脈に棲むフェンリル三兄弟、末っ子ゼフィリアは元人間である。 どうでもいいことで山が消し飛ぶ大喧嘩を始める兄二匹を「兄たん大好き!」幼児メロメロ作戦で仲裁したり、たまに襲撃してくる神獣ハンターは、人間時代につちかった得意の剣舞で撃退したり。 そう、最強は末っ子ゼフィなのであった。知らないのは本狼ばかりなり。 ブラコンの兄に溺愛され、自由気ままに雪原を駆ける日々を過ごす中、ゼフィは人間時代に負った心の傷を少しずつ癒していく。 スノードームを覗きこむような輝く氷雪の物語をお届けします。 ※今回はバトル成分やシリアスは少なめ。ほのぼの明るい話で、主人公がひたすら可愛いです!

没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。 亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。 さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。 南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。 ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

【完結】結婚前から愛人を囲う男の種などいりません!

つくも茄子
ファンタジー
伯爵令嬢のフアナは、結婚式の一ヶ月前に婚約者の恋人から「私達愛し合っているから婚約を破棄しろ」と怒鳴り込まれた。この赤毛の女性は誰?え?婚約者のジョアンの恋人?初耳です。ジョアンとは従兄妹同士の幼馴染。ジョアンの父親である侯爵はフアナの伯父でもあった。怒り心頭の伯父。されどフアナは夫に愛人がいても一向に構わない。というよりも、結婚一ヶ月前に破棄など常識に考えて無理である。無事に結婚は済ませたものの、夫は新妻を蔑ろにする。何か勘違いしているようですが、伯爵家の世継ぎは私から生まれた子供がなるんですよ?父親?別に書類上の夫である必要はありません。そんな、フアナに最高の「種」がやってきた。 他サイトにも公開中。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

孤独の魔女と独りの少女

徒然ナルモ
ファンタジー
遥かな昔、凡ゆる魔術 凡ゆる法を極め抜き 老いや衰退すらも超克した最強の存在 魔女達の力で、大いなる厄災は払われ 世界は平穏を取り戻してより 、八千年 …避けられぬと思われていた滅びから世界を救った英雄 又は神として、世界は永遠を生きる七人の魔女達によって統治 管理 信仰され続けていた… そんな中 救った世界を統治せず、行方をくらませた 幻の八人目の魔女が、深い森の中で 一人の少女を弟子にとったと言う 神話を生きる伝説と 今を生きる少女の行く末は、八千年前の滅びの再演か 新たな伝説の幕開けか、そんなものは 育ててみないと分からない 【小説家になろうとカクヨムにも同時に連載しております】

老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜

二階堂吉乃
ファンタジー
 瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。  白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。  後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。  人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

処理中です...