79 / 265
第4章 ホルムス共和国
外貨
しおりを挟む
僕はホルムス共和国の町フォルンの商店街にいた。
さてとこれからどうするべきか?
そういえば忘れてたけど、カルヤーンでジール公国の騎士から報酬を貰ったんだった。
僕は、騎士から貰った小袋の中身を確認する。
その中には金貨が六枚と、銀貨が五枚入っていた。
僕は金貨を見てみた。金貨の中央にはジール大公らしき人物の顔が彫ってあり、下の方に1000と印されていた。
つまり金貨一枚が、1000ガルって事だな。
合計で、金貨六枚と銀貨が十五枚になる。
つまり所持金が、6750ガルって事だ。
でも僕は一つの問題に気がついた。
このお金果たしてホルムス共和国で使えるのだろうか?
通貨の価値は色々な要因で決まるけど、基本的にはその国の国力で決まる。
パルゲア大陸で一番国力が高いのがレグナス王国で、次にホルムス共和国のはずだ。
レグナス王国の通貨が、他の国で通用する可能性はあるはずだ。
だがレグナス王国やホルムス共和国より、国力の低いジール公国の通貨が他国で通用する可能性は低いだろう。
まあいいや、フォルンは国境の町だし、多分外貨両替の店があるはずだ。
僕は早速商店街を見て回ったが外貨両替の店は見当たらなかった。もうすでに閉まっている店もあったが。
そこで近くの店に入ってガルが使えるか直接聞いてみる事にした。
クーロザバングルという看板の店に入ってみた。
およそ15畳ほどの店で、作りたてのバングルを販売しているようだった。
店主と思われる中年の男性が、応対してくれた。
「お客さん悪いんだが、今日の分はもう完売してしまったんだ。また明日来てくれるかい?」
僕は店主さんに申し訳なさそうに言った。
「あいえ、すいません。買い物来たんじゃないんです。実は一つお伺いしたい事がありまして。」
僕は店主にそう言うと、小袋から銀貨を一枚取り出した。
僕は店主に尋ねた。
「これって使えますか?」
店主は銀貨をよく見た後に言った。
「こいつはガル銀貨じゃないか。この国でそれは使えないぞ。外貨だからな。」
僕は店主に尋ねた。
「どうすればいいですか?」
店主は、僕に答えた。
「この店の三軒隣にある、中古品を専門に扱ってるブレンヌって店で外貨両替してもらうんだな。」
僕は、店主にお礼を言った。
「ありがとうございます。」
僕はすぐに店を出て、中古品を専門に扱っているブレンヌに向かった。
さてとこれからどうするべきか?
そういえば忘れてたけど、カルヤーンでジール公国の騎士から報酬を貰ったんだった。
僕は、騎士から貰った小袋の中身を確認する。
その中には金貨が六枚と、銀貨が五枚入っていた。
僕は金貨を見てみた。金貨の中央にはジール大公らしき人物の顔が彫ってあり、下の方に1000と印されていた。
つまり金貨一枚が、1000ガルって事だな。
合計で、金貨六枚と銀貨が十五枚になる。
つまり所持金が、6750ガルって事だ。
でも僕は一つの問題に気がついた。
このお金果たしてホルムス共和国で使えるのだろうか?
通貨の価値は色々な要因で決まるけど、基本的にはその国の国力で決まる。
パルゲア大陸で一番国力が高いのがレグナス王国で、次にホルムス共和国のはずだ。
レグナス王国の通貨が、他の国で通用する可能性はあるはずだ。
だがレグナス王国やホルムス共和国より、国力の低いジール公国の通貨が他国で通用する可能性は低いだろう。
まあいいや、フォルンは国境の町だし、多分外貨両替の店があるはずだ。
僕は早速商店街を見て回ったが外貨両替の店は見当たらなかった。もうすでに閉まっている店もあったが。
そこで近くの店に入ってガルが使えるか直接聞いてみる事にした。
クーロザバングルという看板の店に入ってみた。
およそ15畳ほどの店で、作りたてのバングルを販売しているようだった。
店主と思われる中年の男性が、応対してくれた。
「お客さん悪いんだが、今日の分はもう完売してしまったんだ。また明日来てくれるかい?」
僕は店主さんに申し訳なさそうに言った。
「あいえ、すいません。買い物来たんじゃないんです。実は一つお伺いしたい事がありまして。」
僕は店主にそう言うと、小袋から銀貨を一枚取り出した。
僕は店主に尋ねた。
「これって使えますか?」
店主は銀貨をよく見た後に言った。
「こいつはガル銀貨じゃないか。この国でそれは使えないぞ。外貨だからな。」
僕は店主に尋ねた。
「どうすればいいですか?」
店主は、僕に答えた。
「この店の三軒隣にある、中古品を専門に扱ってるブレンヌって店で外貨両替してもらうんだな。」
僕は、店主にお礼を言った。
「ありがとうございます。」
僕はすぐに店を出て、中古品を専門に扱っているブレンヌに向かった。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
不死王はスローライフを希望します
小狐丸
ファンタジー
気がついたら、暗い森の中に居た男。
深夜会社から家に帰ったところまでは覚えているが、何故か自分の名前などのパーソナルな部分を覚えていない。
そこで俺は気がつく。
「俺って透けてないか?」
そう、男はゴーストになっていた。
最底辺のゴーストから成り上がる男の物語。
その最終目標は、世界征服でも英雄でもなく、ノンビリと畑を耕し自給自足するスローライフだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暇になったので、駄文ですが勢いで書いてしまいました。
設定等ユルユルでガバガバですが、暇つぶしと割り切って読んで頂ければと思います。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

愛しくない、あなた
野村にれ
恋愛
結婚式を八日後に控えたアイルーンは、婚約者に番が見付かり、
結婚式はおろか、婚約も白紙になった。
行き場のなくした思いを抱えたまま、
今度はアイルーンが竜帝国のディオエル皇帝の番だと言われ、
妃になって欲しいと願われることに。
周りは落ち込むアイルーンを愛してくれる人が見付かった、
これが運命だったのだと喜んでいたが、
竜帝国にアイルーンの居場所などなかった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】愛猫ともふもふ異世界で愛玩される
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
状況不明のまま、見知らぬ草原へ放り出された私。幸いにして可愛い三匹の愛猫は無事だった。動物病院へ向かったはずなのに? そんな疑問を抱えながら、見つけた人影は二本足の熊で……。
食われる?! 固まった私に、熊は流暢な日本語で話しかけてきた。
「あなた……毛皮をどうしたの?」
「そういうあなたこそ、熊なのに立ってるじゃない」
思わず切り返した私は、彼女に気に入られたらしい。熊に保護され、狼と知り合い、豹に惚れられる。異世界転生は理解したけど、私以外が全部動物の世界だなんて……!?
もふもふしまくりの異世界で、非力な私は愛玩動物のように愛されて幸せになります。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/09/21……完結
2023/07/17……タイトル変更
2023/07/16……小説家になろう 転生/転移 ファンタジー日間 43位
2023/07/15……アルファポリス HOT女性向け 59位
2023/07/15……エブリスタ トレンド1位
2023/07/14……連載開始

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

婚約者を親友に盗られた上、獣人の国へ嫁がされることになったが、私は大の動物好きなのでその結婚先はご褒美でしかなかった
雪葉
恋愛
婚約者である第三王子を、美しい外見の親友に盗られたエリン。まぁ王子のことは好きでも何でもなかったし、政略結婚でしかなかったのでそれは良いとして。なんと彼らはエリンに「新しい縁談」を持ってきたという。その嫁ぎ先は“獣人”の住まう国、ジュード帝国だった。
人間からは野蛮で恐ろしいと蔑まれる獣人の国であるため、王子と親友の二人はほくそ笑みながらこの縁談を彼女に持ってきたのだが────。
「憧れの国に行けることになったわ!! なんて素晴らしい縁談なのかしら……!!」
エリンは嫌がるどころか、大喜びしていた。
なぜなら、彼女は無類の動物好きだったからである。
そんなこんなで憧れの帝国へ意気揚々と嫁ぎに行き、そこで暮らす獣人たちと仲良くなろうと働きかけまくるエリン。
いつも明るく元気な彼女を見た周りの獣人達や、新しい婚約者である皇弟殿下は、次第に彼女に対し好意を持つようになっていく。
動物を心底愛するが故、獣人であろうが何だろうがこよなく愛の対象になるちょっとポンコツ入ってる令嬢と、そんな彼女を見て溺愛するようになる、狼の獣人な婚約者の皇弟殿下のお話です。
※他サイト様にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる