最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第3章 逃亡生活

追加業務

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作業完了後に、騎士が皆に指示を出した。

「皆ご苦労だった。今回の配達人の仕事はこれで終了だ。この後騎士団の詰所に向かう。今回の報酬を渡そう。」

一同から歓声が起こった。

結構大変な仕事だったから、終わった時の喜びも大きいのだろう。

仕事が終わった時、それはとても幸せな一時だ。

僕達は、早速騎士団の詰所へと向かった。

早速僕は、騎士から報酬を受け取る為に列に並んだ。

一番最初に並んだ人が大きな声でジール大公の肖像画に向かって宣言した。

「ジール大公様のご高配こうはいに感謝致します。ジール大公様に栄光あれ!」

宣言が終わると、騎士が報酬をその人に渡した。

続いて二人目が宣言を行い、報酬を受け取った。

すぐに僕の番が来て僕も宣言を行い、騎士から報酬を受け取った。

僕は受け取った報酬を確認した。

すると騎士数人が、詰所にやって来た。

そして騎士達が後ろの方で相談を始めた。

そして相談が終わると僕達の前にやって来て、騎士の一人が言った。

「今回の仕事はこれで終わりだ。ただ他の班が少し遅れていてな。この後も配達人の仕事を少し頼みたい。参加したい者は、今日の午後五時にこの場所に集合だ。追加分の報酬は弾ませて貰う。」

騎士がそう言い終わった後全員に報酬を渡し終わると、解散となった。

さてと流石に追加の仕事は受けてる暇は無いな。

国境を越える方法を考えないといけないし。

するとオーエンがリリィと一緒にやって来た。

「おーい、クラーク!一緒に帰ろうぜ。」

僕は、オーエンに答えた。

「ごめん、まだ帰れないんだ。」

するとオーエンが、がっかりして答えた。

「なんだ、追加の仕事やってくのか。クラークは働き者だな。」

僕は、オーエンに言った。

「ごめんオーエン。そう言えばバルガスは一緒じゃないの?」

オーエンが、僕に言った。

「なんかさっき騎士に呼ばれて、この上の階で騎士と話し込んでるみたいでさ。さっきバルガスの兄貴に先に帰れって言われた。」

そう言えばさっきも騎士と話してたな。

僕は、オーエンに言った。

「悪いんだけどオーエン、リリィさんと一緒に先に帰っててくれる?」

オーエンは僕に答えた。

「ああ、じゃあ先に帰ってるぜ。」

リリィが僕に言った。

「ではお先に失礼します。」

僕は二人に気をつけてねと言った。

二人は建物から出ていった。

流石に騎士団の詰所じゃ落ち着いて考え事はできないな。

少し経ってから、僕も詰所を後にした。

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