94 / 135
一章
出迎え
しおりを挟む
その後、晴南達は封木神社に異常が起きていないか確認をしていた。
すると封木神社の外には出られなくなっていた。
この話を聞いた二実はすぐに自分の車に乗り込んで神社の広場から外の道に出ようとした。
だが神社内の西側の広場から道に出ようとしてもまた神社の敷地内に戻されるのだった。
三緒が言った。
「ダメみたいね。外の道路に走っていっってもまた神社の敷地内に戻されちゃう。」
晴南が面白そうな様子で言った。
「何これ??おもしろい??」
その後何度も道に出ようと試みたが、なぜかまた広場に戻ってくるのだった。
すると二実が車を降りてきた。
二実が三緒に言った。
「どうやら封木神社の外に出るのは無理みたいね??黒輪(こくりん)の奴、私たちをここに閉じ込めるつもりか。」
三緒が二実に尋ねた。
「どうする二実?」
二実が言った。
「奴が何を企んでるか分からないし、ここは下手に動かない方がいいでしょう。」
すると拓也が走ってやって来た。
拓也がみんなに言った。
「みんなこっちから出られそうだ。」
二実が驚いて言った。
「えっ??」
晴南達は拓也に案内されて神社の外に出られる場所にやって来た。
拓也が神社の境内を越えて外に出ようとした。
だが今度は神社の敷地内に戻されることはなくちゃんと神社の敷地の外に出る事ができた。
拓也がみんなに言った。
「なっ??ちゃんと出られる。」
三緒が二実に尋ねた。
「なんでこっちは出られるんだろう??」
冬湖が三緒に言った。
「封じ忘れたんでしょうか。」
麻衣子がみんなに言った。
「ていうかさこの先って上社に続く道じゃない?」
二実が麻衣子に言った。
「そうか、黒輪(こくりん)の奴が上社まであがってこいって誘ってるのかもしれない。」
長孝が二実に言った。
「二実さん、これは行かない方がいいんじゃないっすか?」
三緒が二実に言った。
「うん私もそう思う。行かない方が無難じゃないかな。」
すると優斗が二実に言った。
「行きましょう。たぶん大丈夫だと思います。」
晃太が二実に言った。
「二実さん、俺も上社に行くべきだと思います。」
晴南が優斗に尋ねた。
「ちょっと優斗??どういう事??」
優斗が晴南に言った。
「後でちゃんと説明するから。」
晃太と優斗が強く上社に行く事を主張したため、晴南達は全員で上社まで登っていくことにした。
晴南達は登山の準備を手早く済ませると、封木山の頂上にある上社に向けて出発した。
晴南達は慎重に勾配のある山道を登って行った。
むくれた表情の美咲が麻衣子に言った。
「もうなんでまたあんな場所に行かなきゃならないのよ!!」
麻衣子が美咲に言った。
「文句があるなら封木神社の下社に残ってれば良かったでしょ。」
美咲が麻衣子に言った。
「嫌よ、あんな広い神社に一人だけ残る方が怖いでしょ?まだ一緒についていった方がましでしょう。」
麻衣子が美咲に言った。
「だったら文句言わないでよ。」
美咲が麻衣子に言った。
「怖いものは怖いんだから仕方ないでしょ。」
すると前方から晴南の声が響いてきた。
「麻衣子!!美咲!!早く行きましょう??あのお化けがいなくなっちゃうわ!!!」
晴南達は順調に上社までのルートを進んでいった。
二実と三緒は登っていく途中で黒輪(こくりん)が妨害してくるのではないかと考えていた。
だが晴南達は何の妨害もされることなくすんなりと封木神社の上社に到着する事ができた。
晴南が周囲の様子を確認しながら言った。
「へえ~、ここが上社か?肝試しやるのにピッタリじゃない??」
麻衣子が上社を見ながら言った。
「相変わらず雰囲気あるわね。」
三緒が大木の方を指さしながら言った。
「見てあそこ!!!黒輪(こくりん)よ!!!」
三緒が指さした先には大木があった。
大木の前には黒い球体の暗闇が広がっていた。
すると黒輪は動物の鳴き声とも人間の雄叫びと分からぬ声を出した。
グオーン!!グオーン!!グオーン!!
二実が大きな声で言った。
「みんな後ろに下がって!!!」
優斗が二実に言った。
「二実さん、警戒しなくていいと思います。」
晃太が二実に言った。
「俺達にはたぶん何もしてこないはずです。」
すると晴南が二人を呼び止めた。
「ちょっと待ちなさい。」
晃太が晴南に言った。
「心配する必要はない。」
晴南が晃太に言った。
「そうじゃなくて面白そうだから私も一緒に行くわ。」
そして優斗と晴南そして晃太は黒輪(こくりん)の近くまでやってきた。
するとグーオンという叫び声が消えていった。
優斗が黒輪(こくりん)に向けて言った。
「ねえ、黒輪さん?あなたは僕達に悪意がある訳ではないんですよね?」
すると年老いた男性の声が響いてきた。
「どうやら気がついてくれたようだな?」
晴南が優斗に尋ねた。
「どういう事よ?」
優斗が晴南に言った。
「黒輪さんは僕達を助けようとしてくれたんだよ?」
晴南が優斗に聞き返した。
「このお化けが私たちを??」
優斗が頷いて晴南に言った。
「そう。」
優斗がみんなに言った。
「まず1番疑問だったのは明井田ではたくさんの人が意味不明に死んでるのに、九木礼では誰も死んでいない事でした。怪奇現象が起こってるのに九木礼では誰も死なずに、一方の明井田ではたくさんの人達が死んでいった事です。」
晃太がみんなに言った。
「一見すごく矛盾してる。片方では誰も死んでないのにもう片方は死体の山だ。」
優斗がみんなに言った。
「でももし二つの勢力があって片方が九木礼にいてもう片方が明井田にいると考えばどうなるかな。」
晃太がみんなに言った。
「そうなると明井田にいる勢力は今までの事からみんなに対して悪意があるのは明白だ。」
優斗がみんなに言った。
「一方の九木礼にいる勢力、たぶん黒輪さんだと思うんだけどはこっちでは誰も死んでない。となると黒輪さんはむしろ僕たちを助けようとしてるって考えが導き出せます。」
晃太がみんなに言った。
「だが俺達はなかなかその答えに辿り着けなかった。お化けは怖いものでや人々に災いをもたらすものっていう固定概念に囚われていたからだ。」
優斗がみんなに言った。
「晴南の違った視点から見てみろっていう言葉のおかげでようやくそこに気づく事ができたんだ。」
晃太がみんなに言った。
「だから少なくとも黒輪(こくりん)さんは俺達に対して悪意はないとみていいだろう。」
年配の男性の声が響いた。
「ほとんど情報がない中で我々に敵意がない事を理解してくれたのか。聡明な子供達だな。おかげで助かった。何せこの体を見た人々はほとんどが逃げ出してしまうからな。恐怖心や敵意を持たれてしまうと人々に私の言葉を届ける方法は無くなってしまうのだ。恐怖心を持たれてしまうと私の言葉は動物の鳴き声のような声になってしまうからな。」
優斗が黒輪(こくりん)に言った。
「僕たちも結局あなたが味方であるって事以外はほとんど分かっていません。今起きている状況の説明をしてもらえると助かるんですが?」
年配の男性の声が響いた。
「ああ無論だ。だが紹介しなければならない方々がいる。」
年配の男性の声が響いた。
「そろそろ霊力が貯まった頃であろうし、彼らと直接話されると良い。」
すると黒輪の数メートル横の場所に別の黒い影が姿を現した。
その黒い影は徐々に大きくなっていき人型を形成していった。
そしてその黒い影は全身に漆黒の甲冑を装備した騎士の姿になった。
甲冑には黒い炎を鎧に纏わせていた。
晴南がその影に尋ねた。
「えっとあなたは誰なの??」
その影が晴南に言った。
「私は魔王ゼルゴン様が配下のリグロという者だ。私はゼルゴン様より四魔将の称号を頂いている。ゼルゴン様というお方は異世界のドルイアという世界で我々を束ねておられるお方だ。」
優斗がリグロに尋ねた。
「その異世界のリグロさんが僕達に何の御用事なんですか?」
リグロが優斗に言った。
「うむ、ゼルゴン様より君たちを守護するように仰せつかったのだ。」
優斗がリグロに尋ねた。
「守護する?どういう意味ですか?」
リグロが優斗に言った。
「君たちの命を狙う者がいるのだ。その者達から守るように仰せつかっている。」
晃太がリグロに尋ねた。
「誰が何の目的で俺達を殺そうとしてるんですか?」
リグロが晃太に言った。
「女神セルティアだ!!異世界転生をして勇者として戦わせる為に君たちを殺そうとしているのだ!!」
すると封木神社の外には出られなくなっていた。
この話を聞いた二実はすぐに自分の車に乗り込んで神社の広場から外の道に出ようとした。
だが神社内の西側の広場から道に出ようとしてもまた神社の敷地内に戻されるのだった。
三緒が言った。
「ダメみたいね。外の道路に走っていっってもまた神社の敷地内に戻されちゃう。」
晴南が面白そうな様子で言った。
「何これ??おもしろい??」
その後何度も道に出ようと試みたが、なぜかまた広場に戻ってくるのだった。
すると二実が車を降りてきた。
二実が三緒に言った。
「どうやら封木神社の外に出るのは無理みたいね??黒輪(こくりん)の奴、私たちをここに閉じ込めるつもりか。」
三緒が二実に尋ねた。
「どうする二実?」
二実が言った。
「奴が何を企んでるか分からないし、ここは下手に動かない方がいいでしょう。」
すると拓也が走ってやって来た。
拓也がみんなに言った。
「みんなこっちから出られそうだ。」
二実が驚いて言った。
「えっ??」
晴南達は拓也に案内されて神社の外に出られる場所にやって来た。
拓也が神社の境内を越えて外に出ようとした。
だが今度は神社の敷地内に戻されることはなくちゃんと神社の敷地の外に出る事ができた。
拓也がみんなに言った。
「なっ??ちゃんと出られる。」
三緒が二実に尋ねた。
「なんでこっちは出られるんだろう??」
冬湖が三緒に言った。
「封じ忘れたんでしょうか。」
麻衣子がみんなに言った。
「ていうかさこの先って上社に続く道じゃない?」
二実が麻衣子に言った。
「そうか、黒輪(こくりん)の奴が上社まであがってこいって誘ってるのかもしれない。」
長孝が二実に言った。
「二実さん、これは行かない方がいいんじゃないっすか?」
三緒が二実に言った。
「うん私もそう思う。行かない方が無難じゃないかな。」
すると優斗が二実に言った。
「行きましょう。たぶん大丈夫だと思います。」
晃太が二実に言った。
「二実さん、俺も上社に行くべきだと思います。」
晴南が優斗に尋ねた。
「ちょっと優斗??どういう事??」
優斗が晴南に言った。
「後でちゃんと説明するから。」
晃太と優斗が強く上社に行く事を主張したため、晴南達は全員で上社まで登っていくことにした。
晴南達は登山の準備を手早く済ませると、封木山の頂上にある上社に向けて出発した。
晴南達は慎重に勾配のある山道を登って行った。
むくれた表情の美咲が麻衣子に言った。
「もうなんでまたあんな場所に行かなきゃならないのよ!!」
麻衣子が美咲に言った。
「文句があるなら封木神社の下社に残ってれば良かったでしょ。」
美咲が麻衣子に言った。
「嫌よ、あんな広い神社に一人だけ残る方が怖いでしょ?まだ一緒についていった方がましでしょう。」
麻衣子が美咲に言った。
「だったら文句言わないでよ。」
美咲が麻衣子に言った。
「怖いものは怖いんだから仕方ないでしょ。」
すると前方から晴南の声が響いてきた。
「麻衣子!!美咲!!早く行きましょう??あのお化けがいなくなっちゃうわ!!!」
晴南達は順調に上社までのルートを進んでいった。
二実と三緒は登っていく途中で黒輪(こくりん)が妨害してくるのではないかと考えていた。
だが晴南達は何の妨害もされることなくすんなりと封木神社の上社に到着する事ができた。
晴南が周囲の様子を確認しながら言った。
「へえ~、ここが上社か?肝試しやるのにピッタリじゃない??」
麻衣子が上社を見ながら言った。
「相変わらず雰囲気あるわね。」
三緒が大木の方を指さしながら言った。
「見てあそこ!!!黒輪(こくりん)よ!!!」
三緒が指さした先には大木があった。
大木の前には黒い球体の暗闇が広がっていた。
すると黒輪は動物の鳴き声とも人間の雄叫びと分からぬ声を出した。
グオーン!!グオーン!!グオーン!!
二実が大きな声で言った。
「みんな後ろに下がって!!!」
優斗が二実に言った。
「二実さん、警戒しなくていいと思います。」
晃太が二実に言った。
「俺達にはたぶん何もしてこないはずです。」
すると晴南が二人を呼び止めた。
「ちょっと待ちなさい。」
晃太が晴南に言った。
「心配する必要はない。」
晴南が晃太に言った。
「そうじゃなくて面白そうだから私も一緒に行くわ。」
そして優斗と晴南そして晃太は黒輪(こくりん)の近くまでやってきた。
するとグーオンという叫び声が消えていった。
優斗が黒輪(こくりん)に向けて言った。
「ねえ、黒輪さん?あなたは僕達に悪意がある訳ではないんですよね?」
すると年老いた男性の声が響いてきた。
「どうやら気がついてくれたようだな?」
晴南が優斗に尋ねた。
「どういう事よ?」
優斗が晴南に言った。
「黒輪さんは僕達を助けようとしてくれたんだよ?」
晴南が優斗に聞き返した。
「このお化けが私たちを??」
優斗が頷いて晴南に言った。
「そう。」
優斗がみんなに言った。
「まず1番疑問だったのは明井田ではたくさんの人が意味不明に死んでるのに、九木礼では誰も死んでいない事でした。怪奇現象が起こってるのに九木礼では誰も死なずに、一方の明井田ではたくさんの人達が死んでいった事です。」
晃太がみんなに言った。
「一見すごく矛盾してる。片方では誰も死んでないのにもう片方は死体の山だ。」
優斗がみんなに言った。
「でももし二つの勢力があって片方が九木礼にいてもう片方が明井田にいると考えばどうなるかな。」
晃太がみんなに言った。
「そうなると明井田にいる勢力は今までの事からみんなに対して悪意があるのは明白だ。」
優斗がみんなに言った。
「一方の九木礼にいる勢力、たぶん黒輪さんだと思うんだけどはこっちでは誰も死んでない。となると黒輪さんはむしろ僕たちを助けようとしてるって考えが導き出せます。」
晃太がみんなに言った。
「だが俺達はなかなかその答えに辿り着けなかった。お化けは怖いものでや人々に災いをもたらすものっていう固定概念に囚われていたからだ。」
優斗がみんなに言った。
「晴南の違った視点から見てみろっていう言葉のおかげでようやくそこに気づく事ができたんだ。」
晃太がみんなに言った。
「だから少なくとも黒輪(こくりん)さんは俺達に対して悪意はないとみていいだろう。」
年配の男性の声が響いた。
「ほとんど情報がない中で我々に敵意がない事を理解してくれたのか。聡明な子供達だな。おかげで助かった。何せこの体を見た人々はほとんどが逃げ出してしまうからな。恐怖心や敵意を持たれてしまうと人々に私の言葉を届ける方法は無くなってしまうのだ。恐怖心を持たれてしまうと私の言葉は動物の鳴き声のような声になってしまうからな。」
優斗が黒輪(こくりん)に言った。
「僕たちも結局あなたが味方であるって事以外はほとんど分かっていません。今起きている状況の説明をしてもらえると助かるんですが?」
年配の男性の声が響いた。
「ああ無論だ。だが紹介しなければならない方々がいる。」
年配の男性の声が響いた。
「そろそろ霊力が貯まった頃であろうし、彼らと直接話されると良い。」
すると黒輪の数メートル横の場所に別の黒い影が姿を現した。
その黒い影は徐々に大きくなっていき人型を形成していった。
そしてその黒い影は全身に漆黒の甲冑を装備した騎士の姿になった。
甲冑には黒い炎を鎧に纏わせていた。
晴南がその影に尋ねた。
「えっとあなたは誰なの??」
その影が晴南に言った。
「私は魔王ゼルゴン様が配下のリグロという者だ。私はゼルゴン様より四魔将の称号を頂いている。ゼルゴン様というお方は異世界のドルイアという世界で我々を束ねておられるお方だ。」
優斗がリグロに尋ねた。
「その異世界のリグロさんが僕達に何の御用事なんですか?」
リグロが優斗に言った。
「うむ、ゼルゴン様より君たちを守護するように仰せつかったのだ。」
優斗がリグロに尋ねた。
「守護する?どういう意味ですか?」
リグロが優斗に言った。
「君たちの命を狙う者がいるのだ。その者達から守るように仰せつかっている。」
晃太がリグロに尋ねた。
「誰が何の目的で俺達を殺そうとしてるんですか?」
リグロが晃太に言った。
「女神セルティアだ!!異世界転生をして勇者として戦わせる為に君たちを殺そうとしているのだ!!」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる