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ベルグが大声で私にどなりつけました。
「テメエ汚いぞ!!!テメエの家の家来を連れてきたな!!!」
ベルグがイザベラに言いました。
「イザベラ!!!こんな奴ら魔法でやっつけろ!!!」
するとイザベラがベルグに言いました。
「ええ。」
私が二人に言いました。
「そんな事をしていいんですか??鎧の紋章をよく見てください!!」
ベルグとイザベラは甲冑の紋章を確認したのでした。
「王国の近衛騎士団だと??なんで近衛騎士団がここにいる??」
すると騎士団長のルーカスが二人の前にやってきた。
兜を脱ぐと大声でベルグに言ったのだった。
「ベルグ!!ブリテルス公爵家を相続したいがあまり、公爵様を手にかけるなどあってはならぬ事だぞ!!」
「ルーカス殿、それは勘違いです!!この女が公爵屋敷に侵入し、父上を無残に殺したのです。私はそれに気が付いてこの女と格闘をしていたのです。」
イザベラもベルグに同調して言いました。
「そうです。その通りです。」
「ではベルク、このローラ様が公爵様を殺した犯人だと言いたいのか??」
「まさにその通りです。」
どうやら二人とも私に罪を擦り付けるつもりですね。
残念ですけどそんな事はできませんよ。
そうしてくるだろうと私も読んでますから。
騎士団長がいぶかしげにベルグに言いました。
「ふむ?それは妙だな。ローラ様は貴殿の婚約者のはずだが。無断で公爵屋敷に侵入というのはおかしいのではないか?」
「その女とは婚約破棄したのです。」
「はてブリテルス公爵様からはそのようなお話しは一切聞いておらぬが??当然公爵様のお許しは貰っているのだろうな??」
「ううそれは。」
するとイザベラが騎士団長に大声で言いました。
「騎士ふぜいがでかい面をするな!!!お前も所詮は下民だろうが!!!騎士ごときがベルク様にでかい口を叩くな。私達は貴族様なのよ!!!」
騎士団長がイザベラの顔を確認するとイザベラに尋ねました。
「失礼ですがあなたは??」
「私の顔を見て誰か分からないの??」
「申し訳ないが存じません。名前を教えて頂けますでしょうか?」
イザベラは激高しながら大声で騎士団長に言いました。
「キイー!!!ベルフェルト男爵家令嬢のイザベラよ!!覚えておきなさい!!!」
するとイザベラは私を指さしながら騎士団長に言いました。
「この女が婚約破棄されたのを逆恨みして公爵様を殺したんです。自分の無能ぶりを棚に上げてね。」
ベルグもそれに同調します。
「そうです!!この女が全て悪いんです。そしてこの女が父上を殺した所をこの目で見ています。」
「そうよ!!!だからはやくこの女を捕まえなさい!!それが騎士の仕事でしょうが!!!」
すると騎士団長が大きな声で言いました。
「と言っていますがどうされますか?国王様??」
するといつの間にか貧相な男達がベルグの近くまでやってきていたのでした。
そして貧相な男達は深く被ったフードを取ったのです。
ベルグとイザベラはその男達の顔を見て驚愕するのでした。
「セドリック王子??」
「それにダルス国王??」
「テメエ汚いぞ!!!テメエの家の家来を連れてきたな!!!」
ベルグがイザベラに言いました。
「イザベラ!!!こんな奴ら魔法でやっつけろ!!!」
するとイザベラがベルグに言いました。
「ええ。」
私が二人に言いました。
「そんな事をしていいんですか??鎧の紋章をよく見てください!!」
ベルグとイザベラは甲冑の紋章を確認したのでした。
「王国の近衛騎士団だと??なんで近衛騎士団がここにいる??」
すると騎士団長のルーカスが二人の前にやってきた。
兜を脱ぐと大声でベルグに言ったのだった。
「ベルグ!!ブリテルス公爵家を相続したいがあまり、公爵様を手にかけるなどあってはならぬ事だぞ!!」
「ルーカス殿、それは勘違いです!!この女が公爵屋敷に侵入し、父上を無残に殺したのです。私はそれに気が付いてこの女と格闘をしていたのです。」
イザベラもベルグに同調して言いました。
「そうです。その通りです。」
「ではベルク、このローラ様が公爵様を殺した犯人だと言いたいのか??」
「まさにその通りです。」
どうやら二人とも私に罪を擦り付けるつもりですね。
残念ですけどそんな事はできませんよ。
そうしてくるだろうと私も読んでますから。
騎士団長がいぶかしげにベルグに言いました。
「ふむ?それは妙だな。ローラ様は貴殿の婚約者のはずだが。無断で公爵屋敷に侵入というのはおかしいのではないか?」
「その女とは婚約破棄したのです。」
「はてブリテルス公爵様からはそのようなお話しは一切聞いておらぬが??当然公爵様のお許しは貰っているのだろうな??」
「ううそれは。」
するとイザベラが騎士団長に大声で言いました。
「騎士ふぜいがでかい面をするな!!!お前も所詮は下民だろうが!!!騎士ごときがベルク様にでかい口を叩くな。私達は貴族様なのよ!!!」
騎士団長がイザベラの顔を確認するとイザベラに尋ねました。
「失礼ですがあなたは??」
「私の顔を見て誰か分からないの??」
「申し訳ないが存じません。名前を教えて頂けますでしょうか?」
イザベラは激高しながら大声で騎士団長に言いました。
「キイー!!!ベルフェルト男爵家令嬢のイザベラよ!!覚えておきなさい!!!」
するとイザベラは私を指さしながら騎士団長に言いました。
「この女が婚約破棄されたのを逆恨みして公爵様を殺したんです。自分の無能ぶりを棚に上げてね。」
ベルグもそれに同調します。
「そうです!!この女が全て悪いんです。そしてこの女が父上を殺した所をこの目で見ています。」
「そうよ!!!だからはやくこの女を捕まえなさい!!それが騎士の仕事でしょうが!!!」
すると騎士団長が大きな声で言いました。
「と言っていますがどうされますか?国王様??」
するといつの間にか貧相な男達がベルグの近くまでやってきていたのでした。
そして貧相な男達は深く被ったフードを取ったのです。
ベルグとイザベラはその男達の顔を見て驚愕するのでした。
「セドリック王子??」
「それにダルス国王??」
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