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ソフィーの視点
私はメリゼー達を助けるためにラインベルグ公爵邸へとやってきました。
出頭した私はすぐにリチャードの元に引きずり出されました。
「このクズ女!!!手間ばかりかけさせやがって!!!」
「さっそくだけどあんたには牢獄生活を始めてもらうわ!!!
「婚約者を牢獄に閉じ込めるとはどういうつもりですか??」
「テメエなんざ興味がないって言ってるだろうが!!!あす結婚式を執り行う。逃げるんじゃねえぞ!!」
「まあ牢屋に閉じ込められてたら逃げようがないけどねえ!!これからは薄汚い牢屋の中があんたの部屋になるわ。薄汚いクズ女のあんたには牢獄の中がピッタリだと私は思うわ。」
「全くだ!!おまえのようなクズ女は牢獄の中がお似合いだぜ!!!」
「くっくっくっ!!!本当にそうねえ!!!薄汚いあんたにはお似合いねえ!!」
「そうだ今夜さっそくこのクズ女の様子を見物しにいきましょうよ。きっと暗さと汚さで震えているわよ。このクズ女!!!」
「それはいいねえ!!!このクズ女が苦しむ姿を見れば俺様も快眠できるってもんだ!!!」
「でしょ??くっくっくっ!!!」
「はっはっはっはっ!!」
「明日に結婚式とは急ですね??何かあったんですか??」
「クズ女テメエには何の関係もねえ!!」
「そうよ!!つまらない詮索をするんじゃないわよクズ女が!!!」
「おい!!このクズ女を牢屋に閉じ込めておけ!!式が始まるまで出すんじゃねえぞ!!!」
「おい!!くず女!!今度は逃げるんじゃねえぞ!!!逃げたらメリーゼとかいうテメエのくだらない家来を処刑するからな!!」
「くっくっくっ!!最も秘宝が手に入ったらメリゼーっていう女も含めて全員私が火炎魔法で丸焼きにしてやる予定だけどねえ。」
「なんですって??私は出頭したじゃないですか結婚式にも出席します??だからみんなを助けてください!!!」
「ダメよ、クズ女!!あいつらはあんたを苦しめるのに、最高に使えるの!!あんたの目の前で一人づつ焼き殺してあげるわ!!!私のご自慢の火炎魔法でね!!!」
「そんなのひどすぎます。ロゼッタ??あなたは人の心は持っていないんですか??」
「そんなもん、持ってるわけないでしょ。私にとって大事なのはリチャード様が国王になられる事とあんたが苦しむ姿を見る事、その二つだけよ。分かった??くっくっくっ!!」
「そのクズ女はさっさと牢屋に連れていけ!!」
私はその後牢屋に放り込まれて、牢屋の中で一晩を過ごしました。
そして次の日の朝を迎えました。
私は牢屋の中で一晩を過ごし、そのまま結婚式の会場であるランベール大聖堂へと連れてこられました。
私は控室で花嫁衣裳を着せられると、リチャードの前に連れていかれました。
ランベール大聖堂での結婚式は屋外で執り行われるのが一般的であり、ここで結ばれた二人は生涯結ばれ続けると言われています。
クラトス様との結婚式もこのランベール大聖堂の屋内庭園で行われる予定でした。
まさかよりにもよってこんな男と式をあげる事になるなんて。
「さあようやくこれで秘宝ゼブリアが手に入る!!!さてとそれじゃあ結婚式を始めるぞ!!!」
「そこまでにしてもらおうか??」
「あん???」
「すぐにこの式を中止にしてもらおうか!!」
「この国の国王たるこのリチャード様に命令するとはいい度胸だな??」
「いつからリチャードが国王になったんだ??」
私はその人を見て目を輝かせました。
金色のしなやかな髪で凛々しい顔立ちのあのお方を。
「クラトス様!!!」
「テメエはボンクラ王子!!!もう来やがったのか!!!」
「リチャード??覚悟するんだな??」
「覚悟しろだあ???はん??テメエ一人なんざ全然怖くねえ!!!こいつを始末しろ!!!」
ですがだれもリチャードの命令をきこうとはしませんでした。
「どうしたなぜ動かない??」
「答えは簡単だ。」
「その者達の顔を見て見ろ!!!」
「あっ???」
リチャードは周囲にいる者達の顔を見ました。
すると大きな声でその人達に言いました。
「テメエらは誰だ??」
「ようやく気がついたか。今ここにいる者達はお前の部下ではない。」
「なんだと???」
クラトス様が手を挙げると逆にリチャードを取り囲むのでした。
「観念しろリチャード、このリーゼルトはすでに王国軍が抑えた。」
「馬鹿などういう事だ???なんでこんなに早く戻ってこれた!!!」
「転移魔法のテレポートをつかったのさ!!!」
「馬鹿な!!!ここでは転移魔法は使えないはずよ!!!」
「秘宝ゼブリアの力だ!!!最もゼブリアの力を発揮したのは私の力ではないがな!!!ソフィーの心からの願いにゼブリアがその願いを叶えてくれたんだ。」
リチャードがロゼッタに言いました。
「ロゼッタすぐにここに残っている兵士達を結集させろ!!!通信魔法でここに集めるんだ!!!」
「ええ。」
するとリチャードの前に一人の男性が現れました。
「無駄だ!!!リチャード!!!公爵家の兵士達には降参するように命令を出しておいた。もうすでにほとんどの兵士達が降参しているぞ。」
「バルシス!!!テメエ!!なぜ公爵家の当主であるこのリチャード様に刃を向ける!!!テメエはこのリチャード様に大恩があるだろうが!!!」
「リチャード!!表現は正しくする事だな!!!大恩があるのは前公爵フロイム様にであってリチャードお前にではない!!!フロイム様の名を汚し続けるリチャード、もうお前には付き合いきれないという事だ!!!」
「なんだと!!!!」
「リチャード、部下にも見捨てられたな。」
「くそ!!!どいつもこいつもふざけやがって!!!」
私はメリゼー達を助けるためにラインベルグ公爵邸へとやってきました。
出頭した私はすぐにリチャードの元に引きずり出されました。
「このクズ女!!!手間ばかりかけさせやがって!!!」
「さっそくだけどあんたには牢獄生活を始めてもらうわ!!!
「婚約者を牢獄に閉じ込めるとはどういうつもりですか??」
「テメエなんざ興味がないって言ってるだろうが!!!あす結婚式を執り行う。逃げるんじゃねえぞ!!」
「まあ牢屋に閉じ込められてたら逃げようがないけどねえ!!これからは薄汚い牢屋の中があんたの部屋になるわ。薄汚いクズ女のあんたには牢獄の中がピッタリだと私は思うわ。」
「全くだ!!おまえのようなクズ女は牢獄の中がお似合いだぜ!!!」
「くっくっくっ!!!本当にそうねえ!!!薄汚いあんたにはお似合いねえ!!」
「そうだ今夜さっそくこのクズ女の様子を見物しにいきましょうよ。きっと暗さと汚さで震えているわよ。このクズ女!!!」
「それはいいねえ!!!このクズ女が苦しむ姿を見れば俺様も快眠できるってもんだ!!!」
「でしょ??くっくっくっ!!!」
「はっはっはっはっ!!」
「明日に結婚式とは急ですね??何かあったんですか??」
「クズ女テメエには何の関係もねえ!!」
「そうよ!!つまらない詮索をするんじゃないわよクズ女が!!!」
「おい!!このクズ女を牢屋に閉じ込めておけ!!式が始まるまで出すんじゃねえぞ!!!」
「おい!!くず女!!今度は逃げるんじゃねえぞ!!!逃げたらメリーゼとかいうテメエのくだらない家来を処刑するからな!!」
「くっくっくっ!!最も秘宝が手に入ったらメリゼーっていう女も含めて全員私が火炎魔法で丸焼きにしてやる予定だけどねえ。」
「なんですって??私は出頭したじゃないですか結婚式にも出席します??だからみんなを助けてください!!!」
「ダメよ、クズ女!!あいつらはあんたを苦しめるのに、最高に使えるの!!あんたの目の前で一人づつ焼き殺してあげるわ!!!私のご自慢の火炎魔法でね!!!」
「そんなのひどすぎます。ロゼッタ??あなたは人の心は持っていないんですか??」
「そんなもん、持ってるわけないでしょ。私にとって大事なのはリチャード様が国王になられる事とあんたが苦しむ姿を見る事、その二つだけよ。分かった??くっくっくっ!!」
「そのクズ女はさっさと牢屋に連れていけ!!」
私はその後牢屋に放り込まれて、牢屋の中で一晩を過ごしました。
そして次の日の朝を迎えました。
私は牢屋の中で一晩を過ごし、そのまま結婚式の会場であるランベール大聖堂へと連れてこられました。
私は控室で花嫁衣裳を着せられると、リチャードの前に連れていかれました。
ランベール大聖堂での結婚式は屋外で執り行われるのが一般的であり、ここで結ばれた二人は生涯結ばれ続けると言われています。
クラトス様との結婚式もこのランベール大聖堂の屋内庭園で行われる予定でした。
まさかよりにもよってこんな男と式をあげる事になるなんて。
「さあようやくこれで秘宝ゼブリアが手に入る!!!さてとそれじゃあ結婚式を始めるぞ!!!」
「そこまでにしてもらおうか??」
「あん???」
「すぐにこの式を中止にしてもらおうか!!」
「この国の国王たるこのリチャード様に命令するとはいい度胸だな??」
「いつからリチャードが国王になったんだ??」
私はその人を見て目を輝かせました。
金色のしなやかな髪で凛々しい顔立ちのあのお方を。
「クラトス様!!!」
「テメエはボンクラ王子!!!もう来やがったのか!!!」
「リチャード??覚悟するんだな??」
「覚悟しろだあ???はん??テメエ一人なんざ全然怖くねえ!!!こいつを始末しろ!!!」
ですがだれもリチャードの命令をきこうとはしませんでした。
「どうしたなぜ動かない??」
「答えは簡単だ。」
「その者達の顔を見て見ろ!!!」
「あっ???」
リチャードは周囲にいる者達の顔を見ました。
すると大きな声でその人達に言いました。
「テメエらは誰だ??」
「ようやく気がついたか。今ここにいる者達はお前の部下ではない。」
「なんだと???」
クラトス様が手を挙げると逆にリチャードを取り囲むのでした。
「観念しろリチャード、このリーゼルトはすでに王国軍が抑えた。」
「馬鹿などういう事だ???なんでこんなに早く戻ってこれた!!!」
「転移魔法のテレポートをつかったのさ!!!」
「馬鹿な!!!ここでは転移魔法は使えないはずよ!!!」
「秘宝ゼブリアの力だ!!!最もゼブリアの力を発揮したのは私の力ではないがな!!!ソフィーの心からの願いにゼブリアがその願いを叶えてくれたんだ。」
リチャードがロゼッタに言いました。
「ロゼッタすぐにここに残っている兵士達を結集させろ!!!通信魔法でここに集めるんだ!!!」
「ええ。」
するとリチャードの前に一人の男性が現れました。
「無駄だ!!!リチャード!!!公爵家の兵士達には降参するように命令を出しておいた。もうすでにほとんどの兵士達が降参しているぞ。」
「バルシス!!!テメエ!!なぜ公爵家の当主であるこのリチャード様に刃を向ける!!!テメエはこのリチャード様に大恩があるだろうが!!!」
「リチャード!!表現は正しくする事だな!!!大恩があるのは前公爵フロイム様にであってリチャードお前にではない!!!フロイム様の名を汚し続けるリチャード、もうお前には付き合いきれないという事だ!!!」
「なんだと!!!!」
「リチャード、部下にも見捨てられたな。」
「くそ!!!どいつもこいつもふざけやがって!!!」
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