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#43 役者は揃った
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「わあ、とても可愛いお家! 私、小さい頃はこんなお家に住みたいなぁって思っていたんですよ」
ユリアが目を輝かせながら家の中を見て回る。モチツキは初対面ということもあり、緊張している面持ちだった。ああ見えて意外と繊細な性格なのかな?
「えっへん!」
モフモフは胸を張る。俺はというと椅子に腰かけ、モフモフに出してもらったココアを啜っていた。甘い。
「それにしてもモフモフすごいな、一体いくら稼いだんだよ」
俺は思い切って聞いてみることにした。
「んー、ざっと1500万ヴィルくらいかな!」
「えっ」
「せ、せんごひゃくまん……?」
思わずココアを吹き出しそうになる。レベル上げの仕方も分からなかったモフモフがここまで金を稼ぐとは……。
「シエルがなかなか遊んでくれないから一人でも出来る武器作りにチャレンジしてみたんだよ。そしたらすっかりハマっちゃってさー!」
そういやモフモフは戦闘もやたら上手だったし、ああ見えて天賦の才の持ち主なのかもしれないな。人は見かけによらないとは言ったものだ。
「はぁ……お金持ちっていいよなー」
モチツキが小さく溜息をもらす。
この世界はゲームの世界にも関わらず、現実と同じような悲しき格差社会になっている。モンスターやフィールドから素材を集めて売るのが底辺労働者。そして、底辺が集めた素材を買い集め、装備品を作り出して大きな利益を得るのが富裕層となるわけだ。
「しかし、こんな短期間で稼げるものなのか?」
「えっとねー、ちょっとしたコツを掴んだらポンポンと“優”の武器が作り出せるようになったの! 高く売れるからそれで稼いだんだ! 今から作るから見ててよ!」
モフモフはハンマーを持ち、なにやら武器を作り始めた。
武器や防具を作り出したとき『不可、可、良、優』の順でシステムに評価される。評価が良い装備はその分、強化出来る回数が増えるので、通常よりも高い値段で売れるのだ。
「出来た! 優の武器だよ! これ一本で大体2万ヴィルくらいの利益かな」
マジかよ、“良”を取ることでさえ難しいと言われているのに、この短時間で“優”の武器を作り出せるなんて。時給換算したらいくらになるんだろ。
ちくしょう、俺だってあの圧縮ボックスに入っているアイテムを換金すればそれなりの金持ちになれるのに。そうすればここで自慢することも出来るのに……。心の中でそんな欲を抑えながらココアを飲み干す。
「ねえ、シエルも鍛冶を始めてみたらー? 儲かるよ~!」
「うーん……」
モフモフに勧められたけど、実はスカイの時に武器鍛冶に挑戦したことがある。ハンマーで適当にトンテンカンと打つイメージだが、力加減や打つ場所など、武器鍛冶って戦闘とはまた違ったテクニックが必要で、俺にはどうも合わなかった。結局赤字が続き、あれから全くやっていない。
「俺はセンス無さそうだしいいかな……」
「そっかー」
武器鍛冶って鉱石系の素材が必要になるんだったよな。たしか前にフィロソフィとレベル上げに行ったときに鉄鉱石をいくつか手に入れたはずだ。
「そうそう、鉄鉱石持っていたからやるよ。武器鍛冶で使うだろう?」
「ホント!? 助かる~! 今度なにか武器を作ってあげるね!」
鉄鉱石が入った布袋をモフモフに手渡す。
そうだ、モフモフもギルドに誘ってみたらどうだろう。何かと気が合うし、一人で遊ぶことも無くなるんじゃないかな。つうか、どうして今まで思いつかなかったんだろう。
「なあ、良かったら俺たちのギルドに入らないか?」
「あ、いいですね!」
ユリアが手を合わせて賛成してくれる。
「え、いいの? 前に町を歩いていたら誘われたんだけど、よく分かんないから断っちゃったんだよね」
モフモフが嬉しそうにピョンと跳ねる。
「もちろん大歓迎だよ。それじゃ誘うぜ?」
「うん!」
【“わたあめ”がギルドに加入しました】
「わーい! よろしくね、シエル、ユリア、もちこ~!」
モフモフは俊敏な動きで俺たち3人に握手をして回る。
「も、もちこ?」
モチツキが目をぱちくりとさせる。
「もちこ、いい名前じゃないか」
俺は頷く。
「可愛くて良いと思いますよ!」
「もちこ、もちこー!」
「もちこって……まあ、いいけどさ。しかし、このギルド女の子を誘いすぎじゃないか?」
もちこが呆れたように腕を組んで苦笑いを浮かべる。
「シエルさん、わざと女の子ばかりを誘っているんですか?」
「いや、そんなつもりはない。たまたまだって」
俺は即座に否定する。
「うーわ、シエルじゃなくてシエロだね。やーらしー」
モフモフは悪魔的な笑みを浮かべてからかってくる。
「誰がシエロだよ。それにモフモフは男だろう?」
俺がそう言うと、その場の空気は凍り付いた。
「シエルさん、モフモフは女の子ですよ!」
「シエロひどーい!」
「ひどいやつだなあ」
みんなから責められる俺。つかモフモフの毛玉に包まれていて男女を区別する方法無くねーか? そもそもアバターで声変えられるんだし中身なんて分からないだろ……。
謎だ……。これは今までDOMを続けてきた中でもかなりの謎である。
「と、ともかく、これでギルドメンバーは4人。ちょうどパーティを組める人数になったし、ギルドでレベル上げとか色々冒険出来るようになったぞ!」
「うむ。職業も魔法使いに神官、吟遊詩人、そして私の盗賊でバランスも良いしな」
「ギルド内も賑やかになりますね!」
「姫サーのオタ、シエロ!」
やれやれ、1人増えただけでここまでうるさくなるとはな。でも、こんなのも悪くないなって少しずつ思い始めてきた俺もいる。いっそ全てを忘れてスローライフに転じるのもいいかもしれないな。
……いいや、やはり初志貫徹というものが重要であって、そんなことを考えるのは全てを終わらせてからだよね。その時の俺はきっと純粋に楽しめるプレイヤーになっていると思う。今はそう信じて。
ユリアが目を輝かせながら家の中を見て回る。モチツキは初対面ということもあり、緊張している面持ちだった。ああ見えて意外と繊細な性格なのかな?
「えっへん!」
モフモフは胸を張る。俺はというと椅子に腰かけ、モフモフに出してもらったココアを啜っていた。甘い。
「それにしてもモフモフすごいな、一体いくら稼いだんだよ」
俺は思い切って聞いてみることにした。
「んー、ざっと1500万ヴィルくらいかな!」
「えっ」
「せ、せんごひゃくまん……?」
思わずココアを吹き出しそうになる。レベル上げの仕方も分からなかったモフモフがここまで金を稼ぐとは……。
「シエルがなかなか遊んでくれないから一人でも出来る武器作りにチャレンジしてみたんだよ。そしたらすっかりハマっちゃってさー!」
そういやモフモフは戦闘もやたら上手だったし、ああ見えて天賦の才の持ち主なのかもしれないな。人は見かけによらないとは言ったものだ。
「はぁ……お金持ちっていいよなー」
モチツキが小さく溜息をもらす。
この世界はゲームの世界にも関わらず、現実と同じような悲しき格差社会になっている。モンスターやフィールドから素材を集めて売るのが底辺労働者。そして、底辺が集めた素材を買い集め、装備品を作り出して大きな利益を得るのが富裕層となるわけだ。
「しかし、こんな短期間で稼げるものなのか?」
「えっとねー、ちょっとしたコツを掴んだらポンポンと“優”の武器が作り出せるようになったの! 高く売れるからそれで稼いだんだ! 今から作るから見ててよ!」
モフモフはハンマーを持ち、なにやら武器を作り始めた。
武器や防具を作り出したとき『不可、可、良、優』の順でシステムに評価される。評価が良い装備はその分、強化出来る回数が増えるので、通常よりも高い値段で売れるのだ。
「出来た! 優の武器だよ! これ一本で大体2万ヴィルくらいの利益かな」
マジかよ、“良”を取ることでさえ難しいと言われているのに、この短時間で“優”の武器を作り出せるなんて。時給換算したらいくらになるんだろ。
ちくしょう、俺だってあの圧縮ボックスに入っているアイテムを換金すればそれなりの金持ちになれるのに。そうすればここで自慢することも出来るのに……。心の中でそんな欲を抑えながらココアを飲み干す。
「ねえ、シエルも鍛冶を始めてみたらー? 儲かるよ~!」
「うーん……」
モフモフに勧められたけど、実はスカイの時に武器鍛冶に挑戦したことがある。ハンマーで適当にトンテンカンと打つイメージだが、力加減や打つ場所など、武器鍛冶って戦闘とはまた違ったテクニックが必要で、俺にはどうも合わなかった。結局赤字が続き、あれから全くやっていない。
「俺はセンス無さそうだしいいかな……」
「そっかー」
武器鍛冶って鉱石系の素材が必要になるんだったよな。たしか前にフィロソフィとレベル上げに行ったときに鉄鉱石をいくつか手に入れたはずだ。
「そうそう、鉄鉱石持っていたからやるよ。武器鍛冶で使うだろう?」
「ホント!? 助かる~! 今度なにか武器を作ってあげるね!」
鉄鉱石が入った布袋をモフモフに手渡す。
そうだ、モフモフもギルドに誘ってみたらどうだろう。何かと気が合うし、一人で遊ぶことも無くなるんじゃないかな。つうか、どうして今まで思いつかなかったんだろう。
「なあ、良かったら俺たちのギルドに入らないか?」
「あ、いいですね!」
ユリアが手を合わせて賛成してくれる。
「え、いいの? 前に町を歩いていたら誘われたんだけど、よく分かんないから断っちゃったんだよね」
モフモフが嬉しそうにピョンと跳ねる。
「もちろん大歓迎だよ。それじゃ誘うぜ?」
「うん!」
【“わたあめ”がギルドに加入しました】
「わーい! よろしくね、シエル、ユリア、もちこ~!」
モフモフは俊敏な動きで俺たち3人に握手をして回る。
「も、もちこ?」
モチツキが目をぱちくりとさせる。
「もちこ、いい名前じゃないか」
俺は頷く。
「可愛くて良いと思いますよ!」
「もちこ、もちこー!」
「もちこって……まあ、いいけどさ。しかし、このギルド女の子を誘いすぎじゃないか?」
もちこが呆れたように腕を組んで苦笑いを浮かべる。
「シエルさん、わざと女の子ばかりを誘っているんですか?」
「いや、そんなつもりはない。たまたまだって」
俺は即座に否定する。
「うーわ、シエルじゃなくてシエロだね。やーらしー」
モフモフは悪魔的な笑みを浮かべてからかってくる。
「誰がシエロだよ。それにモフモフは男だろう?」
俺がそう言うと、その場の空気は凍り付いた。
「シエルさん、モフモフは女の子ですよ!」
「シエロひどーい!」
「ひどいやつだなあ」
みんなから責められる俺。つかモフモフの毛玉に包まれていて男女を区別する方法無くねーか? そもそもアバターで声変えられるんだし中身なんて分からないだろ……。
謎だ……。これは今までDOMを続けてきた中でもかなりの謎である。
「と、ともかく、これでギルドメンバーは4人。ちょうどパーティを組める人数になったし、ギルドでレベル上げとか色々冒険出来るようになったぞ!」
「うむ。職業も魔法使いに神官、吟遊詩人、そして私の盗賊でバランスも良いしな」
「ギルド内も賑やかになりますね!」
「姫サーのオタ、シエロ!」
やれやれ、1人増えただけでここまでうるさくなるとはな。でも、こんなのも悪くないなって少しずつ思い始めてきた俺もいる。いっそ全てを忘れてスローライフに転じるのもいいかもしれないな。
……いいや、やはり初志貫徹というものが重要であって、そんなことを考えるのは全てを終わらせてからだよね。その時の俺はきっと純粋に楽しめるプレイヤーになっていると思う。今はそう信じて。
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