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あとがき。※読まなくても大丈夫です。
しおりを挟むということで、主人公は実はおねえ口調な王太子殿下でした。
作中での問題は特になにも解決していませんが……まぁ、あの二人ならどうにかすると思います。
この話は、王子や高位貴族の坊っちゃん達が元、だったり現在進行形で平民女子に心惹かれる理由はなんだろうな? と思い、魅了、洗脳、薬物、呪い、物語の強制力、その他を除くと、遺伝子なんじゃね? と思ったのがきっかけでできた話です。
血族婚を繰り返していると、遺伝子構造が似て来るため、病気なんかに弱くなるそうです。
言い方は悪いですが、血統書付きのペットが雑種ペットよりもデリケートなのと同じ理由です。
リアルの歴史でも、どこぞの王族が血族婚を繰り返して虚弱だったり、子供が生まれ難かったり、奇形児だったり、精神異常者が多くなったりなどの弊害もあったそうなので。
遺伝子構造が近い貴族令嬢より、遺伝子構造の遠い人を、本能で求めちゃうのかな? と。
月白ヤトヒコの別作品、『お城で愛玩動物を飼う方法』とは、真逆の話になりました。
読んでくださり、ありがとうございました。
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