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登場人物紹介。4※読まなくても大丈夫です。
しおりを挟む高等部編の登場人物紹介。3
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主人公……ネイサン・ハウウェル。
愛称……ネイト。ねえ様。
ネイサン。ネイサン様。ハウウェル。ハウウェル様。
ハウウェル先輩の弟。ハウウェル様の弟。
勇者様の弟、『ケイト様を見守る会』の永世名誉会長。(←本人は拒否したが、前会長、現会長、幹部役員が揃って認め、勝手に決められて超迷惑)
金茶の長い髪に、ペリドットの瞳。祖母譲りの美貌。
高等部二年に上がり、乗馬クラブの副部長に就任。
学年が上がった途端に変な人に絡まれたり、義姉予定のケイトに売られた喧嘩の肩代わりをして軽々勝利。
負けん気の強さは相変わらず。
再会した後輩に怪我をさせられたりと、不遇と言えば不遇?
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虚弱だった兄……セディック・ハウウェル。
愛称……セディー。
セディック先輩。ハウウェル先輩。
ハウウェル様。セディック様。
婚約をしてからは、一部の特殊な趣味を持つ人達から密かに『勇者様』と崇められていたりする。
栗色の髪にブラウンの瞳。おっとりとした顔立ち。ネイサンよりは地味だが、実はそれなりに整っている。
現在19歳。ネイサンと入れ替わりに学園を卒業。
あんまり身体が強くなかったけど、そこそこ普通になった。でも、もやしっ子のまま。
運動が苦手なので、ダンスなども苦手。でも、婚約したのでせめて二回は踊れるようにならないといけず、現在おばあ様とトレーニングで四苦八苦中。
ケイト・セルビア伯爵令嬢を婚約者にしたことで、一部特殊な趣味を持つ学園関係者達の非公式組織『ケイト様を見守る会』の会員から、『勇者様』と称えられているが、無論セディー本人は知らない。
最近は、婚約者のケイトと一緒に未来の貴族当主達の家庭教師をしている。
ネイサンと会える機会が減って、ちょっと寂しい。ブラコンは変わらず……というか、そのせいでむしろ加速気味?
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同級生……レザン・クロフト。
高等部二年。ネイサンと一緒に乗馬クラブ副部長に就任。
相変わらず、惚けた脳筋。トレーニング大好き。
男三人兄弟の末っ子。
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同級生……テッド・メルン。
高等部二年。普通クラス。乗馬クラブ所属。
相変わらず、お調子者。そして、女の子が絡むと暴走&錯乱するのも変わらず。
勉強は、平民の学校では余裕だったのに、貴族の通う学校では普通クラスギリギリ。
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同級生……リール・グレイ。
高等部二年。上位クラスの特待生。
没落貴族。父親が商売女に入れ上げ、借金を残して蒸発。その後、母親がリールを妊娠していると判明。しかし、離縁。生まれたばかりのリールを祖母へ引き渡し、自分は金持ちの後妻に収まった……という、なかなかハードな家に生まれる。
借金を返す為に土地、家、爵位を売った所謂没落貴族。
以前は祖母と二人暮らしをしていたが、リールが寮へ入るのをきっかけにしてアパートを引き払い、祖母は貴族宅で住み込みの家庭教師をしている。なので、休暇中も帰省はしない。
実は父の作った借金は水増しされていて、本当なら爵位や家を売らないで済んだではないか? と疑惑を持ったので、法律家を目指す。苦労した祖母に楽をさせたいと思っているので、勉強には貪欲。
実父のやらかしを聞き、「女には気を付けなさい」と祖母に口酸っぱく言われて育った為、女性不審気味。
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後輩……エリオット・フィールズ。
小柄な身長でアルトの声質。おまけに美少女系な顔立ち。
高等部一年。上位クラス。
ネイサンとレザンが以前に通っていた騎士学校の後輩。二人に懐いていて、見掛けたらすぐに駆け寄って来る。
年の離れた三人の姉達と婚約者のイトコに長年オモチャにされていた為、女性恐怖症気味。よく泣き言を言って、実際に泣く。
美少女な顔を揶揄われるのが嫌で、ストールを巻いて顔を隠して教室に通う。そんな奇行が目立ち、同級生の友人はできていないが、本人は全く気にしていない天然な性格。
甘ったれでよく泣く割に、かなり打たれ強い。美少女な顔に似合わず、身体能力は高め。体術が得意。
フィールズ伯爵家の長男ではあるが、本家である公爵家の時期当主としての教育も受けていた為、学力も高い。
ダンスの男女両方のパートを踊れたり、刺繍や髪結いができたりと、姉達にいろんな意味で可愛がられていた為、女子力も高かったりするという結構なハイスペック。でも、不憫。
なんだかんだ、ネイサン達に可愛がられている。
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先輩兼、兄の婚約者……ケイト・セルビア。
高等部三年。乗馬クラブ部長に就任。
『ネイサンのことを、自分の弟のように可愛がってもいい』と思ったら、セディーの婚約者になるという賭けに、負けてもいい……と思ったので、セディーと契約を交わしての婚約。
普段は凛々しくてクールだが、年の離れた弟リヒャルトへの愛情が迸り、でれっでれになるブラコン。ネイサンに「姉上」と呼ばれて、満更でもない様子。
まだ婚約したてだというのに、ブラコンが意気投合してお互いの弟を可愛がり合ったりと、既に熟年夫婦のような雰囲気を醸している。
セディーと一緒に、未来の当主達に家庭教師をしている。
特殊な趣味を持つ学園関係者、『ケイト様を見守る会』の人達に崇められていることは全く知らない。
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リヒャルト・セルビア。
ケイト・セルビアの年の離れた弟。
セルビア家待望の長男。ケイトの愛情を一身に受けて育った、素直で可愛らしい男の子。
「セディーにいさま、ネイトにいさま」と呼んでハウウェル兄弟に懐く。
そして、無邪気な「にいさま」呼びでセディーをめろめろにした恐ろしい子っ!! (笑)
多分、既に手遅れなシスコン。
セディーとケイトから可愛がられ、英才教育を受ける将来有望な男の子。
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後輩……レイラ・フィールズ。
一年。普通クラス。
フィールズ公爵令嬢。
キツめな顔をした美少女。
エリオット・フィールズのイトコで、元婚約者。
エリオットの姉達と一緒になって遊び、エリオットを女性恐怖症にしたうちの一人。
ワガママお嬢様……だったが、目の仇にしていたネイサンにガツンと言われて反省。
淑女教育を受け直し、エリオットとの婚約は解消。のち、和解。
視野が狭い直情型の性格。けど、悪いと思ったら素直に謝れる子でもある。でも、ツンデレ。エリオット程ではないけど、実は天然。
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エリオットのイトコ……ルリア・フィールズ。
レイラ・フィールズの年の離れた妹。
年下の妹ではあるが、ルリアの方が姉のレイラよりも思慮深い。フィールズ公爵だった祖父から、「男だったらよかったのに」と言われる程に優秀。
フィールズ家は近年、エリオット以外に男子が生まれておらず、当初はレイラが婚約者でエリオットを入り婿にして公爵位を継がせる予定だった。
しかし、エリオットの女性恐怖症とレイラのやらかしで、二人の婚約の見直し。
幼い頃からエリオットを慕っていたルリアが当主に名乗りを上げ、エリオットとの婚約を結び直す。
女公爵になるべく、次期侯爵であるセディーと伯爵家当主候補だったケイトに教えを請う。
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騎士学校の同級生……キアン。
学生時代にはキアン・ナーガルージュナと名乗っていた。
通称……物乞い殿下。某王族。破天荒王族。変人。
自称……ただのキアン。物乞いでも、変なにーちゃんでも好きに呼ぶがいい!
勉強した外国語の教科書がかなり古かった為、一部古語を使用したりと言葉遣いが古臭い。
長めの黒髪に琥珀の瞳。褐色の肌を持つ、オリエンタルで野生的、且つ優美さも持ち合わせる美形。
国王よりも賢いと名高かった王妹と、奴隷の父を持つ複雑な出自の公子。
下から数えた方が早い感じに低い王位継承権を持っているが、本人的にはドブに捨てたい程忌々しいと思っている。
現国王は優秀だった妹を憎く思っているらしく、生まれる前から母子共々命を狙われ捲り。
現在でも、『賢王女の息子』を担ぎ出そうという輩や、それに付随するように暗殺者が湧いて出る為、色々面倒で騎士学校卒業後は国には帰らず放浪中。
両親とは、幼少期に死別。母の側近(高齢のじじばば)に育てられる。
不審な事故、暗殺が身近だった超絶サバイバー。一人でなんでもできるようにと、いろんな技術を仕込まれて育ち、それらをある程度習得している為、めちゃくちゃハイスペック。
生まれの身分は高い筈だが、環境のせいで少々野生児気味の、かなり変人。
父親は、王家に凶兆を齎したとして奴隷に落とされた占者の血筋の者。その能力を受け継いだ為、『最悪』の未来を予見することができる。
偶に降りて来る予見と、鍛えた腕っ節、知識を駆使して生き残って来た。幼少期から他人の『最悪』を幾度となく視て育った為、どこか達観した生死観を持つ。
自分が助けたいと思った人には、視えた『最悪』を回避させようと、他人には意味不明な忠告や言動をすることがある。
__________
すみません。登場人物紹介です。(´ε`;)ゞ
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