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「お義母様、私はお兄様やお義母様やお兄様達、ケイに危険が及ぶようならば、どれだけお義母様に心配をかけるようになろうとも、危険を犯します。ごめんなさい。」

結局弁明が何も思いつかなかった私は、自分の本当の気持ちを告げることにしました。まぁ、口先だけの嘘よりはよっぽどいいですよね?

「でも、それくらい私にとって家族は大事なのです。親不孝をお許しください。お義母様。」

「ずびっ、本当に親不孝で馬鹿な子、でも、ひっく、そうね。シャルはそういう子よね。」

お義母様は諦めたように首を振って私達3人の顔を順に見つめました。

「無茶をするのはいいけれど、ずびっ、絶対に死んではいけません!!分かりましたか?」

「「あぁ、」」「はい、お義母様。」

お義母様は満足したように返事をした後、お父様に肩を抱かれました。

「そういえばシャル、誕生日がもうすぐだが何か欲しいものはあるか?」

「………………家族水入らずで過ごす時間が欲しいです………。」

「「「「シャル!!」」」」

私の率直な感想に、お父様やお義母様、お兄様達が嬉しそうな声を上げました。私はそんなに嬉しいことを言ったのでしょうか?これは完全なる私の我儘なはずです。ましてやお忙しいお父様やお義母様に時間を作れなど、本来は言ってはいけないことなはずです。

「………ごめんなさい。忘れてください………。」

「いいや、今年はいつもよりも時間を取ることにしよう。家族みんなで何かに取り組むのも楽しいかもしれないな。」

「ですが………。」

私が口を開こうとすると、お父様が私を黙らせるように頭を撫でました。
ふわふわでぽかぽかします。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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