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✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖

 各教科ごとに課題を出され、羽目を外さないように、危険なことをしないように、事故に遭わないように、健康に気を付けるように、課題を忘れないように、という諸々の注意を受け・・・

 午前中の授業と、そして――――

 前期の授業終了!!

 これで後は、午後三時からダンスホールで始まる生徒間交流会を終えれば、帰省してもOK♪

 まぁ、休暇はどうするのか? と、やたら予定を聞いて来たり、旅行や別荘などに誘って来るような人がいたりしますが、「わたしは家に帰ります」とレザンに対応するように(さすがに無表情ではなくて作り笑顔で)ずっと同じことしか答えなかったら、引き攣った顔をして諦めてくれますけど。

 わたしの予定を聞いて、どうするつもりなんでしょうかねぇ?

 そんなことを思いながら時間が過ぎ――――

「お、なんだハウウェル、制服かよー。つか、いつもと変わんねー」
「そう言うテッドの方こそ、あんまり変わらないね」

 セルビア嬢が制服で出席するとのことで、わたしも制服での参加です。

「バカ言え、俺はいつもより数段気合入っとるわ!」
「ふぅん……」
「つか、お前らが変わらなさ過ぎ! ちったぁそわそわくらいしろや!」
「ふむ……食事は楽しみだな!」
「食い気かよ!」
「立食パーティー形式みたいだから、軽食が中心なんじゃない?」
「そうか・・・」

 心なし、しょんぼりするレザン。コイツ、なかなかの大食いだからなぁ。

「まぁ、交流会が終わった後でも、希望者には寮で夕食が出るらしいよ?」

 交流会は、午後三時から午後七時までの四時間程。参加は自由。中座も自由。寮で過ごすのも自由。

 ただ、帰省するのは交流会が終了してから、というのが決まっているけど。

「それなら安心だな!」
「そうじゃなくて! 女の子とお知り合いになれるかな? 仲良くなれちゃったりしたりなんかしたら嬉しいな♪の、ウキドキワクテカなそわそわ緊張感はないのかお前らはっ!? 副部長なんか、年上で美人なおねーさんなんだぞっ!? ……変なファンがいたりするけど……」
「え? わたし婚約者いるんだけど」

 セルビア嬢は、確かにクール系の美女で……特殊な趣味をしたファンもいますけど……彼女相手には、特にドキドキしたりはしませんね。むしろ、あの弟さんへのほとばしる愛情には、どことなく親近感が湧きますが。

「あーそーだったなっ!? ハウウェルより美人だって噂の婚約者様なっ!? 自慢かコノヤロー!!」

 またなんか、面倒な絡みモードになった。厄介な。う~ん・・・

「テッド」
「あ? なんだよ!」
「そんな怖い顔して、女子生徒に声を掛ける気?」
「っ!?」
「それはいかんな。女性の前であまり物騒な気配を醸し出していると、怯えさせてしまうぞ?」
「っ……レ、レザンがなんかまともなこと言ってやがるっ!?」

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