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しおりを挟む短めです。まだメンタルがあれなんで、書けなかったら休んだりとかするかもです。
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厩舎で美人さんにお礼を言って別れて、汗を流してから夕食。
いつものように食堂に向かい――――がやがやとした雰囲気と、いつにない喧騒で思い出した。
「そういえば・・・」
今朝からこうだった、と。
学年や身分の異なる男子生徒達があちこちで固まり、友人同士で楽しげに会話を交わし合い、あまり上品とは言えないようなマナーで料理を食べる男子がいて、それに不快そうに顔を顰める男子がいて、ゲラゲラ笑う声が上がったりと、朝よりも幾分騒がしい。
喧嘩のような声も偶に混じっているが、小競り合いにまで発展する気配も無さそうだし、平和なのはいいことだ。
いいこと、なんだけど・・・
「満席かぁ……」
腹減りのときに食堂の席が空いてないのは、ちょっと切ない。
食事を注文して、席を探してうろうろするのもあんまり好きじゃない。折角のごはんが冷めてしまう。熱々のごはんをゆっくり味わって食べるというのは、とても贅沢な時間なので、少し迷う。
出直すか、どうか・・・
まぁ、出直したとして、その時間も席が空いてるかは不明なんだけど。
今までとは勝手が違って来るようだし、食堂の混む時間帯のリサーチをやり直ししなくてはいけないだろう。とはいえ、このリサーチは大概の男子寮生全員にも言えることなんだけど。
輩が鳴りを潜めてから初めての食堂でのこの盛況なら、みんなが探り探りの状態。
数週間……早ければ、来週再来週にもある程度の不文律ができて来ると思う。
まぁ、その不文律が確立する前に、何事もなければ・・・という感じだけど。
なんて考えていると、ちらほらと席を立つ人の姿が見えた。これなら・・・
お腹も空いてることだし。戻るのはやめにして、ごはんにしますか。
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