わたくし、愛する二人を引き裂く悪女なのですって。ならば、全力で務めさせて頂きますわ!
わたくしには、一つ年下の病弱な妹が居ります。
ちなみに、わたくしは後継ぎとして厳しく教育が施されていますが。まあ、俗に言う『病弱な妹ばかりを可愛がる家族』というやつですわね。娯楽本でこういう、虐げられる姉という本を読みましたの。
一応、最低限の世話はされていますので。少々困った妹と、そんな妹を甘やかす家族や使用人達に囲まれて暮らしていたのですけど――――
「すまないが、君とは結婚できない。俺は、彼女を愛してしまったんだ」
「ごめんなさい、お姉様。わたくしがいけないの……」
差し詰め、彼らの中ではわたくしは愛する二人を引き裂く悪役令嬢……いえ、悪女と言ったところでしょうか?
「彼女のお腹には、俺の子がいる。予定通り、彼女と結婚して俺がこの家に婿入りする」
あらあら、なんだかとんでもないことを暴露されましたわぁ!
様々な事情を鑑みて――――
わたくしは、愛する二人を引き裂く悪女を……及ばずながら務めさせて頂きますわ!
大きく息を吸って――――
「この、獣っ! 獣、獣! 獣が! わたくしの愛する妹に無体をっ!? 病弱で臥せっていた妹を、無理矢理手籠めにしたとっ!? 誰か、誰か、その男を、獣を妹から引き剥がしてっ!? 妹を守ってちょうだいっ!!」
さて、わたくしは立派に『愛する二人を引き裂く悪女』役を務められたでしょうか?
設定はふわっと。
ちなみに、わたくしは後継ぎとして厳しく教育が施されていますが。まあ、俗に言う『病弱な妹ばかりを可愛がる家族』というやつですわね。娯楽本でこういう、虐げられる姉という本を読みましたの。
一応、最低限の世話はされていますので。少々困った妹と、そんな妹を甘やかす家族や使用人達に囲まれて暮らしていたのですけど――――
「すまないが、君とは結婚できない。俺は、彼女を愛してしまったんだ」
「ごめんなさい、お姉様。わたくしがいけないの……」
差し詰め、彼らの中ではわたくしは愛する二人を引き裂く悪役令嬢……いえ、悪女と言ったところでしょうか?
「彼女のお腹には、俺の子がいる。予定通り、彼女と結婚して俺がこの家に婿入りする」
あらあら、なんだかとんでもないことを暴露されましたわぁ!
様々な事情を鑑みて――――
わたくしは、愛する二人を引き裂く悪女を……及ばずながら務めさせて頂きますわ!
大きく息を吸って――――
「この、獣っ! 獣、獣! 獣が! わたくしの愛する妹に無体をっ!? 病弱で臥せっていた妹を、無理矢理手籠めにしたとっ!? 誰か、誰か、その男を、獣を妹から引き剥がしてっ!? 妹を守ってちょうだいっ!!」
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Kimyさん。労いのお言葉&感想をありがとうございます♪
明けましておめでとうございます。゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
姉ちゃん「うふふ、そんな、わたくしのことを買い被り過ぎですわぁ」(*´艸`*)
「旦那様は、わたくしの騎士様なのですわぁ♪わたくしのことをいつでも守ってくれますの……って、惚気てしまいましたじゃないですの」((ノェ`*)っ))タシタシ
姉ちゃんの旦那は文官寄りの騎士。元婚約者やその家が逆恨みをする可能性があるので、新しい婚約者は騎士の中から姉ちゃんが自分と合う人を選びました。
こちらこそ、いつもありがとうございます♪☆。・:+*(≧∀≦人)*:+:・゜☆
にゃ王さくらさん。感想をありがとうございます♪
姉ちゃん「うふふ、わたくし善意だけで『悪女』を演じたワケではありませんのよ? 領主となるのですもの。領地と領民の方が妹よりも優先順位が高いのですわ」(*´∇`*)
「ざまぁですか……ところで、妹達はいつわたくしへざまぁしに来るのでしょうねぇ?」o(*゚∀゚*)o
ねんねこさん。感想をありがとうございます♪
姉ちゃん「あら~、真っ当だと仰って頂けてうれしいですわぁ♪」(*´艸`*)
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