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2章

悲劇の島

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紋白蝶は飛びつづけた。
メラネシアからポリネシアの海に入った。
サモアやポリネシアの島伝いに飛んだ。
太平洋の海が果てしなくつづいた。

そしてその島は、360度のあおいい海原にたった一つ、ぽつんと浮かんでいた。
まさしく、ほっとするような絶海の孤島だった。

島の超粘菌と連絡をとり、パルスの誘導で無事島にたどり着く。
「この島の巨像について聞かせてください。この島になにがあったのかも教えてください」
BATARAの長老は長旅の疲れも見せず、さっそく島の仲間に問いかけた。

いいですよ、と島の超粘菌が応える。
「まず、この島の名前ですが、住民たちは『ラパヌイ』と呼んでいます。島に人が住み着いたのは今から1100年も前です。島は鬱蒼うっそうとした緑におおわれ、幹の直径が二メートルもある世界最大の椰子やしも生えていました。島は岩に囲まれた急峻きゅうしゅんな海岸ばかりで浅瀬がほとんどなく、ほかの南の島のように、椰子の生えた砂浜があり、小舟を浮かべてのんびり漁をするわけにはいきませんでした」

島の超粘菌が語りだす。
「しかし、島は農作物が豊富でした。山の斜面や平地に囲いを作り、窪地を利用して強い太陽や風をさえぎる工夫をし、薩摩芋さつまいも、タロイモ、ヤマイモ、サトウキビなどを収穫しました。畑の仕事は平民がおこないましたが、収穫物は領主である部族長のものでした。島の住民は貴族と平民で、地域は十二に分割され、それぞれに領主がおりました。そして、最高部族長であるマリキリ王によって統一されていました。

十二の部族は島の中心となる三角形の岩山を基点に、阿弥陀籤あみだくじのように海岸にむかって縦に不規則な形で領線が敷かれていました。領土を与えられたどの部族長も海辺に家を構え、住民は生活のすべてが、天地創造の神であるアクアクがもたらしているものと信じていました。またラパヌイは大平洋のまっただなかで孤立し、閉ざされていましたので、人々は、この世には自分たちしかおらず、島は地球そのものであると考えていました。

そして住民の仕事は年に二度、作物の植え付けと収穫しかなかったので、余暇のほとんどをアクアクの神に捧げていました。岩山の上で像を造り、自分の領土内にある海岸や海辺の首長の屋敷の前の、祭壇さいだんであるアフという石の台の上に鎮座ちんざさせる仕事です。だれがいつ始めたのかは分かりません。各部族は、いつしか競争で像造りに励みだしたのです」


サイヅチ頭のカムリは、左手の親指と人差し指を額に押し当て、地面に置いた計算用の石粒を上下左右に動かした。長い耳たぶに付けられた石のイアリングが光って揺れる。歳は21。部族長としては若い。

細いからだに、かじの木の皮を叩いて作ったタバという布を肩から羽織っている。
三十センチ四方の赤と黄と緑の布を縫い合わせたもので、ここではタバの大きさがその人間の地位や富を表していた。

背後の部族長の家の軒下には、高さ三十センチほどの横長の石のテラスがあった。
そこに、高官の地位にある部族長の親族たちが、神妙な面持ちで腰をおろしていた。
禿げた頭に羽冠はねかんむりを乗せている中央の年寄りが神官、その隣で槍を垂直に立てて持っている大男が戦士だ。
戦士は、部族長が決定した命令を、住民たちに実行させる行政官の役割も担っている。
だが今は、全員の二つの目が若き部族長、カムリの背中に釘付けになっていた。

カムリは、南端側のナパウの地域を支配する若き部族長だ。
父親が死に、地位を受け継いだばかりである。
父親は領地で取れた食料を平等に分配し、増える家族の数に喜びを見いだしていた。
その結果、父親の代だけで人口が三倍に膨れあがった。

父親は、人口の増加をアクアクの神のお陰だと感謝した。
見返りとして、石の神像造りに熱中した。
神像を山の石切り場から海辺まで運ぶのに、たくましい二百人の男を使って四、五年はかかった。

領地を受け継いだカムリは、すぐに食料事情に気がついた。
しかし、山野は開墾し尽くされていた。
山の高台でさえも、岩の窪地に芋やサトウキビ、川の浅瀬にまでタロ芋が植わっていた。
すでに、ありとあらゆる場所が利用し尽くされていたのだ。しかも土地が荒れ、毎年収穫量が減っていた。

「みんなの食料を減らすしかない。限界だ」
それは、大それた発言だった。
「なんとおっしゃいますか。そんな真似をしたら、住民たちが黙っていません」
神官と戦士兼行政官の二人が声をそろえた。

「それならば手はじめに、像を運ぶ男たちの食料を減らす」
わあ、と両手を上げ、今度は家臣全員が立ち上がった。
たたりがあったら、どうしますか」
カムリは、自分の屋敷の背後に広がるのびやかな斜面を見上げた。
子供のころは、まだ生い茂る木々が少しはあった。

「みんな、われらのナパウの領地を見てみろ。枯れかけているではないか。どうしたらいいか、考えを言え」
立ち上がった全員が、うっと言葉につまった。
すると大柄の武官が提案した。
「隣のトンガキから奪いましょう」
若き部族長は、ぎょっとなって武官を見返した。

「隣には、まだ農地にできる場所があちこちに残されています」
武官は平然と肩をそびやかした。
常々その件について考えていたかのようであった。
「なんてことを言うんだ。そんなことをすれば島中が争いになる。最後はどうなると思う」
カムリは首をふった。
「そればかりか、わたしは隣のトンガキの領主、アバカに会っていろいろ意見を聞こうと思っていたところだ」


カムリと二人の部下は、ゆっくりした足取りで丘を下った。
丘の下の門の前で、二人の番人がカムリを迎えた。

門を入ると石の広場である。その向こうに屋根の低い屋敷がある。
軒下には膝の高さほどの平らな石がならび、そこにタバを肩から斜めにかけた白髪の男が座っていた。
伝言を聞いて待っていたのだ。
白髪の男の頭は半分禿げ、額を広々と光らせている。
家臣たちの姿はなく、部族長一人だけだった。

「話したい件があるんです」
トンガキの部族長のアバカの前に立った若きカムリは、頭の羽根のかんむりを外し、胸に押し当てた。
困っている、相談したい、ということを先に伝えてあった。
「なんの話か聞こう」
早々に会話がはじまった。

「ナパウでは食料が足りなくなりました。私はそんな事実をはじめて知りました。トンガキではどうでしょうか。いや、もしかしたらこれはラパヌイ全体で起こっている問題ではないかと」
カムリは率直に意見を述べた。
ラパヌイ全体という憶測が、カムリを駆り立てたのである。
アバカは顔色を変えなかった。

「で、どうすればいいと考えるんだ?」
座ったまま、若いカムリを見上げた。
「人減らしです。それしか考えつきません。ほかの部族長たちはどうしているんでしょう?」
「このままにしていたらどうなるのか、分かっているがなにもしていない」
アバカが低い声で答える。

日頃この件について考えていたらしく、話は一気に進んだ。
「山の木がなくなれば、腐葉土ふようどもなくなる。土に住む小さな虫たちもいなくなり、土の中の虫たちがつくりだす土の養分も失せ、収穫が減る。さらにときどき降る雨が土を削り、濁流になって一気に海まで流れる。ラパヌイの土はこうして半分以上が失われた。

長いあいだ培ってきた土のうるおいがなくなると陸の収穫だけではなく、海の魚たちもいなくなり、海藻も減る。陸上の動物はネズミだけになり、飛んでくる渡り鳥さえもほんの少しになった。これらの問題は、木々がなくなりだした50年前からはっきりしていた」
二十年前は無理だったが、記憶に残る少年のころのパラヌイの緑の色を、カムリは大急ぎ頭によみがえらせようとした。

「決定的だったのはある部族長の行為だ」
アバカの広い額がひきつれ、白髪がさわっとうごめいいた。
「一人の部族長が、密かに大きな巨像を造りだした。いままでの三倍もの大きさだ。それまで部族長たちは平均的な領地を与えられ、平均的な人口を養っていたので、造る石像の大きさも常識的に決まっていた。それゆえ、大きさで争うようなことはなかった。それが暗黙の決まりになっていたのだ。

ほかの部族長たちはあわてた。マリキリ王さえもあわてた。そしてわしを除いた各部族長たちが、より大きな巨像造りに取り組みだしたのだ。もしラパヌイ一の巨像を建てられたら、そいつが神の力を独占してしまうからな。巨像の運搬にはたくさんの巨木が必要だ。いままでの乱伐で残り少なくなっていた巨木が、このときを境に全滅してしまった。同時に大勢の男たちが運搬に駆りだされ、各部族の食料が一気に減った。

以前から山野は荒れ、荒れるにしたがって食料を食い尽くし、部族長たちは日々苦境に陥っていたのだが、現実は考えないようにしていた。でも、目を開ければ苦難は目の前に存在し、じわじわ迫っていた。そして飢餓きがに気づき、苦境におちいればなおさら神の力に頼ろうとする。石像造りに精をだしたのだ」

白髪のアバカは、石の台の上に腰を据えたままあごを引き、腕を組みなおした。
「部族長のお前がどうしたらいいかを聞きにきたから、思い切って話そう」
アバカは意を決したように、まわりを見渡した。部族長の屋敷の前の広場には、背後に二人の門番がいるきりだ。門を入ったすぐ脇に、カムリについてきた二人の部下が立っている。

「実はいままでのラパヌイの豊かさは、単に自然が豊かだったからにすぎない。産んで人口が増えても食料はいくらでもあった。人々は暇をもてあまし、あまった時間で巨像を造り、神に捧げると称し、自然を破壊していった。我々が神のためにおこなっている巨像建立きょぞうこんりゅうは、我々自身の首を絞めるようなもので、競争で巨像をつくるという行為が、ラパヌイの存在を決定的に危うくしてたのだ。だが、ラパヌイの王はそれに気づいていない」

アバカは口を閉じ、舌の先で唇をなめた。
カムリは黙ってうなずいた。
「マリキリ王のところに行き、アクアクの信仰をやめなさいとは言えない。でも食料を大量に消費し、森を破壊し、食料生産を阻害する石像造りはやめろ、とは言える。いつ行こうか、いつ行こうかとためらっているうち、ラパヌイの瀕死ひんし状態が眼前に迫ってしまった。どうだ、勇気をだして、一緒にマリキリ王のところに行くか?」

4、
その日、カムリとアバカの二人は、そのままマリキリ王のところに出向いた。
ラパヌイが滅びるか滅びないかの瀬戸際なのだ。
重要な問題ですぐに会いたいと告げると、酒とご馳走で盛り上がっていた宴会中の席に通された。
中央の大きな石の椅子に、たわわな腹を抱えた王が腰をおろしていた。

二人は、いきなり支配者の王と一族の神官たちに対面したのである。
「なんの用なのか、用件を申せ」
王がいらだったように応じた。
「アクアクの神に捧げる、巨像造りは即座にやめるべきです。ラパヌイはこのままでは滅びてしまいます」
覚悟をきめたアバカの緊張した声が、宴会の席にきりっと響いた。

瞬間、王宮の間は氷りついた。
王の一族たちも貢物みつぎものが減っている事実に気付いていた。原因もうすうす感づいていた。
だが、だれも危機を口にしようとはしなかった。
アクアクの神の非難になるからだ。
四方八方から、鋭い視線が二人を射抜いた。
それでも二人はけんめいに威厳を保ち、王の正面で身構えていた。
信念が二人を支えていた。

「よし、分かった。この件はあらためて話し合おう。追って連絡をするであろう」
王は、杖で表を指した。
ついに会議がひらかれる、と二人はほっとした。
王の館を後にし、二人は互いの国境で別れた。
それが、若きカムリが白髪のアバカを見た最後だった。

マリキリ王とその神官たちは、簡単な解決方法を思いついた。
反乱者として二人の領土を取りあげ、住民を皆殺しにするのである。
二人の領土は、王と王の一族たちで分ければよかった。

翌早朝、マリキリ王連合軍がアバカの領土、トンガキを襲った。
その隣のナパウは、若き部族長のカムリの報告を聞いた武官兼行政官が、念のためにと軍隊を待機させていたのだ。
ナパウになだれこもうとした王の連合軍は、反撃などありえぬと油断をしていた。
しかし、反撃を食らいであわてた。

王の連合軍の攻撃のとき、トンガキの巨像を運んでいた70人ほどの屈強な男たちが、国境沿いのナパウに逃れた。
この男たちがカムリのナパウの軍に加わり、強力な300人ほどの軍隊ができた。
密かにマリキリ王のアクアクの神に疑いを抱いていたほかの部族長たちが、次々にカムリ側に加わった。

島の住民は二派に分かれ、勝ったり負けたりの戦いを始めた。
カムリはマリキリ王に反逆したが、数年に及ぶ戦いを経、不思議な感覚にとらわれた。
戦ったおかげで多くの人々が死に、一時的ではあるが食料の問題がゆるやかになったのである。
互いに違う神を奉り、殺し合うことで危機から逃れられたのだ。

「戦争だなんて、なんてうまい手なんだ」
しかし、禿山はげやまに緑はよみがえらない。
二手に分かれ、互いに憎しみ合うことで、自らが置かれている最大の危機を忘れただけだった。


戦いは続いた。
島の中央、石像を造るラノラクの石切り場を越え、からだを粘土でペイントした真っ黒い兵隊たちが行進する。全員が黒曜石こくようせきの穂の槍を担ぎ、腰に斧を下げている。
指揮官たちは黒いマント姿だ。人数は約2000。ラパヌイの半分の東側を配下しているマリキリ王の軍隊だ。

迎えるは、若きカムリを指揮官とする悪の反乱軍である。
悪の反乱軍というのは、マリキリ王側の呼び方だ。
反乱軍は、体に赤い粘土のペイントを塗っている。
カムリ軍も黒曜石の穂先の槍を持ち、同じように石の斧で武装している。
人数は1500ほど。反乱軍はラパヌイの残りの半分の地域を支配している。

「アクアク、アクアク、おー」
王の軍隊が気勢をあげる。槍を振りかざし、柄で足元の岩をだだだだと叩く。
「マケマケ、マケマケ、おー」
カムリ軍も負けていない。
アクアクはマリキリ王側が信じている神。
マケマケはカムリ軍側が信じている神だ。
ペイントした互いのからだが、太陽の光を浴び、ぴかぴか輝く。

両者の戦いは、簡単には決着しなかった。
はじめは両軍とも敵軍深く侵入し、相手の領地の石像を破壊した。
東と西に分かれた戦争のおかげで、多くの兵士が死に、人口が減った。
だが、飢餓きがの問題が解決した訳ではなかった。
すでに自然は破壊しつくされ、回復の見込みはなかった。
それでも島の大いなる支配者は、己の保身のために戦った。


「その後もラパヌイの住民は戦いつづけました。一度民族と民族が憎しみあえば、憎しみが伝統となり、もう容易に解決はしません。山野は荒れ放題です。それでも人々はかろうじて生きていました。蛋白質を補うため、生き残るため、いつしか戦いが人間狩りに様相を変えていったのです。

それから約50年後の1722年、オランダの艦隊がその島を発見しました。そのとき島の人口は、3000人ほどに減っていました。その日はちょうどキリストの復活祭だったので、白人たちはその島を『イースター島』と名付けました。住民はそのとき初めて、世界がラパヌイだけではないという事実を知ったのです。

その後、多くの未開の原住民と同じように、ヨーロッパから持ち込まれた疫病、または奴隷狩りなどの行為により、1877年に人口は111人にまで減っていました。
1888年、チリ共和国の領土となったが、不毛となった島の自然は、今も再生できていません。荒れ果てた岩山や草原に、製造中であったり、運搬途中であったり、海岸の台座で破壊されたままの数多くの石像──モアイが放置されているのです。

初期のころに制作された足まである像が、下半身を深く土に埋め込まれ、ところどころ、虚ろな目で荒れ野に起立しているばかりです。これが、地元民がラパヌイと呼び、白人たちがイースター島と呼んでいる島の悲惨な歴史なのです。どうか地球全体にこれらの事例が当てはまらないようにと、祈るばかりです」

BATARAの超粘菌たちが見渡す島の景色は、雨風に晒された褐色の大地の重なりだった。露出した岩たちは、自分をそんな姿にしてしまった人間たちに復讐するかのごとく、現代科学で挑む緑化計画を頑なに拒む。
「長老、この島をよみがえらすのには、どうしたらいいんですか」
思い余ってだれかが訊いた。

「我々の仲間である微生物が住める土がない。土は樹木の葉や草からできる。動物や人が住むためには、島がある程度の樹木と土で覆われていなければならない。かつての歴史的な文明国家、メソポタミア、エジプト、クレタ、古代ギリシャ、ローマ、ピザンティン、中央アメリカ、アンデスなど、彼らが築いた偉大な力も、自然破壊には勝てなかった。三千年前の地球の森林占有率は80パーセント、五百年前は15パーセント、そして現在は5パーセントだ。

加速的に森林破壊が進んでいる。だれかがどこかで手を打たない限り、地球文明は崩壊し、未来の砂漠化は明白である。数パーセントの人間が、己の利益のために策略をめぐらしている場合ではないのだ。しかもここには、化学物質も大地に還元しにくいプラスチックもない。白人たちの文明が押し寄せ、経済とやらが発展し、木々を伐採したわけでもない。でも島は滅びた。とにかく、人間てやつが問題なんだよ」

蝶の前頭葉に陣取り、長老が腕を組むようにつぶやいた。
すると、天から声が反応した。
⦅共存共栄の精神がなければ、やがて世界は崩壊する⦆
「人間にそういうことは、無理です。人間は争い事が大好きなんです」
BATARAのだれかが、言い返した。

⦅いや、だれかにそう思い込まされているだけだ。人間にも素晴らしい民族がいる⦆
「でも、進化して知恵がついてからというものの、争い事ばかりじゃないですか」
弱肉強食じゃくにくきょうしょくなんだからな」
「やるか、やられるかが世界の原理だってな」
「戦って勝つことが人生のだすべてだって」
蝶のあちこちから意見がでた。

「この世に、戦わずに生きる民族なんて、いないだろ」
⦅いや、いる⦆
力強い声だった。
「どこに」
超粘菌たちが声をそろえた。

⦅日本人だ。縄文時代じょうもんじだいと呼ばれた17000年もの間、彼らは一度も殺し合いをしなかった。人に危害を加える武器は持たなかった。毎日、毎週、毎月、どこかで奪うために殺し合っている人間が、17000年間もの間、戦いのない暮らしをしていたんだ。17000年もだ。そんなふうに日本列島で人々が平和に暮らしていたとき、大陸から武器を持った移民がやってきた。日本列島の住民も対抗し、武器を持たざるを得なくなった⦆

「なんだ、やっぱり共存共栄はできなかったんじゃないか」
皮肉ではなく、がっかりした口調だった。
(2-3了)
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