[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~

k33

文字の大きさ
上 下
140 / 328
不思議の国 カラニア編

140 花園

しおりを挟む
 リーンが目覚めると、暖かいルークの腕の中にいた。
 探り合うように繋がって、温もりを身体中に感じて、心も魔力も満たされていた。
 リーンが身体を動かし身体を起こすと、ルークの手がリーンの手首を掴んだ。
 探るような目でルークが見てくる。
「…どこに…行くんだ…」
「…お腹が空いたから、食事をもらってこようと思って…」
 リーンがそう言うと、ルークも身体を起こして言う。
「リビングに、軽食を置いてある。…いつかの時みたいに」
 そう言ってルークは笑った。
 …用意周到だ。
「持ってくるよ」
 リーンはそう言って、リビングのテーブルの上に置かれている、軽食と果物、飲み物を持って寝室に戻る。
 ベッドサイドのテーブルに飲み物を置いて、ルークの左側に座るとベッドの上に軽食と果物を置き、二人で食べ始めた。
 そして思い出す、『物質保管庫』の事を…。
 ルークは剣を右手に持つから、魔法は左手…。
 リーンは食べている途中だったが…。
「ルーク、左手を出して」
 リーンがそう言うと、不思議そうに左手をリーンの前に差し出してきた。
 リーンはルークの手の甲の上から右手を重ね、軽く握った。
 私と違って大きい手だ…。
「…ルークも『物質保管庫』を使えるように、魔法を譲渡しておくから…」
「…リーン?」
「『物質保管庫』」
 リーンの手からルークの手を通して、『物質保管庫』のドーナツ状の魔法陣を写し出す。
「覚えていて、この形状と魔法を…。呼べば左手の前に現れるように、ルークの左手に書き込んで置くから…」
 簡単に開いて使えるように、ルークの左手に魔法をかける。
「…急にどうした…」
 ルークが不思議そうにリーンを見てくる。
「…今なら魔力が馴染んで、ルークにも使えるだろうし、ルークの方が必要になるかなって思って…」
「…。」
 言い訳じみているかな…。
「…いろんな場所に行くから、…どうしても化膿止めや傷薬とか必要になるでしょ。魔法陣を出して、呼べば引き出しが出てくる。薬草の名前でも呼び出せるから…」
 そう言ってリーンは微笑んだ。
 ルークになら使ってもらいたい…。
「本当はもっと早くに、こうしたかったけど、なかなかタイミングが…」
 二人きりになって、秘密の話をする時間が無かった…。
 ギリギリになってしまったけれど…。
「…今は、リオナスから離れられないがな…」
 ルークはそう言って苦笑いする。
 リーンは魔法陣を閉じたが、ルークの手を離せずにいた。
 なので左手で果物を摘まんで口に入れると、ルークが右手に持ったパンをリーンの口元に差し出してきて、リーンはそれにかぶり付く。
 リーンも左手に果物を持ってルークの口元に持っていくと、ルークも果物と一緒にリーンの指も咥えた。
「…んっ…ルーク…」
 ルークの口の中で指が舐められ、ズキズキと身体を痺れさせる。
「…んっ…あっ…」
 ただ、指を舐められているだけなのに、下半身がムズムズと反応し始める。
 まだ、食べている途中なのに…。

 ルークの口からリーンの指が離される頃には、前はもたげ、身体がトロリととろけそうになっていた。
「…はぁ…あっ…」
 ルークはベッドの上に置いてあった、食べさしの皿をサイドテーブルの上に置き、リーンが離さないでいた手を引っ張り、リーンはルークの胸の中に倒れ込んだ。
「…あっ…」
 リーンのお腹の辺りに、ルークの硬く主張しているモノが当たっている…。
 リーンは身体をずらし、いつもリーンの中を掻き回すモノに唇を付けた。
「くっ…」
 ルークが小さく呻いたので、リーンは楽しくなってきて、舌を這わし唇で吸い付いた。
「んっ…」
 チラリとルークを覗き見ると、必死に耐えているようだ。
 さすがに大きくてリーンには咥えられないので、丹念に舌を這わし吸い付いていくと、先端から蜜が溢れ出てきた。
 …これ…奥に欲しい…。
 リーンは下半身がムズムズして濡れているのを感じていた。
「…んっ…はぁ…」
 リーンは我慢できなくなって、ルークのモノから口を離すと、自らルーク腰に乗り上げ、ソレをリーンの後孔に導いた。
「…絶景だな…」
 リーンは今、ルークの前でどんな姿をしているかなんて、考えられなかった。
 自分で育てたモノで奥を突いて欲しかった。
「…んっ…欲しい…」
 リーンは上手く入れることが出来ず、入り口擦るだけで、前から蜜を滴し始めた。
「…はぁんっ…ルーク…んっ…入ら…ないよ…」
 リーンは腰を揺すりながら、欲しい場所を探すが、上手く嵌まらない…。
「ああんっ…ルーク…入れて…」
 リーンはどうしようもなくて、ルークに助けを求めた。
 ルークがリーンの腰を掴み、少し引き寄せられ濡れつモノにズブリと入り口が嵌まった。
「ああああああっ…!!」
 リーンは蜜を飛ばしルークの胸を濡らした。
「俺もそろそろ…限界だ」
 ルークはそのままリーンの腰を沈ませて、下から突き上げ、リーンを快楽に溺れされた。





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト) 前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した 生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ 魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する ということで努力していくことにしました

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

処理中です...