［完結］異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ～そしていずれ最強になる幼女～

003 同じ転生者 ハイト

「ヤッベ」

「ﾌﾟｷﾞｨｨ！」

どうしますか？

「どうしますかって..何か他に能力ないのかよ？！」

う～ん ないですねぇ..

「無いのかよ！」

「おーい！ 大丈夫か～！」

こうなったら助けを呼ぶしか..ない！

「助けてくださ～い！」

「っ..待ってろ！」

「今いく！」

よし..とりあえずこれで助かった..

「ﾌﾟｷｨｨ！」

「行くぞ..うぉぉぉ！」

「プギｯ！」

「くっそ..このイノシシ..避けるのがうまいな..」

「....」

「あれ 当たらない..今日は当たると思ったのに！ 」

「ﾌﾟｷｨｨ！」

「あの～まさか とは 思うんですか 攻撃が当たらないと？」

「いや 当たるんだよ 当たるんだけど なんかたまたま、当たらないだけさ！」

おい 天の声 こいつも俺と一緒で能力で攻撃が当たらない系なやつか？

いや この人はただ下手なだけで 攻撃が当たってないだけです

マジですか..

ここに来てまた詰みかぁ…..！？

「あの～ 無理しなくていいんですよ？」

「...大丈夫だ..問題ない」

「も..とりあえず 一旦引きましょうよ！」

「ここに来て..引けるわけないだろ！ こんな強敵の前に立ちふさがって..下がれるわけないだろう！？」

いやそれただのちっちゃいイノシシですけど？w

「..ここで下がるわけには..行かないんだぁ！ うぉぉぉ！」

「プギィィ？！」

「お 当たった！」

「...強かったぜ..」

「プ..ｷﾞｨｨ..」

レベルが上がりました 1→2 

「あれ、LEVEL上がった」

「イノシシ倒してレベルが上がったんだな..」

「ちなみにあのイノシシのLEVELは？」

「1..さ」

1かよ！

「あの～ ハイトさんのLEVELは？」

「俺のレベルか？ 驚くなよ？」

なんだ？ 高いのか？！

「LEVEL12だ」

..なんか 微妙だな..

「まあまあ LEVELあげていきましょ！」

「そうだな...」

「で お前は剣は使えなかったみたいだな？」

「そうですね..なので魔法を極めていこうかなと」

「魔法使いか...難しいと思うがいいと思うぞ」

「ありがとうございます..！」

今度こそ 異世界人生開始だ！

「とりあえず」

「マサン村へ帰るか」

「え でも」

「最初の村に帰ると危険じゃ？」

「大丈夫だ 最初の町じゃないからな 」

「あ 違うんですね！ よかった～」

「まあ、転生者とバレなければいい話だ 」

「バレたら？」

「追い出される」

マジかよ～..

「まあめったにバレないから 落ち着けって」

「わ..わかりました」

「とりあえず村にいこうぜ」

「そうですね」

とりあえず休憩できるな..

「どうも」

お お帰りハイト殿！

「おお お帰り」

「後ろの方は？」

「....あの、どうも」

「おお 可愛いお子さんじゃないですか！」

「俺の連れだ とりあえずこの子にも俺の家で住ませるからよろしくな」

「わかりました！」

「じゃあ早速..お連れ..ちょっと待ってください ハイト殿」


「この子..あの村で噂になってた転生者じゃないですか？！」

「追い出してください」

「まあまあちょっと待ってくれよ いいじゃねぇか こんな小さな子供ぐらい」

「..追い出すの？..嫌だ..！」

「..っ..わ..わかりました..ハイト殿が言うなら 特別ですよ..これは秘密ですからね..そのハイト殿が連れてる 小さな子供が転生者ということも」

「わかった..秘密にするよ よし これで大丈夫だ..」 

頼もしいな..

「ありがとう..」

「よし 今日はもう休憩しよう」

「うん..！」

そして

「とりあえず エルシー 生前の性別だけ聞いときたい」

「..ッ！？」

「気になってな」

「..男です」

「..ほぉ？」

「その..なんで..庇ってくれたんですか？」

「それは お前が 困ってた顔してたからかな？」

頼もしい..な

「..ありがとうございます..！」

「お礼なんて要らないよ..」

「ゆっくりしていくといい」

「はい！」

今日はゆっくり休むか..！ 改めて 異世界人生の始まりだ！