冴えない冒険者の俺が、異世界転生の得点でついてきたのが、孤独の少女だったんだが

幽霊の都市 エクスロードホテル編

055 魂抜き

ユウガミ「まあいいっすよ....たかが人数が増えただけ.....それだけなんすから...」

ケンジ「女神さんよ」

ケンジ「カレンの魂を返してもらうぜ」

ユウガミ「私と本気で相手をする気っすか？」

ユウガミ「無理っすよ」

ユウガミ「.....私強いんで」

ケンジ「...強い....か」

ユキノ「たとえ強くても....みんながいればきっと勝てる」　　

ヘール「....さぁ...みんな...やろうぜ！」

ユウガミ「...w」

ヘール「なに笑って」

ユウガミ「魂抜き！」

ヘール「.....」

ヘールは魂を抜かれてしまった...そしてヘールは倒れてしまう

ケンジ「は？」

ルア「えっ？」

ユキノ「ヘールさぁぁぁぁぁぁん！」

ユウガミ「....弱い人たちが組んでも弱いまま！」

ユウガミ「...あなたたちは...幽体離脱を知っていますよね....」

ユウガミ「....あなたたちも幽体離脱してみますか？」

ケンジ「するかよ...アホが」

ユキノ「そうですよ！」

ルア「幽体離脱なんて...したくない」

ユウガミ「そうですか....まあ断っても....抜くんですけどね！」

ケンジ「...っ」

ケンジ「ルア！」

ケンジ「俺を加護できるか！？」

ルア「できる！」

ケンジ「よし...なら頼む」

ケンジ「....俺も決めにいく」

そして

ルア「....ケンジ...加護をつけたよ」

ケンジ「おっし....いくぞ」

ケンジ「お前をぶっ飛ばす」

ユウガミ「...あはははは！」

ユウガミ「幽体の女神をぶっ飛ばす...w」

ユウガミ「パンチは透き通るだけっすよ！」

ケンジ「いや....」

ケンジ「この力に念を込めれば...」

ケンジ「入る」

ケンジ「.....」

ケンジは落ち着いた表情で

ケンジ「....焦らない」

ケンジ「...焦ったら抜ける」

ケンジ「ただ...相手を倒すだけ」

ユウガミ「なに一人で喋ってんですか！」

ケンジ「....」

ユウガミ「魂抜き！」

ルア「ケンジ！」

ケンジ「....」

ユウガミ「あれ？魂が抜けない」

ケンジ「....」

ユキノ「えっ！？なんでですか！？」

ルア「魂が抜けてない...」

ケンジ「やっぱりね」

ケンジ「...心がすごく落ち着いていれば吸われない」

ケンジ「魂が抜かれない」

ケンジ「...落ち着いていれば....抜かれない」

ユキノ「落ち着いていれば抜かれない...ですか」

ユウガミ「そんな...バカな....私の魂抜きが効かない.....そんなやつ初めてっすよ....」

ケンジ「初めてか....お前を倒すのも俺かも...しれねぇからな」