35 / 56
第五章 それぞれの過去
第三十四話
しおりを挟む
「彼女は十歳だったんだ。かわいそうに……」
するとハシャラの背後から声がした。
振り返ると……そこには白い長い髪に白い服、美しい顔立ちと美しい蝶の羽が印象的な蟲神が立っていた。
宝石のように透き通る赤い瞳は、悲しみによって伏せられていた。
「蟲神様……!」
ハシャラがそう声をかけると、少女の心の中だと思われる真っ暗な空間と少女がざぁっと消え、いつもの真っ白なモヤがかった空間に戻っていた。
ハシャラが突然のことに驚いていると、蟲神が声をかける。
「やぁ、また会ったね」
声は優しく穏やかだが、その表情はやはり悲しげに見えた。
「お久しぶりです。蟲神様」
ハシャラが挨拶を返しても、眉尻を下げながら微笑んでいた。
蟲神にとって、今見せた過去の光景は……あの少女のことは、相当にツライものだったのだと察することができた。
ハシャラは、そんな蟲神を気遣いながらもおずおずと口を開く。
「……なぜ、今の光景を私に見せたのですか……?」
「……誰も知らない、歴史に記されない彼女のことを知ってほしかったんだ」
蟲神の言葉に、ハシャラは戸惑いながらも納得した。
確かにあんな寝込みを襲うような騎士道に反する戦い方、国が記録に残すことはないだろう。
さらにネメトンで暮らしているハシャラですら、蟲神の加護を授かった前例を、蟲魔物以外から聞いたことがなかった。
彼女のことは、歴史の闇に葬り去られたのであろうことが、容易に想像がついた。
ハシャラは先程の光景を思い出し、眉を寄せながら拳を握りしめて下の方を睨むように見つめる。
すると、そんな話の中心である少女が、蟲神の服の裾を掴みながら背後に隠れていることに気がついた。
「わっ……あっ……は、はじめまして?」
驚きつつも、ハシャラが腰をかがめて笑顔を作り挨拶をすると、少女はぴゃっとさらに蟲神の背後に隠れこんでしまった。
怯えさせてしまったことにハシャラが落ち込んでいると、蟲神が後ろに隠れた少女の頭を撫でながらハシャラに声をかける。
「ごめんね。この子、人見知りで……」
「いえ、そうなんですね……」
その言葉にハシャラが少し立ち直りつつ、諦めずに声をかける。
「……私はハシャラと言います。良かったらお名前を教えてくれませんか?」
ハシャラは笑みを浮かべ、できるだけ優しい口調で声をかける。
すると蟲神の背後に隠れていた少女がちらりと顔だけのぞかせ、じーっとハシャラの顔を見つめていた。
ハシャラが顔を見せてくれたことに喜び、少女の返事を待ってみるが……一向に返事はもらえなかった。
どうしたものかとハシャラが笑顔のまま困惑していると、代わりに蟲神が口を開く。
「……彼女は自分の名前を覚えていないんだよ、ハシャラ。当時は私の加護からとって……虫と、呼ばれていた」
最初は優しげな表情で答えていた蟲神だが、彼女の呼び名に関して語るときには、苦々しく怒りをにじませた表情をしていた。
「そう……なのですね」
ハシャラがなんと言えば良いのか分からず、曖昧な返事を返すと、蟲神は険しい表情のまま彼女について語り始めた。
「戦時中、本来であれば十六歳で授かる加護を、戦争に活かすために年齢を問わずに孤児に授与させていてね。彼女はその被害者なんだ」
「そんなことが……」
平和な時代を生きているハシャラからすると信じられないことで絶句していると、蟲神は困ったように微笑みながら言葉を続けた。
「私は虫に優しかった彼女を守りたくて加護を授けたんだ。だけど……私のせいで、彼女をさらなる地獄に導くだけになってしまった……」
苦しそうに、今にも泣き出しそうな顔をしながらそう語る蟲神に、ハシャラはかける言葉が見つからない。
「そして彼女は『化け物め!』と叫ぶ敵の剣に、守ろうと群がる虫共々切られ、命を落としてしまった……」
「……真の化け物は、こんな幼子を戦場に連れ出した大人たちでしょうに……」
ハシャラが珍しく怒りをにじませた表情でそう告げると、蟲神も「まったくだ」と同意していた。
少女だけが、ハシャラと蟲神の顔を交互に見ながら、不思議そうな表情を浮かべていた。
そんな少女の頭を撫でながら、蟲神が続ける。
「だからね。私はもう、加護を人に授けるつもりはなかったんだ」
「え……? では、私は……?」
蟲神は困ったように微笑んだかと思うと、昔を懐かしむような目をして語る。
「……最初は、瞳の色が彼女と似ているなと思ったんだ」
ハシャラは蟲神に初めて会った時、瞳の色が美しいと言っていたことを思い出した。
そしてちらりと少女の方を見ると、確かに彼女も自分とよく似たグリーンの瞳をしていることに気がついた。
「それと虫が苦手なくせに、家で虫を見つけると震える手で紙の上にすくって、使用人に殺されないようにと外に逃がしている姿も……その優しさが、彼女を思い出させた」
「ふふふ……そんなこともありましたね」
ハシャラも前の家でのことを思い出し、懐かしくなって微笑む。
蟲神はそんなハシャラの笑顔を愛おしそうに見つめ、さらに言葉を続けた。
「時代も平和になったし、前と同じ結果にならないことを祈りつつ……私は君に加護を授けたんだ」
「そうだったのですね」
「だけどやっぱり、虫使役の力を授けるのは怖くて……それに君は虫が苦手だから、人間に化けられる虫魔物の方が良いかなとも思ってね。虫魔物使役の加護にしたんだ」
「ご配慮、痛み入ります。今そのおかげで、彼女たちと生活できてると言っても過言ではないです」
「良かった。……どうか、これからも虫魔物たちと仲良く暮らしてね」
「もちろんです」
ハシャラがそう答えると、蟲神はくすっと微笑み、かと思うと目元を潤ませながら語る。
「……君に加護を授けて良かった。虫魔物の力を他人のためにつかって、虫魔物たちを思いやって……家族と呼んでくれて、本当に嬉しかったんだ」
「私の方こそ……虫魔物たちには助けられてばかりです。蟲神様に教えていただいた大群の虫の襲来も、彼女たちのおかげで事なきを得ましたし……」
「そのことも感謝してる。あの虫たちは食料を求めて移動してきた難民のようなものでね。そんなあの子達を、食べるという自然な形で逝かせてくれて……ありがとう」
あの大群の虫の事情を知って、少しばかり申し訳ない気持ちになっていると、蟲神が慌てて否定する。
「撃退したことに関しては正当防衛だし、あくまでも自然の摂理だから。ハシャラが気にすることはないんだよ」
「そう言っていただけると、救われます……」
ハシャラが眉尻を下げながら微笑んでそう言うと、蟲神は困ったように笑っていた。
「……おねえちゃんは、むしがみさまのかご、いやじゃないの?」
すると、少女が突然口を開いた。
蟲神もハシャラモ驚いたが、ハシャラはすぐに笑顔を浮かべて、少女の目線に合わせて腰をかがめて答える。
「最初は嫌でした。でも蟲神様の加護のおかげで新しい家族ができて、領民を守れる力をもらって……私は幸せになれたんです」
ハシャラが今までのことを思いながら、穏やかな笑みを浮かべてそう答える。
「しあわせ……?」
ハシャラの答えに、少女は不思議そうな表情でオウム返しする。
それにハシャラはニコッと微笑み、答える。
「そう、幸せ。ニコニコが止まらなくなるんですよ」
そう言って、すでに微笑んでいる自分の口角を指でぐいっと引っ張り上げて笑顔をつくると、少女はくすくすっと楽しそうに笑っていた。
「彼女の笑顔……久しぶりに見たよ」
それを見た蟲神が、涙ぐみながらそう呟いていた。
蟲神が目元の涙を拭っている姿を見て、ハシャラもまたニコッと微笑みながら、彼女に語りかける。
「あなたも、ここから私のことを見守っていてください。きっとニコニコが止まらなくなるような幸せな生活を私が送るから、それを見て一緒にニコニコしてください」
少女は笑うのをやめ、不思議そうな表情をしながらじっとハシャラを見つめる。
そんな彼女の頭を撫で、ハシャラは言葉を続ける。
「それでニコニコがいっぱいになって、自分ももっとニコニコさんになりたいなと思ったら……また生まれ変わってきてください。その時は、お友達になりましょう」
「……うん」
少女は少し照れながら、ニコッと微笑みこくんっと頷いた。
蟲神の目からは涙が零れ落ち、頬を伝っていた。
ハシャラがそんな蟲神にもニコッと微笑みを向けると、辺りが急にぼやけてきた。
突然のことに困惑すると、蟲神の声が空間に響き渡るようにして聞こえてくる。
「……本当に、ありがとう。これからも、彼女と一緒に見守っているからね……」
そこで、ハシャラは夢から覚めた。
いつもの天井が見えて、身体の下にはふかふかのベッドがあった。
少しだけ泣きそうになったが、少女との約束を思い出し、ぱんっと両頬を打ってニッと笑顔を浮かべてみせた。
すると扉をノックする音が聞こえて、いつも通りにナラが部屋に入ってきた。
「おはようございます。姫様」
いつもの光景にほっとしつつも、ハシャラも挨拶を返す。
「おはようございます、ナラ。今日もよろしくお願いしますね」
突然のよろしくに、ナラは不思議そうな表情を浮かべていたが、ハシャラは気にせずニコッと笑顔をみせた。
するとハシャラの背後から声がした。
振り返ると……そこには白い長い髪に白い服、美しい顔立ちと美しい蝶の羽が印象的な蟲神が立っていた。
宝石のように透き通る赤い瞳は、悲しみによって伏せられていた。
「蟲神様……!」
ハシャラがそう声をかけると、少女の心の中だと思われる真っ暗な空間と少女がざぁっと消え、いつもの真っ白なモヤがかった空間に戻っていた。
ハシャラが突然のことに驚いていると、蟲神が声をかける。
「やぁ、また会ったね」
声は優しく穏やかだが、その表情はやはり悲しげに見えた。
「お久しぶりです。蟲神様」
ハシャラが挨拶を返しても、眉尻を下げながら微笑んでいた。
蟲神にとって、今見せた過去の光景は……あの少女のことは、相当にツライものだったのだと察することができた。
ハシャラは、そんな蟲神を気遣いながらもおずおずと口を開く。
「……なぜ、今の光景を私に見せたのですか……?」
「……誰も知らない、歴史に記されない彼女のことを知ってほしかったんだ」
蟲神の言葉に、ハシャラは戸惑いながらも納得した。
確かにあんな寝込みを襲うような騎士道に反する戦い方、国が記録に残すことはないだろう。
さらにネメトンで暮らしているハシャラですら、蟲神の加護を授かった前例を、蟲魔物以外から聞いたことがなかった。
彼女のことは、歴史の闇に葬り去られたのであろうことが、容易に想像がついた。
ハシャラは先程の光景を思い出し、眉を寄せながら拳を握りしめて下の方を睨むように見つめる。
すると、そんな話の中心である少女が、蟲神の服の裾を掴みながら背後に隠れていることに気がついた。
「わっ……あっ……は、はじめまして?」
驚きつつも、ハシャラが腰をかがめて笑顔を作り挨拶をすると、少女はぴゃっとさらに蟲神の背後に隠れこんでしまった。
怯えさせてしまったことにハシャラが落ち込んでいると、蟲神が後ろに隠れた少女の頭を撫でながらハシャラに声をかける。
「ごめんね。この子、人見知りで……」
「いえ、そうなんですね……」
その言葉にハシャラが少し立ち直りつつ、諦めずに声をかける。
「……私はハシャラと言います。良かったらお名前を教えてくれませんか?」
ハシャラは笑みを浮かべ、できるだけ優しい口調で声をかける。
すると蟲神の背後に隠れていた少女がちらりと顔だけのぞかせ、じーっとハシャラの顔を見つめていた。
ハシャラが顔を見せてくれたことに喜び、少女の返事を待ってみるが……一向に返事はもらえなかった。
どうしたものかとハシャラが笑顔のまま困惑していると、代わりに蟲神が口を開く。
「……彼女は自分の名前を覚えていないんだよ、ハシャラ。当時は私の加護からとって……虫と、呼ばれていた」
最初は優しげな表情で答えていた蟲神だが、彼女の呼び名に関して語るときには、苦々しく怒りをにじませた表情をしていた。
「そう……なのですね」
ハシャラがなんと言えば良いのか分からず、曖昧な返事を返すと、蟲神は険しい表情のまま彼女について語り始めた。
「戦時中、本来であれば十六歳で授かる加護を、戦争に活かすために年齢を問わずに孤児に授与させていてね。彼女はその被害者なんだ」
「そんなことが……」
平和な時代を生きているハシャラからすると信じられないことで絶句していると、蟲神は困ったように微笑みながら言葉を続けた。
「私は虫に優しかった彼女を守りたくて加護を授けたんだ。だけど……私のせいで、彼女をさらなる地獄に導くだけになってしまった……」
苦しそうに、今にも泣き出しそうな顔をしながらそう語る蟲神に、ハシャラはかける言葉が見つからない。
「そして彼女は『化け物め!』と叫ぶ敵の剣に、守ろうと群がる虫共々切られ、命を落としてしまった……」
「……真の化け物は、こんな幼子を戦場に連れ出した大人たちでしょうに……」
ハシャラが珍しく怒りをにじませた表情でそう告げると、蟲神も「まったくだ」と同意していた。
少女だけが、ハシャラと蟲神の顔を交互に見ながら、不思議そうな表情を浮かべていた。
そんな少女の頭を撫でながら、蟲神が続ける。
「だからね。私はもう、加護を人に授けるつもりはなかったんだ」
「え……? では、私は……?」
蟲神は困ったように微笑んだかと思うと、昔を懐かしむような目をして語る。
「……最初は、瞳の色が彼女と似ているなと思ったんだ」
ハシャラは蟲神に初めて会った時、瞳の色が美しいと言っていたことを思い出した。
そしてちらりと少女の方を見ると、確かに彼女も自分とよく似たグリーンの瞳をしていることに気がついた。
「それと虫が苦手なくせに、家で虫を見つけると震える手で紙の上にすくって、使用人に殺されないようにと外に逃がしている姿も……その優しさが、彼女を思い出させた」
「ふふふ……そんなこともありましたね」
ハシャラも前の家でのことを思い出し、懐かしくなって微笑む。
蟲神はそんなハシャラの笑顔を愛おしそうに見つめ、さらに言葉を続けた。
「時代も平和になったし、前と同じ結果にならないことを祈りつつ……私は君に加護を授けたんだ」
「そうだったのですね」
「だけどやっぱり、虫使役の力を授けるのは怖くて……それに君は虫が苦手だから、人間に化けられる虫魔物の方が良いかなとも思ってね。虫魔物使役の加護にしたんだ」
「ご配慮、痛み入ります。今そのおかげで、彼女たちと生活できてると言っても過言ではないです」
「良かった。……どうか、これからも虫魔物たちと仲良く暮らしてね」
「もちろんです」
ハシャラがそう答えると、蟲神はくすっと微笑み、かと思うと目元を潤ませながら語る。
「……君に加護を授けて良かった。虫魔物の力を他人のためにつかって、虫魔物たちを思いやって……家族と呼んでくれて、本当に嬉しかったんだ」
「私の方こそ……虫魔物たちには助けられてばかりです。蟲神様に教えていただいた大群の虫の襲来も、彼女たちのおかげで事なきを得ましたし……」
「そのことも感謝してる。あの虫たちは食料を求めて移動してきた難民のようなものでね。そんなあの子達を、食べるという自然な形で逝かせてくれて……ありがとう」
あの大群の虫の事情を知って、少しばかり申し訳ない気持ちになっていると、蟲神が慌てて否定する。
「撃退したことに関しては正当防衛だし、あくまでも自然の摂理だから。ハシャラが気にすることはないんだよ」
「そう言っていただけると、救われます……」
ハシャラが眉尻を下げながら微笑んでそう言うと、蟲神は困ったように笑っていた。
「……おねえちゃんは、むしがみさまのかご、いやじゃないの?」
すると、少女が突然口を開いた。
蟲神もハシャラモ驚いたが、ハシャラはすぐに笑顔を浮かべて、少女の目線に合わせて腰をかがめて答える。
「最初は嫌でした。でも蟲神様の加護のおかげで新しい家族ができて、領民を守れる力をもらって……私は幸せになれたんです」
ハシャラが今までのことを思いながら、穏やかな笑みを浮かべてそう答える。
「しあわせ……?」
ハシャラの答えに、少女は不思議そうな表情でオウム返しする。
それにハシャラはニコッと微笑み、答える。
「そう、幸せ。ニコニコが止まらなくなるんですよ」
そう言って、すでに微笑んでいる自分の口角を指でぐいっと引っ張り上げて笑顔をつくると、少女はくすくすっと楽しそうに笑っていた。
「彼女の笑顔……久しぶりに見たよ」
それを見た蟲神が、涙ぐみながらそう呟いていた。
蟲神が目元の涙を拭っている姿を見て、ハシャラもまたニコッと微笑みながら、彼女に語りかける。
「あなたも、ここから私のことを見守っていてください。きっとニコニコが止まらなくなるような幸せな生活を私が送るから、それを見て一緒にニコニコしてください」
少女は笑うのをやめ、不思議そうな表情をしながらじっとハシャラを見つめる。
そんな彼女の頭を撫で、ハシャラは言葉を続ける。
「それでニコニコがいっぱいになって、自分ももっとニコニコさんになりたいなと思ったら……また生まれ変わってきてください。その時は、お友達になりましょう」
「……うん」
少女は少し照れながら、ニコッと微笑みこくんっと頷いた。
蟲神の目からは涙が零れ落ち、頬を伝っていた。
ハシャラがそんな蟲神にもニコッと微笑みを向けると、辺りが急にぼやけてきた。
突然のことに困惑すると、蟲神の声が空間に響き渡るようにして聞こえてくる。
「……本当に、ありがとう。これからも、彼女と一緒に見守っているからね……」
そこで、ハシャラは夢から覚めた。
いつもの天井が見えて、身体の下にはふかふかのベッドがあった。
少しだけ泣きそうになったが、少女との約束を思い出し、ぱんっと両頬を打ってニッと笑顔を浮かべてみせた。
すると扉をノックする音が聞こえて、いつも通りにナラが部屋に入ってきた。
「おはようございます。姫様」
いつもの光景にほっとしつつも、ハシャラも挨拶を返す。
「おはようございます、ナラ。今日もよろしくお願いしますね」
突然のよろしくに、ナラは不思議そうな表情を浮かべていたが、ハシャラは気にせずニコッと笑顔をみせた。
10
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
【完結】ガラクタゴミしか召喚出来ないへっぽこ聖女、ゴミを糧にする大精霊達とのんびりスローライフを送る〜追放した王族なんて知らんぷりです!〜
櫛田こころ
ファンタジー
お前なんか、ガラクタ当然だ。
はじめの頃は……依頼者の望み通りのものを召喚出来た、召喚魔法を得意とする聖女・ミラジェーンは……ついに王族から追放を命じられた。
役立たずの聖女の代わりなど、いくらでもいると。
ミラジェーンの召喚魔法では、いつからか依頼の品どころか本当にガラクタもだが『ゴミ』しか召喚出来なくなってしまった。
なので、大人しく城から立ち去る時に……一匹の精霊と出会った。餌を与えようにも、相変わらずゴミしか召喚出来ずに泣いてしまうと……その精霊は、なんとゴミを『食べて』しまった。
美味しい美味しいと絶賛してくれた精霊は……ただの精霊ではなく、精霊王に次ぐ強力な大精霊だとわかり。ミラジェーンを精霊の里に来て欲しいと頼んできたのだ。
追放された聖女の召喚魔法は、実は精霊達には美味しい美味しいご飯だとわかり、のんびり楽しく過ごしていくスローライフストーリーを目指します!!
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
ループn回目の妹は兄に成りすまし、貴族だらけの学園へ通うことになりました
gari
ファンタジー
────すべては未来を変えるため。
転生者である平民のルミエラは、一家離散→巻き戻りを繰り返していた。
心が折れかけのn回目の今回、新たな展開を迎える。それは、双子の兄ルミエールに成りすまして学園に通うことだった。
開き直って、これまでと違い学園生活を楽しもうと学園の研究会『奉仕活動研究会』への入会を決めたルミエラだが、この件がきっかけで次々と貴族たちの面倒ごとに巻き込まれていくことになる。
子爵家令嬢の友人との再会。初めて出会う、苦労人な侯爵家子息や気さくな伯爵家子息との交流。間接的に一家離散エンドに絡む第二王子殿下からの寵愛?など。
次々と襲いかかるフラグをなぎ倒し、平穏とはかけ離れた三か月間の学園生活を無事に乗り切り、今度こそバッドエンドを回避できるのか。
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪
naturalsoft
ファンタジー
シオン・アクエリアス公爵令嬢は転生者であった。そして、同じく転生者であるヒロインに負けて、北方にある辺境の国内で1番厳しいと呼ばれる修道院へ送られる事となった。
「きぃーーーー!!!!!私は負けておりませんわ!イベントの強制力に負けたのですわ!覚えてらっしゃいーーーー!!!!!」
そして、目的地まで運ばれて着いてみると………
「はて?修道院がありませんわ?」
why!?
えっ、領主が修道院や孤児院が無いのにあると言って、不正に補助金を着服しているって?
どこの現代社会でもある不正をしてんのよーーーーー!!!!!!
※ジャンルをファンタジーに変更しました。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる