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第13話 奇跡の外科医ブラックシャーク②
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診療所には医者が必要だな。俺達がここに張り付いてるわけにもいかんし、医師ドールを置こう、どんなのがいいかな。クールビューティな女医に、脂ぎったスケベなハゲ医者、野戦病院の荒療治の軍医に、イカれたマッドドクター。Etc。
色々と想像して思案していると、アリスが後から手術室から出てきた。いい子いい子をしてねぎらう。
「アリス最高(の演技)だ、よくやった。」なでなでなでなで。
アリスの頭から俺が手を放そうとすると、もっとしてほしそうに自分から頭をこすりつけてくるアリス。甘とろアリスもかわいい。頭ぽむぽむもしてやろう。
ぽむぽむ。
「ふにゃあ。ソウシ様ぽむぽむ気持ちいいですぅ。」
「アリスは助手を頑張ってくれたからな、ご褒美だよ。」
エルリーナは何故か顔を赤らめてこっちを見ている。
「ところでアリス、腕は良いが口の悪い偏屈ジジイ医者と、腕は悪いが優しく丁寧なイケメン医者だったらどっちを選ぶ?」
「腕の良い方です。」
「即答だな、エルリーナは?」
「えっと、優しい方が安心はするんですけど、お医者の腕が悪いのはちょっと・・。」
よし決めた。消費MPは6000。
「ドールクリエイト!医師!」
イメージしてからそう唱えると、ピカッと一瞬光り輝き目の前に俺の創造したドールが現れた。
「なんじゃ。儂を呼んだのかマスター?」
「そうだ。この診療所を任せるために腕の良いドクターが必要なんでな。」
「分かってるじゃねぇかマスター。その辺のハナタレ医者じゃ逆に患者を殺しちまうからな。」
「そういう事だ。医療ミスで容体を悪化させてしまうケースは多い。表沙汰になるのなんて氷山の一角、患者は泣き寝入りだ。医者に求めるのは腕の良さただ一つ。」
「儂にまかしとけ、死んでなければ虫の息でも治してやるよ。」
「うむ、頼もしい限りだ。名前はそうだな、クロサメ(ブラックシャーク)と名乗るが良い。」
「了解だマスター。後はそうだな、この診療所の規模だと看護師を2人ほど見繕ってつけてくれ。」
「分かった、後で向かわせる。」
診療所の案内は必要ないな、ここはクロサメのテリトリーだ。なになに?腕が良くて優しいいお医者様がいいって?世の中は美人イケメンの有能ばかりじゃつまらないんだよ。ドールの個性を光り輝かせる事こそがドールマスターの神髄なのだから。
「エルリーナ、エルフの里に手に負えない怪我人や病人が居れば、ここに連れて来るよう通達しといてくれ、最先端の医療を受けられるからと。」
「わかりました、御使い様の奇跡と共に族長に伝えておきます。」
色々と想像して思案していると、アリスが後から手術室から出てきた。いい子いい子をしてねぎらう。
「アリス最高(の演技)だ、よくやった。」なでなでなでなで。
アリスの頭から俺が手を放そうとすると、もっとしてほしそうに自分から頭をこすりつけてくるアリス。甘とろアリスもかわいい。頭ぽむぽむもしてやろう。
ぽむぽむ。
「ふにゃあ。ソウシ様ぽむぽむ気持ちいいですぅ。」
「アリスは助手を頑張ってくれたからな、ご褒美だよ。」
エルリーナは何故か顔を赤らめてこっちを見ている。
「ところでアリス、腕は良いが口の悪い偏屈ジジイ医者と、腕は悪いが優しく丁寧なイケメン医者だったらどっちを選ぶ?」
「腕の良い方です。」
「即答だな、エルリーナは?」
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「なんじゃ。儂を呼んだのかマスター?」
「そうだ。この診療所を任せるために腕の良いドクターが必要なんでな。」
「分かってるじゃねぇかマスター。その辺のハナタレ医者じゃ逆に患者を殺しちまうからな。」
「そういう事だ。医療ミスで容体を悪化させてしまうケースは多い。表沙汰になるのなんて氷山の一角、患者は泣き寝入りだ。医者に求めるのは腕の良さただ一つ。」
「儂にまかしとけ、死んでなければ虫の息でも治してやるよ。」
「うむ、頼もしい限りだ。名前はそうだな、クロサメ(ブラックシャーク)と名乗るが良い。」
「了解だマスター。後はそうだな、この診療所の規模だと看護師を2人ほど見繕ってつけてくれ。」
「分かった、後で向かわせる。」
診療所の案内は必要ないな、ここはクロサメのテリトリーだ。なになに?腕が良くて優しいいお医者様がいいって?世の中は美人イケメンの有能ばかりじゃつまらないんだよ。ドールの個性を光り輝かせる事こそがドールマスターの神髄なのだから。
「エルリーナ、エルフの里に手に負えない怪我人や病人が居れば、ここに連れて来るよう通達しといてくれ、最先端の医療を受けられるからと。」
「わかりました、御使い様の奇跡と共に族長に伝えておきます。」
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