よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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ポツンと新宿駅噺

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 1日平均340万人もの人々が利用する巨大ターミナルといえば、JR線に小田急線や京王線などが乗り入れる新宿駅だ。

 そんな新宿駅だが、開業当初は野原の中にポツンと建つ寂しい駅だったという。

 新宿駅が開業したのは1885年のことで、当初は内藤新宿駅と呼ばれていた。

 そこはカモの狩場があるような東京の外れであり、駅舎は木造の小さなもので、1日の平均乗降客数も50人程度だったという。

 当時新宿で栄えていたのはもう少し東側のエリアであり、そこに駅をつくるのが理想だったのだが、黒煙を吐きながら騒音を立てる蒸気機関車が近くを走ることに対して住民が反対し、住民が少ない辺ぴな場所に線路を敷設せざるを得なかったのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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